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All Seasons

Season 2013

Season 2014

  • S2014E01 伝説の晩餐会(ディナー)へようこそ 「ゴルバチョフ・冷戦終結をめぐる秘話」

    • November 24, 2014

    ベルリンの壁崩壊に始まる東西冷戦の終結。ミサイル向け合う激しい対立を武力衝突なしに解決できたのはなぜか。きっかけはディナーの場だった!知られざる交渉の舞台裏。 世界を二分し、互いにミサイルを向けあうほど激しく対立した東西冷戦の時代。しかし、1989年のベルリンの壁崩壊をきっかけに、この対立は武力衝突なしに終結した。首脳たちはどうやって対立を乗り越えたのか。きっかけのひとつが晩餐会(ディナー)だった。元ソ連最高指導者のミハイル・ゴルバチョフが熱く語った、知られざる外交の舞台裏。

Season 2015

  • S2015E01 幻の山カカボラジ 全記録〜アジア最後の秘境を行く〜

    • July 12, 2015
    • NHK BS1

    アジア最後の秘境といわれるミャンマー。亜熱帯の密林の奧に氷の山・カカボラジ(5881メートル)がそびえている。謎に包まれた山に挑んだ男たちの過酷な冒険を追った。 アジア最後の秘境といわれるミャンマー北部の亜熱帯の森。その奧に氷に覆われた山・カカボラジ(標高5881メートル)が聳えている。謎に包まれたこの山に日本人クライマーが挑んだ。ベースキャンプまで徒歩で240キロ。ジャングルには人を襲う生き物が待ち受けていた。たどり着いたカカボラジは鋭い峰と深い谷が複雑に入り組んだ危険な山だった。灼熱のジャングルから氷の山へ。2か月にわたる過酷な冒険を記録した。

Season 2016

  • S2016E01 密室の戦争〜日本人捕虜の尋問録音〜

    • January 23, 2016
    • NHK BS1

    70年以上埋もれていた日本人捕虜の肉声が見つかった。太平洋戦争中、連合軍の極秘施設での尋問記録。そこに記録されていたのは知られざる兵士たちの壮絶な物語だった。 70年以上埋もれていた肉声が発見された。太平洋戦争中、激戦地で捕虜となった日本兵。連合軍の極秘施設で記録された尋問の録音が初めて見つかったのだ。取材班は、音源を最新技術で修復・解析。その内容は驚くべきものだった。殺すか殺されるかの戦場を生き抜いた日本人捕虜の壮絶な告白、祖国への裏切りを持ちかけられ葛藤する姿、連合軍に筒抜けとなっていた機密事項…。歴史の闇に埋もれてきたもう一つの戦争を伝える。

Season 2017

  • S2017E01 戦艦武蔵の最期〜映像解析・知られざる“真実”〜

    • January 21, 2017
    • NHK BS1

    世界初となる深海の未公開映像には“伝説の巨大戦艦”「武蔵」の秘密が記録されていた…。100時間に及ぶ深海映像、科学分析、新証言で戦艦武蔵の知られざる最期に迫る。 日本の最高機密として極秘に建造された戦艦「武蔵」。太平洋戦争末期、壮絶な最期を遂げたとされるが、資料が少なく、多くが謎に包まれてきた。2015年3月、フィリピン沖1200mの深海で武蔵が発見され大ニュースとなった。NHKは膨大な未公開映像とデータを入手。最新の映像解析技術で知られざる武蔵の“真実”が浮かび上がった。驚くべき内部構造やすさまじい攻撃力。定説を覆す“意外な姿”とは。戦艦武蔵の謎に迫る。

  • S2017E02 戦慄の記録 インパール 完全版 こうして作戦は決行された

    • December 20, 2017
    • NHK BS1

    太平洋戦争で最も無謀と言われたインパール作戦。その全貌に迫り話題を呼んだNHKスペシャルの完全版。前後編で迫る「戦慄の記録」。 1944年3月、日本軍はイギリスなど連合軍の拠点インド・インパールの攻略を企図し無謀な作戦を決行した。9万人の将兵が川幅600メートル、2000メートル級の山岳地帯を越え、インパールを目指した。しかし、誰一人たどり着けず、死者3万人、傷病者4万という大敗北を喫した。撤退路には倒れた兵士が重なり、その道は白骨街道と呼ばれた。悲惨な戦いの全貌を描き大きな反響を呼んだNHKスペシャルの完全版。

  • S2017E03 デナリ 大滑降 完全版

    • December 29, 2017
    • NHK BS1

    アラスカにそびえる北米最高峰デナリ(旧名マッキンリー)の世界最大級の急斜面を一気に滑降する!世界初の冒険に挑むスキーヤー佐々木大輔の1年間に完全密着。 アラスカにそびえる北米最高峰デナリ(旧名マッキンリー)。標高6000mから切れおちる急斜面を一気に滑りおりる「世界初の冒険」に挑むスキーヤー・佐々木大輔(当時40歳)の1年間に完全密着!マッキンリーで消息を絶った冒険家・植村直己に幼い頃から憧れてきた佐々木。マイナス30度、酸素は平地の半分、突然の雪崩が襲う中、執念の滑降を続ける。8台の4Kカメラが捉えた前人未踏の冒険。唯一無二の記録、その完全版。

Season 2018

  • S2018E28 “悪魔の兵器”はこうして誕生した~原爆 科学者たちの心の闇~

    • August 12, 2018

    広島・長崎に投下され多くの命を奪った原爆。開発に関わったのはノーベル賞受賞者など多数の科学者。なぜ“悪魔の兵器”を作り上げたのか。科学者たちの心の闇に迫る。

  • S2018E30 アインシュタイン 消えた“天才脳”を追え 特別編

    • September 2, 2018

    天才物理学者アインシュタインの脳を追跡したNスペに、未編集素材を大幅に加えた<特別編>。その脳は、死後解剖されたが、今どこにあるのか、詳しくは分かっていない。今回、世界各地で徹底追跡。たどり着いたのは、切断された100以上の脳片を持つ人物、解剖時に撮影された数百枚の写真、脳を手にしたことで数奇な人生をたどることになった研究者たち、そして、脳を解剖した医師の知られざる人生だった。

  • S2018E31 戦火を駆け抜けた男たちのプレーボール

    • August 11, 2018
    • NHK BS1

    終戦のわずか3か月後、戦後初のプロ野球試合「東西対抗戦」が行われていた!写真や映像が残っていない謎の試合。スコアブックを手がかりに、往年の名選手の思いに迫る! 終戦からわずか3か月の昭和20年11月23日。混乱のさなか、戦後最初のプロ野球試合「東西対抗戦」が行われた。しかし、この記念すべき一戦は、写真や映像がまったく残されていない。あるのは1枚の「スコア」だけ。なぜこんなに早い時期に試合ができたのか?誰が企画し準備を進めたのか?戦争から生きて帰り集まった名選手たちの思いとは?東西対抗戦が、戦後のプロ野球、そして日本社会に果たした役割を明らかにしていく。

  • S2018E31 銀嶺の空白地帯に挑む〜カラコルム・シスパーレ〜

    • February 3, 2018
    • NHK BS1

    第44回放送文化基金賞奨励賞受賞!カラコルム山脈の鋭鋒シスパーレ。垂直に切り立った北東壁は人類未踏の空白地帯だ。クライマー平出和也が、人生をかけた山に挑む。 標高7611mパキスタン・カラコルム山脈にそびえる鋭鋒シスパーレ。その氷と岩が入り組んだ垂直の北東壁は、これまで誰も登ったことのない空白地帯だ。これまで数々の未踏峰・未踏ルートを踏破してきたアルパインクライマー・平出和也はこの山に魅了され、過去三度挑むもいずれも敗退。17年夏、4度目の挑戦へと向かう。だが、氷と雪の巨大な塊・セラック、頻繁に起きる雪崩、凍りつく一枚岩など、数々の難関が行く手を阻む。

  • S2018E32 福島タイムラプス 震災7年目の映像詩

    • March 11, 2018
    • NHK BS1

    福島出身の映像作家が故郷を撮影したタイムラプスが話題だ。独自の映像美で再生への道を歩む福島の今を伝える。第34回ATP賞ドキュメンタリー部門優秀賞受賞。 福島県出身の映像作家が故郷の風景を撮影した「タイムラプス(連続撮影した写真をつないで動画にする技法)」が今、静かな反響を呼んでいる。撮影したのは清水大輔さん。清水さんは、一年に渡り福島県各地を訪ね歩き、震災から7年たった故郷の風景の“今”を撮影していく。傷ついた風景の向こうにどんな再生への光が見えてくるのか。タイムラプスならではの映像美で再生への道を歩む福島の姿を伝える。

  • S2018E33 脱北者の終わらない旅〜南北融和ムードの中で〜

    • September 15, 2018
    • NHK BS1

    史上初の米朝首脳会談で南北融和ムードが広がる韓国。北朝鮮から逃がれてきた脱北者たちが不安を募らせている。相次ぐ嫌がらせや脅迫…、揺れる脱北者の思いに迫る。 2018年6月、史上初の米朝首脳会談が開かれ、朝鮮半島の完全非核化と北の体制保証で合意した。南北融和ムードが広がる中、不安を募らせているのが祖国の独裁体制から逃げ、韓国に暮らす脱北者だ。その数3万1千人、融和に水を差す迷惑な存在だとして中傷や脅迫にさらされている。命がけで逃れてきた韓国を離れ、第三国に移住する“脱南”の動きも相次いでいる。韓国で発信を続ける風刺漫画家など、揺れる脱北者の心情を追う。

  • S2018E34 1968 激動の時代

    • October 7, 2018
    • NHK BS1

    世界中の抑圧される人々や学生が一斉に声を上げ変革を信じて闘った時代。そのうねりは革命を成功させ新しい文化を生み出した。1968年とその後の社会の潮流を描く大作。 1960年代のアメリカではベトナム戦争を背景に学生の反戦運動が始まった。フォークやロックは「愛と平和」や「体制への抵抗」をうたいあげヒッピー文化が花開く。ヨーロッパでも反体制ムードは高まり、フランスの五月革命は国をまひさせた。日本では激しい学生運動が巻き起こり、東大安田講堂や新宿騒乱など大事件が相次いだ。世界が争乱のさなかにあった1968年12月、アポロ8号は宇宙から青く美しい地球の映像を届けた。

Season 2019

  • S2019E01 暗号名チューブ・アロイズ~原爆投下・秘められたチャーチルの戦略~

    • January 27, 2019

    原爆は米国が単独で開発した…そんな通説が塗り替えられようとしている。英国首相チャーチルがヒトラー率いるナチスドイツに対抗するため自国の科学者を米国に送り込み、原爆を完成に導いていたのだ。しかし、スターリン率いるソビエトも原爆開発を急ぐためスパイを英国に送り機密情報を盗んでいた。そして、原爆をめぐる英米ソの思惑は「ポツダム会談」で衝突する。原爆投下の裏側で何が起きていたのか追う。

  • S2019E02 独裁者ヒトラー 演説の魔力

    • February 3, 2019

    ヒトラーが大衆を熱狂させた最大の武器は「演説」だった。飛行機で全国を飛び回って恐慌に苦しむ国民の心を演説でつかみ、ナチス政権を打ち立てた。特に心酔したのは若者たちである。現在彼らは90歳を越え、その証言を聞くチャンスは残り少ない。ヒトラーの演説を聞いて熱烈に支持した人々をドイツ各地に訪ねるとともに、ヒトラーが行った25年間の演説150万語のデータを分析。謎に包まれた演説の実態を解き明かす。

  • S2019E03 廃炉への道全記録2019 核燃料デブリとの闘いが始まった

    • June 22, 2019
    • NHK BS1

    福島第一原発の廃炉を記録するシリーズ。今回は、廃炉最大の難関「核燃料デブリ」との闘いと、廃炉と平行して帰還が進む住民たちの思いを伝える。2019年、「核燃料デブリ」をつかむ調査が初めて行われ、大きな一歩を踏み出した。しかし、そこから見えてきたのは新たな課題だった。一方、原発の周辺に帰還した住民は、廃炉が生活にどのような影響を与えるか、不安を感じながら暮らす。事故から8年がたった福島のいまを伝える。

  • S2019E04 幻の巨大空母“信濃”~乗組員が語る 大和型“不沈艦”の悲劇~

    • August 11, 2019

    太平洋戦争末期に登場し明瞭な写真は1枚のみ、という幻の空母『信濃』。もともと、大和・武蔵に次ぐ3番目の巨大戦艦として建造途中、急きょ、航空母艦に改造された艦だ。大和ゆずりの強固な防御力で、『不沈空母』として期待された信濃。しかし最初の航海の途中、わずか4発の魚雷攻撃で沈没。一体なぜ? 生存者へのインタビュー、新発見の貴重な写真、信濃の高精細CGなどから、幻の空母の悲劇の最期とその謎に迫る。

  • S2019E05 隠された“戦争協力” 朝鮮戦争と日本人

    • August 18, 2019

    「私は北朝鮮兵を殺しました…」。その極秘の尋問記録には、これまで隠されてきた日本人の“戦争協力”について告白が記されていた。1950年に勃発した朝鮮戦争。米軍の支援に当たっていた日本人70人の尋問記録をアメリカで発見。朝鮮半島の最前線で、日本人が戦争に関わっていたという記録が初めて明らかになったのだ。尋問後、米軍は一切の口外を禁じ事実を封印していた。歴史の闇に迫るドキュメンタリー。

  • S2019E06 よみがえる悪夢~1973年 知られざる核戦争危機~

    • November 17, 2019

    1973年、キューバ危機から11年後、第四次中東戦争のさなか米ソの「核兵器による脅し」がエスカレートしていた。不安定な米ソ指導者。ニクソン大統領は政治スキャンダルで職務放棄、飲酒が常態化したソ連ブレジネフ書記長は疑念が高じる。キッシンジャーは偵察衛星で核弾頭輸送の情報をとらえた。危うい綱渡り、二つの超大国は核戦争寸前の軍事警戒レベルへ。現代に重なる核戦争危機…人類の恐怖。

  • S2019E07 さしのべられた救いの手~“原爆孤児”たちの戦後~

    • December 6, 2019

    74年前、広島に投下された原子爆弾。多くの命が奪われたことで、推定6500人もの孤児が生まれたと言われている。頼る者のない孤児たちはどう戦後を生き延びたのか。その生涯を辿ると、米国で作られた「精神養子」という制度によって助けられた孤児や、孤児救済のため全米を動かした1人の被爆者の存在も浮かび上がってきた。

  • S2019E08 証言ドキュメント 天安門事件

    • December 21, 2019

    世界を揺るがした天安門事件。流血の事態はなぜ引き起こされたのか。激動の渦にいた当事者の証言でつづるドキュメンタリー。事件を機に失脚に追い込まれた総書記の元側近は、「デモは権力闘争による陰謀」で、中国共産党が民衆の声を封じる分岐点となったと証言。学生に銃口を向けた元兵士は「恥ずべきことをした」と、30年続く苦悩を告白した。事件を問い続ける当事者の声から、中国の運命を決めた50日の真実に迫る。

  • S2019E09 二つの震災 出会いと再生の物語

    • March 11, 2019
    • NHK BS1

    家族を描いたドキュメンタリーの制作に挑む阪神・淡路大震災で娘を亡くした中北幸さん、富代さん。カメラを手にすることで一歩踏み出そうとする夫婦の日々を見つめる。 1995年の阪神・淡路大震災で中北幸さん、富代さんは長女・百合さんを亡くした。悲しみの中で建築家の夫は元の場所に自宅を再建した。2年前、富代さんは東日本大震災の遺族のドキュメンタリーに出会う。震災で家を失った主人公の男性は息子が帰れるよう自ら自宅を再建した。その姿に夫を重ね合わせた富代さんは、自分たちの生き様を作品に残したいと考える。カメラを手にすることで一歩を踏み出そうとする夫婦の日々を見つめる

  • S2019E10 北朝鮮への“帰国事業”知られざる外交戦

    • June 16, 2019
    • NHK BS1

    今から60年前に始まった北朝鮮への“帰国事業”。世界各国の機密資料からその舞台裏で日朝のみならず、米ソ・韓国がし烈な外交戦を展開していたことが明らかになった。 1959年、北朝鮮への帰国事業はどのように始まったのか。世界各国の機密文書が開示され、舞台裏で、日朝両政府だけでなく、冷戦下の米ソ、韓国がし烈な外交戦を繰り広げていたことが明らかになった。いま、脱北した在日コリアンや日本人妻が重い口を開き始めている。これまで「つらい状況にあった」と語られてきた北朝鮮での生活が時の政策や国際情勢に翻弄され続けてきた事実が浮かび上がってきた。帰国事業の真相に迫る。

  • S2019E10 イチロー引退 舞台裏の物語

    • June 15, 2019
    • NHK BS1

    予定外の第4打席、引退を知っていた2人の監督は▽シナリオを書いた?会長が語る真相▽記者はなぜスクープを捨てた▽イチロー知られざる1年の孤独▽3Aで指導する姿 イチロー最後の試合となったマリナーズ対アスレチックス戦。2人の監督は事前に引退を知っていたが、最後となるはずの第3打席にイチローが見逃し三振を喫したことでシナリオが狂い始める。一打勝ち越しの場面でめぐってきた第4打席。ファンがイチローのヒットを祈る中、不安に駆られる敵将。しかもマウンドに立っていたのは子どもの頃からイチローに憧れていた投手だった。長年取材してきた記者が明かす知られざる舞台裏の物語。

  • S2019E11 消えた祖父の謎を追う〜“アメリカの敵”となった日本移民〜

    • March 29, 2019
    • NHK BS1

    アメリカ人の写真家が、真珠湾攻撃の当日に米政府に拘束され、姿を消した日本人の祖父の行方を追う調査に乗り出した。戦争に翻弄された日本移民の知られざる実態に迫る。 アメリカの写真家レジーナ・ブーンさん。祖父は日本人だったが、真珠湾攻撃の当日に米政府に拘束され、その行方は謎に包まれたままになっていた。レジーナさんは、5年前から調査を続け、国の公文書館で祖父についての内部文書を数多く発見。祖父が「アメリカの敵」と見なされ、終戦後も監視されて縁もゆかりもない土地で死亡していたことがわかった。戦争に翻弄された日本移民の足取りを明らかにするレジーナさんの旅を追う。

  • S2019E12 戦争花嫁たちのアメリカ

    • August 17, 2019
    • NHK BS1

    進駐軍兵士と結婚しアメリカに渡った4万人を超える「戦争花嫁」。差別や偏見を乗り越え、アメリカ社会に根を張って生き抜いた戦争花嫁の知られざる歴史を証言を通して描く 終戦後、進駐軍兵士と結婚しアメリカに渡った「戦争花嫁」。その数は4万人を超える。今、その娘たちの間で、埋もれた戦争花嫁の歴史を発掘し記録しようという動きが広がっている。浮かび上がってきたのは、古い日本社会に反発し、強い意志で海を渡った女性たちの姿。起業しアメリカンドリームを追った女性や、黒人の夫とともに人種差別と闘った女性もいた。激動するアメリカ社会に根を張り生き抜いた、知られざる戦争花嫁の物語

  • S2019E13 マンゴーの樹の下で〜こうして私は地獄を生きた〜

    • August 4, 2019
    • NHK BS1

    太平洋戦争中のフィリピン。日本軍の道連れとなり密林をさ迷った日本人家族3千人の記録。引き裂かれた母と子、兄弟姉妹の絆。絶望を生き抜いた人々を描く証言ドキュメント 戦時中のフィリピンには、移民や商社マンなど多くの日本人家族が暮らした。しかし米軍進攻で楽園の島は一変。人々は日本軍の指示で山岳地帯をさ迷う逃避行を強いられた。米軍やゲリラの襲撃。そして飢餓。死が覆うジャングルは、母と子、兄弟姉妹を引き裂いていく。それでも地獄を生き抜こうとする人々。20人を超える証言で描く知られざる女性や子どもたちの物語。特集ドラマ「マンゴーの樹の下で」とコラボしたドキュメンタリー

  • S2019E14 「大谷翔平 証言ドキュメント」二刀流復活への序章

    • November 23, 2019
    • NHK BS1

    大谷翔平が来春の二刀流復活へ向け前代未聞のプログラムに挑んだ1年。投手のリハビリをしながら打者として出場。MLB2年目の大谷をみつめた周囲の証言ドキュメント。 大谷翔平が来春の二刀流復活へ向け前代未聞のプログラムに挑んだ1年。すべては世界一の選手になる為に。右肘手術後、投手のリハビリをしながら打者として出場し続けた4か月。日本選手初のサイクル安打を記録。MLB2年目の大谷は快進撃を続けた。しかし、後半戦はメジャーリーグの剛腕投手達の包囲網に打撃は沈黙。厳しい現実に直面した。大谷試練の舞台裏を監督・コーチ・仲間・ライバル・周囲の証言で紐解くドキュメント。

  • S2019E15 東京ロストワールド 秘島探検の全記録

    • February 20, 2019
    • NHK BS1

    小笠原・伊豆諸島の絶海の孤島。5年にわたる調査の全記録。噴火を続ける「西之島」。国が上陸を禁じる「南硫黄島」。海からそびえる「そうふ岩」。生物進化の今を目撃! 小笠原・伊豆諸島の絶海の孤島をめぐる大冒険。科学者たちとNHKの調査隊が特別な許可を得て5年にわたって島々を調査した。噴火が続き拡大が止まらない「西之島」。生まれて3万年、生物進化がオンゴーイングで起きている「南硫黄島」。海から突然とそびえ立つ「そうふ岩」。これらの島を巡ると生物がいかに進化し、豊かな生態系を築いていくか、まるでタイムトラベルするかのように体感できる。かのダーウィンも憧れる世界!

  • S2019E16 三島由紀夫×川端康成 運命の物語

    • June 23, 2019
    • NHK BS1

    三島由紀夫と川端康成。師弟関係にあった2人の作家の知られざる運命の物語。2人の間の複雑な関係、そして自死に至る作家としての晩年の秘密とは?豪華証言者でたどる。 三島由紀夫と川端康成。自衛隊駐屯地で割腹自殺した三島と、その二年後にガス自殺した川端は、師弟関係にあった。ところが今回見えてきたのは、2人の作家の知られざる運命の物語だ。2人の間の複雑な関係、そして自死に至るまでの作家としての葛藤と秘密とは?2019年にがんと診断された演出家・宮本亞門さんが、日本を代表する2人の作家の生と死に迫る。瀬戸内寂聴さん、岸惠子さんたち豪華証言者でたどる。

  • S2019E17 改善か 信仰か〜激動チベット3年の記録〜

    • April 15, 2019
    • NHK BS1

    中国・四川省の世界最大の仏教僧院が、脱貧困を掲げる共産党により「改善」されている。さらにチベット族の移住・集約や中国教育も進む。千年の信仰が変貌した3年の記録。 中国・四川省の山奥にある、世界最大の仏教僧院。1万人が修行する、チベット仏教の聖地だ。中国共産党は貧困対策の一環として、この聖地の「改善」を決定し、観光地にするための工事を進めている。さらに中国政府は、チベット族の遊牧民の移住・集約も進め、中国語による教育や愛国教育を行っている。千年以上、独自の信仰と文化を守ってきたチベット族の暮らしが、大きく変貌した3年間。現地を克明に記録した、世界初の記録。

  • S2019E18 大火災 森林・都市を襲うメガファイアの脅威

    • December 20, 2019
    • NHK BS1

    いま世界を襲う巨大火災の脅威。日仏共同制作でアマゾンやインドネシアの森から木造住宅が多い日本まで火災のメカニズムと対策をルポ。森林火災が温暖化を加速する秘密は? いま世界を襲う巨大火災の脅威。日仏共同制作で災害に迫るシリーズ第2回は、アマゾンやシベリアの森から木造住宅が多い日本まで火災のメカニズムと対策をルポ▽ノートルダム・首里城、炎の怖さ▽カナダ8000億円の被害を出したメガファイア▽温暖化で森が燃えやすい▽火災旋風の猛威▽地震火災・東京の木密地域が危ない▽インドネシアの火災が温暖化を加速する秘密▽私たちが使うパーム油が森林火災を増やす?▽地球の未来は?

  • S2019E19 ガンダム誕生秘話 完全保存版

    • December 6, 2019
    • NHK BS1

    大ヒットアニメ「機動戦士ガンダム」はどのように生まれたのか?打ち切り、スタッフ入院など苦境の中、現場を支えたクリエイターたちの証言で描く。(初回放送2019年) リアルな人物描写と世界観で「日本のアニメを変えた」と言われる大ヒット作「ガンダム」だが当時の制作現場は厳しかった。人手が足りずスタッフが泊り込み、関連商品は売れず、視聴率は低迷。ついに放送の打ち切りが決まり、さらにメインスタッフが病に倒れ、監督自らが原画を描くほどの窮地に。なぜその作品が不朽の名作となったのか?富野監督をはじめ、当時のスタッフ、声優、雑誌編集者など数々の証言からその秘密を探る。

  • S2019E20 中国“改革開放”を支えた日本人

    • February 10, 2019
    • NHK BS1

    中国で市場経済の導入を図った「改革開放」が始まって40年。実は、そのモデルとしたのが日本だった。官民を挙げて支援した日本人たち。知られざる内幕を明らかにする。 中国で、社会主義市場経済の導入を図った壮大な実験「改革開放」が始まって40年。いまや中国は、GDP世界第2位の経済大国に発展した。実は、そのモデルとしたのが日本であった。政財界のトップから建設の現場まで、官民を挙げて改革開放を支援した無数の日本人たち。小松製作所や新日本製鉄などのケースを中心に、日中両国での取材から、知られざる秘話に迫る。(初回放送:2019年)

Season 2020

  • S2020E10 ハワイが赤く染まった日〜キラウエア火山・衝撃の映像記録〜

    • January 29, 2020
    • NHK BS1

    2018年ハワイ島を悪夢が襲った。キラウエア火山が大噴火、溶岩は家を倒し島民は避難を余儀なくされた。常夏の楽園で何が起きたのか?衝撃の映像でつづる科学ルポ! 2018年ハワイ島を悪夢が襲った。キラウエア火山が大噴火、溶岩は家を倒し島民は避難を余儀なくされた。いったい常夏の楽園で何が起きたのか?アメリカの公共放送PBSは噴火の最中、カメラマンを派遣、生々しい現場の様子をとり続けた。住民たちが撮影した映像も交えた衝撃の映像でつづる科学ルポ!

  • S2020E20 全貌 二・二六事件 完全版~最高機密文書で迫る~

    • February 23, 2020

    私たちが知る歴史は一断面に過ぎなかった-。NHKは「2・26事件」の一部始終を記した「最高機密文書」を発掘。1936年2月、重要閣僚らが襲撃された近代日本最大の軍事クーデター。最高機密文書には、天皇の知られざる発言や青年将校らと鎮圧軍の未知の会談、内戦直前だった陸海軍の動きの詳細など、驚くべき新事実の数々が記されていた。事件後、軍国主義を強め戦争に突入した日本。事件の全貌に迫る「完全版」。

  • S2020E30 再エネ100%をめざせ! ビジネス界が挑む気候危機

    • March 1, 2020

    大水害など異常気象の頻発で、ビジネス界は温暖化対策を強化、太陽光や風力など再エネへのシフトを加速している。イオンやソニー、金融界、電力業界の最新の動きを取材。

  • S2020E31 ファベーラ 見棄(す)てられた街で “感染大国”ブラジル 4か月の記録

    • March 1, 2020

    なぜブラジルは世界第2の“感染大国”となったのか。リオの貧民街・ファベーラの住民が2月末から4か月にわたり日々の様子を記録した映像を入手。映し出されていたのは、劣悪な環境の中で暮らす人々が、適切な医療を受けられず政府から見捨てられ亡くなっていく姿や、感染が疑われても検査もされないまま埋葬されていく“カウントされない死”だった。貧しい人々の間に無慈悲に拡がるウイルスの脅威と“命の格差”の実態に迫る。

  • S2020E32 奇跡の里浜 震災9年 再生の日々

    • March 10, 2020

    東日本大震災の津波を耐えた松林がある、仙台市新浜地区。沿岸の自然が再生、絶滅危惧種の宝庫となって注目を集める。地元に暮らし続ける住民は、昔ながらの、自然とともに生きる「里浜の暮らし」のかけがえのなさを体現。「怖い」と避けていた海へ思いを改める人たちが増加し、若い世代の関心も高まっている。震災の脅威がなくならない中、私たちはどんな生き方を選び取っていけばよいのか? 新浜地区、再生の日々を見つめる。

  • S2020E33 遺(のこ)されしものは語る~アメリカ・越境者たちの現実~

    • March 16, 2020

    10年以上にわたってアメリカの国境地帯を撮影してきた写真家、リチャード・ミズラック。越境者が残したモノで楽器を作るメキシコ出身の音楽家、ギレルモ・ガリンド。二人による写真と音のコラボレーションから、生と死を分かつ「境界線」の過酷で非情な現実が浮かび上がる。命を懸けて壁を越え、新天地を目指した人々の痕跡。そこには、どのような物語があるのか。

  • S2020E34 自衛隊が体験した“軍事のリアル”~密着世界最大級の軍事演習場

    • March 28, 2020

    アメリカ・カリフォルニア州の砂漠地帯にある世界最大級の軍事演習場。東京都が入る広大な敷地には、中東を思わせる仮想の「街」があり、現地住民と正規軍が入り乱れる「ハイブリッド戦」の戦闘訓練が行われている。去年、そこで陸上自衛隊の戦車部隊が前例のない大規模な日米共同訓練に参加した。日本の安全保障をめぐる状況が大きく変わるなか行われた実戦さながらの訓練。自衛隊が初めて体験した「軍事のリアル」に密着した。

  • S2020E40 封鎖都市・武漢~76日間 市民の記録~

    • April 4, 2020

    新型コロナウイルスが発生し、76日間、封鎖された中国・武漢。ロックダウンされた町で何が起きていたのか。ソーシャルワーカーの郭晶さん(29)は封鎖初日から「武漢封城日記」を発信してきた。同じマンションの住人、清掃員の夫婦…庶民の生の声を伝えてきた。また北京のネットラジオ番組「故事FM」は、武漢の医師、患者の悲痛な声を配信してきた。官製メディアが伝えない医療崩壊など切迫した実態が浮かび上がってきた。

  • S2020E41 そして街から人が消えた~封鎖都市・ベネチア~

    • April 19, 2020

    世界中から観光客が集まる、イタリア・ベネチアの仮面カーニバル。その最中、新型コロナの感染拡大が起きた。カーニバルは突如中止。だが感染の勢いは止まらず、3月8日ベネチアは封鎖され、街から人が消えた。じつはベネチアは、14世紀に疫病ペストの大流行に耐え、街を復興させた歴史を持つ。人々は新型コロナをペストの悲劇と重ね合わせ、どんなに辛くとも前を向こうとしていた。その一部始終を記録したドキュメンタリー。

  • S2020E50 ウイルスVS人類3 スペイン風邪 100年目の教訓

    • May 12, 2020

    新型コロナウイルスによる先の見えない不安。この状況は、いつまで続くのか。実は、今から100年前、史上最悪の世界的パンデミックを起こしたウイルスがあった。「スペイン・インフルエンザ」だ。死者は最大1億人ともいわれ、日本でも45万人が命を落としたと推測されている。100年前の記録をひもとくと、いま直面している事態と同じ現象が起こっていることに驚かされる。我々はスペイン風邪から何を学ぶことができるのか?

  • S2020E60 医療崩壊~イタリア・感染爆発の果てに~

    • June 28, 2020

    新型コロナ危機で感染爆発がおきたイタリア北部ベルガモ県。医療現場で何が起きていたのか。最前線にいた医師、看護師、救急隊員、そして患者の家族など延べ25人にインタビュー。浮かび上がったのは医師や呼吸器が圧倒的に足りなくなる医療崩壊の凄惨(せいさん)な現実。そして、助ける人と助けられない人を分ける“命の選別”だった。感染爆発の中心地となったベルガモで何が起きていたのか、過酷な現場にいた人々の証言記録。

  • S2020E70 レバノンからのSOS ~コロナ禍追いつめられるシリア難民~

    • July 12, 2020

    レバノンに避難する120万ものシリア難民。経済的に困窮し、売春や臓器売買が広がっていた。番組が売春組織を取材中の3月15日、新型コロナウイルスの感染拡大で、レバノン政府が非常事態を宣言。しかし、難民たちは、マスクも買えず、消毒液も不足し、支援団体の援助も十分ではなかった。差別が拡大、難民キャンプへの襲撃も起こり、DVが急増、自殺者も現れた。コロナ禍のシリア難民の窮状に4か月間、密着した衝撃のルポ。

  • S2020E72 新型コロナ 挑み続ける研究者たち ~東大・河岡ラボ 100日の記録~

    • July 23, 2020

    「新型コロナの正体に迫れ!」フル稼働の河岡ラボにカメラが密着 ▽ナビゲーターは大学で遺伝子工学を学んだ俳優・向井理さんが担当 ▽「一刻も早くワクチンを届けたい」研究者たちの地道な努力 ▽「不活化ワクチン」初めての動物実験。その効果は? ▽ウイルスの立体構造を解明!見えてきた特異な姿 ▽アメリカ「コロナ・ハンター」も注目する河岡教授の技術とは ▽第二波をどう乗り越えるのか、第一線の科学者からの警鐘

  • S2020E73 コロナ 看護師たちの闘い~東京医科歯科大学病院の120日~

    • July 26, 2020

    未知のウィルス新型コロナと闘う看護師たちに密着。感染した患者を救うため日々格闘しているのが看護師たちだ。防護服を着け、たんを取り肺を休ませるためひん死の患者を抱き起こして体の向きを変えるなどしていく日々。そこには使命感に裏付けられた壮絶な現場がある。番組では東京医科歯科大学病院が収録した70時間の映像をもとに看護師たちにインタビューを敢行。生々しい肉声から新型コロナのリアルな現実があぶり出される。

  • S2020E80 あのとき、タクシーに乗って ~新型コロナ・緊急事態宣言の東京~

    • August 3, 2020

    人生の交差点、タクシー。新型コロナ緊急事態宣言で不要不急の外出自粛が要請されていた5月中旬、そして宣言解除後の6月上旬、都内を走るタクシーに固定カメラを設置。それでも外出しなければならない乗客とドライバーの会話から、東京のリアルが浮かび上がる。電車に乗りたくないと嘆く通勤者、感染の不安におびえる通院患者、給付金の申請に行く経営者、賑わいを失った夜の街の住人…そして深夜、ドライバーにある出来事が!

  • S2020E81 1945ひろしまタイムライン もし75年前にSNSがあったら

    • August 3, 2020
    • NHK BS1

    NHK広島では、1945年に書かれた日記をもとに戦時下の暮らしをツイッターで発信(#ひろしまタイムライン)。若い世代が日記を現代の言葉に変換し、日記の日付にあわせて毎日更新。伝える日記は3冊。勝つことを信じ懸命に生きた13歳。お腹に子を宿しながら出征した夫を思う26歳主婦。戦争末期の社会を冷静に見つめていた新聞記者。彼らの日常は、先に何が待ち受けているのかを知らないまま、“そのとき”に迫ります。

  • S2020E82 果てなき殲(せん)滅戦~日本本土 上陸作戦に迫る~

    • August 15, 2020

    75年前、九州は無残な殺りくの戦場となろうとしていた。昭和20年夏、アメリカ軍は沖縄戦後「オリンピック作戦」と名付けられた九州南部上陸作戦を進行。上陸する兵士は史上最大規模の76万人が想定されていた。今回オリンピック作戦の詳細を取材すると驚愕の作戦が次々と立案・遂行されようとしていたことが明らかに。背景には日米双方の敵国へのぬぐえない恐怖と憎悪があった。未完のせん滅戦の全貌に迫る。

  • S2020E83 原子の力を解放せよ ~戦争に翻弄された核物理学者たち~

    • August 16, 2020

    太平洋戦争末期、海軍は「原子の力を使った新型爆弾の可能性」を京都大学の科学者に探らせる。彼らの専門は原子核物理学、物質の本質に迫る基礎研究。複雑な思いを抱えながら研究を続ける。そして、広島・長崎への原子爆弾投下。爆心地で調査を行った彼らが見たのは、原子の力が生んだ膨大なエネルギーが破壊した世界だった。アメリカに没収された資料と関係者の話から、科学者たちの思いを描き、科学技術が持つ光と陰に迫る。

  • S2020E84 少年たちの連合艦隊~“幸運艦”雪風の戦争~

    • August 23, 2020

    駆逐艦「雪風」は、太平洋戦争が始まる前の年に完成し、開戦初頭の南方作戦から、ミッドウェー、ガダルカナル、レイテ、そして戦艦大和の沖縄特攻まで、おもだった海の戦い全てに参加しながらほとんど無傷で生き抜いた。その雪風には、14歳で海軍を志願し、雪風艦上で出会い、のちに固い友情で結ばれるふたりの少年兵がいた。それぞれに夢や誇りを抱いて雪風に乗り込んだ彼らは、極限の戦場で何を見たのか。迫真の証言でつづる。

  • S2020E91 世界同時ドキュメント 私たちの闘い 自撮り映像でつづる危機の半年間

    • September 13, 2020

    世界を覆ったコロナ危機。3月のヨーロッパに始まり、アメリカ、ブラジル、アフリカなど連鎖的に感染爆発が起こった。各地の都市は封鎖され、医療機関はひっ迫した。危機のなかで、人々はどう闘い、どう生きたのか。世界の各都市に住む人たちに自撮りを依頼し、その映像でつづった半年間の記録。そこから浮かび上がるのは、感染者、死者といった、数字の裏側にあるひとりひとりの人生。ノーナレーションで描く勇気と希望の物語。

  • S2020E92 あの日を語りつぐために 「長崎 コロナの夏」

    • September 19, 2020

    被爆地が迎える75年目の夏。新型コロナウイルスの感染拡大で長崎や広島に訪れる人も減り、平和教育が立ちゆかなくなっている。そんななかで決まった一回限りの原爆朗読劇。長崎の人々が、昨年まで活動をしていた「夏の会」の女優たちに開催を呼びかけたのだ。今回は、昨年の長崎平和宣言に引用された詩「無題」も加えた“長崎版”。コロナ禍にも立ち向かい、平和の尊さを次世代につないでいこうとする長崎の人々の奮闘を追う。

  • S2020E93 新型コロナウイルス 集中治療室 生と死の記録

    • September 22, 2020

    新型コロナウイルスの重症患者を受け入れる大学病院の集中治療室、カメラがとらえた生と死の知られざる記録 ▽手探りの治療、失われていく命、未知の症状、そして回復後も続く後遺症との闘い ▽ひっ迫する病床、機材の不足がまねく不安、医療スタッフの知られざる苦悩 ▽厳しい選択を突きつけられた患者家族の苦悩と覚悟 ▽緊急事態宣言から半年、医療の最前線で何が起きていたのか

  • S2020E100 “Z世代”דコロナ”

    • October 25, 2020

    コロナ禍でネット社会の申し子、1995年以降生まれの“Z世代”の影響力が加速。“ネットライブのカリスマ”17歳は、総フォロワー数160万人。ステイホームを呼びかける楽曲を制作した。インスタグラムでファッション情報を発信する25歳は、フォロワー数245万人。コロナの影響で悩む人々にSNSを駆使した広報戦略をアドバイスする。さらにアルバイトのアプリ開発で上場を目指す学生起業家の格闘の日々にも密着した。

  • S2020E101 ただ自由がほしい~香港デモ・若者たちの500日~

    • October 25, 2020

    日本のみなさん、香港の現実を知ってください-現地カメラマンが命がけで撮影した500日の記録。自由にモノが言え、デモが社会を変えてきた香港社会。しかし、去年に始まった大規模デモ以来、当局の取り締まりは厳しさを増す。民主派か親中派か、市民の中で深まる分断。街中での激しい口論、ネットでの中傷。ある若者は、遺書を手にデモの前線へ。警察に追われた若者は、自由を求めて香港脱出を決意する。香港の光はどこに。

  • S2020E110 千曲川決壊 そのとき住民は

    • November 1, 2020

    台風19号の水害で、長野県では15人が亡くなり、約8千棟が浸水。千曲川の堤防も決壊し、長野市の約2千人が救助された。濁流に飲み込まれた街で、あの日、何が起きていたのか?NHK長野放送局では、住民2千人に、大規模なアンケート調査を実施。その結果、多くの人が命の危機にさらされていたことが明らかになった。私たちは、どう避難すべきだったのか。今、どんな備えが必要なのか。あなたの命を守るための対策を考える。

  • S2020E120 沖縄 出口なき戦場

    • December 6, 2020

    沖縄県民の4人に1人、12万人が命を落とした沖縄戦。なかでも凄惨を極めたのが、日本軍が首里の司令部を撤退した5月末からの1か月だ。今回、この間の米軍の新資料を発掘、さらに千人を超える住民証言からその行動を再現した。明らかになったのは、混乱を極めた戦場の中で、人々が徐々に追い詰められ、死が積み上がっていった実態だ。事実上勝敗が決した後に、なぜこれほどの犠牲が生まれたのか、沖縄戦の実相に迫る。

  • S2020E121 祈りの首里城 デジタルでよみがえる姿

    • December 13, 2020

    誰もがイメージする首里城は鮮烈な赤。そんな常識を覆す絵図を次々と発見。本当はどんな色に彩られていたのか? 首里城には、「特別な空間」があり、今も沖縄にとって欠かせない場所だという。その意味や役割とは? さらに、沖縄で工芸や芸能が盛んになった理由と、首里城の知られざる関係とは。戦争で廃墟となった首里城の復元に力を尽くした人々の熱意と、今も続く調査から見えてくる首里城の姿を、壮大なCGを駆使して描く。

  • S2020E122 時代をプロデュースした者たち 第1回「大リーグを超えろ V9巨人・川上哲治監督」

    • December 18, 2020
    • NHK BS1

    個々の選手の力量に頼ることなく勝てる野球はないか…?日本の野球を変えた巨人・川上哲治監督の軌跡を、未公開の資料やV9時代の選手たちの証言をもとに描く。 1945年の敗戦から立ち上がった日本。再び世界に打って出ようと挑戦を繰り返し、戦後の日本を作り出していった者たちの軌跡を追う。1960年秋に巨人の監督に就任した川上は、日本のプロ野球になかった戦法をアメリカ大リーグ・ドジャースから貪欲に吸収していく。それは選手全員が連携して失点を最小限に抑え、守り抜く野球だった。未公開の資料やV9時代の選手たちの証言をもとに川上の変革を描く。(2014年放送)

  • S2020E123 シリーズ コロナ危機 「テレワークが変える“新しい経済”」

    • December 19, 2020

    新型コロナで深刻なダメージを受けた日本経済。その一方で“テレワーク”の広がりを機に「新しい経済」が芽吹き始めている。苦戦が続く居酒屋業界では「ワタミ」創業者の渡邉美樹が先頭に立ってファミリー層に狙いを絞った焼肉店への業界転換を進める。ある不動産会社では郊外の建て売り住宅が飛ぶように売れ、さらにホテルや空き家を転々とする住まい方の常識を根底から覆す新しいサービスも登場。新しいビジネスの最前線に密着。

  • S2020E124 市民が見た世界のコロナショック 11月~12月編

    • December 20, 2020

    市民による自撮り映像で、コロナ禍に生きる世界各地の人々を追うシリーズ。第2波はどのように市民生活を変えているのか。一貫性を欠く政府の規制に憤り抗議運動に身を投じるフランスの女子高生や、大統領選挙の不正を疑いマスクをしないことで抗議の意思を示すトランプ支持者、新規感染者が減っても死者が減らないイタリアのほか、経済的苦境にあえぐスペイン、インドから報告。

  • S2020E125 アウシュビッツ 死者たちの告白

    • December 27, 2020

    第二次世界大戦中、ユダヤ人の大量虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所。ガス室跡の地中から“謎のメモ”が見つかった。最新技術で解読したところ、書いたのは同胞をガス室へ誘導する役割や死体処理などを担ったユダヤ人特殊部隊「ゾンダーコマンド」のメンバーだったことがわかった。人類史上類を見ない大量虐殺の陰で“裏切り者”と呼ばれた男たち。密室で何が行われていたのか。75年の時を超え、よみがえる真実に迫る。

  • S2020E126 デジタルハンター〜謎のネット調査集団を追う〜

    • May 17, 2020
    • NHK BS1

    政府や犯罪者が隠そうとする真実をあばけ!ウェブで公開されている画像やSNSの情報を徹底的に解析することで真相に迫る、デジタル時代の新たなジャーナリストに密着。 政府や犯罪者が隠そうとする真実をあばけ!ウェブで公開されている画像やSNSの情報、データベースを解析することで真相に迫る、デジタル時代の新たなジャーナリストたちに密着。先駆者はひとりのイギリス人ゲームオタクだった。いまや彼の仲間たちはBBCやニューヨーク・タイムズなど世界の主要メディアの精鋭として大活躍。中国のコロナ危機の実態から、謎の航空機墜落事件まで、巨大な国家権力との息詰まる攻防を描く。

  • S2020E128 黒澤明の映画はこう作られた 〜証言・秘蔵資料からよみがえる巨匠の制作現場〜

    • November 8, 2020
    • NHK BS1

    黒澤明の映画はどのように作られたのか?制作の現場を捉えた貴重な記録映像、録音テープや台本などの秘蔵資料に加え、出演者や関係者の証言をもとに黒澤の映画作りに迫る。 日本映画の巨匠・黒澤明監督が残した映画は、「羅生門」「七人の侍」「天国と地獄」「影武者」「乱」など30本。それらは日本の映画界をリードし、世界の映画人に刺激を与えてきた。そんな黒澤監督の映画作りの本質を、撮影現場を記録した映像、黒澤監督に密着したドキュメンタリーの未公開シーン、映画スタッフが保管していた台本や創作メモなどの貴重な秘蔵資料と、黒澤映画を彩った名優たち、関係者の証言で浮き彫りにする。

  • S2020E132 なぜボイコットを決めたのか〜モスクワ五輪40年目の告白〜

    • November 22, 2020
    • NHK BS1

    柔道の山下泰裕など、多くのメダル候補を抱えながら不参加となった1980年のモスクワ五輪。背景にあった政治とスポーツのせめぎあいを内部文章と当事者の証言からたどる モスクワ五輪出場予定だった選手は柔道の山下、マラソンの瀬古など178人。ボイコットを決めたJOCの主なメンバーは、その代表選手を抱える競技団体の代表たち。なぜ彼らは自ら不参加の道を選んだのか。今回、当時非公開で行われたJOC総会の速記録や、日米首脳の書簡、政府からスポーツ界への水面下の働きかけを裏付ける内部文書などを独自に入手。決断に関わった当事者の証言を交えて、政治とスポーツのせめぎあいを描く

  • S2020E134 市民が見たアメリカ大統領選挙

    • November 8, 2020
    • NHK BS1

    混迷のアメリカ大統領選挙。有権者のおよそ4割を「ミレニアル世代」の若者が占める。フロリダやテネシー、カリフォルニアなどで彼らは何を考え、どんな選択をしたのか。 トランプ氏かバイデン氏か。世界が固唾をのんで見守った「アメリカ大統領選挙」。勝敗の鍵を握るのが1980年代から2000年代初頭に生まれた「ミレニアル世代」だ。大統領自身のコロナ感染やスキャンダルの暴露合戦など混迷する選挙戦の中で、彼らは何を考えどんな選択をしたのか。投票日までの1か月余り、全米各地に住む若者たちが、スマートフォンなどで日々の生活を記録した自撮り映像をもとに、大統領選の実態に迫る。

  • S2020E135 気候クライシス〜IPCC特別報告書からの警告〜

    • January 13, 2020
    • NHK BS1

    「気候変動により人間が暮らせる場所が地球から次々と消失する」。国連機関IPCCの報告書が世界に衝撃を与えている。報告書を読み解き、気候危機の実態と対策を探る。 「気候変動により人間が暮らせる場所が地球から次々と消失する」。国連機関、IPCCが発表した報告書が国際社会に衝撃を与えている。去年、温暖化による気象災害が各地で発生し、世界中に広がった抗議デモ。中心となった少女、グレタ・トゥーンベリが信頼する科学者たちの分析だ。共同議長のインタビューを軸に報告書を読み解き、気候危機の実態と対策を検証。映画「アバター」を制作したキャメロン監督の取り組みも紹介する。

  • S2020E137 禅×21世紀

    • May 7, 2020
    • NHK BS1

    禅の英知は高度情報社会となった21世紀こそ必要!コロナへの知見も加え世界に名高い禅僧藤田一照と川上全龍が科学と経済万能の世に心と身体と環境の大切さ示す!のん語り 京都の臨済宗大本山妙心寺の禅僧川上全龍が開く年五千人が集う英語坐(ざ)禅会!マインドフルネスとめい想と禅の関係とは?ふすま絵と日本庭園が示す東洋思想と禅のつながりに驚く外国人!巨大IT企業ほか長くアメリカで禅を教えた曹洞宗の禅僧藤田一照に三人の外国人が学ぶ!綱渡りや大縄跳びや中国拳法で坐(ざ)禅を体感!裸の自分とは?ブッダに近づく!心と身体と環境の相互作用!川上と藤田はコロナ禍を禅でどう捉えるのか

  • S2020E138 潜入!4K対応ゲーム 開発の舞台裏

    • May 5, 2020
    • NHK BS1

    4K対応の超高精細映像のゲーム。これまで極秘とされてきた開発現場にカメラが潜入!より美しくリアルに。4Kならではの表現に挑む若きクリエーターの挑戦を追った。 ゲームの主人公になりきって、プレイヤーは画面の中を縦横無尽に駆け回る。4K対応の超高精細映像のゲーム。今、多くの人気ゲームソフトが福岡で開発されている。なぜ福岡がゲーム開発の拠点になったのか?これまで極秘とされてきた開発現場にカメラが潜入。緻密でリアルな映像表現で勝負する会社、海外から人材を集め、物語への没入感で勝負する会社・・・4Kならではの表現に挑む若きクリエーターたち。開発の最前線に密着!

  • S2020E140 独占告白 渡辺恒雄 〜戦後政治はこうして作られた 昭和編

    • March 7, 2020
    • NHK BS1

    70年以上にわたって日本政治の実像を見つめ続けてきた読売新聞グループのトップ・渡辺恒雄氏へのロングインタビューを通して、戦後の歩みをたどる証言ドキュメント。 読売新聞グループのトップ、渡辺恒雄氏への独占インタビューが実現した。70年以上にわたって日本政治の実像を見つめ続けてきた渡辺氏。「昭和編」となる今回は、吉田茂政権から中曽根康弘政権に至るまで、その知られざる舞台裏が赤裸々に語られる。派閥の領袖たちの激しい権力闘争の虚実。日本外交の秘史。証言ドキュメントで戦後日本の歩みをたどる。インタビュアー・大越健介

  • S2020E141 コロナ新時代への提言2 福岡伸一×藤原辰史×伊藤亜紗

    • August 1, 2020
    • NHK BS1

    気鋭の識者がコロナ時代を生き抜く指針を語る好評シリーズ第2弾。生物学者・福岡伸一、歴史学者・藤原辰史、美学者・伊藤亜紗が人類や世界が向かうべき道を語り尽くす。 宮崎駿による漫画版『風の谷のナウシカ』。マスク姿の人々や猛毒をまき散らす腐海の描写は、コロナ危機に直面する現在の人類と符合する。生物学者・福岡伸一、歴史学者・藤原辰史、美学者・伊藤亜紗が、壮大な漫画版『ナウシカ』で描かれた数々の謎をひもときながら、コロナ後の世界や人類の行方について語る。文明化と自然の関係。潔癖主義や共生がもたらした悲劇。そして、負の歴史を繰り返さないために人類が取るべき選択とは?

  • S2020E142 果てなき殲(せん)滅戦〜日本本土 上陸作戦に迫る〜

    • August 15, 2020
    • NHK BS1

    75年前、九州は無残な殺りくの戦場となろうとしていた。未完に終わった米軍史上最大規模の九州上陸作戦「オリンピック作戦」。戦慄の作戦の全貌に迫る。語り:大竹しのぶ 75年前、九州は無残な殺りくの戦場となろうとしていた。昭和20年夏アメリカ軍は沖縄戦後「オリンピック作戦」と名付けられた九州南部上陸作戦を進行。上陸する兵士は史上最大規模の76万人が想定されていた。今回オリンピック作戦の詳細を取材すると驚がくの作戦が次々と立案・遂行されようとしていたことが明らかに。背景には日米双方の敵国へのぬぐえない恐怖と憎悪があった。未完のせん滅戦の全貌に迫る。語り:大竹しのぶ

  • S2020E151 よみがえるオードリー・ヘプバーン 顔に魅せられた男 カズ・ヒロ

    • March 8, 2020
    • NHK BS1

    カズ・ヒロは人間の個性を際立たせる「顔」に魅せられて、顔作りに人生を捧げている。映画の特殊メイクで大活躍するとともに、現代美術作品に挑む姿をドキュメントする。 カズ・ヒロ(旧名:辻一弘)は映画の特殊メイクで2回目のアカデミー賞オスカー獲得という快挙を果たした。現代美術にも挑み、神業といわれる技術でリンカーン大統領、ダリなど偉人の顔・肖像作品を作って来た。生きているかのようなリアルさと超絶技巧。名女優、オードリー・ヘプバーンの美しい若き顔と慈善事業に尽くした晩年の顔をよみがえらせる。顔にこだわり、人間とは何か?を追い求めるカズ・ヒロの作品作りを描く。

  • S2020E152 しあわせ運べるように 阪神・淡路大震災25年 神戸が生んだ奇跡の歌の物語

    • January 18, 2020
    • NHK BS1

    阪神・淡路大震災直後の神戸で生まれた“しあわせ運べるように”。国内外の被災地で人々を勇気づけてきた奇跡の歌だ。熊本、山古志、四川をたどりながら歌の力を伝える。 阪神・淡路大震災直後の神戸で生まれた「しあわせ運べるように」。♪地震にも負けない強い心をもって 傷ついた神戸をもとの姿に戻そう」。被災地を勇気づけた希望の歌は国内外の被災地に広まり傷ついた人々を励ましてきた“奇跡の歌”だ。今も追悼式で歌い続ける旧山古志村。熊本では仮設住宅に合唱団が生まれ、子どもたちの歌声が人々を支えている。四半世紀の時を超えて被災地をつなぐ奇跡の歌の力を伝える。

Season 2021

  • S2021E01 欲望の資本主義2021 「格差拡大 社会の深部に亀裂が走る時」

    • January 1, 2021

    世界で進む格差の拡大、固定化。その潮流が今日本を飲みこむ?低所得世帯の割合が上昇、中間階級は消滅するとの予測もある。中間層の喪失がもたらす社会の混乱は?脱工業化へと変わった、富を生むルール。私たちはどこで間違えたのか?経済の葛藤が、社会不安を引き起こす。今、何が起きているのか?資本主義の変質を捉え、社会構造の問題を解剖する。不透明な世界情勢の中、世界の知性とともに、社会の閉塞感を解く旅が始まる。

  • S2021E02 私たちのデジタル医療革命2021

    • January 2, 2021

    コロナ・ショックを追い風に、急激に進む医療のデジタル変革。がんや認知症の超早期発見AIとは?高齢者率5割の山村を救うデジタル実証実験とは?番組はAIやIoT、VRなどのデジタル技術を活用し、日本の医療が抱える課題解決への挑戦を紹介する。三宅民夫アナウンサーは自らアバター・ロボットを操作しリモート取材。慶應義塾大学・宮田裕章教授をゲストに迎え世界の潮流と日本の現状について対談、2021年を展望する。

  • S2021E03 国産ワクチンを開発せよ!~東大・河岡ラボ 300日の記録

    • February 14, 2021

    猛威をふるう新型コロナウイルス。制圧の切り札が「ワクチン」だ。国産ワクチンの開発に挑み続ける東大・河岡ラボ。知られざる開発の現場に密着した300日の記録。

  • S2021E04 消えた窯元 10年の軌跡

    • February 14, 2021

    東京電力福島第一原発から10kmにある山間の小さな集落、浪江町大字大堀。原発事故から10年たった今でも放射線量が高く住民が暮らすことはできない。原発事故の前、ここは300年以上の歴史を持つ陶芸の里だった。23軒の窯元が東北を代表する伝統工芸品、大堀相馬焼を生業に暮らしていた。肩を寄せ合い伝統文化を守ってきた人々。彼らはどこに行ったのか。10年間の軌跡を追う。

  • S2021E05 自衛隊が体験した 離島防衛のリアル

    • February 14, 2021

    日本は約6800の島々で構成されている。度重なる北朝鮮の不審船事案、年々増す中国の東シナ海での存在感を受けて離島防衛が急務となるなか、2018年に陸上自衛隊に水陸機動団が創設された。昨今の戦いは武装した民間人が絡むなどグレーゾーン化が進んでいる。水陸機動団は複雑な環境の中で実力を発揮できるのか?番組では創立1年目の部隊に密着。アメリカ海兵隊との共同訓練も取材。離島防衛を取り巻く軍事のリアルに迫る。

  • S2021E06 決断の冬、浅草~下町経営者と信用金庫~

    • February 21, 2021

    新型コロナ“第3波”が襲い始めた11月。東京有数の観光地・浅草に支店を構える信用金庫は新たな対応に追われていた。夏に顧客へ緊急融資を行ったが、資金の減りが予想以上に早いことがわかったのだ。浅草土産の代名詞として知られる老舗和菓子屋や、地元の年配客に支えられてきた老舗飲食店は、年末年始の売上げに望みを繋ぐが、感染拡大は止まらない。引き継いだのれんを守れるのか、未曽有の危機に立ち向かう人々を見つめる。

  • S2021E07 市民が見た世界のコロナショック 1月~2月編

    • February 24, 2021

    コロナ禍に生きる市民たちの自撮り映像で、世界各国の状況をつづるシリーズ。変異株という新たな脅威の中、各地でワクチン接種が進んでいる。一方、長引くロックダウンに不満が渦巻く。今回は、変異株がまん延するイギリスの医療従事者や、ワクチンへの不信の広がりと闘うニューヨークの牧師のほか、ロックダウン反対の暴動が起きたオランダ、観光客激減で治安が悪化するハワイ、感染のコントロールに成功している台湾から報告。

  • S2021E08 渡辺謙と東日本大震災~見つめ続けた10年~

    • February 28, 2021

    俳優の渡辺謙は、東日本大震災発生以来、被災者のもとに通い続けてきた。また、世界に震災の現実を伝える役割も担い、さらには、自ら被災地にカフェを作って支援活動を行ってきた。震災10年を前に、渡辺は、交流を重ねてきた福島県葛尾村、宮城県気仙沼市、岩手県陸前高田市と釜石市の4つの地域で暮らす人々を再訪する。すると、酪農家、カキ養殖の漁師、居酒屋の店主、食堂を営む一家などの人生には、驚きの変化があった。

  • S2021E09 新3・11万葉集 詠み人知らずたちの10年

    • March 7, 2021

    3・11あの日から短歌を詠み続けてきた人たちがいる。自分の心の内を吐き出して呟き叫んだ五七五七七。老いと孤独、放射能汚染で壊れた故郷、帰る、帰れないの堂々巡り。ひっそりと閉じこもったままの心、被災者というコンプレックス…巡りくる10年目のあの日を前に、まるで密かに息をするように震災の短歌を詠み続けてきた岩手、宮城、福島の被災者の歳月と今の思いを紡ぐ。2014年3月に放送した「3・11万葉集」続編。

  • S2021E10 双葉から遠く離れて 10年

    • March 7, 2021

    東日本大震災後、「全町避難」が、唯一いまも続く福島県双葉町。福島第一原発を抱える町は10年前200km離れた埼玉県のある廃校へ役場ごと避難した。廃炉と除染が続くなか、町は除染土壌を保管する中間貯蔵施設を受け入れた。年月がたち、町民は全国42都道府県へ散り散りとなった。そんななか、町は線量が低減した地域へ帰還する計画を打ち出す。「最も遠くに避難した町」の10年の軌跡を描き出す。

  • S2021E11 コロナ 医療現場の叫び~北海道 救急病院の1か月~

    • March 7, 2021

    新型コロナウイルス第3波によって、全国で患者の“入院難民”が発生している。日本で医療崩壊が真っ先に危惧された北海道では1月、ベッドや医師・看護師など人的資源をコロナ治療にとられ、一般患者がたらい回しにあうという事態が起きていた。救うべきはコロナ患者なのか、がんや心臓病など一般患者なのか? 札幌の中核医療を担う救急病院の1か月に密着、究極の選択を迫られた救急医療に携わる医師たちの苦悩を描く。[NARR](C)NHK/パオネットワーク

  • S2021E12 映像記録 東日本大震災 発災からの3日間

    • March 7, 2021

    2011年3月11日。巨大地震と大津波に遭遇した人々は何を見、どんな体験をしたのか? 発災当時の映像を集めて東日本大震災の経験を後世に伝える映像記録番組。

  • S2021E13 映像記録 東日本大震災 1年の苦闘

    • March 7, 2021

    発災当時の映像で東日本大震災の経験を後世に伝える記録番組。2本目は、家族や住まいを失い、長引く避難生活に苦しみながらも復興にむけて立ち上がる人々の1年をたどる。

  • S2021E14 最後のひとりまで 宮城県警元鑑識課員の震災

    • March 11, 2021

    「女川348」、「東松島1043」…。番号で呼ばれる東日本大震災の身元不明遺体。宮城県警OBの安倍秀一(71)は、残された遺体の名前を取り戻すことに、震災後の日々をささげてきた。安倍は、遺体写真から似顔絵を作成する専門家。これまで100人の震災犠牲者を描き、似顔絵がきっかけで24人の身元が判明した。遺体の尊厳を取り戻すべく、筆を握り続ける元鑑識課員の震災10年を見つめる。

  • S2021E15 コロナ メンタルクライシス

    • March 13, 2021

    今、コロナ禍で心の病に苦しむ人が増えている。感染への不安から消毒や手洗いを過剰に繰り返す女性、在宅勤務による生活の変化に対応できずストレスから休職に追い込まれた会社員、休校をきっかけに生活のリズムを崩し自らを傷つけるようになった女子高生、仕事を失い重いうつ病を患い自殺を図った非正規雇用の男性…。新型コロナウイルスはどのような心の危機をもたらすのか、私たちはどう向き合えばいいのか。実態と対策に迫る。

  • S2021E16 10年目の約束~福島の子どもたちが描いた“未来”~

    • March 14, 2021

    2011年5月、東日本大震災で大きな被害を受けた福島県相馬市の小学3年生80人が、画家の蟹江杏さんと絵を描いた。厳しい現実を正面から見すえる絵の力強さに打たれた蟹江さんは、子どもたちと約束を交わす。この絵を借り、みなの思いを伝えること。そして10年後、必ずこの絵を返すこと。それから10年、子どもたちは高校3年生となり、人生の岐路に立つ。彼ら彼女らはその後どんな人生を歩み、今どんな未来を描くのか。

  • S2021E17 ウイルスハント タイムラプス 世界初 8Kで迫る新型コロナ

    • March 27, 2021

    2020年12月、新型コロナウイルスのメカニズムを捉えようと、8Kタイムラプスで細胞を撮影する世界初の試みが始まった。挑むのはウイルス研究のエキスパートやミクロ撮影のプロフェッショナルたち。撮影された感染細胞内部の貴重な映像には、電子顕微鏡やCGでは分からなかった新型コロナの驚くべき情報が秘められていた。いまだ謎多き新型コロナの実態を日本中の研究者たちと8Kタイムラプス映像から読み解いていく。

  • S2021E18 満州 難民感染都市

    • March 28, 2021

    昭和20年、敗戦後の旧満州に残された日本人居留民は150万余り。ソ連軍の侵攻のなか奉天(現・瀋陽)など大都市に流れ込み次々に発疹チフスに倒れた。この時、患者の治療に当たったのは満州医科大学の医師、学生、看護師。ワクチンの製造を試みたが、医師もまた感染症で命を落としていく。ようやく終息するも、ペスト、次いでコレラが発生する。引き揚げに至るまで続いた知られざる感染症との闘いを貴重な証言や新史料で描く。

  • S2021E19 渋沢栄一に学ぶSDGs“持続可能な経済”をめざして

    • April 3, 2021
    • NHK BS1

    新1万円札の顔、渋沢栄一。500の企業を設立、600の福祉や教育事業に関わったその理念は「論語と算盤」道徳と経済の両立だ。この教えが今SDGsに通じると再注目。ゆかりの深い東京商工会議所や清水建設、東洋紡、東急などでは教えを受け継ぎ持続可能な経済をめざし挑戦を続ける。栄一の生涯をたどりながら企業に密着、社長が語る。案内役:渋澤健(栄一のやしゃご)語り:田辺誠一(大河ドラマ「青天を衝け」尾高惇忠役)

  • S2021E20 福島 幻の銘酒 十年目の復活

    • April 10, 2021
    • NHK BS1

    中東や北アフリカで独裁政権を次々と崩壊に追い込んだ民主化運動「アラブの春」から10年。中心地エジプト・タハリール広場でデモを率いた若者たちの今を追った。国の安定のため、与党議員に転じた元リーダー。命を脅かされながらも“消えゆく声”を代弁し続けるロック・ミュージシャン。そして、異国で闘い続けるジャーナリスト。世界各地で“民主主義のあり方”が揺らぐ今、「アラブの春」がもたらした可能性と限界を見つめる。

  • S2021E21 “自由の声”が消えゆく世界で -アラブの春から10年 夢の先に-

    • April 11, 2021
    • NHK BS1

    福島の浪江町で愛されてきた地酒「磐城寿」(いわきことぶき)。東日本大震災で酒蔵が流され味を支える酵母も失われてしまった。しかし杜氏の鈴木大介さんは、故郷のコメと水を使って「磐城寿」をもう一度作り上げようと決意。10年目の2021年3月、ついに酒蔵の再建を果たし浪江産の「磐城寿」を出荷できることになった。「もう一度故郷の絆を取り戻したい」という鈴木さんの思いと、地酒の復活を待ち続けた人々の姿を描く。

  • S2021E22 新型コロナ 全論文解読×世界最強の頭脳

    • January 11, 2021
    • NHK BS1

    深刻さを増す今冬の感染再拡大、この先どうなる?いつ収束する?対策の決定打は?今こそ知りたい新型コロナの疑問に、20万本の論文を学習したAIとトップ研究者が挑む。 この冬、かつてない勢いで感染が再拡大している。この先どうなるのか?ワクチンや薬はいつどのようにコロナ禍に終止符を打ってくれるのか?NHKが開発した、新型コロナ関連の全論文20万本を学習した人工知能AIを使い、今後の予測のカギを握る世界の研究成果を徹底解読。AIがえりすぐったトップ研究者たちの貴重な独占インタビューも交え、今知るべき真実にとことん迫る。科学の「集合知」が指し示す日本の未来とは?

  • S2021E23 二つの震災 出会いと再生の物語

    • January 14, 2021
    • NHK BS1

    家族を描いたドキュメンタリーの制作に挑む阪神・淡路大震災で娘を亡くした中北幸さん、富代さん。カメラを手にすることで一歩踏み出そうとする夫婦の日々を見つめる。 1995年の阪神・淡路大震災で中北幸さん、富代さんは長女・百合さんを亡くした。悲しみの中で建築家の夫は元の場所に自宅を再建した。2年前、富代さんは東日本大震災の遺族のドキュメンタリーに出会う。震災で家を失った主人公の男性は息子が帰れるよう自ら自宅を再建した。その姿に夫を重ね合わせた富代さんは、自分たちの生き様を作品に残したいと考える。カメラを手にすることで一歩を踏み出そうとする夫婦の日々を見つめる

  • S2021E24 2030 未来への分岐点 (1)「暴走する温暖化 “脱炭素”への挑戦」

    • January 9, 2021
    • NHK BS1

    持続可能な未来を模索するシリーズ「2030 未来への分岐点」。第1回のテーマは新たなフェーズに入った地球温暖化。このままいくと早ければ2030年にも、地球の平均気温は臨界点に達するといわれている。それを超えていくと、温暖化を加速させる現象が連鎖し暴走を始める可能性が明らかになってきた。その時、私たちの暮らしはどうなるのか、どうすれば破局を回避できるのか。この10年歩むべき道を考える。#SDGs

  • S2021E25 2030 未来への分岐点 (2)「飽食の悪夢〜水・食料クライシス〜」

    • February 7, 2021
    • NHK BS1

    先進国の食への飽くなき欲望が、世界中に「飢餓のパンデミック」を拡大させている。日本で一年間に出される食品廃棄物を世界に分配すれば、飢餓問題の多くを解決すると言われるほどだ。富めるもの、富めないものを分ける現在の食料システムを2030年までに改善できなければ、その先の未来に待ち受けるのは「破滅」という悪夢であると研究者たちは指摘する。俳優の森七菜さんが2050年の日本で直面するものとは…。#SDGs

  • S2021E26 潜入10年 北朝鮮・武器ビジネスの闇

    • February 21, 2021
    • NHK BS1

    国際社会から長年疑惑を持たれてきた経済制裁下の北朝鮮による海外への武器輸出。その実態を映像で克明に記録、衝撃的な内容で世界を驚かせたドキュメンタリーを日本初放送 デンマーク人のウルリクは、北朝鮮の闇を暴きたいという思いから、スペインに本拠地をもつ北朝鮮との文化交流団体KFAにスパイとして潜入していた。長年にわたる団体への貢献によりKFA会長の信頼を得たウルリクは、会長から北朝鮮との武器取引ビジネスの話を持ちかけられる。そして、偽の投資家とともに北朝鮮を訪れたウルリクは、そこで驚くべき武器輸出ビジネスの実態を目撃、彼ら自身も闇のビジネスに巻き込まれてゆく。

  • S2021E27 アマゾン 文明の果て~死と再生を見つめて~

    • February 26, 2021
    • NHK BS1

    アマゾンの奥地に入ったブラジルの女性医師に密着。新型コロナの影響は?先住民族の暮らしのダメージは?知られざる悲劇と、そこから立ち上がろうとする人々の物語。 新型コロナの感染拡大で多くの死者を出しているブラジル。しかし、アマゾンの奥地の先住民族にどんな影響が出ているのかは詳しくは分かっていなかった。サンパウロで新型コロナの仮設病院で勤務し、自らも感染した女性医師が、アマゾンの実態を知りたいと現地へ向かった。カメラはその一部始終に密着。現地で起きた悲劇や、そこから立ち上がろうとする人々を見つめていく。

  • S2021E28 2030 未来への分岐点 (3)「プラスチック汚染の脅威 大量消費社会の限界」

    • February 28, 2021
    • NHK BS1

    今、リサイクルされずに放置されたプラスチックごみが、地球全体に拡散。小さく砕けたかけらが脅威となり始めている。生き物が誤飲によって育たないだけでなく、化学物質が食物連鎖の中で、濃縮されていく実態も明らかに。さらに、ナノレベルの粒子となったプラスチックが人体に悪影響を与えるリスクも浮かび上がってきた。プラスチック汚染の脅威、社会システムの模索の最前線から、未来への処方箋を探っていく。#SDGs

  • S2021E29 シリーズ“2030 未来への分岐点” 「特別編 持続可能な未来のために」

    • June 5, 2021
    • NHK BS1

    これまで2030シリーズで伝えてきた、温暖化、食料問題、プラスチック汚染。複雑に絡み合いながら深刻化する3つのテーマの関係性を描き、対策の最前線を紹介する。 シリーズ「2030 未来への分岐点」で伝えてきた温暖化、食料問題、プラスチック汚染。実は、これらのテーマは、互いに関連しあい複雑に絡み合う問題だ。例えば、温暖化が進めば食料生産に深刻な影響が出る一方で、持続可能な農業を実現することは、温暖化対策にも大きく貢献することになる。3つのテーマの関連性を描きながら問題の全体像を捉え、持続可能な未来を実現するために何が必要かを考えていく。

  • S2021E30 ジェネレーション3.11〜東日本大震災 10年の日々〜

    • June 12, 2021
    • NHK BS1

    BS1スペシャル「ジェネレーション3.11」~東日本大震災・被災地の子供たちの10年の日々~辛い記憶と向き合いながらも力強く未来を切り開く若者たちの4つの物語 BS1スペシャル「ジェネレーション3.11」~東日本大震災・被災地の子供たちの10年の日々~▽震災から10年、私たちはかつて取材した被災地の子供たちを再訪した。そこにはたくましく成長した若者たちの姿があった…▽辛い記憶と向き合いながら力強く未来を切り開こうと奮闘する若者たちの4つの物語▽『千年後の命を救いたい』『あかりさんの涙』『ありがとうテイラー先生』『ふるさとのためにともに奏でる』

  • S2021E31 コロナ時代の人情酒場 横浜・野毛 2021年夏

    • September 12, 2021
    • NHK BS1

    コロナに揺れる日本有数の飲み屋街、横浜・野毛。長引く休業で心が折れかける老舗主人、生きるため店を開け酒を出す店主、飲み以外に活路を見いだす若者…街はどうなるのか コロナ禍で苦境に立つ飲食店。日本有数の飲み屋街、横浜・野毛も街は真っ暗だ。この夏の3か月を徹底取材、聞こえてくるのはあえぎや怒り、諦めだった。酒の提供禁止に呆然となる老舗小料理屋、長引く休業で隠居もを考える焼き鳥屋、「飲み」以外に挑戦し始めた若者、生きるために行政の要請を無視し営業する居酒屋、酒を飲む場所を探す客たち…バラバラになった街の今を見つめる。野毛をさまよう人:リリー・フランキー

  • S2021E32 スケートボード“伝説”が生まれた日 〜金メダリスト 堀米雄斗22歳〜

    • September 19, 2021
    • NHK BS1

    東京五輪で初の競技、スケートボードで金メダル獲得した堀米雄斗。4年前から渡米後の成長や格闘、素顔を密着取材、五輪後に長時間インタ。世界を驚かせた日本スケボー物語 五輪スケートボードの初代王者という「伝説」を成し遂げた堀米雄斗。金メダル獲得の裏にどんな秘話や壮大な物語があったのか…スケーターの父の影響でスケボーを始め、恩師の下で日本で成長、18歳で本場アメリカに単身乗り込み、居候しながらトップ選手を目指した日々。米国の超スーパースター・ナイジャを追い、もがき続けた。五輪の闘いの裏の驚きの秘話、世界の選手の超絶スーパープレーも満載。興奮と感動のスケボーの世界へ

  • S2021E33 廃虚になったマイホーム〜中国“鬼城”住民の闘い〜

    • September 25, 2021
    • NHK BS1

    中国では建設が途中でストップし、廃虚となったマンション「鬼城」が増えている。購入したマイホームが「鬼城」となり途方に暮れる住民たちの苦悩と闘いを描く▽2021年 武漢市内にある高層マンション「江南世家」。5年前に工事が止まり、未完成のまま放置されている。総戸数263戸の3分の2が販売済み。購入した住民の中には、マンションのローンと今の住居の家賃の二重払いに堪えかね、電気も水道もない新居に暮らし始める人も。開発業者を訴え、勝訴した住民もいるが、賠償金は一切支払われていない。「鬼城」住民の苦悩と闘いを通して、中国の不動産開発をめぐる歪んだ構図を浮き彫りにする。

  • S2021E34 “激変” 「復帰沖縄・一夜で車線が左右逆!」

    • December 2, 2021
    • NHK BS1

    車が右側通行だった沖縄で交通ルールが一晩で真逆に!切り替え作業に使えるのはわずか8時間。警察から小学生まで全県一丸となった驚きの対策と運命の一日を発掘映像で描く 暮らしを揺るがした激変を人々はどう乗り越えたのか、発掘フィルムで描く証言ドキュメント。第1回は1978年7月30日朝6時を境に車の通行車線が右から左に変わった沖縄。標識や道路標示の切り替えに奇策を用いた警察、左右逆になったハンドルでぶっつけ本番のバス運転手、小学生の一風変わった安全教室…県民一丸となって世界でもまれな交通制度改革を成功させた一大作戦がよみがえる!具志堅用高を起用した激レアCMも!

  • S2021E35 真珠湾80年 生きて 愛して、そして

    • December 5, 2021
    • NHK BS1

    真珠湾攻撃に参加した900人の搭乗員。その一人一人は夫や息子でもあった。繰り返される出撃のたびに胸をよぎる妻への思い。生還を祈る母の面影。証言で綴る愛と死の物語 太平洋戦争の口火を切った真珠湾攻撃には900人近い航空隊の搭乗員が参加した。彼らはその後、どんな運命を辿ったのか。記録を探ると、その後も最前線に投入され続け、生きて終戦を迎えた者は2割に満たなかった。死を覚悟しつつも、家を継ぐため縁談を急いだ者。前線から妻に宛て、焦がれるような思いの手紙を送り続けた者。10年以上に渡り撮影してきた元隊員や遺族の証言から、“真珠湾の英雄”とその家族の、愛と死を描く。

  • S2021E36 ニュースルームの闘い 〜フィリピン 電波が消えた放送局の18か月〜

    • December 9, 2021
    • NHK BS1

    2020年5月政権に批判的な報道をしてきたフィリピン最大の放送局が放送停止に。混乱の中女性記者が仲間の姿を記録した。生き残りをかけた放送局内部のドキュメント。 2020年5月、ドゥテルテ政権に批判的な報道を続けてきたフィリピン最大の放送局ABS-CBNが放送停止に追い込まれた。混乱の中、ニュースルームに所属する女性シアラは自分や仲間の撮影をはじめた。停波後、彼女たちはSNSを通じてコロナ最新情報を発信。またニュース部門のトップ・ジンは放送再開を求め公聴会に臨む。当事者が記録する放送停止から18か月の姿を通して、“放送”の価値とは何かを浮き彫りにする。

  • S2021E37 陸上短距離革命〜イタリア 金メダルの秘密を探る〜

    • December 22, 2021
    • NHK BS1

    東京五輪・陸上短距離で奇跡的な金メダルを獲得したイタリアチーム。ウサイン・ボルトに続く、世界最速の男となったラモントマルセル・ジェイコブズの飛躍の秘密を探る。 東京五輪・陸上男子100mと400mリレーを制したのは、誰も予想していなかったイタリア。ウサイン・ボルトに続く世界最速の男となったジェイコブズは元々走り幅跳びの選手で、リオ五輪にはケガで出場できなかった。その後、短距離走に専念。頭角を現したのは東京五輪のわずか2か月前、10秒を切った時だった。なぜイタリアが金メダルを獲得できたのか。本人やチームメート、コーチへのインタビューから真相を明らかにする。

  • S2021E38 “黒部の山賊”北アルプス秘境の山小屋に生きる

    • December 28, 2021
    • NHK BS1

    街の灯りも届かない、麓からは1泊2日、北アルプスの最奥部・黒部源流。かつて山賊が棲んだという伝説の残る秘境の山小屋を亡き父から受け継ぎ生きる、兄弟の一年を追う。 北アルプス最奥の地、黒部源流に建つ三俣山荘は、家族経営の小さな山小屋だ。主・伊藤圭さんは、開拓者だった父・正一さんから5年前受け継いだ。一方「最後の秘境」雲ノ平に建つ、雲ノ平山荘を引き継いだのは弟の二朗さん。2人はコロナ禍の中、苦境に立たされる山小屋で、今年、それぞれに新たな取り組みを始めた。四季折々の表情を見せる北アルプスの懐で、亡き父の思いを受け継ぎ、そこに生きることを選んだ兄弟の奮闘を描く。

  • S2021E39 完全版 開戦 太平洋戦争〜日中知られざる攻防〜

    • December 30, 2021
    • NHK BS1

    中国国民政府を率いた蒋介石の膨大な日記の全貌が明らかになった。日中戦争の国際化を目指したその戦略は、太平洋戦争開戦へとつながっていた。そして、日本の選択とは。 日本はなぜ、太平洋戦争の開戦に突き進んでしまったのか。中国国民政府を率いた蒋介石の膨大な日記や各国の外交史料から、日中戦争を国際化しようと狙った中国の戦略と、アメリカ・イギリスの思惑が交錯し、開戦へと至った舞台裏が明らかになった。さらに、今回、日本陸軍の和平工作の詳細が記された新たな史料を発掘。日中戦争が太平洋戦争へとつながる過程で、水面下で行われていた知られざる攻防の舞台裏を解き明かしていく。

Season 2022

  • S2022E01 欲望の資本主義2022 成長と分配のジレンマを越えて

    • January 1, 2022
    • NHK BS1

    やめられない止まらない欲望の資本主義。2017年から恒例新春巻頭言。成長、分配、生産性、循環。議論百出の中どこへ向かう?世界の知性と考える異色教養ドキュメント。 困窮者の救済が議論される一方で金融市場は世界的な緩和で潤い、K字と呼ばれる二極化の中叫ばれる生産性向上…。歪な状況の打開策は?人的資本への投資を進めるスウェーデン、循環型経済を試みるオランダなど取材。共産主義の苦い記憶から資本主義内での改革を語るチェコのセドラチェクと脱成長を主張するマルクス経済学者・斎藤幸平が徹底的に議論。ジム・ロジャーズからバルファキス、ラワースまで、資本主義の本質に切り込む。

  • S2022E02 30年ぶりの栄冠! ホンダF1 最後の戦い

    • January 2, 2022
    • NHK BS1

    自動車メーカー、ホンダがF1の2021年シーズン、22戦のレースを戦いぬき、ついにライバルを撃破、栄冠に輝いた。1番になるための技術者の熱き挑戦をドキュメント。 世界最高峰の自動車レース、F1。ホンダは最先端技術の開発と人材を育てるために、挑戦を続けてきた。しかし、2021年限りでF1から撤退する。技術者たちは「このままでは終われない」と、最後の戦いに挑んだ。そして、激戦の末、フェルスタッペン選手がドライバーズ部門で悲願のチャンピオンを獲得した。30年ぶりの栄冠をどのようにして、実現したのか?、ホンダの技術者たちの挑戦と勝利の秘密を解き明かす。

  • S2022E03 私たちのデジタル医療革命2022

    • January 2, 2022
    • NHK BS1

    コロナ禍で課題が浮き彫りになった日本の医療。一方、医療の現場ではデジタル化が急速に進んだ。デジタルの力でどんな医療が可能になるのか?最新情報を2部構成で伝える 医療の現場で加速するデジタル化の動き。一刻を争う救急搬送時に、患者の情報を病院と速やかに共有し治療につなげる鎌倉市の取り組みや、AIによる画像診断で胃がんの識別だけでなく病変の発生確率まで予測する最新の内視鏡検査、さらに、これまで発見できなかった体の異変や病気の兆候を検知する脳波計や聴診器の開発への挑戦を紹介する。デジタル医療で世界最先端を行くイスラエルの最新の取り組みも伝える。

  • S2022E04 爆笑問題のザ・リアルボイス〜ハワイ〜

    • January 3, 2022
    • NHK BS1

    遠隔操作ロボットで爆笑問題のふたりが世界の町へ出かけて人々にインタビューするザ・リアルボイス、今回訪れるのはハワイ。コロナ禍は楽園の島にどんな影響をもたらしたか 遠隔操作のロボットで爆笑問題のふたりが世界の町へ出かけて人々にインタビューするザ・リアルボイス、今回訪れるのはハワイ。コロナ禍は楽園の島にもおおきな影響をもたらした。日本や中国からの観光客は激減、その代わり目立つのはアメリカの本土からテレワークでやってくる人々だ。地元の住民たちは彼らをどう見ているか?また、最大の産業である観光を見直さざるを得ない状況は、ハワイの持つある力をよみがえらせつつある。

  • S2022E05 マイケル・サンデルの白熱教室 中国の友よ 君はそれで幸せなの?

    • January 3, 2022
    • NHK BS1

    教育改革、格差是正など中国で打ち出される驚くべき試みを当の中国人はどう考えているのか。日米の若者の衝撃は?サンデル教授が日米中のエリートたちと熱い議論を交わす! 中国で大胆な教育改革が始まっている。未成年者がオンラインゲームで遊べるのは、週末の1日1時間だけ。営利目的の塾は禁止、小学2年生まで宿題も禁止。教育は、人格形成へ向かうべきという考えからだ。さらには、格差を是正し、社会全体を豊かにするための「共同富裕」の政策も打ち出されている。それに応じてアリババなど巨大企業が巨額を寄付した。国家は、個人や企業にどこまで介入していいのか。日米中の若者達が議論する

  • S2022E06 美ら森を継ぐ 世界自然遺産“やんばる”の光と影

    • January 3, 2022
    • NHK BS1

    2021年7月、世界自然遺産に登録された沖縄「やんばる」の森。亜熱帯には珍しい多雨多湿な森には多種多様な生き物が暮らし、独特の食う食われるの関係を築いている。 沖縄「やんばる」には、飛べない鳥「ヤンバルクイナ」、日本一美しいとされる「オキナワイシカワガエル」など、独自の進化をとげた生き物が多数生息。多様性を生む秘密に貴重な映像満載で迫る。一方、今回、世界自然遺産となった区域には、米軍がかつて演習に使っていた森が含まれ土壌汚染の懸念があり、今も米軍の基地が隣接する。世界に誇れる豊かな森をどう守っていくか、自然の美しさと森を守ろうと奮闘する人々を描く。

  • S2022E07 ファーブルのバトン 親と子の博物誌

    • January 9, 2022
    • NHK BS1

    北海道と沖縄へ。とある親子三代が車に乗って気まま旅に出発した。魚を追ったり虫を捕ったり、お目当ての植物を探したり。その道中は発見と歓喜の連続! 旅の主人公は奥山久さん(83)。これまで120冊の図鑑や科学書を刊行したナチュラリストだ。奥山さんの信条は「常識を妄信せず自分で見たものだけを記す」。今回はこれまで未踏の地だった北海道を横断。さらに自らの観察人生の原点となった沖縄の離島をめぐる。旅の相棒は野遊び指導員の息子・英治さん(58)と無類の釣り好きの孫・恭さん(28)。その日の気分で行き先を決め、やりたいことをやりつくす旅が始まった。

  • S2022E08 霊峰に墜ちたB-29

    • January 9, 2022
    • NHK BS1

    奈良県の霊峰、大峯山からB-29のエンジンが掘り起こされた。山の麓に暮らすアメリカ人青年がその真相を追う。その過程で見えてきた、知られざるB-29の物語。 奈良県の大峯山。今でも修験者が修行するこの霊峰から、2006年、B-29のエンジンが掘り起こされた。山の麓に暮らすアメリカ人のカパララさんがその真相を追い始める。搭乗員の足跡を調べていくと、「戦争の狂気」を目の当たりにする一方で、戦時下でも失われていなかった人間としてのやさしさや、今でも日米双方の遺族が抱える痛みが明らかになっていく。慰霊のために大峯山に登ったカパララさん。そこで見たものとは。

  • S2022E09 我が子を家に〜中国誘拐 執念の22年〜

    • January 16, 2022
    • NHK BS1

    4歳で誘拐された我が子に会いたい―。中国で毎年20万件とも言われる行方不明者。子どもを誘拐によって奪われた母親による捜索に密着し、引き裂かれた親子の絆を見つめる 4歳で誘拐された我が子にもう一度会いたい―。中国・上海に住む唐蔚華(とう・いか)さんはその一心で、行方不明の一人息子を22年間捜し続けてきた。中国で毎年20万件とも言われる行方不明者。しかし今年、公安部が捜査を強化する「再会作戦」を展開。ラストチャンスと捉えた唐さんは、事件のキーマンに会いに行くなど精力的に動き、息子につながる手がかりが見えてきた…。誘拐に引き裂かれた親子の絆を見つめる。

  • S2022E10 それでも声を上げ続ける〜香港 記者たちの闘い〜

    • January 22, 2022
    • NHK BS1

    去年6月、民主的な論調で知られた香港の新聞「リンゴ日報」が発行停止に追い込まれた。番組では、「言論の自由」を守ろうと声を上げ続けるリンゴ日報元記者の闘いを追った 中国に批判的な論調で知られた「リンゴ日報」で社会部の記者だったシャーリー・リョン。発行停止後もフリーのジャーナリストとして活動している。記事にするのは、民主化を求める抗議活動に参加した若者のその後など、市民の声なき声だ。香港では、国家安全維持法の施行後、メディアへの締めつけが続いている。一国二制度のもとで保証されてきた「言論の自由」は守れるのか。声を上げ続けるジャーナリストの闘いを見つめた。

  • S2022E11 氷上の演出家 フィギュア振付師 ブノワ・リショー

    • January 22, 2022
    • NHK BS1

    フィギュア孤高の振付師フランス人ブノワ・リショー。大胆で斬新、目指すは人々の感情を揺り動かす新時代の振付。彼と共に、坂本花織選手も五輪へ向け演技の完成を目指す。 この番組を見るとフィギュアがもっと好きになる!フィギュア振付に革命を起こした男、ブノワ・リショー(フランス出身・34)。大胆な発想と斬新な振付で、世界に登場してきた。彼が目指すのは、選手の個性を引き出し、見る人々の感情を揺り動かす新時代の振付だ。ブノワに出会って大きく飛躍を遂げたのが坂本花織選手。北京五輪に向けてブノワが演技のテーマとしたのは「女性の自由」二人は力を合わせて、演技の完成を目指す。

  • S2022E12 突撃!ストリートシェフ@バルセロナ

    • January 23, 2022
    • NHK BS1

    胃袋から世界を知り尽くす!スペインのバルセロナで各国の料理を堪能。苦難の時代にこそ、激ウマグルメは生まれる!?ストリートシェフたちの“逆境メシ”を要チェック! 胃袋から世界を知り尽くす、グルメドキュメンタリー第8弾。スペイン屈指の観光都市バルセロナで、スペイン料理パエリア、ペルー料理アンティクーチョ、イタリア料理ラザニアなど、世界各国の激ウマグルメを堪能。その誕生の歴史を探ると、人類は苦しい時代にこそ、おいしい料理、すなわち“逆境メシ”を生み出してきたことが判明。母国のプライドをかけて逆境メシを披露する5人のストリートシェフたちを要チェック!

  • S2022E13 山本五十六と“開戦”

    • January 23, 2022
    • NHK BS1

    香取慎吾さん主演のドラマ「倫敦ノ山本五十六」のさらなる深層。軍縮、三国同盟、開戦…。独自取材と新資料を元に歴史の分岐点に迫る。なぜ日本は戦争に向かったのか…。 太平洋戦争80年、真珠湾攻撃を立案した軍人・山本五十六をめぐる新資料が次々明らかに。初公開の機密文書、遺族の元に眠る直筆メモ、そして秘蔵映像…。見えてきたのは、山本が軍縮、三国同盟、開戦と何度も歴史の分岐点に立ち、戦争回避をめざしながらも上層部の思惑や熱狂する世論に阻まれ挫折していた姿。香取慎吾さん主演のドラマ「倫敦ノ山本五十六」が描いた新事実のさらなる深層…。日本はなぜ戦争へ突き進んだのか。

  • S2022E14 全告白!国際ロマンス詐欺〜漫画家が陥った“偽りの恋”

    • January 23, 2022
    • NHK BS1

    コロナ禍でひそかに増えている「国際ロマンス詐欺」。外国人が日本人をターゲットに恋愛感情を悪用して大金をだまし取る。被害者となった漫画家の女性がすべてを告白する。 レディースコミックの女王と呼ばれる漫画家・井出智香恵さん。ハリウッド俳優を名乗る男からSNSに届いたメッセージをきっかけに、7500万円もの大金をだまし取られた。コロナ禍でひそかに増えている「国際ロマンス詐欺」だ。外国人が日本人をターゲットに恋愛感情を悪用して大金をだまし取る。詐欺グループが仕掛ける巧妙なわなとは?多くの被害者が口をつぐむ中、被害を食い止めたい一心で、井出さんがすべてを告白する。

  • S2022E15 気候危機を食い止めたい! 若者たちが挑むCOP26

    • January 27, 2022
    • NHK BS1

    脱石炭など温暖化対策を求める若者たちが11月、英グラスゴーのCOP26に参加。グレタや世界の環境活動家、科学者、政治家たちとの対話に密着。Z世代の本音とは? ▽高校生や大学生が脱石炭など温暖化対策を求めて英グラスゴーのCOP26に参加。グレタや深刻な異常気象の被害を受けている世界の若者たちとの出会いに密着▽1.5℃に気温上昇を抑えなければ自分たちの未来はない! でも大人たちに伝わらない危機感。今できることは? Z世代の本音に迫る▽数万人が声を上げるデモ、科学者との対話で生まれた変化とは?▽日本の政治家に問う「気候危機」。鹿児島20歳の挑戦。#SDGs

  • S2022E16 沖縄“迷子”の50年

    • January 28, 2022
    • NHK BS1

    沖縄のお笑いの第一人者・照屋林助の歌から本土復帰後の世相を探りながら、経済と人々の暮らしの変容を描く。アメリカ世から大和世。沖縄の半世紀をたどる。 本土復帰から50年の沖縄。当初、目指したのは、生活の「本土並み」。海の魅力があいまり、観光客は年々増加。ちゅらさん、アムラーなど沖縄ブームが起きた。しかし、県民所得の伸び悩みなど課題は多い。沖縄ポップカルチャーの第一人者・照屋林助は、かつて沖縄を「迷子」に例えた。照屋林助が残した歌から世相を探りながら、半世紀の経済の変容を描く。アメリカ世から大和世、そして未来へ。沖縄の半世紀をタイムトリップする。

  • S2022E17 もう一度ペットに会いたい〜世界に広がるクローンビジネス〜

    • January 29, 2022
    • NHK BS1

    亡くなったペットのクローンを作るビジネスが世界に広がっている。急成長した中国企業は300匹の犬猫を生み出した。米・韓国の最前線を取材クローン技術の光と影を描く。 ペットを亡くした飼い主にクローンを作るビジネスが世界に広がっている。中国では4年前に事業を始めた企業が急成長。300匹の犬猫のクローンを作り、論議を呼んでいる。業界大手のアメリカ企業は馬のクローンビジネスを拡大。韓国でもクローン技術の様々な応用研究が進んでいる。しかしクローンペットには国際的な規制がなく、代理母などに犠牲を強いていると批判の声がある。クローンペットの最前線を取材し光と影を見つめる。

  • S2022E18 求む“起業家会社員”〜ソニーと14人の学生たち〜

    • January 29, 2022
    • NHK BS1

    ソニーが前例のない人材確保作戦に乗り出した。現役経営者や起業経験のある「起業家精神」あふれる学生を集め、新規事業プランを競わせる選考会を開催。その舞台裏に密着。 業績絶好調のソニーが、去年前例のない人材確保作戦に乗り出した。現役経営者や起業経験のある、「起業家精神」あふれる学生を集め、新規事業プランを競う選考会を開催したのだ。創業以来のDNAである「尖った人材」の確保が難しくなるなか、定期採用では出会えないタイプの学生に門戸を開こうという会社側。一方、100人を超える応募者から選ばれた14人の強者はどんなプランを発表するのか?1か月に渡って舞台裏に密着。

  • S2022E19 超絶ダンス バトル・オブ・ザ・イヤー 頂上対決 ブレイキン

    • January 30, 2022
    • NHK BS1

    ブレイキン、別名ブレイクダンスは、2024年パリ・オリンピックの新競技に採用されている。世界最高峰を決める大会にカメラを置き、その魅力をお届けする。 ブレイキンとは、いわゆるブレイクダンス。2024年パリ・オリンピックの新競技に採用され注目されている。アメリカ・ニューヨークで生まれたストリートダンスがその起源だと言われる。ブレイキンの真骨頂は「ダンスバトル」。2021年の世界最高峰を決める大会にカメラを置き、出場する日本チームに密着し、ダンスの迫力や気迫溢れるダンサー達の様子、世界中の若者を虜にするブレイキンの魅力をお届けする。

  • S2022E20 激烈!開発競争 空飛ぶクルマ

    • January 30, 2022
    • NHK BS1

    SF映画でおなじみの「空飛ぶクルマ」。実現は遠い未来と思われたが、最先端技術の投入で今、現実になろうとしている。日本や世界の開発競争の最前線をドキュメントする。 「空飛ぶクルマ」の定義はeVTOL(電動・垂直離着陸機)環境に優しい電池が動力源で、自由に空を移動できる新しい乗り物。パイロットなしの自動制御も目指す。現在、アメリカ、中国、欧州など400社以上が、いち早く実用化しようと激しく競い合っている。日本の開発メーカー、スカイドライブは小型2人乗りの機体開発を急ピッチで進めている。どんな開発が行われているのか?「空の移動革命」最新の情報を伝える。

  • S2022E21 混迷ミャンマー〜クーデター1年 若者たちの選択〜

    • January 30, 2022
    • NHK BS1

    ャンマーの軍事クーデターから1年。抗議の声を上げた若者たちは今どうしているのか。ジャーナリストの北角裕樹さんが若者のその後を追った。混迷が続くミャンマーの記録 去年2月、クーデターが起きたミャンマー。軍の統治に反対し多くの若者が抗議の声を上げた。弾圧の実態や抵抗する市民を現地で取材し、拘束された経験を持つ北角裕樹さんはミャンマーで出会った若者たちのその後を追い続けている。抗議活動の先頭に立っていた学生リーダーは、武器を持って戦うことを決断、軍事キャンプに参加していた。民主派勢力の閣僚になった女性は軍から指名手配を受けていた。混迷が続くミャンマーの今を描く

  • S2022E22 新大久保 明日を探す多国籍タウン

    • February 1, 2022
    • NHK BS1

    住民の3人に1人が外国籍という多国籍タウン、東京・新大久保。多様な人たちが、コロナに翻弄されながらも助け合い、支え合い、共に暮らす明日を模索し続ける姿を追う。 東京・新大久保。住民の3人に1人が外国籍という日本有数の多国籍タウンだ。日本、韓国、ベトナム、ネパールの商店主らが、共生をめざして結成した「4か国会議」を通して、私たちはこの街を3年にわたって見つめてきた。コロナ禍が長引く今、状況は厳しさを増し、街の人々は経営難や在留資格の喪失などさまざまな困難に直面している。それでもなお、助け合い、支え合い、共に暮らす明日を模索し続ける多様な人たちの姿を追う。

  • S2022E23 動画が暴いた軍の弾圧〜ミャンマー クーデターから1年〜

    • February 1, 2022
    • NHK BS1

    クーデター以降、1500人近い市民を殺害してきたミャンマー軍。市民が決死の覚悟で撮影した動画や写真をもとに、クーデターから1年に渡る人道危機を明らかにしていく。 クーデター以降、1500人近い市民を殺害してきたミャンマー軍。この惨状を世界に伝えようと日本に暮らすミャンマー人夫妻が現地の動画や写真を集め、軍の非道を告発し続けている。NHKでも独自に動画を分析。日時や場所を特定して目撃者の証言と照らし合わせるデジタル調査報道を続けてきた。“真実の記録”を発信し続ける夫婦の闘いとNHKの調査をもとに、クーデターから1年に渡る人道危機を明らかにしていく。

  • S2022E24 金を貸すより知恵を出せ〜コロナ禍・老舗信用金庫の格闘〜

    • February 20, 2022
    • NHK BS1

    巣鴨信用金庫は、新型コロナの感染急拡大を受け、取引先の経営改善を図る「本業支援」に全力を挙げる決断を下した。そこに様々な壁が立ちはだかる。信金マンの格闘を追う。 今年創立100年を迎えた巣鴨信用金庫。「地域経済のインフラ」を支えてきたこの信用金庫が異例の方針を打ち出したのは2020年4月。新型コロナの感染急拡大で多くの取引先の売上げが激減。そこで、取引先に社員のように入り込み、経営改善を図る「本業支援」に全力を挙げる決断を下したのだ。しかし、融資はプロでも経営の素人である信金マンに次々と難題が持ち上がる。自らの存在意義をかけて格闘する信金マンの姿を追った。

  • S2022E25 ラスト ドライブ

    • February 21, 2022
    • NHK BS1

    死を前にした人を人生最後に願う場所へと運ぶ「願いの車」プロジェクト。人は人生の最後に何を願うのか。美しい春のドイツを舞台にそれぞれの人生最後の旅を見つめていく。 死を前にした人の最後の願いをかなえようという終活プロジェクトがヨーロッパで静かに広がっている。ドイツでは3年前から「願いの車」という名の車が旅を続けている。医療従事経験のあるスタッフとボランティアが、本人や家族からの依頼をもとに人生最後の旅のプランを作る。死を前にした時、人は最後に何を願うのか。美しい春のヨーロッパを舞台に、本人、家族、ボランティアそれぞれの目から人生最後の旅を見つめていく。

  • S2022E26 マイライフ イン ニューヨーク ある日本人ピアニストの再起

    • February 23, 2022
    • NHK BS1

    去年放送したNスぺ「この素晴らしき世界」で取り上げた、NY在住のピアニスト・海野雅威さんの再起を追う。ヘイトクライムで暴行を受けた海野さんは夢を取り戻せるのか。 ジャズの街・ニューヨークでトップをうかがう地位を築いていたピアニスト・海野雅威さんは、2020年9月、地下鉄の通路で黒人の少年8人に、「中国人は出ていけ」という言葉を投げつけられ、15分間にわたって暴行を受け、ピアニストの命とも言うべき右肩を複雑骨折した。まだ傷は癒えないが、この苦しみを音楽で表現しようとアルバムを完成させた。海野さんの苦闘の一部始終を撮影してきた、ディレクターが語る感動の物語。

  • S2022E27 父を探して〜日系人強制収容から80年〜

    • February 23, 2022
    • NHK BS1

    太平洋戦争中、米国で日系人収容所に入れられ、市民権を放棄して帰国した父。息子は父の死後、父が市民権回復を求めていたことを知る。父に何があったのか?息子の心の旅。 川手晴雄さんは父の死後、遺品から一通の手紙を見つけた。父は日本からアメリカに移住した日系2世。戦後アメリカから帰国したとだけ聞いていた。手紙はアメリカの弁護士に宛てたもので、市民権回復を求めるものだった。父は戦時中、強制収容所で過酷な運命にさらされていた。日本人として日本で生きたはずの父がなぜ、市民権回復を求めたのか?川手さんはその理由を探すため、真珠湾攻撃から80年の節目にアメリカに渡った。

  • S2022E28 ほんたうに俺でよかつたのか

    • February 25, 2022
    • NHK BS1

    妻に先立たれて12年。京都に住む永田和宏74歳(歌人・生物学者)は妻・河野裕子が残した結婚以前の日記を読み、青春時代に妻が2人の男を愛し苦悩していたことを知る。 妻に先立たれてから12年。京都に住む永田和宏74歳(歌人・生物学者)は妻・河野裕子が残した結婚以前の日記を読み、青春時代に妻が2人の男を愛したことで苦悩し葛藤していたことを知る。永田が向き合うことになった妻の真実。70歳を過ぎて日記に心を動かされ、自らの青春をたどり直し、残りの人生を新たな気持ちで生きていく永田の姿を京都の四季の中に追う。

  • S2022E29 黒澤明の映画はこう作られた 〜証言・秘蔵資料からよみがえる巨匠の制作現場〜

    • March 1, 2022
    • NHK BS1

    黒澤明の映画はどのように作られたのか?制作の現場を捉えた貴重な記録映像、録音テープや台本などの秘蔵資料に加え、出演者や関係者の証言をもとに黒澤の映画作りに迫る。 日本映画の巨匠・黒澤明監督が残した映画は、「羅生門」「七人の侍」「天国と地獄」「影武者」「乱」など30本。それらは日本の映画界をリードし、世界の映画人に刺激を与えてきた。そんな黒澤監督の映画作りの本質を、撮影現場を記録した映像、黒澤監督に密着したドキュメンタリーの未公開シーン、映画スタッフが保管していた台本や創作メモなどの貴重な秘蔵資料と、黒澤映画を彩った名優たち、関係者の証言で浮き彫りにする。

  • S2022E30 市民が見た世界のコロナショック 1月〜2月編

    • March 1, 2022
    • NHK BS1

    オミクロン株が猛威を振るう中、世界の人々はどう生きているのか。精神的に追い込まれる親たち、ワクチン接種よりも感染を望む人、隔離生活を送る人…市民自らが報告する。 コロナ禍で五輪を開催した中国では、開催都市・北京防衛のため、海外からの帰国者は隔離生活を強いられた。感染者数が世界最大のアメリカでは、長期の自粛生活の中、親たちが育児や家事に追われメンタルヘルスの悪化が深刻な課題に。世界に先駆けワクチン接種を進めるイスラエルだが、オミクロン株の流行で国民の3人に1人が感染する事態となり、積極的に感染を望む人まで現れた。その理由とは?他にフランスの学校現場の混乱など

  • S2022E31 台湾海峡で何が〜米中“新冷戦”と日本〜

    • March 1, 2022
    • NHK BS1

    米中関係が“新冷戦”と呼ばれるほど冷え込む中、台湾海峡で軍事的なせめぎ合いが激化。影響は日本にも及んでいる。安全保障の最前線で何が起きているのか。現場から報告。 米中関係が“新冷戦”と呼ばれるほど冷え込む中、台湾海峡で軍事的なせめぎ合いが激化。その影響は日本にも及び始めている。在日米軍の動きが各地で活発化し、歩調を合わせるように自衛隊は南西地域で新たな活動を開始。周辺住民の間で波紋が広がっている。さらに自衛隊元最高幹部などが台湾で紛争が起きた場合のシミュレーションを行い、日本がどのような対応を迫られるのか、独自の検証を始めた。安全保障の最前線から報告する。

  • S2022E32 韓国“七放世代”の大統領選

    • March 6, 2022
    • NHK BS1

    3月9日に投開票を迎える韓国大統領選挙。就職難や不動産価格の高騰という現実の中で、5年前に政権を倒した若者たちはどんな政権選択をするのか、その行方を見つめる。 韓国大統領選挙。注目は5年前に“ろうそくデモ”で政権を倒した若者たちの動向だ。期待を背負い誕生したムン・ジェイン政権だが、その後も若者の就業率は上がらず不動産価格は高騰。マイホームはおろか結婚も諦めざるを得ないのが現実だ。“七放世代”と呼ばれる20~30代はどんな政権選択をするのか。フードデリバリーの男性、住宅事情改善に取り組む女性を通して、若者が政治にもの言う世界でも稀な国の選挙をリポートする。

  • S2022E33 “高度理系人材”を獲得せよ〜令和の金の卵 争奪戦〜

    • March 20, 2022
    • NHK BS1

    急速なデジタル化により、コンピュータサイエンスを初めとした「高度理系人材」の争奪戦が激しさを増している。ネパールに乗り出して学生を「超青田買い」する企業も登場。 「第4次産業革命」とも呼ばれる急速なデジタル化により、コンピュータサイエンスを初めとした「高度理系人材」の争奪戦が激しさを増している。数少ない「金の卵」に企業からのオファーが殺到。中には日本に見切りをつけてネパールに乗り出して学生を「超青田買い」する企業も。その一方で基礎科学を専攻する学生は研究を生かす就職先がなかなか見つからない。過熱する高度理系人材採用の最前線に密着、科学技術大国の未来を占う。

  • S2022E34 氷上の演出家 フィギュア振付師ブノワ・リショー 〜北京への物語〜

    • March 20, 2022
    • NHK BS1

    北京五輪・女子フィギュア坂本花織選手の銅メダルを支えた、ある男がいた!フランス人振付師ブノワ・リショー。「フィギュアに革命を」というブノワと選手の北京への物語。 北京五輪フィギュア女子シングルの坂本花織選手は、圧倒的な演技をみせるROC選手と競い念願の銅メダルを獲得した。坂本は4回転ジャンプなど大技をもたないが、スピード感のある完成度の高い演技で、高い演技構成点をたたき出した。このメダル獲得を支えたのが、フランス人振付師のブノワ・リショーだ。目指すのは、選手の内面を引き出し、見る人の感情を揺り動かす振り付け。ブノワと選手たちの北京への闘いの日々を追った。

  • S2022E35 突撃!ストリートシェフ@シドニー

    • March 20, 2022
    • NHK BS1

    胃袋から世界を知り尽くす!オーストラリアのシドニーで激ウマ料理を堪能。白人優先の国が多様性あふれるグルメの国に変貌した理由は?5人の大人気シェフを要チェック! 胃袋から世界を知り尽くすグルメドキュメンタリー第9弾。舞台はオーストラリアのシドニー。かつて英国の流刑地だったオーストラリア。しかし金鉱の発見とともに夢の地に変貌、世界各地から人々がやってきた。今や移民が人口の3割に達する多民族国家だ。白人優先の地が寛容な多様性あふれる国になったのはなぜか。最初に入植者が持ち込んだミートパイ、難民のBBQ、先住民のカンガルーバーガーなど多彩な“食”で解き明かす。

  • S2022E36 夜明け〜先生と子どもたちの卒業〜

    • March 21, 2022
    • NHK BS1

    吹奏楽にかける青春ストーリー。北国旭川を舞台に、泣き、笑い、音楽に打ち込んだ教師と生徒たちの卒業までの1年間。熱く、ひたむきな高校生たちのドキュメンタリー。 北海道旭川商業高校の音楽教師・佐藤淳は、赴任してから三十年、その情熱で吹奏楽部を北海道屈指の名門に育て上げてきた。佐藤は今年、定年を迎える。卒業に向かって残された時間を慈しむように過ごす子どもたち。先生と出会って、子供たちはどう成長し、そして巣立っていくのか。美しい音の響きと北海道の秋から冬にむけての雄大な風景を重ねて描いて行く。語り・吉岡秀隆 音楽・稲本響 ディレクター・瀧本智行(映画監督)

  • S2022E37 爆笑問題のザ・リアルボイス〜台湾〜

    • March 27, 2022
    • NHK BS1

    遠隔操作のインタビューロボットで爆笑問題のふたりが台湾の人々のリアルボイスをきいていく。中国との関係は?そしてアメリカへの思いは?揺れる市民たちの本音を探る。 遠隔操作のインタビューロボットで爆笑問題のふたりが市民の声をきいていくザ・リアルボイス、今回の舞台は台湾の台北だ。訪れるのは、庶民の味であるルーロー飯の名店と、東京でいえば原宿にあたる街にある若者に人気の火鍋店。緊張が高まっているといわれる中国との関係をどうおもうのか?話をきく手がかりにしていくのは、世代を超えて人気があるラブソング、人々はそこにどんな思いを寄せているのか、揺れる本音を探る。

  • S2022E38 マイケル・サンデルの白熱教室 「民主主義って時代遅れなの?」

    • March 27, 2022
    • NHK BS1

    ハーバード大学のマイケル・サンデル教授が「民主主義の危機」に迫る。民主主義はなぜ必要なのか?中国人はどう思っているのか?日米中の若者たちが熱い議論をぶつけ合う! 戦争やパンデミックで問い直される「民主主義の価値」を、サンデル教授が日米中の学生に問いかける。ウクライナ侵攻はなぜ許せないのか?国家主権はなぜ大事?アメリカでコロナ対策が遅れたのは、民主主義のせい?経済が発展し、生活が向上するなら、民主主義じゃなくても良いのか?世界は本当に民主主義と権威主義に分断されてしまったのか?自らも民主主義国だと主張する中国の学生たちにアメリカと日本の若者はどう反論する?

  • S2022E39 開き始めた衣装箱〜伝統服に揺れる多民族国家・中国〜

    • March 27, 2022
    • NHK BS1

    中国で、漢民族の伝統衣装・漢服が復活し始めた。大国としての自信を深める今の中国人の思いが、ファッションの世界にも現れ始めているのだ。中国はどう向き合うのか。 中国で、漢民族の伝統衣装「漢服」が復活し始めた。古い歴史を持つ服だが、清朝支配下で弾圧され、以後近代化や文化大革命で忘却され、350年以上姿を消していた。今、大国としての自信を深めた中国人の思いが、ファッションの世界にも現れ始めているのだ。ただし14億の9割以上を占める漢族の思いは、扱いが極めて厄介だ。多民族国家の運営に腐心する今の中国は、この問題にどう向き合っているのか。その現場を追う。

  • S2022E40 福島モノローグ 完全版

    • March 29, 2022
    • NHK BS1

    昨春反響を呼んだドキュメント映像詩「福島モノローグ」。今回はその後1年間追った完全版。原発被災地の故郷で、大地をよみがえらせようと奮闘する男が見た“再生の光”。 大きな反響を呼んだドキュメント映像詩「福島モノローグ」。今回はその後さらに1年間追った続編、99分完全版。原発事故後、残された動物達のため、ただ一人故郷・富岡町に留まった松村直登。9割の町民が戻らぬ町は、復興の名の下、変貌していく。松村は荒れ果てた先祖の土地をたったひとりで耕し、米作りを始める。次々降りかかる困難。故郷の大地をよみがえらせようと奮闘する姿から、真の復興とは何かを静かに問いかける。

  • S2022E41 セルフドキュメンタリー 不登校がやってきた2

    • April 2, 2022
    • NHK BS1

    わが子が突然不登校になった。学校に行かせるべきか?気持ちを優先し休ませ     るべきか?私はテレビディレクター。同じ問題をかかえる子供たちに初めて聞いてみた。 小学生のわが子が突然不登校になった。学校に行かせるべきか?気持ちを優先し休ませるべきか?私はテレビディレクター。みずからカメラを持ち、同じ問題をかかえる子供たちに聞いてみた。文科省の調査では、3割は先生や友達に原因があるという。その実態は?不登校になったきっかけ?学校や親について?そして不登校である自分自身について。初めて知った“不登校の真実”。学校とは教育とはその本質に迫るこん身の記録。

  • S2022E42 遺された“戦争”〜残留日本兵 横井庄一〜

    • April 3, 2022
    • NHK BS1

    終戦から27年間グアム島に潜伏し続けた残留日本兵・横井庄一さん。1500分に及ぶ音声テープなど未公開の記録から浮かぶ戦争の実態は、戦後日本に何を問いかけるのか? 終戦から27年間グアム島に潜伏し続けた残留日本兵・横井庄一さん。今回、遺品などから、1500分の音声テープなど未公開の膨大な記録が見つかった。「グアムの戦後のことは日本政府に訴えなあかん。戦争の後始末をつけるために」。記録を手がかりに関係者や資料を取材すると、潜伏し続けた本当の理由、そしてこの国が残留日本兵とどう向き合ってきたのかその内実が浮かび上がってきた。それは戦後日本に何を問いかけるのか?

  • S2022E43 8人の青い宇宙

    • April 10, 2022
    • NHK BS1

    8人の高校生は、カメラを載せた小箱を空へと放った―。8年後、成層圏から捉えた“青い地球”の映像と共に彼らの“青春”が帰ってきた。卒業生8人の今とあの日々の物語。 2020年の秋、埼玉県の山中で発見されたボロボロの小箱。それは、8年前に長野県飯田工業高校の生徒8人が“青い地球”を撮影するため、成層圏へと飛ばした観測装置だった。不意に訪れた帰還劇。カメラに記録された映像には、河川敷で気球を見上げる自分たちの姿と当時思い描いた青く丸みを帯びた地球の姿が活写されていた。胸の奥にしまった“青春の一コマ”が、不意に目の前に現れたとき、卒業生8人の人生の今と響き合う。

  • S2022E44 市民が見た北京オリンピック

    • April 16, 2022
    • NHK BS1

    コロナ禍や外交ボイコットの逆風の中で開催された北京オリンピック。中国の市民たちはどんな思いで大会を見つめたのか?町や暮らし、人々の変化を市民自らが撮影した記録。 オミクロン株の感染者が北京で見つかったのは開催目前の1月。ゼロコロナ政策を掲げる中、市民はITを活用したアプリ「健康コード」によって日常と行動を厳しく管理され、大会熱は2008年の五輪時ほど高くなかったという。五輪景気の期待がはずれた人の中には、生活のため副業を決意した人も。一方、史上初めて同一都市で夏冬両方の五輪を開催した祖国に誇りを持つ若者も。超大国となった今、外国への憧れはなくなったという。

  • S2022E45 正義の行方〜飯塚事件 30年後の迷宮〜

    • April 23, 2022
    • NHK BS1

    死刑執行された人物は真犯人だったのか―。福岡県で2人の女児が殺害された「飯塚事件」から30年。立場の異なる当事者たちの証言をもとに3部構成で事件の全体像を描く。 福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」は今年、発生から30年を迎えた。DNA型鑑定等によって犯人とされた人物には2008年に死刑が執行されたが、えん罪だったとする再審請求が提起され、事件の余波は今も続いている。立場を異にする当事者たちそれぞれが考える〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら、事件の全体像を多面的に描く3部構成の長編ドキュメンタリー。そこから浮かび上がるこの国の司法の姿とは?

  • S2022E46 アフガニスタン人道危機

    • April 24, 2022
    • NHK BS1

    世界最悪の人道危機が懸念されているアフガニスタン。厳しい冬を迎え、命をつなぐため奔走したアフガニスタンの人々と日本から支援する国際NGOペシャワール会に密着。 イスラム主義勢力タリバンが再び権力を掌握したアフガニスタン。しかし国際社会は、タリバンの統治に対する懸念から支援を停止し、この冬、アフガニスタンは、100万人以上の子供たちが命を落としかねない世界最悪の人道危機に直面した。命をつなぎたいと奔走するアフガニスタン最後の国王の孫と、日本から支援を続ける国際NGOペシャワール会の取り組みに密着。戦乱が続いたアフガニスタンで人々が求める平和は何か考える。

  • S2022E47 市民が見た世界のコロナショック 3月〜4月編

    • May 1, 2022
    • NHK BS1

    世界各地の市民が自らの日常を撮影し、コロナ禍の暮らしを見つめるシリーズ。パンデミック宣言から2年あまり、コロナ禍の長期化で変化する人々の意識と生活への影響を描く 国家非常事態宣言の延長を発表したアメリカでは、宣言とワクチン接種義務の撤廃を訴えるトラック運転手たちの運動が激化した。パンデミック前の日常への移行を進めるイギリスでは、後遺症患者たちが十分なサポートを受けられず不安と孤独を抱える。韓国では、オミクロン株の感染爆発が教育現場を支える非正規雇用の人々の暮らしを直撃。タイからは、コロナ禍の生活苦から家族を救うため、技能実習生の道を選んだ若者を紹介する。

  • S2022E48 50年目の告白 “安保の裏方”が見た沖縄

    • May 14, 2022
    • NHK BS1

    沖縄が本土に復帰して50年。日米両政府の方針の下、アメリカ軍基地をめぐる地元との調整を担った「防衛施設庁」の元職員を徹底取材。沖縄の復帰は何を意味したのか。 アメリカ統治下にあった沖縄の本土復帰から50年。かつて日米両政府の方針の下、沖縄の人々との調整に当たった組織があった。「防衛施設庁」。日米安全保障を下支えするいわば「裏方」として、土地の契約や事件事故の対応など基地負担に関わる実務を担い、難しい判断を迫られ続けた。今回、復帰の当初から実務を担い続けた防衛施設庁の元職員たちを徹底取材。内部資料も独自に入手。沖縄と日米安保の狭間で何を見てきたのか。

  • S2022E49 祖国への祈り〜在日ウクライナ人の戦争〜

    • May 15, 2022
    • NHK BS1

    未曽有の危機に陥ったウクライナ。日本に住むウクライナの人々は祖国を思い、悲痛な日々を過ごしている。ウクライナ正教会の信者らに密着し、平和への祈りを見つめる。 ▽空爆が続く町に閉じ込められた母。日本で毎日安否確認する娘。「来週、出産する孫を見せたい」▽軍に志願した父に捧げる祈り。“虐殺”の現場から届いた悲痛な知らせ▽激戦地マリウポリ。音信不通となった親せきは収容所に連行か?▽命からがら戦地を脱出した高齢の母。日本で奇跡の親子再会▽危険を顧みず、現地で避難民を支援する父。無事を願いながら、日本で活動を支える娘。▽離散を強いられた5人家族。再会を願う日々

  • S2022E50 美(ちゅ)ら森やんばる 世界自然遺産 未来への約束

    • May 15, 2022
    • NHK BS1

    沖縄「やんばる」の森。数多くの固有種が人の営みのすぐ傍でも暮らす。米軍基地が隣接する等の問題もある中で貴重な自然をどう残していくべきか美しい情景たっぷりに描く。 2021年7月に世界自然遺産に登録された沖縄島北部に位置する「やんばる」の森。飛べない鳥ヤンバルクイナや日本一美しいと言われるカエル・オキナワイシカワガエルなど、数多くの固有種が暮らしている。古来よりこの森は地元の人たちの生活を支え、人々もまた大切に森を守ってきた。世界自然遺産となったことで観光客の増加などが見込まれる中、世界的に珍しい生態系・生物多様性を持つこの森をどう残していくべきか考える。

  • S2022E51 ドキュメント クラクフ中央駅〜ウクライナ避難民の日々〜

    • June 5, 2022
    • NHK BS1

    ウクライナから国外への避難民はついに680万人を超えた。ポーランドのクラクフ中央駅には、愛する家族と別れ、命からがら逃れてきた人々が殺到。苦難の日々を見つめる。 人口の2割もの避難民が押し寄せるクラクフ市。駅を埋め尽くす280台の簡易ベッド。支援は限界に近づき、家も仕事も見つからない日々。▽最前線で従軍する高齢の父。最激戦地の製鉄所に立てこもる従弟。苛烈な攻撃のなか、送られてきた命のメッセージ。▽制圧後、“ロシア化”が急速に進む故郷。息子から届いた悲痛な叫び。▽夫を残し、幼子と決死の脱出をした妻の涙▽中央駅から戦禍のウクライナに再び戻る避難民も…。

  • S2022E52 ウクライナ・ニューヨーク 決意の回廊

    • June 12, 2022
    • NHK BS1

    ウクライナから逃れた人たちが、安住の地を求めて目指す場所がある。8000キロ離れたニューヨークである。さまざまな決意を胸に、アメリカに渡る人々の姿を見つめる。 NYには、世界最大規模と言われる、ウクライナ系の人々が住むコミュニティーがある。その数13万人。ロシア革命、ソ連崩壊、ウクライナで悲劇が起こる度に、大勢の人たちがここに逃れてきた。戦争が始まり、親戚や友人を頼り、安住の地を求めてNYを目指す人が急増している。出産をするために渡る女性、住民同士の対立から逃れる人、ある女性は、裏切り者と呼ばれながら、海を渡った。大きな決意を胸に回廊を渡る人々の物語。

  • S2022E53 デジタル・ウクライナ:衛星が変えた戦争

    • June 19, 2022
    • NHK BS1

    ウクライナ侵攻は、衛星によって初めてほぼリアルタイムに戦地の様子が伝えられる戦争となった。衛星が変えた戦地の実態と、それをめぐる国、企業、市民たちの戦いに迫る。 民間企業の参入により衛星技術は飛躍的に進化、ほぼリアルタイムで地球をとらえることが可能になっている。ウクライナの徹底抗戦の陰には、戦況を左右するほどの情報力をもった最新の衛星たちの存在があった。番組では衛星画像を公開した米マクサー社をはじめ、数々の民間衛星会社を取材。また、べリングキャットなど、衛星を利用して真実の追求を試みる市民たちを追った。知られざるウクライナ侵攻の衛星インテリジェンスに迫る。

  • S2022E54 ロシア ジャーナリストの闘い

    • July 10, 2022
    • NHK BS1

    ロシア政府に挑むジャーナリストの記録。ウクライナに侵攻したロシア。国内では言論の自由が制限されている。その中でジャーナリスト達はどんな活動を続けているのか迫る。 NHKの取材班は、日本からリモートでロシアのジャーナリスト達に呼びかけた。応じたのは、独立系メディアのメンバー。ロシアではテレビ・新聞・ラジオなど主要なメディアは、国の強い影響下にある。一方、独立系は政府を批判するなど、自由な報道を貫いてきた。しかし、ウクライナへの軍事侵攻から、状況は変わった。多くの独立系メディアが活動を止められ、それでもジャーナリスト達は動画配信などで真実を伝えようとしている。

  • S2022E55 キーウ 市民たちの抵抗〜映画監督が見つめた戦時下の首都〜

    • July 17, 2022
    • NHK BS1

    ことし3月、ロシア軍が間近に迫ったウクライナの首都キーウでは、多くの市民が街に残り、抵抗を続けていた。ウクライナ人映画監督を通じて市民の姿を見つめた貴重な記録。 ことし3月、ロシア軍が間近に迫っていたウクライナの首都キーウ。短期間で陥落すると世界中が予想する中、多くの市民が街に残り、抵抗を続けていた。ロシアによる連日のミサイル攻撃。迫り来る市街戦への恐怖。それでも市民は団結し、自由と民主主義を守ろうとしていた。そうした市民の一人、戦争をテーマにした映画のシナリオを書き進めているウクライナ人映画監督を通じて、市民の姿を見つめた迫真のドキュメンタリー。

  • S2022E56 メタバースがやってきた〜仮想世界の光と影

    • July 17, 2022
    • NHK BS1

    世界的に進む仮想世界メタバースの動き、それは私たちの暮らしをどう変えようとしているのか。仮想世界の光と影を取材し、落合陽一氏とともに、未来を考えていく。 ビジネスに、教育に、そして医療にと、あらゆる分野で加速度的にメタバース=仮想世界は広がっている。それは私たちの暮らしをどう変えようとしているのだろうか。華やかなニュースがあふれる一方で、バーチャル世界に浸りきる人々も現れ、依存の問題も指摘され始めている。メタバースの光と影をを世界各地で取材し、筑波大学で教鞭(べん)をとりつつ、メディアアートを手掛ける落合陽一氏とともに、その可能性と課題を考えていく

  • S2022E57 密着!中国受験街〜“高考”(ガオカオ)運命の3日間〜

    • July 24, 2022
    • NHK BS1

    熾烈を極める中国の大学入学試験、高考(ガオカオ)。その結果で後の人生が決まるとあって、家族をあげた一大イベントとなっている。3組の親子の“熱い”受験に密着。 毎年6月に行われる中国の大学入学試験、高考(ガオカオ)。受験者数は毎年過去最高を更新し今年はおよそ1200万人。中国では基本的に学校別の試験はなく、この全国統一試験の結果で合否が決まる。政府はトップ約150校を重要拠点と定めており、ここに入れば残りの人生が保証されると信じられている。受験は中国の家族にとって、人生の一大イベントとなのだ。そんな高考に挑んだ3組の親子の熱い“受験”戦いを追いかけた。

  • S2022E58 沖縄戦争孤児

    • August 14, 2022
    • NHK BS1

    復帰50年の沖縄で空白となってきた歴史がある。沖縄戦で親を亡くした戦争孤児。凄惨な地上戦で何を体験し、基地の島となった戦後をどう生きたのか。圧倒的な証言で描く。 地上戦に巻き込まれ、目の前で父と母を亡くした沖縄の戦争孤児。終戦前後は米軍が孤児院で保護したが、その後の足取りは調査されたことがない。徹底取材で浮かび上がったのは、壮絶な戦争体験と孤立無援で生きた過酷な戦後。幼くして孤児となったため、自分の名前も出自もわからず、いくつもの家を転々とした人。戦争中に餓死した妹を救えなかったトラウマに今も苦しむ人。初めて語られる証言から、今も続く戦争の傷あとを描く。

  • S2022E59 戦禍のなかの僧侶たち〜浄土真宗本願寺派と戦争〜

    • August 20, 2022
    • NHK BS1

    仏教は戦争にどう関わったのか。浄土真宗本願寺派は1万寺に調査を行った。戦場に派遣された従軍僧の日誌や戦時動員の住職の記録など新資料から僧侶たちの戦争体験を描く。 日中戦争から太平洋戦争の時代、仏教は戦争にどう関わっていたのか。浄土真宗本願寺派(西本願寺)は1万寺に調査を行った。3800の寺から回答があり写真や資料が寄せられた。中国の戦場に派遣された従軍僧の日誌や門信徒を戦場に送った住職の記録などアジアに進出した教団の姿が浮かび上がった。太平洋戦争では85%の寺が金属回収に応じ学童疎開や戦時動員に協力していた。新たな調査をもとに戦禍の中の僧侶たちの姿を描く。

  • S2022E60 欲望の資本主義2022夏 特別編 「メタバースの衝撃 デジタル経済のパラドックス」

    • August 21, 2022
    • NHK BS1
  • S2022E61 市民が見たロシア・ウクライナ侵攻

    • August 28, 2022
    • NHK BS1

    市民が自撮りした映像で、世界の人々の暮らしを見つめるシリーズ。今回は、ロシアのウクライナ侵攻で、当たり前だった家族や友人との絆を奪われた人々の苦悩を伝える。 市民が自撮りした映像で、世界の人々の暮らしを見つめるシリーズ。今回は、ロシアのウクライナ侵攻によって、“当たり前だった日常”が大きく変わった世界各地の人々に焦点を当てる。最前線で戦う父の帰りを待つウクライナ女性、母国を離れながらも侵攻の影響を受けるロシア人たち、隣国ロシアとの軍事衝突におびえるフィンランドの母親。大切な家族や友人との絆が断たれる不安を抱えながら苦悩の日々を送る姿をリアルに伝える。

  • S2022E62 欲望の資本主義2022夏 特別編 「メタバースの衝撃 デジタル経済のパラドックス」

    • September 27, 2022
    • NHK BS1
  • S2022E63 食の革命 10年後私たちは何を食べている?

    • October 2, 2022
    • NHK BS1

    持続可能な社会を作る一環として、これからの食のあり方に大きな影響を及ぼす革新的な動きがヨーロッパを中心に始まっている。その最前線の様子から、未来の食を考える。 環境への重い負荷が指摘される牧畜や漁業。干ばつなどの気候変動に直面する穀物生産。食を取り巻く環境が厳しさを増す中、私たちの食は、いったいどのように変わっていくのか。わずかな細胞から大量の肉を生み出す「培養肉」の最新技術や、3Dプリンターを用いた未来の調理マシン、過酷な環境下でも育つ夢の穀物など世界の先端をゆく現場を、ドイツ、デンマーク、イスラエルに訪ねていく。

  • S2022E64 完全版 ビルマ 絶望の戦場

    • October 16, 2022
    • NHK BS1

    太平洋戦争で“最も無謀”といわれたインパール作戦。実は、その後の1年間で、それをはるかに上回る命が失われていた。戦局がほぼ決したビルマで何が起きていたのか。 1944年7月、太平洋戦争で“最も無謀”といわれたインパール作戦は3万もの戦死者を出し、惨憺たる結果に終わった。しかし、その後、終戦までの1年間で、それをはるかに上回る将兵の命が失われていた事実はほとんど伝えられてこなかった。今回、国内外で入手した一次資料や証言から、戦場の実態が浮かび上がった。形勢がほぼ決した中で、なぜ、多くの命が失われ続けたのか。ことし8月に放送したNHKスぺシャルの完全版。

  • S2022E65 市民が見たロシア・ウクライナ侵攻 8月〜10月

    • October 23, 2022
    • NHK BS1

    市民が自撮りした映像で世界のいまを見つめるシリーズ。今回はロシアのウクライナ侵攻によって、日常生活に甚大な影響を受けている世界各地の人々に焦点をあてる。 市民が自撮りした映像で世界のいまを見つめるシリーズ。今回はロシアのウクライナ侵攻によって、日常生活が揺れる世界各地の人々に焦点を当てる。ロシアからの天然ガスが供給停止し、この冬をどう乗り越えるか悩むドイツの家族。戦争で小麦が入らず営業難に陥ったウガンダの飲食店。ロシアの軍事要衝の対岸にある島で侵攻を恐れるスウェーデン人。戦火の祖国に両親を残しアメリカに旅立ったウクライナ女性を番組では紹介する。

  • S2022E66 翻弄される国境の町〜フィンランド・カレリア地方〜

    • October 30, 2022
    • NHK BS1

    ロシアと国境を接するフィンランド。国境の町では人の往来と物流が止まり、くらしは一変した。失業、分断、孤独… 小さな町で翻弄されながら生きる人々を見つめる。 ウクライナに侵攻したロシアと1300キロに渡って国境を接するフィンランド。国境の小さな町イマトラは風光明媚な観光地、ロシア人観光客で賑わい、ロシア国籍の住民も多い。しかし今、その面影はない。コロナ禍による制限とその後のウクライナ侵攻で制裁が科され、人の往来も物流もストップした。国境近くのレストランやホテルは廃業の危機にある。失業、分断、孤独… 国境のまちで、翻弄されながらも生きる人々を見つめる。

  • S2022E67 ドキュメント 戦火の放送局

    • October 30, 2022
    • NHK BS1

    鳴り響く防空警報の下、臨時拠点からの放送を続けるウクライナ公共放送。母国が戦場となったときジャーナリストたちは戦争をどう伝えるのか。職員たちの苦悩と葛藤の記録。 母国が戦場となったときジャーナリストたちは「戦争」をどう伝えるのか。鳴り響く防空警報の下、臨時拠点から放送・配信を続けるウクライナ公共放送。長期取材から見えてきたのは、ロシア側が仕掛けるプロパガンダの実態や、ウクライナ政府から課される戒厳令下の報道規制、そして家族や友人たちの命が危険にさらされる中、何をどう報じるのか苦悩する職員たちの姿だった。ノーナレーションで紡ぐ“戦火の放送局”のドキュメント

  • S2022E68 デジタル・ウクライナII〜埋もれた戦禍を追う〜

    • November 19, 2022
    • NHK BS1

    ロシアに完全掌握されたウクライナ東部の要衝マリウポリを徹底解析。ロシア側の過酷な“選別”の実態、さらにロシア市民による極秘支援ネットワークの存在が明らかに。 ネットや人工衛星からの情報を解析するオープン・ソース・インテリジェンス=OSINTを用いた調査ドキュメンタリー。情報が途絶えたマリウポリで何が起きていたのか?取材班は専門家らと協力、市民の犠牲の規模、避難ルートで何が起きていたのかを解析。デジタルの力で埋もれた戦禍を追った。見えてきたロシア側の組織的な“選別”の詳細、そして当事者らが明かしたロシア人によるウクライナ支援の地下ネットワークの存在とは?

  • S2022E69 中絶をめぐる戦い〜アメリカ中間選挙 テキサス〜

    • November 20, 2022
    • NHK BS1

    アメリカのゆくえを左右する中間選挙。大きな争点の一つは、人工妊娠中絶の問題。反対か、容認か、州を二分する激しい争いとなったテキサス。市民たちの戦いを見つめる。 「中絶は憲法で認められた権利」とする判断を半世紀ぶりに覆した連邦最高裁。中絶を原則禁止にしたテキサス州の知事選▽貧困女性から相談が殺到する、黒人女性のNGO。中絶容認の民主党候補を支持し、独自の選挙戦を展開▽望まぬ妊娠に直面する女性を救う活動も。しかし、限界が…▽中絶を禁じた共和党知事を再選させるため、州内を奔走するキリスト教保守派の牧師。その主張とは▽そして迎えた中間選挙、勝利はどちらに。

  • S2022E70 “紅い思想教育” 習近平総書記 三選の礎

    • November 20, 2022
    • NHK BS1

    異例の3期目となる習近平国家主席を党のトップとする新指導部が発足した中国。中国共産党・党員たちの固い支持は何によって生まれたのか。地方党幹部らが学ぶ現場の記録。 14億の民を一党支配で統治し続ける中国共産党。10月に行われた第20回党大会を経て、異例の3期目となる習近平国家主席を党のトップとする新たな最高指導部が発足した。9600万人ともいわれる党員たちは、どのような教育、指導のもと、党への忠誠を誓い、習近平国家主席への支持を表明するに至ったのか。地方の党幹部たちが学ぶ現場を半年にわたって記録。「新時代」に突入したとされる中国の行く末を占う。

  • S2022E71 日中国交正常化50年 “草の根交流”の担い手たち

    • November 23, 2022
    • NHK BS1

    日中国交正常化から50年。ときに波風が立つこともある両国の結びつきを強めてきたのが市民による“草の根交流”。中国を舞台に続いてきた交流の担い手たちを見つめる。 ことし国交正常化から50年を迎えた日本と中国。両国の結びつきを強める役割を果たしてきたのが市民による“草の根交流”だ。少しでも友好の役に立ちたいと、20年近くにわたり中国で教べんをとってきた日本語教師。親しみやすい日本人像を伝えたいと中国で活躍する日本人俳優。日本式の夏祭りや介護を中国で広める人もいる。両国の関係が悪化しているときも、絶えることなく続いてきた“草の根交流”の担い手たちを見つめる。

  • S2022E72 分断の果て アメリカの行方は〜中間選挙 市民たちの選択〜

    • November 27, 2022
    • NHK BS1

    民主・共和両党が激しい論戦を繰り広げたアメリカの中間選挙。歴史的なインフレ、中絶をめぐる問題など、人々はどのような思いで一票を投じたのか?その選択を追った。 2年後の大統領選挙の行方を占うともいわれる中間選挙。民主党はバイデン大統領の支持率が低迷した一方、共和党は前大統領のトランプ氏が影響力を強め、激しい競り合いに。インフレに翻弄されるオレゴンのシニア世代。激戦州アリゾナで奮闘するZ世代の若者たち。学校でLGBTQの指導を禁じた法の施行に揺れるフロリダの家族。トランプ氏の主張に賛同できない保守派の黒人ラジオDJ。それぞれが選ぶアメリカの未来とは?

  • S2022E73 アマゾン先住民のデジタルWAR

    • November 27, 2022
    • NHK BS1

    森林破壊が進むブラジル・アマゾン。そこに暮らす先住民たちは、違法な金採掘や伐採の現場を、スマホやドローンを使って撮影しSNSで発信。その実態を世界に訴えている。 10月に行われたブラジルの大統領選挙。経済を優先し、アマゾンの開発を推進してきたボルソナロ大統領の再選を阻もうと、先住民の女性リーダーが立ち上がった。ソニア・グァジャジャラ48歳。同日に行われた連邦議会選挙に立候補し、SNSを駆使して、アマゾンの保護を訴える。近年、スマホやドローン、SNSを使って、森林破壊の実態を告発してきたアマゾン各地の先住民たち。自らの森を守る彼らのデジタルWARを描く。

  • S2022E74 象たちのオデッセイ 中国・雲南省 1000キロの旅をめぐる物語

    • December 3, 2022
    • NHK BS1

    中国・雲南省の自然保護区から突如象の群れが北上した。象たちは1000キロ以上移動し世界中がこの異常な現象を報道した。象たちの暴走はいかなる警告を発しているのか? 中国・雲南省の自然保護区から突如象の群れが北上した。象たちは1000キロ以上移動し世界中がこの異常な現象を報道した。アジア象がこれほど長距離を移動した例はない。大都市への突入は回避したものの1年半におよぶ大移動で20万人が避難し1億円以上の被害が出た。「象たちの叫びに耳を傾けよ」SNSにあふれる声。めざましい経済発展を遂げた中国社会の問題が浮かび上がる。象たちの暴走はいかなる警告を発しているのか?

  • S2022E75 脱北ユーチューバー」

    • December 4, 2022
    • NHK BS1

    韓国では脱北者が続々とユーチューバーに参戦!北朝鮮ネタで人気アイドルも誕生。だが、最近は南北情勢の悪化で窮地に立たされている。奮闘する脱北ユーチューバーを追う。 韓国では脱北者が続々とユーチューバーに参戦!“北朝鮮”をネタに、月300万円の広告収入を稼ぎ出すものもいる。そこで活躍しているのはMZ世代と呼ばれる若者たち。韓流ドラマに憧れ、自由を求めて脱北してきたものたちだ。だが、最近、北朝鮮と韓国は互いにミサイルを発射するなど南北情勢が急激に悪化。ユーチューブ上で視聴者から誹謗中傷が寄せられるようになった。窮地を脱しようともがく若き脱北ユーチューバーを追う。

  • S2022E76 米中対立 南太平洋で何が

    • December 11, 2022
    • NHK BS1

    米中対立の最前線の一つが南太平洋のソロモン諸島。日本も海上自衛隊を派遣するなど、その渦中に身を置くようになっている。せめぎあいの現場をルポで伝える。 米中対立が深まる中、今、せめぎあいの最前線の一つとなっているのが南太平洋のソロモン諸島だ。長年、アメリカやオーストラリアと友好関係を築いてきたが、近年、中国と安全保障協定を結ぶなど連携を強めている。そして、対立の渦中に日本も身を置くようになっている。夏にはソロモン諸島に海上自衛隊を派遣し、初めての親善訓練を行うなど連携強化を模索した。米中対立の実態と日本の外交・安全保障の現在地を現場ルポで伝える。

  • S2022E77 それでも声を上げ続ける 香港 記者たちの闘い2022

    • December 17, 2022
    • NHK BS1

    香港では政府に批判的なメディアへの締めつけが強まり、新聞が次々と発行停止に追い込まれている。それでも「報道の自由」を守ろうと声を上げ続ける記者たちの闘いを追った “自由と民主”を求め、市民の大規模デモが続いていた香港。反政府的な動きを取り締まる国家安全維持法が施行され、わずか2年で激変した。民主派の新聞は、次々と発行停止に追い込まれた。それでも声を上げ続ける人たちがいる。リンゴ日報の元主席記者、ネットメディアの名物記者や若手記者だ。中国の影響力が高まり、言論統制が厳しさを増す香港で、「報道の自由」を守ろうとする記者たちに密着、その闘いと葛藤を見つめる。

  • S2022E78 プーチン 知られざるガス戦略 〜徹底検証 20年の攻防〜 巨大エネルギー企業ガスプロムの台頭

    • December 25, 2022
    • NHK BS1

    ウクライナ紛争をきっかけに始まった欧州エネルギー危機。その背景に何が?ロシアのプーチン大統領が進めてきたエネルギー戦略に迫るドキュメンタリー。 「エネルギーはロシアによって武器にされた。欧州だけでなく世界に悪影響を及ぼす」。今年11月EUのミシェル大統領はG20の場でプーチンの姿勢を非難した。ヨーロッパに張り巡らされた天然ガスのパイプライン。それらを使って、プーチンはドイツと深い関係を築き、さらにヨーロッパにも大きな影響を与えてきた。プーチンが繰り広げてきたガス戦略の全貌に迫るドキュメンタリー。

  • S2022E79 SAND IS GOLD

    • December 30, 2022
    • NHK BS1

    コンクリート、水道水、半導体にも欠かせない天然資源の砂。爆発的な需要から、国連も枯渇が懸念。3年に渡り、世界各地の熾烈な砂争奪戦の裏側を取材した調査報告。 砂は、コンクリート、水道水、さらに半導体にも欠かせない天然資源。「水の次に使われている」と言われている。一方、砂漠の砂は用途に適さず、世界各国は、資源となる砂の多くがある川や海の底を競うように掘り、獲得戦は熾烈さを増している。“砂戦争”で大きくリードするのは、中国。この砂の獲得を国家戦略の肝に据え、戦略的な動きを見せている実態も明らかに。3年をかけ、世界各地を取材した調査報告。

Season 2023

  • S2023E01 欲望の資本主義2023 逆転のトライアングルに賭ける時

    • January 1, 2023
    • NHK BS1

    2017年から新春恒例、異色の経済教養ドキュメント。インフレ、乱高下する円、エネルギー問題、膨張する債務…。混迷の中、世界の知性と本質を考察。今、考えるべきは? 難問山積の世界情勢。石油危機から50年、狂乱物価再来を危惧する声も。イノベーションが叫ばれるが真の可能性は?グローバリズムの功罪が問われる中、一早く撤退を決めたはずのイギリスは最悪のインフレに苦しみ、GAFAMでデジタル経済を謳歌したアメリカにも不透明感が広がる。「富を生むルール」が変わる時代に欲望をキーワードに現代社会の構造を問い続けてきた番組が危機を直視、今後を展望。逆転のトライアングルとは?

  • S2023E02 “パンドラの箱”が開くとき 文化財返還 ヨーロッパの最前線

    • January 3, 2023
    • NHK BS1

    いまヨーロッパで、植民地時代にアフリカなどから奪った文化財を、もとの国に返還する動きが広がっている。各国が競って返還を行う背景と課題を、最前線の現場から紹介。 今ヨーロッパで、植民地時代にアフリカ等から奪った文化財をもとの国に返す動きが広がっている。フランスは返還のための法律を作り、ドイツは1100点もの美術品をナイジェリアに返還すると表明。きっかけはフランスのマクロン大統領の声明やブラック・ライブズ・マター運動。それまで返還を拒んできた各国が、今度は競うように返還を行うのはなぜか?そして返還の課題とは?アフリカ諸国の取材もまじえ最前線の動きを紹介。

  • S2023E03 市民が見たロシア・ウクライナ侵攻 10月〜12月

    • January 8, 2023
    • NHK BS1

    市民が自撮りした映像でロシア・ウクライナ侵攻の厳しい現実を見つめるシリーズ。夫を激戦地に置いて避難した女性、傷ついた子どもたちに寄り添うカウンセラーなどを追う。 市民が自撮りした映像でロシア・ウクライナ侵攻の厳しい現実を見つめるシリーズ。今回は長期化する戦争に苦しむウクライナ市民の今を伝える。ウクライナ中部の街に避難した女性は東部の自宅に障がいを負った夫を残し涙する。激戦地で兵士たちの支援をする女性は戦争で息子を亡くした経験から活動を始めた。首都キーウのカウンセラーは、戦争で傷ついた子どもたちの心の傷を癒そうと立ち上がった。それぞれの冬、心の軌跡を追う。

  • S2023E04 「ショパン・時の旅人たち 第一回 国際ピリオド楽器コンクール」(前編)

    • January 9, 2023
    • NHK BS1

    200年前、ショパンが奏でた音色とは?ショパンが愛した当時のピアノで若手ピアニストが競うコンクールが開催。時を越えたショパンとの対話、その闘いに密着した。 ショパンを生んだポーランドで第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールが開催された。現代のピアノでなく、ショパンが愛した当時のピアノで競い合う。挑むのは世界9か国30名の有望若手ピアニストたち。彼らは古楽器ピアノと向き合い、ショパンと対話する中で何を突きつけられ、何を見つけるのか?それぞれの心模様と2週間にわたる闘いに密着。(初回放送:2018年11月)

  • S2023E05 “がん大国”に生きる 〜中国・命の決断を迫られる患者たち〜

    • January 22, 2023
    • NHK BS1

    がんの新規患者が世界最多の中国。公的な保険の整備が遅れ、自己負担は平均年収の5倍。高額費用に耐えかね、治療を断念する人も多い。命の決断を迫られる日々を見つめる。 ▽大手病院路地裏の調理場。毎日200人の入院患者と家族が食費節約のため自炊▽脳腫瘍を患う高校生。トラック運転手の父はコロナで収入が激減、借金を重ねる日々▽肺がんがステージ4の高齢男性。孫娘は仕事をやめて看病するも貯金が払底。治療を継続するか、中止するか命の決断▽白血病を患う女性。夫は工場を経営する富裕層。しかし、高度な治療が必要なため、「とことん貧しくなった」。ついに工場売却を決断。しかし…。

  • S2023E06 ロシアの頭脳が流出する 〜世界のIT産業は変わるのか〜

    • February 5, 2023
    • NHK BS1

    ウクライナ侵攻をつづけるロシアの国内から次々と脱出しているITの技術者たち。世界的にも優秀といわれるロシアのIT頭脳の流出はどんな意味をもつのか考える。 ウクライナ侵攻をつづけるロシアの国内から次々と脱出しているのがITの技術者たちだ。プーチン大統領が動員令を出したことでその動きに拍車がかかかり、いまやその数は30万人ともいわれている。出ていく先は様々だ。アメリカ、ドイツ、そして東ヨーロッパの国々、世界的にも優秀といわれるロシアのIT頭脳の流出はどんな意味をもつのか、脱出していくIT技術者、企業、研究者などさまざまな角度の取材をもとに考えていく。

  • S2023E07 特派員たちの日中国交正常化 50年後の証言

    • February 11, 2023
    • NHK BS1

    1964年、国交のない中国に戦後初めて派遣された特派員たちがいた。日中友好という使命とジャーナリストとしての使命の間で引き裂かれていった記者たちの壮絶な記録。 1964年9月、東京オリンピックに沸く日本から9人の記者が北京へと旅立った。日中国交正常化を見据えて戦後初めて派遣された北京特派員たちである。しかし中国では2年後、文化大革命という政治的混乱が発生。共産党内部の権力闘争を果敢に報じた特派員たちは、やがて国外追放さらには逮捕という憂き目にあっていく。日中友好という使命とジャーナリストとしての使命の間で引き裂かれた特派員たちの壮絶な苦闘を証言で描く。

  • S2023E08 ウクライナ 戦火のクリスマスプレゼント

    • February 12, 2023
    • NHK BS1

    軍事侵攻後、初めてのクリスマスを迎えたウクライナ。日本に逃れてきた避難民が祖国の家族に送るクリスマスプレゼント。戦火の贈り物に込められた、願いと祈りを見つめる。 東部の激戦地で従軍する父とキーウで看護師を務める母。日本で安否を気遣う子供たちからのプレゼント▽中部の避難所で支援物資を運ぶ夫。日本に避難した妻から、避難所の子供たちへの贈り物▽戦火のハルキウで幼子と暮らす兄。命からがら逃れてきた妹の涙の祈り▽爆撃が続く中で迎えたクリスマス。軍人の父から日本の子供たちへサプライズが▽ひと月遅れでようやくキーウに届いたプレゼント。思わぬメッセージに母は…。

  • S2023E09 基地の街 女たちの声なき声 〜あるアメリカ人弁護士の闘い〜

    • February 19, 2023
    • NHK BS1

    沖縄で米兵との間に子をもうけながら、離婚や帰国で置き去りにされる女性たち。その養育費請求の支援をしてきたアメリカ人弁護士、アネット・キャラゲインの闘いの記録。 米軍基地が集中する沖縄。米兵との間で子をもうけながら、離婚や帰国で置き去りにされる女性が後を絶たない。元米軍法務官で弁護士のアネット・キャラゲインはそんな女性たちの養育費請求を支援してきた。昨年秋には、新たな依頼の調査で再び沖縄を訪れた。依頼者は父親の米兵が沖縄を去った後、母親は育てることもできず、米国人家庭に養子に出されたという。その軌跡を追うにつれ、放置されてきた基地の島の現実が浮かびあがる。

  • S2023E10 スイーツ頂上決戦2023 チームJAPAN 世界一への挑戦

    • February 23, 2023
    • NHK BS1

    2年に一度フランスで開かれる洋菓子のW杯。日本はここ5回連続で2位。今度こそ優勝と新チームで挑むが「気候変動」というテーマに悪戦苦闘。最高峰の戦いに密着する。 2年に一度フランスの食の都リヨンで洋菓子世界一を決める国別対抗戦クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー。日本はここ5回連続で惜しくも2位。今度こそ優勝と新チームで挑むが、「気候変動」という難しいテーマに悪戦苦闘。チームワークも問題に。優勝どころか入賞すら危ういのではないかと言われながら突入した本番では、さらなる問題が次々発生。果たしてライバルのフランスやイタリアを超えることはできるのか?!

  • S2023E11 届け ウクライナの叫び

    • February 26, 2023
    • NHK BS1

    「声なき叫びを届けたい」日本在住ウクライナ人ディレクターによるセルフドキュメント。平和や勝利。価値観が異なる日本で何を伝えられるのか、侵攻1年の葛藤の記録。 NHKで働くカテリーナはウクライナ人。日本に憧れて来日したが、ロシアによる軍事侵攻でその日々は一変する。キーウにいる家族は毎日爆撃におびえ、妹は日本に避難。カテリーナも日々の報道に携わる中、日本でウクライナの現状を伝えることの難しさに直面する。現地で働く救急隊員や、日本から祖国に帰る親友、ロシアに故郷を奪われたクリミアの人たちなど多くの叫び。耳を澄まし、自らをみつめた1年間の心の軌跡。

  • S2023E12 密着 自衛隊“ミサイル防衛のリアル”

    • March 5, 2023
    • NHK BS1

    ウクライナ侵攻や台湾情勢の緊張により注目される「ミサイル防衛」。巡航ミサイルを迎撃する陸上自衛隊の専門部隊に密着。アメリカでの訓練で見えた「防空のリアル」とは? ウクライナ侵攻や台湾情勢の緊張により注目される「ミサイル防衛」。今や戦争の形態が「ミサイルの撃ち合い」に移行しつつあるなか、日本の空をどうやって守るのか?取材班は迎撃が難しい巡航ミサイルに備える陸上自衛隊の専門部隊に密着。常に先を読みあう「頭脳戦」の実態、さらに去年行われたアメリカでの実射訓練で見えてきたミサイル防衛の難しさも伝える。さらに専門家のインタビューも交え、日本の防空について考えていく。

  • S2023E13 市民が見たロシア・ウクライナ侵攻 2023年2月

    • March 12, 2023
    • NHK BS1

    市民が自撮りした映像で世界のいまを見つめるシリーズ。ロシアによるウクライナ侵攻から1年、ウクライナの人々はこの間どのように過ごし、いまを生きているか、紹介する。 市民が自撮りした映像で世界のいまを見つめるシリーズ。ロシアのウクライナ侵攻から1年、ウクライナの人々がこの間どのように過ごし、今を生きているか紹介する。多くの市民がロシア兵に虐殺されたというブチャで生き抜きながらも絶望にさいなまれる女性。心に傷を負いながら捨てられた動物を守ろうと立ち上がった少女。家族で隣国に逃れ、戻る決断ができない家族。祖国に両親を残しアメリカに旅立った女性を番組では紹介する。

  • S2023E14 ジャパニ〜在日ネパール人一家の5年間〜 ※字幕スーパー

    • March 25, 2023
    • NHK BS1

    両親は東京、娘はネパールに引き裂かれて生きる移民一家。新たな子供を授かり、夫婦は娘を呼び寄せ家族四人の暮らしを望むが…未来を手繰り寄せようと葛藤する家族の物語 東京でカレー屋を営むネパール人一家の歳月を、遠くヒマラヤの麓の村と池袋のアパートを往復して記録した『ジャパニ』(2020年6月放送)。生後間もなく両親と別れ、ネパールで祖父母に育てられた少女ビピシャの複雑な心の揺れを描いた。あれから3年。東京の父はコロナに感染、母は失業。そんな苦難の中、夫婦は男児を授かる。日本で両親に育てられる弟に、揺れ動くビピシャの心。移民社会に生きる家族の現実を長期に渡り取材

  • S2023E15 誰がためにサンバは鳴るか 〜リオ・カーニバルの裏舞台〜

    • March 26, 2023
    • NHK BS1

    世界最大の祭典ともいわれるリオのカーニバル。格差の街・リオで生まれ、苦しい境遇から浮かび上がろうとする人びとが託す、見果てぬ夢とは?熱き戦いの幕が上がる。 世界最大の祭典ともいわれるリオのカーニバル。この豪華絢爛な祭り、実は市内のサンバチームが順位を競い合うコンテストでもある。多くが貧困層に属する参加者たちにとってカーニバルは生活の糧を得る手段でもあり生きる目的でもある。かつて苦しい生活を強いられた奴隷たちから生まれたサンバ。格差の街・リオで生まれその境遇から浮かび上がろうとする人びとの見果てぬ夢とは?希望と欲望が渦巻くカーニバル、戦いの幕が上がる。

  • S2023E16 ウクライナ大統領府 軍事侵攻・緊迫の72時間 完全版

    • April 2, 2023
    • NHK BS1

    1年前、首都キーウは72時間で陥落するとアメリカ軍は分析していた。しかし、ゼレンスキー大統領は徹底抗戦を決意。舞台裏で何があったのか、側近たちの証言で迫る。 2022年2月24日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。欧米諸国は72時間でキーウは陥落すると、ゼレンスキー大統領に脱出用ヘリコプターを用意した。しかし、ゼレンスキー大統領はこれを拒否。翌25日「我々はキーウにいる、独立を守るために戦う」と世界に向けて徹底抗戦を宣言した。この歴史的瞬間に、大統領を囲んでいた側近たちが独占取材に応じた。ウクライナと世界の運命を変えた緊迫の72時間の舞台裏に迫る。

  • S2023E17 脱炭素へのロードマップ ビジネス界1.5°C目標への挑戦

    • April 9, 2023
    • NHK BS1

    脱炭素に挑む日本企業のグループJCLPに密着。視察団がエジプトCOP27で受けた衝撃とは!気候変動を食い止める重工業や金融、再エネ、ITの戦略最前線 #SDGs 脱炭素に挑む企業グループJCLP(日本気候リーダーズ・パートナーシップ 230社)はエジプトCOP27に視察団を派遣。世界で加速する石炭火力からの脱却、再エネ、水素戦略に衝撃▽国連IPCC最新報告。海面上昇など気候変動は瀬戸際の危機。科学者の最終警告▽鍵を握る洋上風力、世界との落差を越えるには▽温暖化と健康、医学誌が警鐘▽重工業の脱炭素化スウェーデンの鉄鋼の挑戦▽金融・ITの脱炭素戦略 #SDGs

  • S2023E18 市民が見たコロナショック2023 5月

    • May 14, 2023
    • NHK BS1

    市民が自撮りした映像でコロナ禍の世界の人々の暮らしを見つめる。パンデミックは終息ムードになっているが、いまだコロナの影響を引きずる人は多い。それぞれの今に迫る。 市民が自撮りした映像でコロナ禍の世界の人々の暮らしを見つめるシリーズ。パンデミックは終息ムードになってきたが、いまだコロナの影響を引きずる人は多い。ブラジルの貧民街でコロナの後遺症に苦しむ母を介護してきた男性。母は亡くなり、本人もコロナによるうつ症状に苦しむ。1年前に取材したフランス・アメリカ・フィリピンの人々の今も紹介し、一見平穏に戻ったように見える裏側で苦悩から抜け出せない人々の現実に迫る。

  • S2023E19 君はなぜミャンマーを撮り続けるのか 映像作家・久保田徹 拘束からの日々

    • May 21, 2023
    • NHK BS1

    ミャンマーで拘束された映像作家・久保田徹。彼が見たミャンマーとは何だったのか。獄中で書かれた手記、8年前から撮影された映像、帰国後の証言から探る。 「地獄だと思った」。獄中での様子をそう綴ったのは、ミャンマーで100日あまり拘束された映像作家・久保田徹。絶望的な気分を幾度となく味わいながら、自分に何ができるのか模索していた。解放から5か月。久保田は、タイのミャンマー国境の町に向かった。ある人に伝えなければならない思いがあった…。久保田が見たミャンマーとは何だったのか。独自に入手した手記、現地で撮影された膨大な映像、証言から探っていく。

  • S2023E20 デジタル・アイ ウクライナ・OSINTで迫る“戦場の霧”

    • May 28, 2023
    • NHK BS1

    OSINT(オシント)と呼ばれるデジタル調査で真相に迫る新シリーズ。ロシアに“連れ去られた”2万人の子どもたち。追跡して見えた恐るべきロシアの国家戦略とは。 「デジタル・ウクライナ」から続く最新のデジタル事象を探求するドキュメンタリー。SNSや衛星画像など公開情報を分析して事実を検証するオープン・ソース・インテリジェンス=OSINT。“戦場の霧”とも表現されるウクライナの見えざる戦地の実態にOSINTで迫る。黒海の穀物密輸に対抗するウクライナ人。ロシアに大量移送された2万人の“消えた子どもたち”を番組独自に追跡、戦争の裏で進む途方もない国家の野望とは。

  • S2023E21 激戦地の子どもたち セーブ・ウクライナ 救出の記録

    • June 4, 2023
    • NHK BS1

    ロシア支配地域から子どもたちを取り戻そうとするウクライナの母親たちの感動の記録。母親たち13人が、戦争相手国に決死の覚悟で入った。子供たちの奪還は成功するのか? 4月、ウクライナからロシア支配地域・クリミアに行ったきり帰れなくなっていた子ども31人が、帰郷を果たした。母親13人が集団で現地に向かい、子どもたちを取り戻したのだ。私たちはその一部始終を記録した。このミッションを果たした陰の立役者が、NGO「セーブ・ウクライナ」である。恐怖におびえる母親たちを励まし、安全な入国ルートを開拓し、戦争相手国と困難な交渉をまとめてきた。子供たち救出の感動の記録である。

  • S2023E22 未来は一枚のピッツァの上に 日本の職人 世界に挑む

    • June 18, 2023
    • NHK BS1

    イタリアの食の都パルマで開かれる世界最大級のピッツァ選手権。かつてナポリで優勝した日本人職人が問題山積の「食のあり方」に向けるメッセージを込めた一枚で挑んだ。 イタリアの食の都パルマでは毎年春に世界最大級のピッツァ選手権が開かれる。ロシアのウクライナ侵攻による世界的な小麦不足などから、食のあり方に新たな目が向けられる今年、サステナビリティ(持続可能性)が大きなテーマとなっていた。そんな大会に、かつてナポリの世界大会で優勝したこともある日本人職人・岩澤正和さんが挑んだ。食の未来を見据えたメッセージを込めたピッツァの上ににのせられたのは、道ばたの野草だった。

  • S2023E23 市民が見たウクライナ侵攻2023 6月

    • June 25, 2023
    • NHK BS1

    ウクライナ人自らが撮影した日常を通じて、侵攻で傷ついた暮らしを見つめる。激戦地ヘルソンでは、厳しい拷問を受けた男性がロシアに憎悪を抱きつつ、街の再生に奔走する。 ウクライナ市民自らが撮影した日常を通じて、侵攻で傷ついた暮らしを見つめる。一時ロシア軍に占領された南部の激戦地ヘルソン。厳しい拷問を受けた男性はロシアに激しい憎悪を抱きつつ、街の再生にかける。ボランティアの女性は、いまだ続くロシアの攻撃におびえながら、疲弊した人々を支援しようと立ち上がった。ウェディングプランナーの女性は、戦火で結婚式を挙げられない兵士たちのために無償での式をプレゼントする。

  • S2023E24 女性兵士たちのアフガン〜米帰還兵と特殊部隊FTP〜

    • July 2, 2023
    • NHK BS1

    米軍がアフガン女性で組織した特殊部隊。元隊員が命の危険にさらされている。支援に取り組む元兵士も深刻なPTSDに苦しんでいる。アフガニスタン撤退後の傷跡を見つめる 2021年の米軍撤退により8万人余りのアフガニスタン人がアメリカに逃れてきた。なかでも命の危険にさらされているのが、米軍がアフガン女性で組織した特殊部隊FTPの隊員だ。その救出・支援に取り組むレベッカさんは米軍の文化支援部隊の元兵士。テロリストの掃討作戦等にアフガン女性を動員し過酷な体験からPTSDに苦しんだ。自らのモラル・インジャリー(道徳的負傷)に向き合いながら、支援に奔走する元兵士を追う。

  • S2023E25 “死の荒野”にて〜テキサス 不法入国の現場〜

    • July 9, 2023
    • NHK BS1

    メキシコとの国境から不法に入国し、テキサスの荒野で行方不明になる人が急増。多くの命が失われている。現場で何が起きているのか。保安官、NGOに密着し、深層に迫る。 ▽バイデン政権になって不法入国が急増。新規制導入後も“死の荒野”への侵入は後を絶たない。その意外な理由▽パトロールを強化する保安官。取締りをかいくぐる密入国案内人コヨーテ。攻防の一部始終▽荒野で行方不明になる人が急増。遺体と遺骨を捜索する保安官補佐。中南米の家族からの問い合わせを受けるNGO。涙の身元特定▽時には牙をむくコヨーテ。不法入国者を人質に取り、家族に高額な身代金を要求。その意外な結末。

  • S2023E26 市民が見たコロナショック2023 7月

    • July 16, 2023
    • NHK BS1

    市民が自撮りした映像でコロナ禍が人々に残した影響を見つめる。パンデミックで夫を亡くしたインド人女性やコロナ後遺症に苦しむアメリカ人夫婦など、4組の今を追う。 市民が自撮りした映像でコロナ禍が人々に残した影響を見つめる。パンデミックによる数多くの人の死やロックダウン、ワクチン問題などで、人々の価値観は大きく揺れ動いた。夫を亡くし経済成長から取り残されたインド人のシングルマザー。コロナ禍をきっかけに人と会わないで暮らすノマド生活を選択したイスラエル女性。コロナ後遺症に苦しむアメリカの夫婦。再びオーバーツーリズムの問題に直面するベネチアなど、4組の今を追う。

  • S2023E27 “玉砕”の島 語られなかった真実 前編・テニアン島/後編・サイパン島

    • August 9, 2023
    • NHK BS1

    太平洋戦争で決戦の舞台となり夥しい民間人犠牲者を出したテニアン島とサイパン島。凄惨な体験のトラウマから口を閉ざしてきた遺族たちが、語り残してくれた79年目の真実 日本の民間人多数を巻き込む初の地上戦が行われたサイパンとテニアン。1944年夏、日本軍は玉砕し、日本人移民も両島で1万3千人以上が犠牲に。その遺族が行う慰霊の旅に30年近く同行取材した膨大な証言が残されている。捕虜を出さないため日本兵や身内の手で奪われた幼い命。憎しみを募らせた米兵による民間人への一斉射撃。そして、日本の戦争が強いた島の先住民の犠牲。重い記憶を背負った人々の遺言ともいえる証言で綴る

  • S2023E28 市民が見たウクライナ侵攻2023 8月

    • August 20, 2023
    • NHK BS1

    ウクライナ市民が自撮りした映像で、どう日常が変わってしまったのかを見つめる。一時ロシアに連れ去られた姉弟、高校生活を失った女子高生など子どもたちに焦点を当てる。 ウクライナの市民が自撮りした映像で、ロシアの侵攻によってどう日常が変わってしまったのか見つめる。今回は、戦時下の子どもたちに注目する。ロシアに連れ去られた姉弟は帰還できたものの、心に傷を負った。高校生活を失い友との別れも経験した女子高生や親を侵攻で亡くした孤児たちも紹介。さらに、ダムの決壊で大洪水に見舞われたヘルソンの人々はどんな生活を余儀なくされたか、町に残る女性が自撮りする。

  • S2023E29 トルコ大統領選 あぶり出された少数派の声

    • September 3, 2023
    • NHK BS1

    今年5月のトルコ大統領選。あぶり出されたのは、自由を求める「少数派」の声だった。昨今、エルドアン大統領の外交政策で注目を浴びるトルコを深掘りする。 今年5月、トルコで大統領選挙が行われ、現職のエルドアン大統領が続投を決めた。他方で、選挙戦の中からあぶり出されたのが、「少数派」の声だ。宗教的少数派であるアレヴィ派の人々。トルコ最大の少数民族、クルド人。性的少数派の人々。それぞれが、自由を求めて声を上げていたのだ。一方、多数派であるイスラム教スンニ派の人々もまた、自由を求める人たちだった…。名もなき人々の生活に入り込み、トルコを深掘りする。

  • S2023E30 ボクと自由と国安法と 香港 600時間の映像記録

    • September 10, 2023
    • NHK BS1

    ボクたち、最後まで闘いました―香港人カメラマンから託された600時間の秘蔵映像。4年前はデモの叫びに包まれていた香港が静寂の街へ変貌。市民目線の克明な記録。 「ボクたち、最後まで闘いました。その記録です」。香港の現地カメラマンがこの4年間撮影した600時間におよぶ秘蔵映像が託された。香港人の誇りである“自由”が抑圧され、変わり果てていく様が市民目線で克明に記録されていた。撮影者のクレ・カオルさんは、現在は香港を脱出し、亡命中。「どうすれば再び自由を取り戻すことができるのか」。答えを求め続ける中でカオルさんは戦地ウクライナの最前線にたどり着いた―

  • S2023E31 FIND MY LIFE ―戦後78年目のGIベビーたち―

    • September 17, 2023
    • NHK BS1

    進駐軍兵士と日本人女性との間に生まれ、孤児となった子どもたち。「私は何者なのか?」「父や母はなぜ自分を見捨てたのか?」戦後78年、初めて明らかになる家族の物語。 「私はいったい何者なのか」。進駐軍兵士と日本人女性との間に生まれ「GIベビー」と呼ばれた子どもたち。中には、親を知らずに育った者も少なくない。“敵国の子”として差別を受け、社会に出てからも偏見にさらされ続けた日々。この夏、70歳を過ぎたかつてのGIベビーたちが「出自を知りたい」と動き出した。最新のDNA検査などを通じて少しずつルーツをたぐり寄せていく。その先に待っていたのは、意外な真実だった。

  • S2023E32 幻の地下大本営 〜極秘工事はこうして進められた〜

    • September 30, 2023
    • NHK BS1

    戦時中、長野県・松代に密かに作られた巨大な地下大本営。動員された朝鮮人労働者の名簿が発見された。日韓の新たな証言から知られざる極秘工事の実相を明らかにする。 太平洋戦争末期、本土決戦を想定した大本営は、政府機関や皇居を移転する地下壕を秘密裏に建設した。総延長10数キロに及ぶ「松代大本営」だ。近年、米議会図書館で朝鮮人労働者2400人を超える名簿が発見された。それによれば熟練した坑夫が必要なため、岩手のダム建設現場などから家族ぐるみで労働者が集められたことが分かった。番組では日韓の証言者を追跡。極秘工事の実態を明らかにし地下大本営が残した深い傷跡を描く。

  • S2023E33 デジタル・アイ 北朝鮮 独裁国家の隠された“リアル”

    • October 1, 2023
    • NHK BS1

    OSINT(オシント)と呼ばれるデジタル調査で世界の真相に迫るシリーズ第2弾。ミサイル発射を繰り返し、孤立を深める北朝鮮。ベールに包まれた独裁国家の実像は? OSINT(オシント)と呼ばれるデジタル調査で世界の真相に迫るシリーズ第2弾。ミサイル発射を繰り返し、孤立を深める北朝鮮。閉ざされたこの国を詳しく分析するのは、公開情報の調査手法 OSINT=オープン・ソース・インテリジェンスを駆使する世界の市民たち。最新ミサイル開発、関連兵器の驚くべき進化とは。コロナ後、実態の見えない北朝鮮市民の暮らしは。ベールに包まれた独裁国家の実像を探る。

  • S2023E34 ウクライナ 3人の少女 人道NGO・救出の記録

    • October 7, 2023
    • NHK BS1

    戦争で家族、故郷、友情を失ったヘルソン出身の3人の少女の1年の記録である。故郷を奪われたリリア。友情を引き裂かれたブラダとナスチャ。戦場だけが戦争ではない。 私たちは、人道NGOセーブウクライナを取材する中で、激戦地ヘルソン出身の3人の少女に出会った。リリヤさん(10)は、自宅が爆撃を受け、キーウへ避難したが、父親に召集令状が届く。14歳の親友同士のナスチャさんとブラダさんは、ロシアによる“連れ去り”の当事者。セーブウクライナの奪還作戦で、ナスチャさんは帰郷したが、ブラダさんはロシア側に残る決断をした。家族、友情、故郷から引き裂かれた3人の少女の記録。

  • S2023E35 市民が見たコロナショック2023 10月

    • October 8, 2023
    • NHK BS1

    市民が自撮りした映像でコロナ禍の影響を見つめる。パンデミックで体や心に傷を負った子供たちの厳しい現実。コロナ後遺症に苦しむフランスの中学生など4組の未来は? 市民が自撮りした映像でコロナ禍の影響を見つめる。パンデミックによって世界中の子どもたちの体や心に様々な傷を残した。フランスの中学生はコロナ後遺症に苦しみ、アメリカの小学生は長期にわたるロックダウンで不安症を悪化させた。メキシコの貧しい子どもたちはパンデミックで教育機会をなくし、南アフリカの少女はロックダウン中に妊娠し、望まぬ出産をする。彼らの未来に影を落としたアフターコロナの現実を伝える。

  • S2023E36 市民が見たハワイ・マウイ島 大火災

    • October 13, 2023
    • NHK BS1

    8月に起きたハワイ・マウイ島の大火災。5世代にわたって暮らしてきた家を失った家族。最愛の父を亡くしたカメラマンなど現地の人々の自撮り映像でマウイ島の今を伝える。 8月8日、アメリカで起きた山火事として過去100年で最悪の被害を出したハワイ・マウイ島の大火災。現地の人々は突然の悲劇をどう受け止め、どう今を生きているのか?5世代に渡って暮らしてきた築80年の家を失った家族。1か月前に購入したばかりの自宅を焼失しながらも、地元の子どもたちをケアしようと奮闘するサーファー。最愛の父を火災で亡くしたカメラマンなど、自撮り映像でマウイ島の現状をリアルに伝える。

  • S2023E37 わが娘を手放した日 中国 “一人っ子政策”のその後

    • October 15, 2023
    • NHK BS1

    「一人っ子政策」が長年実施された中国。わが娘を手放さざるを得なかった親と、国際養子としてアメリカで暮らしながら生みの親を想う娘。21年ぶりに再会する親子の物語。 中国政府は今年5月、夫婦1組で子ども3人まで産むことを認めたが、36年間も続いた「一人っ子政策」がもたらした傷跡は消えない。罰金や罰則に耐えきれず、我が子を手放さざるを得なかった親と、国際養子縁組に出され、アメリカなどで暮らしながら生みの親に会いたいと願う子ども。その数およそ15万。番組では、21年ぶりに再会した親子に密着。時代に翻弄されながらも、21年の空白を乗り越え歩み寄ろうとする親子の物語。

  • S2023E38 市民が見たウクライナ侵攻2023 10月

    • October 22, 2023
    • NHK BS1

    ウクライナ市民が自撮りした映像で過酷な日常を伝える。今回は戦闘で心と体に傷を負った人々を見つめる。7歳の少女はミサイルが家を直撃し左足を失った。心の支えとは? ウクライナ市民が自撮りした映像で戦時下の過酷な日常を伝えるシリーズ。今回は1年半に及ぶロシア軍の侵攻で心と体に傷を負った人々を見つめる。ロシア軍のミサイルが家を直撃し左足を失った7歳の少女。激戦地バフムトで顔を負傷した元兵士。自らの農地が戦闘の舞台となり滅茶苦茶にされた農家。そして、最前線で戦う夫の帰りを幼い息子と待ち続ける妻。各地に暮らす市民の視点で長期化するウクライナ侵攻の実態をリアルに描く。

  • S2023E39 戦い、そして、死んでいく 〜沖縄戦 発掘された米軍録音記録〜

    • November 12, 2023
    • NHK BS1

    アメリカ軍が「あらゆる地獄を集めた戦場」と表現した沖縄戦。そのさなかに米兵が収録した30時間の録音記録が見つかった。78年を経た今、戦場の声は何を投げかけるのか 米議会図書館に所蔵された「海兵隊戦闘記録」。兵士の声をラジオでアメリカ国民に届ける目的で収録された音源だ。最前線の戦況、激しい戦闘の直後の兵士の声…浮かび上がるのは、日本軍のゲリラ戦に翻弄され、軍民混在の戦場で神経をすり減らしていく様子だ。そして、兵士たちは「狂気」に身をゆだねてゆく。20万人以上の命が失われた沖縄戦。音源に加え、元兵士の消息を追い、“地獄”と呼ばれた戦場を「音」から再構築していく

  • S2023E40 特攻4000人 生と死そして記憶

    • December 7, 2023
    • NHK

    4千人に及ぶ特攻の戦死者の「記憶」をたどる。一人一人の出身や経歴を調べ全国を取材。今も痛切な思いを抱える遺族の証言、新発掘の遺書に記された本音から、特攻を描く。 太平洋戦争終盤、若者たちの命を犠牲に日本軍が行った特攻。航空特攻だけで4千人が戦死した。隊員たちの出生から戦死までを、膨大な日本軍資料を元にデータ化。さらに広島県江田島の自衛隊施設に残る「遺書」から、彼らの心の内に迫る。海軍への批判を遺書に記しながら、力を尽くし突入した搭乗員。思いを寄せる女性を気遣いつつ、終戦直前に出撃した搭乗員。日本人から戦争の記憶が失われつつある今浮かび上がる、特攻の真実。

  • S2023E41 “核の扉”はこうして開かれた 〜謎の商人とウラン争奪戦〜

    • December 14, 2023
    • NHK

    78年前、広島・長崎に投下された原子爆弾。その原料となるウランを密かにアメリカに運び込んだ“謎の商人”の未公開資料が見つかった。そこに記されていた真実とは。 78年前、広島・長崎に投下された原子爆弾。その開発に重要な役割を果たした“謎の商人”がいる。原爆の原料となるウランをアフリカから密かにアメリカに運び込んだ人物。今回、彼が残した3万ページに及ぶ未公開資料が見つかった。そこには会社の利益のために奔走した男が、はからずも世界を大きく変えてしまう様子が記されていた。今につながる核の時代はどのようにして始まったのか、原爆開発の知られざる真実に迫る。

  • S2023E42 市民が見た戦乱のガザ 12月

    • December 28, 2023
    • NHK

    10月に始まったハマスとイスラエルの戦いでガザ地区のパレスチナ人はどんな過酷な生活を強いられているのか?市民が撮影した自撮り映像で戦時下のガザの現状を伝える。 10月に始まったハマスとイスラエルの戦いでガザ地区に暮らすパレスチナ人はどんな過酷な生活を強いられているのか?自宅から避難を余儀なくされた女子大生は親戚や友人を戦乱で亡くした。元ITエンジニアの男性はボランティアで避難民を支援しながらSNSで「ガザの現実を伝えたい」と発信を続けている。市民が撮影した自撮り映像とモノローグで戦時下のガザ地区の現状をリアルに伝える。

  • S2023E43 市民が見たウクライナ侵攻2023 総集編

    • December 29, 2023
    • NHK

    市民による自撮り映像で戦時下の暮らしをリアルに伝えてきた「市民が見たウクライナ侵攻」。これまで放送した映像と新撮素材を交え2023年のウクライナ情勢を振り返る。 市民による自撮り映像で戦時下の暮らしをリアルに伝えてきた「市民が見たウクライナ侵攻」。これまで放送した10人の市民たちの自撮り映像を再構成し2023年のウクライナ情勢を振り返る。長期化する戦乱は家族の絆を引き裂き、ロシアへの怒りや憎しみを募らせている。子供たちの心身にも深刻な影響をもたらしている。終わりの見えない戦いは人々の暮らしに何をもたらしたのか?市民たちの切実な声と過酷な現状を伝える総集編。

Season 2024

  • S2024E01 欲望の資本主義2024 ニッポンのカイシャと生産性の謎

    • January 11, 2024
    • NHK

    日本の会社の何が問題か?難問山積の時代、労働の定義も変わる。逆転の発想は?錯綜する欲望の資本主義の迷宮を解き明かすスリリングな90分。今年も思考の旅へ。 進むインフレ、円安、上がらない賃金。AI時代に日本の生産性を上げる鍵は?デジタル経済の時代に静かに忍び寄る「新しい封建制」とは?「富を生むルール」激変の時代、かつて称賛された「日本的経営」の功罪を見極め、今あるべき組織の形を探り、企業の生産性の本質を問う。知性たちと考える資本主義の最前線。「やめられない、止まらない」欲望の行方は?閉塞感を打開する道は?毎年恒例の異色ドキュメント、2024年最新版。

  • S2024E02 台湾的大選挙 〜米中対立 市民の選択は〜

    • January 25, 2024
    • NHK

    米中がアジアで覇権を争う中、世界が注目した台湾総統選挙。与党・民進党の頼清徳氏が2人の野党候補を破って当選した。市民の選択の舞台裏を見つめ、台湾人の本音に迫る 1月13日に行われた台湾総統選挙では、中国との向き合い方が争点のひとつとなった。与党・民進党はアメリカなどとの連携を強めて、中国の圧力に対抗する姿勢を示す一方、最大野党の国民党は中国との関係改善を掲げて政権奪還を目指した。米中のはざまで、人々はどんな選択をするのか。初めて総統選を取材する中国出身の人気YouTuberや様々な立場の市民に密着。世界が注目した、台湾市民の選択の舞台裏を見つめた。

  • S2024E03 ダーリ 前へ 〜ウクライナ ある町の再生〜

    • February 1, 2024
    • NHK

    「ダーリ」とはウクライナ語で「前へ」の意味。ロシア軍に占領され破壊されたキーウ郊外の住宅街で、町をそして暮らしを再生したいと、必死で前へ進もうとする人々の記録。 ウクライナへの軍事侵攻から2年。ロシア軍に占領されたキーウ近郊の住宅街ボロジャンカ。人口1万3千のこの町は、激しく破壊され、多くの命が犠牲となった。そして人々は帰ってきた。失われた家族、わが家、生活、仕事…。絶え間ない空襲警報、終わらない戦い。それでも人々は、失われた暮らしを取り戻すため、町を再生しようとする。口にするのは「ダーリ」(ウクライナ語で「前へ」)。戦火のもとに暮らす人々を見つめた。

  • S2024E04 撃てない銃 〜日本人エンジニア 米銃社会に生きる〜

    • February 8, 2024
    • NHK

    銃で身を守る自由か?銃を規制する安全か?規制派と反対派の対立が続くアメリカ社会で、日本人エンジニアが被害防止のために考案した「撃てない銃」とは?試行錯誤の舞台裏 「撃てない銃」とは、コンピューター内蔵のスマートガン。例えば、動きを記憶させて発砲をロックし、持ち主しか使えないような仕組みを持つもので、ニューヨーク市立大学の中村正人准教授が開発を進めている。10代の若者の死因トップが銃関連というアメリカ。突発的な誤射や自殺を防ぐことをを目指した中村准教授だったが、規制派・反対派双方の声を聞く開発作業は自問自答の連続。その行方は?

  • S2024E05 友の臓器で命をつなぐ〜渡航移植にかけるラガーマン〜

    • February 15, 2024
    • NHK

    重い腎臓病を患い、余命が迫る男性。青春時代を共に過ごした仲間が立ち上がった。友人が自らドナーとなる異例の臓器移植を決断。渡航先で待ち受けていた衝撃の展開とは。 「俺の腎臓をやるよ」。ラグビーに青春を捧げた男たちが、余命が迫る仲間を救うため、最後の望みをかけて海を渡った。圧倒的なドナー不足、移植希望者に忍び寄る危うい影…幾多の危機を経てたどり着いた、“友人間の臓器移植”という異例の決断。ところが、渡航先でも新たな困難が次々に。果たして移植手術は実現するのか。旅路を終えたあと、胸中に浮かんだものとは。渡航移植にかける男たちのひと冬に密着。

  • S2024E06 運び屋の“ゲーム” バルカンルート 難民たちの逃避行

    • February 22, 2024
    • NHK

    難民に不法な国境越えを斡旋し、“ゲーム”と呼ばれる逃避行を促す「運び屋」。中東からEUに続く逃亡者の道・バルカンルートを舞台に、命がけの“ゲーム”に迫った。 難民の数が世界最多となる中、彼らに不法な国境越えを斡旋し、“ゲーム”と呼ばれる逃避行を促す「運び屋」たちが暗躍している。難民を待ち受けるのは山越えや川越えなどの危険なルート。国境警察に捕らえられたり、最悪の場合、命を落とすこともある過酷な旅路だ。今回、これまで表に出ることのなかった「運び屋」たちに独自取材を敢行。中東からEUへと続く逃亡者の道・バルカンルートを舞台に、不条理な“ゲーム”を追った。

  • S2024E07 沈みゆく村〜インドネシア 海面上昇の恐怖〜

    • February 23, 2024
    • NHK

    今、水没の危機に瀕する村がある。気候変動などで海面が上昇するインドネシア沿岸の村。故郷の惨状を記録し続けてきた地元写真家。沈みゆく村で生きる人々の選択を追った。 地球温暖化と地盤沈下による海面上昇がインドネシアを直撃している。ジャワ海沿岸の村ではすでに4つの集落が水位上昇のため消滅。いまもひとつの集落がその寸前にある。満潮時には村は水浸しとなり、ボートが交通の足となる。すでに半分以上の世帯が移住を余儀なくされた。地元のフォトジャーナリストは浸水にさらされる村の暮らしと沈みゆく故郷を撮り続けてきた。海面上昇に直面する中、どう生きるのか。人々の選択を追った。

  • S2024E08 ウクライナ 戦場のシェフ

    • February 25, 2024
    • NHK

    劣勢のウクライナ軍の兵士を料理で支えるシェフがいる。食卓に並ぶのは、高級レストランと見紛うフルコース。飲まず食わずで戦う男たちはここで生き返り、再び戦場へ戻る。 軍隊は胃袋で動く。このナポレオンの言葉を実践するのは、シェフのジェニャ・ミハイレンコさん。本職は、キーウで、人気レストランを経営するウクライナの有名シェフだ。ロシアとの戦いが始まってから、40人の料理人を率い、ウクライナ兵士においしく栄養豊富な料理を提供する活動を続けている。開戦から2年、世界からの支援は細り、ウクライナは劣勢を強いられている。料理の力で兵士たちを支えようとする、もうひとつの戦い。

  • S2024E09 それでも声を上げ続ける 〜香港 記者たちの闘い2024〜

    • February 29, 2024
    • NHK

    中国の影響力が高まり、言論統制が厳しさを増す香港。それでも声を上げ続ける記者がいる。「報道の自由」を守ろうと奮闘する、リンゴ日報元記者たちの闘いの3年を記録した 5年前、“自由と民主”を求め、市民の大規模デモが続いていた香港。しかし、反政府的な動きを取り締まる国家安全維持法が施行され、社会は一変した。中国に批判的な論調で知られた「リンゴ日報」など民主派の新聞は次々と発行停止に。それでも声を上げ続ける人たちがいる。リンゴ日報の元記者やネットメディアの名物記者だ。言論統制が厳しさを増す香港で「報道の自由」を守ろうとする記者に密着、その闘いと葛藤の3年を記録した

  • S2024E10 ジャパニーズ・ドリーム 〜ネパール人留学生たちの日本〜

    • February 29, 2024
    • NHK

    急増するネパール人留学生。学業とバイトに追われながら、日本で就職し定住する夢を抱く。人手不足の日本を底辺から支える存在にもなっている若者たちの葛藤の日々に密着。 近年急増し中国に次ぐ規模となったネパールからの留学生。産業の乏しい祖国を離れ、将来日本に定住したいと、寝る間を惜しみ学業と仕事をかけ持ちする。バイト先は清掃業や運送業など多岐に渡り、人手不足の日本を底辺から支える。苦労の末大学進学を果たす者。週28時間の就労制限をオーバーしてビザを止められる者。学業を終え就職したものの日本で妻子を養う困難に直面する者。夢と現実に引き裂かれて生きる若者たちに長期密着

  • S2024E11 ソビエトハイウェイ ルート1 カザフスタン・ジョージア

    • March 7, 2024
    • NHK

    旧ソ連の国々の混沌の今を見つめる、シリーズ・ソビエトハイウェイ。カザフスタン・ジョージア・バルト三国に残る、ソ連時代の爪痕や暗い過去から見えるものとは カザフスタンで目にしたのは、ソ連による核実験と自然改造計画が生み出した悲劇の痕。ジョージアで出会ったのはロシアへの憎しみを募らせる人々。そこにはソ連時代に始まる侵略の歴史があった。ウクライナ侵攻後ロシアへの恐怖がよみがえったバルト三国では、ロシアの侵略に備え民兵組織に入隊する人が急増する実態や、ソ連時代から暮らし続けるロシア系の人々が感じる抑圧を描く。

  • S2024E12 市民が見た戦乱のガザ〜イスラエル編〜

    • March 7, 2024
    • NHK

    市民が撮影した自撮り映像でイスラエルとハマスの戦乱を伝えるシリーズ。今回は、世界から虐殺と批判されるイスラエルに暮らす市民の視点で揺れ動く人々の心情を伝える。 市民が撮影した自撮り映像でイスラエルとハマスの戦乱を伝えるシリーズ。今回はイスラエルの市民の視点で描く。ガザ地区で2万人を超える死者を出し、世界から虐殺だと批判を浴びるイスラエル。政府への反対デモが頻発するなど、国内の世論も一枚岩ではない。両親をハマスに殺害されながらも反戦運動に立ち上がった男性や、パレスチナ人との対話を始めた元イスラエル軍兵士など、戦乱に揺れる市民たちの姿を描く。

  • S2024E13 ソビエトハイウェイ ルート2 バルト三国

    • March 14, 2024
    • NHK

    旧ソ連の国々を巡る、シリーズ・ソビエトハイウェイ。第二回は、バルト三国。反ロシアの機運が高まる中、ソ連時代から暮らし続けるロシア系住民が心の内を訴える。 旧ソ連の国々の混沌の今を見つめる、シリーズ・ソビエトハイウェイ。第二回は、バルト三国。ロシアの侵略に備えて民兵組織に入隊する人が急増するリトアニア。背景には、ソ連時代の暗い過去がある。一方、ソ連だからこそ出会えた2人も…。反ロシアの機運が高まるラトビアで出会ったのは、ソ連時代から暮らし続けるロシア系の人々。彼らは今、抑圧を訴えている。ウクライナ侵攻後ロシアへの恐怖がよみがえった、バルト三国を巡る。

  • S2024E14 ライブカメラはとめられない 中国・農民工2世たちの挑戦

    • March 14, 2024
    • NHK

    いま中国の若者の間で大人気の「ストリーマー」。街角から得意のダンスや歌をライブ配信し、視聴者からの投げ銭で稼ぐという商売だ。2人の若者の半年間を密着取材した。 路上配信の規制が緩くストリーマーの聖地とされる湖南省・長沙。ダンスの配信で月24万円稼ぐ劉さん。歌を配信しながらアルバイトにも精を出す頼さん。2人に共通しているのは農村に戸籍を持ち都会に出稼ぎに来る「農民工」の2世だということ。学歴も手に職もない彼らが手っ取り早く稼ぐ手段が、いま流行りのライブ配信なのだ。しかし寝ている時間以外は全て配信という過酷な生活。彼らが目指すものとは?

  • S2024E15 市民が見たウクライナ侵攻 家族たちの2年 それぞれの闘い

    • March 18, 2024
    • NHK

    市民の自撮り映像でウクライナの戦時下の暮らしを伝える。戦争が長期化し出口が見えない中、人々はどのような思いで侵攻開始丸2年を迎えるのか、モノローグと映像で描く。 市民の自撮り映像で戦時下の暮らしを伝える「市民が見たウクライナ侵攻」。侵攻開始から丸2年となる2月24日を人々はどのように迎えるのか。戦乱が長期化しても出口は見えない。前線で両足を失った夫を抱え、現政権への怒りを募らせる妻。徴兵動員のニュースに気をもむ大学生。兵士となった夫の心配から精子凍結に踏み切った夫婦。キーウに両親を残しアメリカに旅立った娘。それぞれの2年と今の思いを映像とモノローグで描く。

  • S2024E16 私の故郷 ウクライナ

    • March 28, 2024
    • NHK

    5年ぶりに訪ねた戦渦の故郷でウクライナ人ディレクター・カテリーナは何を見つけ、感じたのか。日本では伝え切れていないウクライナを描くセルフ・ドキュメンタリー。 ロシアに侵攻された母国について伝え続けてきたウクライナ出身のディレクター、カテリーナ。5年ぶりに戻った故郷キーウで、身近な人にカメラを向け、日常を記録した。暮らしの中に深く潜り込んだ戦争は、大切な人たちの夢を侵食し、価値観を大きく変えていた。ウクライナ人が命をかけて守っているものとは。

  • S2024E17 デジタル・アイ 新発見続々! 考古学×可視化テクノロジー

    • April 4, 2024
    • NHK

    いま考古学の世界で起きているデジタル革命に迫る。レーザー光を照射するLiDAR技術やAIが開く歴史の新たな扉。アンコール遺跡や奈良の古墳で生まれる新説とは!? レーザーを照射して観測するLiDAR技術が可能にした、膨大な数の遺跡の可視化。カンボジアではアンコール王朝の都市の謎が明らかになり、奈良の古墳調査では日本史の“空白の4世紀”に風穴があけられようとしている。さらにヴェスヴィオ山の噴火で焼けた古代ローマの古文書がいま、若者が駆使するAIによって読み解かれようとしている。これまで不可能と思われていたことを可能にする、活況に沸く考古学の最前線を伝える!

  • S2024E18 デジタル・アイ 消える大森林

    • April 11, 2024
    • NHK

    火災や伐採などで失われる森林。これまで捉えることのできなかった影響が、デジタル技術の力で可視化され始めている。森林消失の負のスパイラルを解明する。 「デジタル・アイ」はOSINT(オシント)と呼ばれる公開情報のデジタル調査で世界の真相に迫るシリーズ。いま人工衛星技術の進歩で、地球上に広がる森林の状況をリアルタイムで分析できるようになってきた。火災や乱伐で消えゆく各地の大森林の深刻な実態が明らかに。極北で吹き上がる謎の煙の正体、そして新たな森林減少を引き起こす負のスパイラルとは?森林消失による地球規模の影響にデジタルの力で迫る。

  • S2024E19 裁判所が少年事件記録を捨てた それは何を奪ったのか

    • April 18, 2024
    • NHK

    神戸児童連続殺傷事件など、社会を震かんさせた重大少年事件。その審判に用いられた記録を裁判所が廃棄していた。遺族・弁護士・裁判所関係者が語った事とは・・・。 供述調書や精神鑑定書などの少年事件の記録。全国的に社会の耳目を集めるなどした少年事件の記録を各地の裁判所が廃棄していたことが、おととし発覚した。事件の数は52件に及び、最高裁判所は異例の謝罪を行った。事件の関係者にとって記録とはどんな意味があるものなのか。番組では裁判記録の活用が進むアメリカの現状も取材。当事者たちの証言と海外の事例から事件記録の保存・活用はどうあるべきか考える。

  • S2024E20 ロシアを捨てたロシア人たち

    • April 25, 2024
    • NHK

    ロシア大統領選で圧勝したプーチン政権の下、国外に流出したロシア人は約100万人に上ると言う。彼らはなぜロシアを捨てたのか、自撮り映像でそれぞれの本音を伝える。 ロシア大統領選で圧勝したプーチン政権。反体制派への締めつけが強まり、批判することも難しい状況だ。そうした中、ウクライナ侵攻後に国外へと流出したロシア人は約100万人に上ると言う。捕虜となった夫を追い、祖国を捨てウクライナで生きる覚悟をした女性。兵士の追加動員を避けようとモンゴルへ渡った少数民族の元大学院生。国外でも命の危険が伴う中、なぜ彼らはロシアを捨てたのか、自撮り映像で彼らの本音を伝える。

  • S2024E21 NHKガザ事務所 2人の取材者の葛藤

    • May 9, 2024
    • NHK

    戦闘が続くガザの実情を伝えてきたNHKのパレスチナ人スタッフたち。自らも危険を感じ、暮らしが追い込まれる中、直面した現実とは?その葛藤からガザの苦しみを描く。 激しい戦闘で犠牲が拡大し続けるガザ地区。外国人記者が立ち入れない中、NHKガザ事務所の2人のパレスチナ人スタッフはその実情を日本に伝えてきた。しかし自分と家族の安全が脅かされ、食料や燃料の不足も深刻化する中、1人はガザ地区の外へ退避する道を選んだ。避難生活を続けながら撮影した迫真の映像の数々、そして内と外とに分かれながらも現地の状況を伝え続けようとする2人の葛藤を通じ、ガザの苦しみを描く。

  • S2024E22 未解決事件 下山事件と占領期の闇

    • May 16, 2024
    • NHK

    占領期に続発した鉄道をめぐる未解決事件の謎に迫る。国鉄総裁が怪死した「下山事件」極秘資料を入手。機関車が脱線転覆した「松川事件」“実行犯”とされる男の告白とは? 誰も解き明かせなかった“戦後史最大のミステリー”「下山事件」。捜査の内幕を綴った極秘資料を入手。カギを握るのは、ソ連のスパイを名乗り、国鉄総裁暗殺への関与を証言した“謎の男”李中煥。機密文書からアメリカの諜報機関の密命を受けていた可能性が明らかに。さらに占領期に起きた謎の鉄道事故「松川事件」の秘蔵資料も入手。“実行犯”とされる日本軍特務機関の元工作員の告白とは?占領期の深き闇に独自のスクープで挑む

  • S2024E23 私のこだわり人生 「僕の子どもはアンパンマン〜漫画家・やなせたかし〜」

    • May 25, 2024
    • NHK

    来春、今田美桜さん・北村匠海さん出演の連続テレビ小説『あんぱん』スタート!モデルはやなせたかしさんご夫婦。やなせさんの人生を追った番組をアンコール放送します。 私のこだわり人生。歌「てのひらを太陽に」の作詞者。そして、あの「アンパンマン」の創作者でもある高知県香美郡香北町(現:香美市香北町)出身のやなせたかしさん。戦争を経験したり下積みが長かったりと苦労の多かったやなせさん。アニメ「アンパンマン」の大ヒットはやなせさん70歳間近のことでした。どんな時にも希望を失わず、夢を信じて生きてきた漫画家・やなせたかしさん(番組当時79歳)の人生を追った番組です。

  • S2024E24 強いられた沈黙〜発掘・沖縄の米軍犯罪記録〜

    • June 6, 2024
    • NHK

    米統治下の沖縄で起きた米軍関係者による事故や犯罪の膨大な記録が見つかった。琉球政府法務局が作成したとみられるこの文書を分析し、沖縄の知られざる痛みを見つめる。 殺人、傷害、強姦、放火…1945年から1972年までに発生した約900件には、沖縄の人々のうめきが満ちている。今回、ひとつひとつの事件・事故を場所や内容ごとにデータ化して分析、アメリカ統治下で多発していた米兵による犯罪の全体像に迫った。戦後79年、今も基地と暮らすことを余儀なくされている沖縄。本土復帰から半世紀以上にわたって沖縄社会が背負わされてきた問題と、今も続く混乱の原点を見つめる。

  • S2024E25 ロシアのアスリートの宿命〜女子フィギュア・ワリエワ〜

    • June 13, 2024
    • NHK

    ドーピング違反で4年間の資格停止処分が下されたロシアのスケーター、カミラ・ワリエワ。ロシアという国家のもとで育ち、スケート人生が暗転したアスリートを追った。 メダリストを数多く輩出してきたロシアのフィギュアスケート名門クラブ。そこで、世界歴代最高得点を持つカミラ・ワリエワを、3か月にわたって独占取材。世界を揺るがせたドーピング問題。自国の軍事侵攻による国際大会からの除外。ロシアのアスリートとして生きる葛藤をインタビューで初めて語った。番組では、ワリエワのドーピング違反をめぐるその後の動きも追跡。WADAなど関係者への取材で、調査の最前線を追う。

  • S2024E26 誰が伝統集落を守るのか〜中国 雲南〜

    • June 20, 2024
    • NHK

    「中国最後の伝統集落」と呼ばれる雲南省のワ族の村、翁丁寨(おうていさい)。観光開発が進む中、住民は移住を余儀なくされた。揺れ動く少数民族の今を見つめる。 かやぶきの高床式住居が並ぶワ族の伝統集落、翁丁寨。観光客でにぎわう今の集落は、2021年の火災のあと、建て直されたもの。運営は観光開発会社に委ねられ、住民は1、5キロ離れた新村への移住を余儀なくされた。神聖な儀式は、観光イベントの一つとなり、村民は日雇いで踊りを披露する。暮らしがよくなることを期待する村民がいる一方で、伝統文化が失われると危惧する村民もいる。開発は少数民族に何をもたらしたのか。

  • S2024E27 「爆走風塵(じん) 中国・激変するトラック業界」(前編)

    • June 26, 2024
    • NHK

    総費用額が10兆円を超える中国物流。支えるのは3000万人のトラックドライバーだ。熾烈(しれつ)な価格競争を乗り越え、たくましく生きるドライバーの姿を描きだす。 総費用額が10兆円を超える中国物流。支えるのは3000万人のトラックドライバーだ。番組は中国一の長距離トラックのハブ、「成都公路港」を取材。数千キロを超えて全国に貨物を運ぶ運転手に密着する。引退間近のベテランコンビ、父と見習いの息子コンビ、そして幼子と妻と共に旅するドライバーの3組だ。しれつな価格競争を乗り越え、過酷な労働環境でたくましく生きる姿を描き、庶民の目線から中国経済の実態を浮き彫りにする

  • S2024E28 深圳(せん)のハゲタカ

    • July 4, 2024
    • NHK

    中国・深圳(せん)。倒産した会社に押し寄せる中古品買取業者たち。カネになりそうな物を買いたたいて売りさばく。ビジネスの生と死が交わる生々しい現場に密着! 不動産不況をきっかけに経済成長が失速する中国。大都市・深圳(せん)でも経営や資金繰りが悪化する企業は多い。そんな中、倒産する企業に素早く駆けつける中古品買取業者たち。空調設備や業務用キッチンなどカネになりそうな物を買いたたいて持ち去り、SNSで派手に宣伝して売りさばく。顧客は、不景気でもしたたかに成功を夢見る挑戦者たち。ビジネスの生と死が交わる生々しい現場で、火花を散らす男たちに密着取材!

  • S2024E29 欲望の資本主義 2024夏特別編 実感なき株高の謎

    • July 11, 2024
    • NHK

    2016年春以来欲望をキーワードに資本主義のあり方に問いを投げかけてきたシリーズ夏特別編。株高の向こうに見えるのは?その背後に「モンスター」が支配する市場の今。 この春バブル以来最高値更新に沸いた日経平均株価。しかし日本経済をめぐる状況は不透明なままだ。インフレ、円安、インバウンド需要以外好材料も見当たらない中成長への実感が得られない日本経済の今は海外からどう見えているのか?将来への不安から新NISAに走る人々が牽引する投資ブームの行方は?投資家、トレーダー、経済学者、世界の知性たちが今の日本市場に分析のメスを入れる。私たちは投資にどう向き合うべきなのか?

  • S2024E30 境界の抵抗者たち 〜ミャンマーを追われた映像作家の記録〜

    • July 18, 2024
    • NHK

    クーデター後に祖国を追われ、隣国タイの町で生きるミャンマー人映像作家たち。自由を取り戻すため祖国と世界に向け配信を続ける。カメラを武器に抵抗を続ける人々の記録。 3年前ミャンマーで起きたクーデター。軍部による弾圧で多くの市民が犠牲になった。こうした中、国境を超えたタイの町に逃れカメラを武器に闘う人たちがいる。祖国の現状を世界に伝えたいと、国境を超えて前線を取材する義足のカメラマン。かつての仲間に向け、投降を呼びかける番組を配信する元ミャンマー軍兵士。2022年の取材中、ミャンマー当局に拘束されたドキュメンタリー作家・久保田徹が描く映像発信者たちの抵抗の記録

  • S2024E31 「市民が見た戦乱のガザ〜平和の祭典の陰で〜」

    • August 15, 2024
    • NHK

    パリ五輪の陰で、パレスチナ自治区ガザでは殺りくが続く。スポーツで平和を訴えたいと立ち上がったボクシングのトレーナーなど市民たちの自撮り映像で戦乱の現実を伝える。 “平和の祭典”パリ五輪の陰で、パレスチナ自治区ガザでは殺りくが続いている。パレスチナのアスリートは戦乱で300人以上が死亡した。そうした中、五輪選手を生み出そうと懸命なボクシングのトレーナーに自撮りを依頼した。一方で、ほとんどのパレスチナ市民は“平和の祭典”に目を向けることさえできず、爆撃から逃げ続ける日々を過ごす。開戦以来、戦禍の暮らしを自撮りしてきた市民たちの映像も合わせ戦乱の現実を伝える。

  • S2024E32 “トランプ主義” 私の理由

    • August 22, 2024
    • NHK

    2024年アメリカ大統領選挙。共和党の大統領候補・トランプ氏はなぜ高く支持されるのか?様々な共和党支持者が自らの日常を記録、市民の本音と波乱の選挙戦を伝える。 トランプ氏は米連邦捜査局の捜査を受けるなど様々な疑惑を抱え、5月には大統領経験者として史上初めて刑事事件で有罪評決を受けた。しかしわずか1日で80億円以上の寄付を集めるなど人気は絶大だ。トランプ氏の高い人気の背景には、人々のどんな想いがあるのか?議事堂乱入事件で息子が逮捕された父親、不動産で富を築いた富裕層、格差に不満を持つ若者など、様々な立場の共和党支持者が選挙戦の日々をリアルに伝える。

  • S2024E33 メディア砂漠のなかで進む分断 アメリカ大統領選挙

    • August 29, 2024
    • NHK

    アメリカ大統領選挙で人々が情報を得ているのは、テレビや新聞といった既成メディアよりもインターネット上で広まる一方的な「意見」だ。その中で進む社会の分断を見つめる アメリカ大統領選挙で人々が情報を得ているのは、テレビや新聞といった既成メディアよりもインターネット上で広まる一方的な「意見」だ。人々は、ピンクスライムと呼ばれるAIで作られる粗悪な情報や、気軽に聞くことができるネットラジオを通じて、人々の判断に資する「重要な争点」よりも「好き嫌い」を増幅する情報に染まっていく。研究家たちがメディア砂漠が社会の分断をすすめると警鐘を鳴らす現場をルポする。

  • S2024E34 虹の灯(あかり)が照らすのは、 “同性婚”法制化 台湾の今

    • September 5, 2024
    • NHK

    5年前、アジアで初めて同性婚を認めた台湾。成婚数は1万組を超え、結婚した台日同性カップルも増加。一方、世代間ギャップや親子の葛藤も浮き彫りに。台湾の今を見つめる アジアで最もLGBTフレンドリーといわれる台湾。「自分らしく生きられる場所」として移住を決意した日本人たちに密着▼台湾の今を日本に伝えるYouTuber、台湾に来て初めて同性と交際を始めた女性、初の台日同性婚を裁判で勝ち取った男性。それぞれの想いとは?▼制度が急速に変化する一方で、伝統的な価値観が残る社会の現実や、子供のカミングアウトに戸惑う親たちの姿も

  • S2024E35 そして“敵”がいなくなった ウクライナ・ロシア オリンピックレスラーたちの6か月

    • September 12, 2024
    • NHK

    ウクライナとロシアはヨーロッパのレスリング2大強国。しかしロシアはパリ五輪のレスリング出場をボイコットした。敵が消え、ウクライナ人選手の心に変化が生まれていく。 レスリング強国ウクライナとロシアは、共同で合宿するなど、良きライバルだった。しかし戦争が両国のつながりを引き裂く。良きライバルは、憎しみをぶつける敵になった。しかし、ロシアがレスリング競技をボイコットしたことで、ウクライナ選手のロシアへの憎しみが変化し始める。夢を絶たれたロシア人選手の無念に思いをはせる選手も現れた。ウクライナ、ロシア両国のレスリングチームに密着し、熱狂の陰の知られざる物語を描く。

  • S2024E36 古代エジプトの謎を追え 〜挑戦者たちのバトン〜

    • September 19, 2024
    • NHK

    古代エジプト文明の謎に挑んだ挑戦者たちの物語。砂に埋もれた神殿やピラミッドに隠された部屋。そしてツタンカーメンの黄金のマスク。ロマンあふれる冒険と発掘の記録。 人類最古の文明の一つ、古代エジプト文明。本格的な調査が始まったのはおよそ200年前、ナポレオンのエジプト遠征がきっかけだった。番組は、その後エジプトの謎に挑んだ者たちの挑戦を描く。アブ・シンベル神殿やピラミッドを調査したイタリアの探検家ベルツォーニ。ツタンカーメンの墓を見つけたイギリスの考古学者カーター。素粒子によるピラミッド透視に挑んだアメリカの物理学者のアルヴァレス。最新調査の様子も伝える。

  • S2024E37 ネット犯罪から若者を守れ! 〜韓国 警察の苦闘〜

    • September 26, 2024
    • NHK

    ネット先進国である韓国で急増しているのが、麻薬、ギャンブルといったネットをつかった犯罪にまきこまれる若者たちだ。見えない犯罪者を摘発する最新の捜査に密着する ネット先進国である韓国で急増しているのが、麻薬、ギャンブルといったネットをつかった犯罪にまきこまれる若者たちだ。見えない犯罪者をどう摘発するのか、いま取り組みがはじまったのが、民間のIT企業が開発したAIをつかった犯罪捜査だ。インターネットの世界をも縦横無尽に索敵し、犯罪の種や、まきこまれようとする若者たちを見つけ出していく。世界が注目する捜査方法に密着する。

  • S2024E38 ネタニヤフと極右 〜戦闘拡大のジレンマ〜

    • October 3, 2024
    • NHK

    昨年10月7日のハマスによるイスラエル襲撃から1年。なぜこの戦闘は終わらないのか?ネタニヤフ首相と、連立政権を組む二人の極右政治家の思想の系譜に迫る。 2023年10月7日のハマスによる襲撃事件から間もなく1年。ガザ地区での死者は4万人を超えた。犠牲者が増え続けるこの戦闘はどこへ向かうのか。ネタニヤフ政権の強硬姿勢を支える二人の極右の閣僚、ベングビール国家治安相とスモトリッチ財務相はどのような人物なのか?ネタニヤフ首相との関係は。ジャーナリスト、彼らを知る関係者、人質家族などへのインタビュー、そして貴重なアーカイブス映像から紐解く。

  • S2024E39 ヨミョン学校の青春〜韓国・脱北2世の子どもたち〜

    • October 10, 2024
    • NHK

    韓国ソウルに脱北者の子どもが通う学校がある。彼らのほとんどは中国で生まれ、北朝鮮を知らない。北朝鮮・中国・韓国、3つの国のはざまで揺れる子どもたちを見つめた。 韓国・ソウルに北朝鮮を脱北した親を持つ子どもたち、脱北2世が通う学校がある。ヨミョン学校、脱北2世が韓国社会に適応するための教育を行っている。彼らのほとんどは北朝鮮を知らない。母親が北朝鮮から中国に逃れ、中国人の父との間に生まれたからだ。学校の課外授業で美術を教えるカン・チュンヒョクは自身も脱北者でこの学校の卒業生だ。北朝鮮・中国・韓国、3つの国のアイデンティーの間で生きる子どもたちを見つめた。

  • S2024E40 “緊迫の現場”で何が 〜アメリカ大統領選挙・市民の闘い〜

    • October 31, 2024
    • NHK

    2024年アメリカ大統領選挙。ハリス副大統領とトランプ前大統領が僅差で競り合う中、双方の支持者が街中で激しく争っている。各地の“緊迫の現場”を追う。 2024年アメリカ大統領選挙。民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領が僅差で競り合う中、市民たちが街中で激しく争い、緊張が高まっている。民主党支持者が、有罪評決を受けたトランプ氏が「大統領候補にふさわしくない」と連日抗議する一方で、共和党支持者は「不当に弾圧している」と反発。政府や選挙制度の正当性を疑う声も広がっている。全米各地の“緊迫の現場”を訪ね、市民たちの思いに迫る。

  • S2024E41 World Lost Justice 正義なき世界で

    • November 7, 2024
    • NHK

    ガザ地区の死者が4万人を越えても止まらないイスラエルの攻撃。しかしこの悲劇の始まりは去年の10月7日ではなかった…現地でいま何が起きているのか。こん身ルポで迫る ハマスによる襲撃への報復として始まったイスラエルのガザ攻撃。ガザ地区の死者が4万を越え、命の価値は等しいという正義が揺らぐ中、知られざる戦いが繰り広げられてきた。ガザ攻撃を批判する人々と、これを抑え込もうとするイスラエル当局・市民との壮絶な闘いだ。そして、この悲劇の始まりは去年の10月7日ではなかった…。現地でいま何が起きているのか。イスラエル人監督とパレスチナ人プロデューサーのこん身のルポで迫る

  • S2024E42 世界の市民が見たアメリカ大統領選挙

    • November 14, 2024
    • NHK

    大激戦のアメリカ大統領選挙。その結果は、戦乱のパレスチナやウクライナ、隣国メキシコや台湾に大きな影響を与える。行方を見守る世界の市民たちの姿を自撮り映像で描く。 大激戦のアメリカ大統領選挙。その行方を世界各地の市民が固唾をのんで見守っている。アメリカの後押しを受けるイスラエルと激しい攻撃にさらされるガザ地区。アメリカからの武器援助を頼りにロシアと戦闘を続けるウクライナ。米中対立の狭間で揺れる台湾。移民問題が大統領選の争点ともなっているメキシコ。アメリカの影響を受ける地域の市民たちは今回の選挙をどう見ているのか。市民たちの自撮り映像で激動する世界を見つめる。