なぜブラジルは世界第2の“感染大国”となったのか。リオの貧民街・ファベーラの住民が2月末から4か月にわたり日々の様子を記録した映像を入手。映し出されていたのは、劣悪な環境の中で暮らす人々が、適切な医療を受けられず政府から見捨てられ亡くなっていく姿や、感染が疑われても検査もされないまま埋葬されていく“カウントされない死”だった。貧しい人々の間に無慈悲に拡がるウイルスの脅威と“命の格差”の実態に迫る。