終戦から27年間グアム島に潜伏し続けた残留日本兵・横井庄一さん。1500分に及ぶ音声テープなど未公開の記録から浮かぶ戦争の実態は、戦後日本に何を問いかけるのか? 終戦から27年間グアム島に潜伏し続けた残留日本兵・横井庄一さん。今回、遺品などから、1500分の音声テープなど未公開の膨大な記録が見つかった。「グアムの戦後のことは日本政府に訴えなあかん。戦争の後始末をつけるために」。記録を手がかりに関係者や資料を取材すると、潜伏し続けた本当の理由、そしてこの国が残留日本兵とどう向き合ってきたのかその内実が浮かび上がってきた。それは戦後日本に何を問いかけるのか?