10年以上にわたってアメリカの国境地帯を撮影してきた写真家、リチャード・ミズラック。越境者が残したモノで楽器を作るメキシコ出身の音楽家、ギレルモ・ガリンド。二人による写真と音のコラボレーションから、生と死を分かつ「境界線」の過酷で非情な現実が浮かび上がる。命を懸けて壁を越え、新天地を目指した人々の痕跡。そこには、どのような物語があるのか。