俳優の渡辺謙は、東日本大震災発生以来、被災者のもとに通い続けてきた。また、世界に震災の現実を伝える役割も担い、さらには、自ら被災地にカフェを作って支援活動を行ってきた。震災10年を前に、渡辺は、交流を重ねてきた福島県葛尾村、宮城県気仙沼市、岩手県陸前高田市と釜石市の4つの地域で暮らす人々を再訪する。すると、酪農家、カキ養殖の漁師、居酒屋の店主、食堂を営む一家などの人生には、驚きの変化があった。