旧ソ連の国々の混沌の今を見つめる、シリーズ・ソビエトハイウェイ。カザフスタン・ジョージア・バルト三国に残る、ソ連時代の爪痕や暗い過去から見えるものとは カザフスタンで目にしたのは、ソ連による核実験と自然改造計画が生み出した悲劇の痕。ジョージアで出会ったのはロシアへの憎しみを募らせる人々。そこにはソ連時代に始まる侵略の歴史があった。ウクライナ侵攻後ロシアへの恐怖がよみがえったバルト三国では、ロシアの侵略に備え民兵組織に入隊する人が急増する実態や、ソ連時代から暮らし続けるロシア系の人々が感じる抑圧を描く。