人類の宇宙観に革命を起こし続けている『ハッブル宇宙望遠鏡』。地上600キロの大気圏外にあり、大気の影響の受けないため、ゆらぎないクリアな映像で、彼方にある数千億個の星々が集まる"銀河"すら鮮烈に映し出すことができます。 これまでの地上観測により、地球の近くの銀河は、石けんの泡のような形に集っていることがわかってきました。泡の膜の部分に銀河が群れ集まり、泡の中は銀河がなく空っぽになっています。この銀河が作り出す泡構造は、地球の近くだけのことなのか、それとも遙か彼方まで続く構造なのかは、ながく謎に包まれていました。これを解くため、世界中から100名をこえる科学者が集まり、ハッブル史上最大の観測が行われました。そして、近くの宇宙だけではなく、はるか100億光年先まで、銀河が泡のように連なっていることが観測によって初めて解き明かされました。 理論シミュレーションから、銀河の泡が出来るには、見えない謎の重力源「ダークマター」が必要だと考えられています。ダークマターがあると、その重力により光が曲げられます。この現象は、あたかもレンズのような働きをするため"重力レンズ"とよばれます。ごくわずか銀河の光の変化でさえ、ハッブルならくっきりと捉えることが可能です。そこで、これ測定することでダークマターの分布が調べられました。結果、泡のような銀河の分布とダークマターの分布がピタリと一致しました。銀河はダークマターの重力により、泡構造を作っていたのです。 2010年春、1個の天体で銀河系の半分(5万光年)もの大きさがある不思議な巨大天体が東京大学の大
多くの人がSF映画の中だけの存在だと考えている地球外生命。実は最新の天文学がこの常識を覆しつつある。 NASAの惑星探査機カッシーニは、土星の衛星エンケラドスを観測中、その南極から水蒸気と氷の粒のジェットが吹き出していることを発見した。このことから科学者たちは、エンケラドスの地下に、水が液体の状態で蓄えられている「海」があるものと考えるようになった。海が存在するならば、そこに微生物などが存在する可能性は高くなるという。 さらに進化した地球外生命への期待も高まっている。2010年10月、地球から20光年彼方に、「海のあるという惑星」が発見された。グリーゼ581gだ。科学者達はこの惑星の環境を詳細に調べ、そこで生きる地球外生命の姿を科学的に検討し始めている。地球外生命の研究の最前線を、新たな観測成果とCGで紹介。
いま世界中で「ダークマター(暗黒物質)」と呼ばれる未知の物質の探索競争が激化しています。ヨーロッパでは巨大な粒子加速器でダークマターを「生み出す」実験が、また日本では特殊な観測器で宇宙を漂うダークマターを「捉える」試みが進んでいます。しかしこの謎の物質、1970年代には学界に相手にされず、提唱した女性科学者は批判にさらされました。その観測データは、見えないダークマターが見える物質の数倍から数十倍もあることを示しており、それを認めることは「科学は宇宙をほとんど分かっていない」と認めるに等しかったからです。 その「謎」の存在を認めたところから、科学者たちの新たな挑戦が始まりました。 「ダークマターは"暗い星"ではないか?」「いや"素粒子"の一種だろう」... 今や宇宙誕生のカギを握るといわれるダークマターの正体を科学者はどう推理し、検証してきたのか?果たしてその正体を暴く日は来るのか?知の最前線で繰り広げられる格闘を追いました。
1969年7月20日。この日、人類は"大きな一歩"を踏み出しました。 アポロ11号による月面着陸という人類史に残る偉業。その実現を支えたのが、地球の重力を制した史上最大のロケットエンジン「F-1」です。3000トンを超える巨大ロケット「サターンV」のメインエンジンとして、天才科学者ヴェルナー・フォン・ブラウンにより開発されたF-1エンジンは、あまりに強力なパワーゆえ、開発途上で何度となくトラブルを起こし、開発はストップします。その難局をのりきるための発想の転換とは? さらに、完成間近のF-1に頻発した謎の爆発。天才フォン・ブラウンを中心とするチームはいかなる秘策でこれを解決していったのか。 超大国アメリカが230億ドルの資金と40万人の人材を投入した「アポロ計画」を成功に導く原動力となったF-1開発の奇跡の道のりを、当時の貴重な記録映像を元に紹介しました。
2004年、NASAの2機の探査車が火星に降り立った。「オポチュニティー」と「スピリット」と名付けられた双子の探査車の使命は、火星で水と生命の痕跡を発見すること。火星探査は当初90日の予定だったが、実際の探査は、様々な試練を乗り越え、7年にも及んでいる。 設計時には想像もしなかったアクシデントに直面しながらも、成果を挙げ続ける双子の探査車。火星へのあつい思いを抱く科学者たちと、それにこたえて冒険を続けた「オポチュニティー」と「スピリット」の物語を紹介。
「天文学の父」と称され、「それでも地球は回る」という地動説で知られるガリレオ・ガリレイ。400年前、ガリレオは自ら発明した天体望遠鏡を駆使し、月を手始めに木星や金星などの惑星、銀河系の星々を観測して宇宙の真の姿を明らかにし、人類は「宇宙の中心は地球ではない」という新たな宇宙観に到達しました。 そのガリレオの足跡を理論物理学者の村山斉さん(東京大学・数物連携宇宙研究機構 機構長)とともに訪ね、ガリレオから始まった宇宙観測400年の歴史を紹介しました。
いま太陽観測は、かつてない黄金時代を迎えている。日本の太陽観測衛星「ひので」やアメリカの「SDO」など宇宙から望遠鏡で太陽を観測する衛星は6つにもなる。これによりダイナミックに活動を続ける太陽の姿が、これまでになく詳細に捉えられ続けている。 くしくも今、その太陽に異変が起きている。地球上の生き物を支える母なる太陽の活動が、停滞しているのだ。しかも、近代観測始まって以来最低のレベルという。このまま太陽活動が低下つづけると、地球に影響があるかもしれない。実は過去にも太陽活動が、長く低下した時期があり、さまざまな調査の結果、当時の地球の気温が低くなったという。 太陽活動と地球環境の間にはどのような関係があるのか? 迫りくる太陽の異変を、最新の観測成果をもとに紹介。
第二次世界大戦後の冷戦期...米ソは、し烈な宇宙開発競争を繰り広げていた。ソビエトは、世界初の人工衛星スプートニクの打ち上げ、ガガーリンによる世界初の有人宇宙飛行など次々と偉業を成し遂げ、大きくリードしていたが、それらを取り仕切っていたのが、天才科学者セルゲイ・コロリョフであった。彼なくしてソビエトの宇宙開発はあり得なかったと言われるほどの重要人物であり、その存在は国家機密だった。コロリョフが生涯抱き続けた壮大な夢こそ、「火星有人探査計画」だった。だが、最高権力者フルシチョフの命令で「月面有人探査計画」に変更を強いられ、その実現間近にしてコロリョフは亡くなってしまう。しかし、その夢は現在モスクワで進行中の火星探査シミュレーション実験「MARS500」に受け継がれている。新たに見つかった貴重な映像や関係者の証言を基に、悲劇の天才科学者コロリョフの実像に迫り、ソ連宇宙開発の壮絶な舞台裏を描く。
オリオン座の赤い一等星「ベテルギウス」は、まもなく死の時を迎える年老いた星。その大きさは太陽の1000倍と巨大だ。しかも最新の観測から、ベテルギウスは太陽のような丸い形の星ではなく、巨大なコブを持ち、ガスを猛烈な勢いで吹き出す荒ぶる巨星であることが明らかになった。さらにベテルギウスは間もなく死の瞬間をむかえ、大爆発し壮絶な最期をとげると予測されている。超新星爆発だ。爆発の3時間後には明るさは満月のおよそ100倍のまぶしさで輝き、その様子は昼間でも見えるという。いま世界中の科学者が注目する赤い巨星ベテルギウスに迫る。
中央アメリカの密林で2千年にわたって栄え、16世紀に滅亡したマヤ文明。 2012年の終末予言をしたとも言われるマヤは、今も多くの謎に包まれている。ピラミッドをはじめとする遺跡の天文学的な分析や、天体の観測結果が記された古文書の解読などから、マヤは天文学を高度に発達させていたことがわかってきた。マヤの太陽暦の精度は"4千年で1日の誤差もない"というほどで、同時代では世界一の正確さを誇った。望遠鏡はもちろん、金属すら用いなかったマヤの人たちの暦を支えたものは、数百万という膨大な数字を簡潔に記すことができるマヤ数字や、ロング・カウントと呼ばれるマヤ独特の時間概念の存在だった。近年急速に進みつつある象形文字の解読や、遺跡の調査から、マヤ天文学の秘密に迫る。
2011年夏、135回目のフライトを最後に、30年にわたって世界の宇宙開発をリードし続けてきた宇宙船スペースシャトルがその歴史の幕を閉じる。"ポストアポロ計画"として打ち出され、地上と宇宙を人と物資が頻繁に行き来する"宇宙往還型宇宙船"スペースシャトルの実現には、全く新しい設計思想と製造技術が必要だった。設計コンセプトは開発途中で何度も変更、エンジンや耐熱タイルの開発は難航を極めた。1981年4月、初フライトにこぎ着け、以来30年、5機のシャトルで400名近い飛行士を宇宙へ送り届け、ハッブル宇宙望遠鏡や国際宇宙ステーションと いった人類の夢を次々と実現してきた。2度の悲劇に見舞われながらも、そのたびに不死鳥の様に復活してきた歴史を振り返り、人類の宇宙への夢を紡ぎ続けたシャトルの軌跡を追った。
小天体の地球への衝突。数多くの映画で描かれてきたこの話は、決して空想の物語ではない。2006年、NASAが米連邦議会に提出した書類によると、地球に衝突する可能性のある小天体は、およそ2万個にのぼると報告された。そんな中、2029年に衝突する可能性のある小惑星「アポフィス」が発見される。徹底した追跡観測の結果、地球から32500キロというギリギリの距離を通過することが分かった。しかし脅威はアポフィスだけではない。世界各国の天文台は協力して、地球に衝突する可能性のある小惑星を発見し、その軌道を把握するための観測を行っている。さらに、NASAでは、衝突を回避する手段の研究も進められている。知られざる天体衝突の実態と、それを防ぐための研究最前線に迫る。
「空間」を移動するのと同じように、過去や未来を自由に行き来する「時間」旅行は可能なのか? 現代を代表する知性スティーブン・ホーキング博士が、この難問に答える。博士によれば、時間旅行=タイムトラベルは可能だという。超ミクロの世界にできる時間の抜け穴 ワームホールを利用すれば、原理的には過去への時間旅行も可能だが、その実現には大きな壁があるという。またブラックホールの強力な重力場などを利用することができれば、未来への時間旅行が実現するという驚きの事実も披露。鮮烈な映像と共に、ホーキング博士が我々の常識を超えた時空の真の姿を明らかにする。
今、世界中の科学者たちが躍起になってその正体を追うものがある。「ダークエネルギー」。従来の物理法則では説明がつかない謎のエネルギーで、重力の反対に作用する、いわば「逆重力」。そのため宇宙は「加速膨張」している。従来の宇宙観を根底から覆したダークエネルギーの「世紀の発見」はどのようにして成し遂げられたのか。当事者への直接取材を通して、知られざる舞台裏に迫る。
去年6月、日本の探査機"はやぶさ"が、7年間60億キロにおよぶ旅を終え、小惑星イトカワのかけらを地球に持ち帰った。飛行中のはやぶさに、次々と襲いかかるトラブル。しかし決して諦めず、ピンチを乗り越えつづけた科学者たちのドラマは、人々の感動と共感を呼んだ。しかし"はやぶさ"の物語は、そんな冒険だけではない。人類未到の小惑星に到達し、その様子を至近距離から撮影。さらに物質の一部を地球に持ち帰ったのは、これまで世界中のどの探査機も成し得なかった偉業だ。小惑星は太陽系が誕生した太古の情報を今に残す、「太陽系のタイムカプセル」と呼ばれている。科学者が、はやぶさが持ち帰ったかけらの年代を測定したところ、太陽系が誕生した46億年前の「タイムカプセル」であることが判明。今後の詳しい分析で、太陽系の起源に迫れると期待されている。あの感動の冒険物語から、最新の成果まで、はやぶさプロジェクトのすべてを紹介。
地球以外にも生命は存在するのか?広大な宇宙で、人類は知性を持つ唯一の存在なのか?現代を代表する科学者スティーブン・ホーキング博士は、地球外生命体は存在するという。地球上の生物の常識を超えた生命体。進化の末、人類をはるかに凌ぐ文明を獲得した知的生命体。ホーキング博士が、宇宙を貫く生命の本質を明らかにする。
世界15ヶ国が参加してつくり上げたもう1つの地球「国際宇宙ステーション」。日本人宇宙飛行士古川聡さんも活躍する国際宇宙ステーションでは、飛行士が長期間滞在し、新素材や新薬の開発、宇宙観測など様々な研究が行われている。 しかし、このステーションを人類が手に入れるまでには多くの試練があった。最初に直面したのが無重力の謎。旧ソ連が1970年に初めて宇宙長期滞在に挑んだソユーズ9号では、18日後、帰還した飛行士は地上で立つことができなかった。アメリカでは思わぬ事故に見舞われ、修理を余儀なくされる。酸素や水など物資の補給はどうするのか、閉鎖空間で長期間暮らすことによって起こる心の問題にどう対処するのか、次々と現れる壁にぶつかっては乗り越え、宇宙滞在記録を少しずつ伸ばしていく。 番組ではもう1つの地球を手に入れ、宇宙に長期滞在するための挑戦とその夢に迫る。
夜空に突如現れる「超新星」。その正体は、「恒星」が長い一生の最期に起こす巨大な爆発です。アマチュア天文家・板垣公一さんは、世界から注目を集める超新星ハンター。1つの銀河に100年に1度しか現れない超新星を探して、毎日のように夜空を見続けています。2011年夏、板垣さんの超新星ハンティングに密着し、記念すべき70個目の発見までを追いました。 一方、プロの天文学者も大規模な超新星ハンティングを始めています。全自動システムを使って、驚異的な数の超新星を発見をするカリフォルニア工科大学のプロジェクトの秘密、さらに、数千万光年離れた超新星にどんな物質があるか調べられる魔法のような方法「スペクトル観測」もご紹介。 アマチュア天文家の板垣さんの活躍を通して、宇宙最大の爆発・超新星の秘密に迫ります。
強烈な重力で、近づくものは何でも飲み込み、光さえも逃れられないという「ブラックホール」。その存在を最初にみいだしたのは、観測ではなく人間の脳だ。しかし、ブラックホールの存在をめぐっては、半世紀におよぶ激しい論争が繰り広げられた。このブラックホールに、観測から迫る上で、大きな貢献をしたのが日本人科学者であった。独創的なその観測のアイデアも元となったのは、ペットショップで見た意外なものであった・・・ 最新研究から、ブラックホーがひきおこす奇妙な物理現象、さらには実現に向けて動き出した見えない天体・ブラックホールを"直接見る"という試みも紹介。見えざる天体ブラックホールを追い続ける科学者たちの挑戦の物語。
数多くの衛星を打ち上げ、日本の宇宙開発を支えてきた国産大型ロケット「H2」「H2A」「H2B」。町工場から大手メーカーまで日本のものづくりの粋を集めて作られたロケットだ。しかしその開発の歴史は苦難に満ちていた。戦後、日本は航空宇宙開発を禁じられ、大きく出遅れる。その後、自主開発を目指すものの、大型衛星の打ち上げを急ぐ日本はアメリカからの技術導入を決める。しかし導入した技術は言われた通りにしか使えず、打ち上げを失敗してもブラックボックスとして原因究明が出来なかった。これでは本当の宇宙開発ができないと、日本の技術だけで作り上げる純国産ロケット「H2」の開発が始まる。ターボポンプを襲う謎の振動、わずか5秒で爆発するエンジン、そして打ち上げ失敗。立ちはだかる幾多の困難を、技術者たちは創意工夫と試行錯誤で乗り越えていく。国産ロケットはどのように生まれ進化してきたのか、技術者たちの戦いの軌跡を追う。
2010年、日本の探査機「はやぶさ」帰還のニュースは多くの人に感動をもたらした。しかし、はやぶさより30年以上も前に地球を飛び出し、現役で旅を続けているアメリカの探査機があった。その名は「ボイジャー」。1977年の打ち上げ以来、これまで地球から眺めるしかなかった木星や土星、そして天王星、海王星の探査を行い、その素顔を次々と解き明かしてきた。木星の巨大な渦「大赤斑」に迫り、土星の輪の正体を突きとめ、天王星の自転軸の傾きを暴いた。そして今、ボイジャー1号は太陽系の境界域に到達、いよいよ数年以内に太陽系を脱出すると言われている。これからもボイジャーは未知の宇宙の姿を届けてくれる。ボイジャーが成し遂げてきた偉業を振り返りながら、現在も太陽系の彼方から送られてくる最先端情報も紹介。この小さな探査機ボイジャーにかけた研究者たちの大きな夢の軌跡を追った。
南米チリ・アンデス山脈の標高5000mの高地に日・米・欧の3者を中心に、現在、史上最大の電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」の建設が進められている。直径 12mの巨大なパラボラアンテナを66台も作り、それらを同じ天体に向け、とらえた電波をまとめることで、あたかも直径18kmの巨大な1台のパラボラアンテナと同じように電波をとらえる。66台すべてがそろった時には、ハッブル宇宙望遠鏡の10倍の解像度になるという。電波で宇宙をとらえると、星や銀河を作る元となる光を出さないガスやチリの様子がわかり、星の誕生の現場やブラックホールなど、光学望遠鏡では見えない新たな宇宙の様子を調べられるのだ。 2011年9月末には、現在までに完成した16台のアンテナを使っての「初期科学観測」が始まった。実は、この計画の立案・場所の特定など、様々な場面でイニシアチブを取ってきたのは、日本の研究者たちだった。番組では30年にわたりこの計画に携わってきた国立天文台名誉教授、石黒正人さんのアルマ訪問に同行し、アルマ望遠鏡の魅力を紹介する。さらに今回、試験観測を行う現場で、渦巻銀河M100の画像撮影を密着取材。その画像には、可視光でとらえた画像には写っていない、直径千光年もの巨大なガスのかたまりが、300個も浮かんでいた・・・世界初の画像撮影までの一部始終を徹底紹介!
1969年夏、人類初の有人月面着陸を成し遂げたアポロ11号。持ち帰った月の石は「人類の宝」と呼ばれた。しかし調べてみると石のほとんどが地球にもあるありふれた玄武岩だった。アポロ11号では月面の移動手段が徒歩だけで、狭い範囲しか探査できなかったためだ。急きょ、貴重な月の石を求めて月面車開発が始まる。ただ開発に許された期間はわずか1年半。しかも難題は山積だった。そのような中で人類初の月面車を完成させた陰には、月着陸船のわずかなスペースに月面車を格納するための秘策や、軽くて走行性能がよいタイヤを生み出す奇想天外なアイデアなど、技術者たちの血と汗のドラマがあった。そして月面車はアポロ15号から搭載され、月面を縦横無尽に走り回り、月誕生の謎や月のたどった歴史を明らかにする大発見へと導いた。アポロ計画最後の難関といわれた月面車の開発秘話を、当時の貴重な記録映像をもとに描く。
物理学者のスティーブン・ホーキング博士が自ら語る宇宙の始まりから人類誕生までの、壮大な"宇宙137億年の物語"。 最新研究で明らかになった驚きに満ちた誕生直後の宇宙の姿。また宇宙がそもそも完全でなかったからこそ、星や銀河を作り出されていったという事実などを、ユニークな解説と映像で紹介。宇宙を支配する法則を解き明かすことに人生を捧げてきたホーキング博士が、最新の宇宙科学の成果をもとに、宇宙137億年の歴史を語り尽くします。
最新の探査成果をもとに、究極の宇宙旅行へ出発! 目的地は太陽系最大の惑星・木星だ。私たちの常識を遙かに超えたスケールの木星は、到着までの道のりも刺激的。火星を越え、小惑星帯を通過した先で我々が出会うのは、想像を絶する強烈な木星磁場だ。さらに、接近すると300年以上続く巨大ハリケーン・大赤斑などの絶景も味わえる。最大の見どころは、60個以上もある衛星。衛星イオの巨大火山、無数の火山が噴煙を吹き上げている。ところがその隣の衛星エウロパは極寒の氷の星。しかも科学者達は氷の下に生命が存在するかもしれないと考えている・・・魅力満載の木星ワールドの旅にご招待!
2012年中にもアメリカで、宇宙新時代の幕開けとなる民間の宇宙旅行が行われようとしている。今まで宇宙開発は国家事業であったのが、いまや民間企業の参入が急速に進んでいるの。その最前線が、アメリカ・カリフォルニア州の砂漠の中にある町・モハベ。14社のベンチャー企業が集結し、次世代の宇宙船の開発でしのぎを削っているさまは、まさに宇宙版シリコンバレーの様相を呈している。この民間宇宙開発の発端となったのは、1人の技術者バート・ルターン氏の挑戦だった。2004年6月、ルターン氏が率いるわずか20名余りのエンジニアが作った宇宙船「スペースシップワン」で、民間として初めて有人宇宙飛行に成功したのだ。今、民間企業による宇宙開発は、宇宙船にとどまらず、宇宙港や宇宙ホテルにまで広がっている。想像を越えるスピードで進む民間による宇宙開発の最前線を追った。
太陽系探査で分かった最新情報を、旅行ガイド形式で紹介する「太陽系の歩き方」。 今回はまだ人類が訪れていない太陽系最果てにある冥王星とその先の世界。近年の巨大望遠鏡などによる観測技術の進歩で、冥王星の姿がわかり始めている。さらに最近、これまで最果てにある孤独な存在と考えられてきた冥王星のまわりやその先に、実は数多くの天体が存在することも分かってきた。番組では、冥王星とその先の太陽系の世界を旅するように紹介する。
青空が漆黒の宇宙へと移り変わる、地球と宇宙の境界領域「宇宙の渚」。飛行機ではたどり着けず、ロケットではたちまち通り過ぎてしまうその世界は、今なお多くの謎と神秘に満ちている。そこで、高度400キロ、まさに宇宙の渚を行く国際宇宙ステーションに、新開発の宇宙用超高感度カメラを搭載。夜になると美しい光を放って姿を現す宇宙の渚の世界を、史上初めて捉えられた映像の数々をもとに、3本シリーズで探求する。 第1回は、宇宙の渚に突如現れる謎の閃光・スプライトの物語。かつてパイロット達が目撃してきた、雷雲から宇宙へ駆け上がる奇妙な閃光。捉えようとしてもすぐに消えてしまうことから、スプライト(妖精)と名付けられたものの、その正体は長年謎に包まれてきた。その実態を解明すべく、地上から、宇宙から、古川聡宇宙飛行士と世界の研究者がタッグを組んだ、史上最大の作戦が始まった!まさに未知の領域が明かされていく興奮と感動を、世界で初めて捉えられた、驚くようなスプライトの映像と共にお伝えする。
国際宇宙ステーションから古川聡宇宙飛行士が撮影した、地球と宇宙の境目「宇宙の渚」のスペクタクルを紹介。第2回は流れ星。地球には暗いものも含めると毎日2兆個もの流星が降り注いでいる。さらに、流星にならずにふわふわと地表まで舞い降りて来る宇宙のチリも多数あることが分かり、地球生命誕生に密接に関わったと考えられている。宇宙から地球から、流星をたっぷり観賞しながら、はるかなる生命誕生の物語に思いを馳せる。
青空が漆黒の宇宙へと移り変わる、地球と宇宙の境界領域「宇宙の渚」。飛行機ではたどり着けず、ロケットではたちまち通り過ぎてしまうその世界は、今なお多くの謎と神秘に満ちている。そこで、高度400キロ、まさに宇宙の渚を行く国際宇宙ステーションに、新開発の宇宙用超高感度カメラを搭載。夜になると美しい光を放って姿を現す宇宙の渚の世界を、史上初めてとらえられた映像の数々をもとに、3本シリーズで探求する。 第3回は、宇宙の渚で起こる最も美しい現象、オーロラにスポットを当てる。その神々しい光は、古くから人々を魅了してきた。この神秘の光は、いったいなぜ、どのようにして生まれているのか?科学者たちのあくなき探求により、オーロラが実は太陽と地球の激しい攻防の結果、生み出されていることがわかってきた。美しい輝きの裏に秘められた"地球と太陽の激闘"を、古川聡宇宙飛行士が世界で初めて宇宙から鮮明にとらえた、圧巻のオーロラ映像からひもといていく。
私たち生命は、いつどこで、どのように誕生したのか?――この永遠の問いに対して、カリフォルニア工科大学のジョセフ・カーシュビンク教授は大胆な仮説をとなえている。 「われわれ地球生命は、火星から来た生命の子孫だ」というのだ。この"生命の火星起源説"は、奇抜なアイデアと思われがちだが、最新の火星探査が明らかにした火星の実像は、この学説に矛盾しないという。 かつて火星はどんな惑星だったのか? 生命はそこでどのように誕生したのか? そして、火星から地球までいかにして宇宙旅行をしたのか? NASAの最新探査の成果をもとに、いま明らかになった真実の火星の姿を描き、生命の起源に迫る。
南半球の夜空に輝く天空の雲「マゼラン雲」は、見かけの大きさが満月20個分という巨大な天体だ。人類は百年以上にわたって、マゼラン雲の正体を追い続けてきた。21世紀に入り南半球の巨大望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡での観測により、マゼラン雲の星々の一粒一粒まで鮮明に捉えられるようになり、ついに驚きの正体が明らかになる。そして遙か130億年前の宇宙誕生まもない時代の謎を解く鍵だとわかった。研究最前線に密着。
1958年、アメリカが航空宇宙局NASAを立ち上げ、有人宇宙飛行への第一歩を踏み出す時、その実現のために選ばれた7人の宇宙飛行士がいた。3000人の候補者の中から選ばれたエリート中のエリートの彼らは「ライトスタッフ」とも呼ばれ、一躍アメリカンヒーローとなる。しかし彼らの前には数々の苦難が待ち受けていた。当時、宇宙はまさに未知の空間。宇宙飛行士は訳の分からない医学検査から果てしない訓練に戸惑う。一方、エンジニアたちの宇宙船開発もゼロからのスタート。その宇宙船に課せられた使命は宇宙飛行士を無事地球に帰還させること。安全を追求し続けるエンジニアと宇宙飛行士との間に葛藤が生まれる。しかもテストロケットは爆発を繰り返す。どのようにこの苦境を乗り越えていくの か。アメリカ宇宙開発の黎明期、未知なる宇宙空間に挑み、今につながる宇宙への扉を開いた、7人の宇宙飛行士と、その開発に挑んだエンジニアたちの夢への軌跡を追った。
40年以上も前のこと、宇宙から届く極めて規則的な信号が見つかった。研究者は宇宙人からの信号ではないかと考え、緻密な調査が行われたがその正体はわからず、大騒ぎとなった。この規則的なパルスを出す新天体「パルサー」だった。 そのパルサーの正体を探る研究者たちの挑戦の様子を紹介する。さらに最新研究により、私たちの身近にある金などとの深い関わりも紹介。
5月21日朝、日本国内で25年ぶりに『金環日食』が見られました。太陽と月が重なり、華麗な黄金のリングを作り出すという世紀の天体ショーが『金環日食』です。しかも、沖縄付近から、九州、四国、近畿、東海、関東そして東北南部まで、日本を縦断するように日食が続き、日本の多くの方がこの大イベントを体験しました。 さらに今回は、日食観測史上はじめての「ある観測」が行われ、太陽の知られざる秘密が明らかになることも期待されています。 『金環日食』の全てが分かるコズミックフロント。5月21日のスペシャル版に続き、金環日食のベスト映像や、その観測成果を盛り込んだ "『金環日食』の決定版" です。
戦後、どん底の日本で大きな夢を持って宇宙開発に乗り出した科学者がいた。今年生誕100年を迎える「日本のロケット開発の父」と呼ばれる糸川英夫だ。日本をわずか15年で世界4番目の人工衛星打ち上げ国に導き、彼が育てた技術や人材は小惑星探査機「はやぶさ」の快挙にもつながっていく。糸川の取り組みが、今世界をリードするまでに育った日本の宇宙開発の礎となっている。当時、資金もノウハウもない中、糸川はいかにしてロケット開発を進めたのか? その取り組みがいかに今の日本の宇宙開発に結びついているのか? 的川泰宣JAXA名誉教授を旅人に、未公開資料や当時の関係者を訪ねながら、日本の宇宙開発の黎明期を築き上げた糸川の型破りな発想力、行動力をドキュメントする。
どこからともなく突然現れ、長い尾をたなびかせ輝く彗星。この尾を持つ不思議な天体は、神話や占星術はもちろん、太古の昔から人々の心を捉えつづけ、2000年以上前から記録が残っている。人類が彗星の正体を科学的に追求し始めてから、わずか半世紀しかたっていない。 しかし今や、そのナゾの天体・彗星の間近まで探査機が接近、さまざまな映像を撮影し、彗星の真の姿が解き明かされつつある。最新観測から彗星の正体に迫り、さらに彗星により解き明かされつつある驚きの太陽系誕生秘話を紹介。
数千億個もの星々が群がる銀河。そのほとんどの中心に、太陽の数百万~百億倍もの質量をもつモンスター・ブラックホールが見つかっている。しかも観測によれば、銀河とモンスター・ブラックホールの大きさは奇妙な一致を見せていることも解ってきた。今や銀河を支配する宇宙の主役ともいわれるモンスター・ブラックホール。宇宙137億年の歴史の中で、大いなる役割を果たしたというモンスター・ブラックホールの謎に迫る。
宇宙で最初に生まれた星々、太陽の百万倍の明るさで青白く輝く「ファーストスター」について。
高度な天文知識はどのように生まれ、なぜ歴史の闇に消えたのか、世界最古の天文盤が秘めたロマンを解き明かす。
着陸以来1年に及ぶ火星探査車キュリオシティと、地球上でそれを支えるクルーたちの奮闘。
ロバート・オデール[2]の研究を辿りながら、ダイナミックなオリオン大星雲をCGで再現。
最新のシナリオをもとにシミュレーション映像を交えて、火星改造、テラフォーミング計画の最前線を描く。(出)クリストファー・マッケイ(英語版)
宇宙から地球にもたらされた宝物、隕石。その最前線に迫る。
日本の天文学者が発見した2つの超巨大なモンスター銀河「ヒミコ」と「オロチ」。なぜ太古の宇宙でこのような巨大な銀河が存在したのか。
巨大隕石衝が恐竜絶滅の原因とされているが、かつてそれは否定されていた。巨大隕石衝が恐竜絶滅の所以となったかを無名の地質学者達が証拠の裏付けを取り解明してゆく。
中世のイスラムの人々は礼拝に必要な時間と方角を知るために天文学を学んでいた。そして航海や砂漠での旅に必要な情報取得のために平面アストロラーベと呼ばれた、古代の天文学者や占星術者が用いた天体観測用の機器が発明された。現在、残されている様々な資料を元にイスラム天文学について解説する。
天文学はメソポタミアや古代ギリシアの時代に北半球の国々で誕生・発展したと言われていてきたが、南半球オーストラリアの先住民族アボリジニが「人類最古の天文学者」である可能性があると言われ始めた。多くの謎に満ちたアボリジニ天文学を解説する。
今、世界中の科学者の目が太陽系の小さな天体に注がれている。直径210kmのメタルワールド「小惑星プシケ」だ。巨大な鉄の塊でできている謎の天体プシケの正体に迫る! 今、世界中の科学者の目が太陽系の小さな天体に注がれている。直径210kmのメタルワールド小惑星プシケだ。プシケは、私たちが見慣れた岩石や氷でできた天体とは異なり、表面のほとんどは、むき出しの鉄ニッケル合金と考えられている。なぜ巨大な鉄の塊が宇宙空間に浮かんでいるのか?2017年、NASAは人類未到の金属天体に探査機を送り込むことを決定。人類に残されていた新たなフロンティアに挑む人々に迫る!
宇宙の謎を解き明かす…そのために役立つカメラの技術は日進月歩。木星探査機ジュノーからの映像や、太陽表面の爆発のメカニズムなど、未知の宇宙の姿に最新映像で迫る。
2億5千年前に地球は宇宙線の影響で地球規模の寒冷化が超大陸により起きていたのか? 溶岩あふれるアフリカの火山やアラビア半島で進行中の科学掘削の原因等、数多くの地球の謎について解明する。
中性子星の衝突・合体による重力波が2017年8月17日に中性子星の衝突・合体による重力波が初めて検出された。世界中の科学者達の重力波の源を探すための緊急観測によって金やプラチナの起源が解明される等の多大なる成果を得られた、世界中の科学者達の2週間の緊急観測について詳細まで解説する。
地球の現状を国際宇宙ステーション(ISS)を始め、4400もの人工衛星から観測したデータを各分野の専門家が分析する。そしてその診断結果を元に「処方薬」を発表する。
荒涼としたようにみえる月には、大量の水が存在し、様々な鉱物資源もあることが判明した。現在、アポロ計画で有人探査に成功したアメリカに続き、中国とインドも有人探査に向けて準備を進めている。、ゴールドラッシュならぬ、ムーン・ラッシュで賑わいつつある月開拓時代を最新成果から解説する。
何故、「火星」は赤い大地に、4000kmにおよぶ大渓谷や、高さ27000mの火山などダイナミックな地形が広がる姿になったのだろうか?その謎を解き明かす鍵を握るのが火星の“内部”に探査機・インサイト(洞察力)が送り込まれた。最新の観測結果から火星の真実を解明する。
NASAの探査機「オシリス・レックス」と日本の探査機「はやぶさ2」の両者はライバル関係にある。今回、「はやぶさ2」のライバル「オシリス・レックス」に課されたミッションは「はやぶさ2」と同じ小惑星からサンプルを持ち帰る事である。日米の宇宙機関の極秘とされていた関係を紹介する。
今から50年前、人類初の金星の無人探査機着陸を成功させた。成功に辿り着くまでは22年の長い時間がかかった。金星は地球と似た環境と思われていたが、気温は500℃、気圧は100気圧とまさに地獄の世界そのものであった。金星の無人探査機着陸を成功に導いた、執念と情熱のベネラ計画について解説する。
我々の天の川銀河では年に数個の星(恒星)が誕生している。星は巨大なガスの塊の奥深くで作られていて、その誕生過程は詳細までは今でも分かっていない。星誕生のメカニズムを最新の観測機器や高度なコピューター・シミュレーションで最新研究を元に解明する。
地球の歴史では6600万年前に起った恐竜の大絶滅以外にも“ビッグファイブ”と呼ばれる5度の大量絶滅が繰り返されていた。これらの大量絶滅が繰り返されていた中で生物はいかにしてこの逆境を乗り越え、我々人類の進化に繋がったのかを前後編の2回ににわたりCGで再現しながら解説していく
地球の生物に5度の大量絶滅を齎した“ビッグファイブ”を解説する後編の今回は恐竜が絶滅した第5の大量絶滅を中心に古代生物をCGで再現し、生命のドラマについて解説する。
「ガンマ線バースト」がわずか数十秒で出すエネルギーは太陽が一生かけて放出するパワーに匹敵する。しかしながら「ガンマ線バースト」は神出鬼没かつ瞬時に消滅してしまうため半世紀を費やし、研究者達はその謎を研究してきた。2019年1月、東京大学のチームが地上にある望遠鏡で史上最強クラスのガンマ線バーストの観測に成功した。最新の研究からその謎に迫る。
アメリカ国防総省は2020年4月に海軍の戦闘機が撮影したUFOの映像を公開し波紋を呼んでいる。目撃したパイロットがニュース番組に出演し公の場で証言したり、国防総省はUFO現象を調査する極秘機関を立ち上げたり大きな動きがある。アメリカやフランスの研究機関が進める最新UFO調査について解説する。
国立人類学博物館では、正確な太陽観測を行っている。そしてマヤ文明では独自の暦を生み出していた。さらにかつてアステ力文明は太陽神を崇拝し太陽に活力を与えようと太陽殿の上で生きた人間の心臓を取り出し捧げるという儀式を行っていた。歌手・荻野目洋子さんが宇宙の神秘を求めて陽気なメキシコ人と交流しつつ、テオティワカン遺跡・近代天文学発祥の地・チャプルテペック城等を巡りつつ天文学の原点を解説する。
プラネタリウムには街明かりで星空を失った大都市・東京に江戸時代の浮世絵の多くに満天の星が再現されている。もし東京の明かりが一斉に消えた時の東京の星空を再現する。
写真家KAGAYAさんの舞台裏に密着し、世界で最も信頼されている日本製望遠鏡の秘密と「星の探究者・スターゲイザー」について解説する。
噴火を繰り返す西之島は地球に大陸が生まれた謎や生命進出の歴史に迫れる、陽系の中でも珍しい火山である。5年間にわたる西之島の大冒険を交え、知られざる地球史を解明する。
AI宇宙船が西暦2157年、4.7光年先の架空の惑星ミネルバBに赴いた。そこで探査ロボットは未知の生命体を発見した!!科学者の証言、知識を元に地球外生命との遭遇を映像化する。
今、ユーラシア各地で古代の製鉄遺跡などの発見が相次ぎ、人類がどのように鉄を伝え、発展してきたかわかってきた。鉄の惑星・地球で繰り広げられる人類の壮大な物語。 鉄と人類の壮大な歴史が明らかになりつつある。最初の出会いは、鉄の隕石。強度と万能性に気がついた人類はその後、「鉄を持つものが権力を握る」ようになっていく。今、ユーラシア各地で古代の製鉄遺跡などの発見が相次ぎ、鉄鉱石が豊富な山々の麓を東西に走る草原地帯に、人類が鉄を伝えた道が浮かび上がってきた。地球はまさに「鉄の惑星」。鉄は人類に何をもたらしたのか。世界各地の取材とCGからスケール豊かに描いていく。
江戸幕府が開かれた頃、ヨーロッパではガリレオが木星の衛星を発見するなど近代天文学の夜明けを迎えていた。鎖国により遅れをとっていた日本。しかし、後世に残る偉業を成し遂げた3人の俊才によって日本の天文学は大きな飛躍を遂げる。古き伝統を破り、暦づくりにまい進した「渋川春海」、天文将軍と呼ばれた「徳川吉宗」、日本全国を測量して精密な地図を作った「伊能忠敬」。3人の業績と舞台裏に再現ドラマとともに迫る。
探査機ニューホライズンズが冥王星に到達。観測画像から、マイナス220℃の極寒の世界で、冥王星の内部に、最大深さ100kmにもなる海がある可能性が高まった。なぜか?謎の解明に挑んだ日本人科学者達の挑戦から、太陽系の新しい姿を描き出していく。今、海王星よりも遠くにある太陽系外縁天体の観測が進み、冥王星以外にも海を持つ天体の可能性に注目が集まっている。果たして海は他にも存在するか?研究の最前線から追う。
2020年4月、打ち上げから30年を迎えた「ハッブル宇宙望遠鏡」は、地上からは見る事の出来ない「神秘的で美しい」宇宙の姿を届け続けている。「星の生と死」「ダイナミックにぶつかり合う銀河」「アインシュタインの相対性理論を証明するリング」「はるか遠くに存在する銀河」…計り知れない価値をもつ映像の数々を、ハッブル宇宙望遠鏡が乗り越えてきた困難の歴史とともにたっぷり紹介。深遠なる宇宙へご案内する。
平安時代のスーパーヒーロー、陰陽師・安倍晴明。実は、天文や暦を司る「陰陽寮」という国の組織に所属する役人だった。当時、天文学と占星術は一体であり、晴明は優れた天文の知識を武器に天皇や貴族を魅了する占いや儀式を行っていた。晴明は、どのように星の世界と結びつき、チカラを得ていたのか?国立天文台などに残されていた秘蔵の史料を紐解きながら、天文学者・安倍晴明の知られざる実像に迫っていく。
2020年、ブラックホール研究に貢献した3人がノーベル物理学賞に選ばれた。アインシュタインがその存在に触れて100年あまり。研究の系譜を見ると、実は日本の研究者たちも大きな役割を果たしてきたことが浮かび上がる。理論で生まれたブラックホールが、どのように実在するものとなっていったのか。受賞者たちの未公開インタビューや独占取材、膨大なCGから、ブラックホールの全貌に迫ると共に残された謎に迫っていく。
野口聡一宇宙飛行士がアメリカの民間宇宙船クルードラゴンで向かった国際宇宙ステーション。2020年11月に本格運用から20年を迎えた。実は、日本の実験棟「きぼう」や補給機「こうのとり」の開発は、日本の有人宇宙開発として初めての挑戦だった。番組では、当時の関係者の証言から波乱万丈の軌跡を振り返るとともに、最新の宇宙観測の成果を紹介。さらに、今後の月や火星の探査計画など、宇宙開発の未来に迫っていく。
2020年12月6日未明、小惑星リュウグウへの往復6年の旅を終え、探査機「はやぶさ2」が地球に帰ってきた。今回、困難な条件の下、史上初となる2回の着陸と小惑星表面のクレーターを作ることに成功。「生命の材料」が含まれると考えられる小惑星の「砂」をカプセルに採取、地球に無事届けた。はやぶさ2は地球を離れ、11年かけて前人未到の小惑星に向かった。栄光の軌跡と私たちに何をもたらすのかに迫っていく。
150年前のSF小説「月世界旅行」は夢物語だった宇宙への旅が描かれた物語だったがそれがもうすぐ手が届くようになった。宇宙飛行士・野口聡一さんは、「私たちはまさに、銀河鉄道の旅を始めたばかり」と語っている。宇宙と音楽のコラボでお届けする特別編を放送する。
“ガンダム"や“エヴァンゲリオン"、“宇宙戦艦ヤマト"や“マクロス"など、宇宙を舞台にした宇宙アニメ。物語に登場する「ロボット」「重力制御」「ワープ航法」「テラフォーミング」などの“夢の技術"は本当に実現するのか?今回、世界の研究最前線を徹底取材!各分野の専門家の解説も交え、実現の可能性に迫っていく。さらに、樋口真嗣監督がゲストに登場!アニメと宇宙科学の“意外な関係"が明らかに!?
私たちが住む太陽系の謎に迫るため、人類はこれまで太陽系のさまざまな天体に探査機を送り出してきた。膨大なデータや画像を取得し、新しい太陽系の姿を私たちに見せてくれた。そうした探査の実現に欠かせないのが科学者や技術者の冒険心と情熱だ。探査の最前線では何が起きていたのか? そして、冒険者たちは何を考えていたのか? 太陽系のヒミツに挑んできた当事者たちの肉声により、その舞台裏のロマンに迫る大型シリーズ。
2020年10月に小惑星「ベンヌ」のサンプル採取に成功したNASAの探査機「オシリス・レックス」。太陽系の起源や生命のルーツを探るため「はやぶさ2」の3倍もの予算をかけた威信のプロジェクトだ。順調な経過を見せていた計画に立ちはだかったのは、新型コロナの拡大。着陸の延期を余儀なくされたオシリスチームに救いの手を差し伸べたのは日本のはやぶさ2のチーム。日米の協力のもと行われたミッションに密着する。
太陽系の惑星に送り込まれた数多くの探査機。そこには、人生をかけて挑んだ研究者や技術者たちがいた。彼らはどのようにして探査を実現したのか?今回のテーマは、「太陽と水星」。古くはメソポタミア文明から観測が始まった太陽観測の歴史を、主にコロナと太陽風についてそのメカニズムに関する最新研究も合せて紹介。さらに、太陽の影響を大きく受け過酷な環境の惑星となった水星での驚きの発見の歴史にスポットをあてていく。
1990年に打ち上げられた実験衛星“ひてん"。世界初の「2重スイングバイ」や「エアロブレーキ」など、探査機を自由自在に操る技術に挑戦!想定外のトラブルに何度も見舞われながらもチームの力で乗り越えていく。そして、探査機「はやぶさ」をはじめ世界各国の探査機に欠かせない技術の確立に成功。さらに、最後に課せられたミッションは「月への到達」!?熱きエンジニアたちが結集した伝説のプロジェクトのドラマに迫る。
大気中にわずかしかない「メタン」が、地球史上重要な役割を果たし、未来も決めてしまうのではないかと注目を集めている。実態調査に密着、地球の実像に迫っていく。
8億年前に“無数の隕石”が地球と月にシャワーのように降り注いだという大胆な説が注目を集めている。何が起きたのか?地球にどんな影響があったのか?迫っていく。
火星人はいるのか? 火星に生命はいるのか? 人類を魅了してきた赤い惑星。次々と探査機を送り込み、その結果に一喜一憂してきた科学者たちの冒険の記録。語り:坂井真紀
平安時代のスーパーヒーロー、陰陽師・安倍晴明。実は天文や暦をつかさどる役人で優れた知識を武器に占いや儀式で活躍していた。その知られざる実像に迫る。出演:稲垣吾郎
地球をいろどる絶景はどのように生まれたのか? そのカギとなるのは、太陽系で地球にしかない表面を覆う「海」の存在だった。大地創造のヒミツとは!? 語り:萩原聖人
神々しい美しさのスーパーカミオカンデの水が抜かれ、改修工事が行われた。4Kで撮影した貴重な内部映像とともに研究者たちの奮闘を描く5か月間のドキュメント。
太陽系の謎を解き明かしてきた科学者たちの貴重な証言で迫る大冒険の舞台裏を紹介するシリーズ。今回は、木星のヒミツに挑んできた探査機や研究をくまなく見ていく。
西暦2157年、4.7光年先の架空の惑星ミネルバBにAI宇宙船が向かう。探査ロボットが発見した未知の生命体とは!?科学者の協力のもとで地球外生命との遭遇を映像化
完成から20年が経過した日本の大型望遠鏡「すばる」。そして10年を迎えた世界最大の望遠鏡「アルマ」。その建設の裏話から最新研究までを一挙紹介。語り:坂井真紀
なぜ地球は生命あふれる星になったのか?その答えが南極にある。氷の下に広がる湖には、地球に酸素を生み出した微生物の塊が広がり、太古の地球に似た光景を作っていた。
地球の水や生命はどこから来たのか? その謎を解くカギ、小惑星とすい星の探査の舞台裏に迫る。歴史的なミッションから最新の科学的成果までを一挙公開。語り:萩原聖人
今、ユーラシア各地で古代の製鉄遺跡などの発見が相次ぎ、人類がどのように鉄を伝え、発展してきたかわかってきた。鉄の惑星・地球で繰り広げられる人類の壮大な物語。
天才物理学者・ホーキング博士が提唱した天体「原始ブラックホール」。宇宙の理解が進むにつれて多くの謎を解くマスターキーなのではないかと注目を集める。語り 坂井真紀
街明かりで星空を失った大都市・東京。しかし、江戸時代の浮世絵の多くに満天の星が描かれている。東京の明かりが消えたら、いったいどんな光景が広がるのか?東京・星物語
2021年2月に火星着陸を果たした「パーシビアランス」。目的は、かつて火星に存在したと考えられる生命の発見だ。初の「火星ヘリコプター」など、研究の最前線に迫る。
太陽系の謎を解き明かしてきた科学者たちの貴重な証言で迫る大冒険の舞台裏を紹介するシリーズ。今回は、土星のヒミツに挑んできた探査機や研究をくまなく見ていく。
恐竜の絶滅を始めこれまで地球を襲った5回の「大量絶滅」に迫るシリーズ。前編では、2億5千万年前に起こった史上最大の大量絶滅を中心に生命進化のドラマを見ていく。
これまで地球を襲った5回の「大量絶滅」に迫るシリーズ。後編では、およそ6600万年前に起った恐竜の絶滅を中心に、生命が進化してきた波乱万丈のドラマを見ていく。
宇宙には独特の声で響く「星の歌」があった!惑星やすい星の不思議な音色。太陽活動やビッグバンのメロディ。さらには宇宙へ送信された音楽まで。「コズミックソング」特集
私たちはどこから来たのか、この世はどうやって始まったのか。私たち人類が何千年も考えてきた大きな謎に東大の人気物理学者・村山斉が体当たりで挑み、分かりやすく解説。
宇宙はいつまで続くのか。果たして終わりはあるのか。「宇宙の未来」の謎に、人気物理学者・村山斉が体を張って解説する!宇宙の運命を握るダークエネルギーの正体とは!?
物理学者・村山斉さんの人気シリーズ第2弾。「なぜ私たちは宇宙に存在できるのか?」この謎に、忍者や剣道、花火など日本の伝統文化をたとえに迫る。キーワードは反物質。
太陽系の謎を解き明かしてきた科学者たちの貴重な証言で迫る大冒険の舞台裏を紹介するシリーズ。最終回は、冥王星のヒミツに挑んできた探査機や研究をくまなく見ていく。
北極と南極を壮大なスケールで大冒険!氷の世界から知られざる地球史をひもとく。北極に温暖な沼地!?南極に巨大な恐竜!?激しい気候変動の歴史に極地研究から迫る。
北極と南極を壮大なスケールで大冒険!氷の世界から知られざる地球史をひもとく。温暖化が続く中、極地の氷はどうなるのか?人類が直面する未来とは?極地研究から迫る。
先人がかつて描いた宇宙をめぐる物語は、長く受け継がれ、次々と現実のものになろうとしている。音楽と美しい映像とともに、「夢がひらいた宇宙への道」を紡いでいく。
宇宙最大の爆発現象「ガンマ線バースト」。2019年、東京大学のチームが観測に成功。研究者たちの半世紀にわたる格闘の末に見えてきたその正体に、最新研究から迫る。
宇宙のはるか彼方からやってくる「恒星間天体」の発見が続いている。地球に近づき離れたあと二度と戻ってこない天体は何を教えてくれるのか?研究者の挑戦から迫っていく。
ニャンとも不思議な「量子」の世界を猫のにゃんこ博士が迫る。最先端研究を支える三毛猫から偉大な天文学者に愛された黒猫まで、宇宙猫・スペースキャットが満載!
地球の7割を覆う海。この海の起源が、地球形成時にすでにあったのか、宇宙から後から来たのか揺れ動く中、長年の謎が日本人研究者の活躍でようやく解明されつつある。
電波を放つ天体パルサー。歴史的な大発見だが、第一発見者の女性はノーベル賞に選ばれなかった。50年後にようやく再評価された女性天文学者の人生とパルサーの謎に迫る。
いま最先端の科学によって従来と異なる古代の人間社会が見えてきた。知られざる原始の女性像「レディ・サピエンス」から、ジェンダーのあり方に新たな視点を提示していく。
強烈な重力を持つ魔の天体・ブラックホール。アインシュタインが予言した謎の天体だ。このブラックホールを直接観測しようという史上初のプロジェクト。最新成果を報告!
空気銃や望遠鏡の製作、そして飛行機の設計まで!江戸時代後期、驚きのアイデアと技術で人々を驚かせた鉄砲鍛冶・国友一貫斎。日本の近代科学技術の礎を築いた生涯に迫る。
宇宙から降り注ぐメッセンジャー。目に見えないとっても小さな素粒子のことだ。素粒子研究で世界をリードする日本の科学者たち。その奮闘の歴史ににゃんこ博士が迫る。
宇宙利用の大きな障壁となっているのが、宇宙のゴミ・スペースデブリ。衝突すれば人工衛星は木っ端みじんに!危険なデブリに人類はどう立ち向かうのか?語り:萩原聖人
探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの往復6年の旅から帰還。無事、サンプルを地球に届けた。困難の連続をどうやって乗り切ってきたか、栄光の軌跡をたどる。
地球温暖化が暴走の限界を超えた時、地球は「ホットハウス・アース」という酷暑の地球に化すという。この破局を回避することはできるのか?地球の未来に迫る。#SDGs
地球温暖化や核実験による放射能汚染など、深刻な環境問題に取り組んだ女性科学者の草分け・猿橋勝子。戦後すぐから活躍し、世界的な研究成果を残した激動の生涯に迫る。
日本の中でもひときわ異彩な星文化を持つのが、北海道と沖縄県「八重山地方」だ。アイヌの民と八重山の民は星に何を重ねていたのか。受け継がれる星の記憶をたどる。
どこでも一定に流れるように思う「時間」。しかしその本質に迫る研究では「時間の流れが場所により異なる」ことが語られる。天文学、物理学、脳科学での時間研究の最前線!
一度は見たい神秘のオーロラ。なんと北極・スバールバル諸島では24時間連続で現れるという。超高精細VRカメラで撮影に挑戦。ついに幻の「赤いオーロラ」の姿を捉えた!
アメリカ国防総省がUFO映像を公開した!さらに極秘調査機関も存在していたという。UFOは地球に来ているのか?なぜ情報公開が始まったのか?UFOの真実に迫る。
小笠原に浮かぶ絶海の火山島・西之島の最新映像。2020年夏に起きた過去最大級の噴火で島の様子は一変!火山島の地下で今、何が起きているのか?!
「神秘的で美しい」宇宙の姿を届け続けている「ハッブル宇宙望遠鏡」。30年の観測成果の中から、選りすぐりの映像と共に、新たに開いた宇宙の扉の先へとご案内する。
宇宙線がつくる素粒子ミューオンを使い、エジプトの大ピラミッド内部を透視するという驚きのプロジェクト。4500年隠されていた未知の空間を発見した。その全貌を紹介。
宇宙から降り注ぐ素粒子ミューオンを使った古代遺跡透視シリーズ第2弾。エジプトの大ピラミッドに引き続き、古代ローマ帝国と中米マヤ遺跡を透視する!古代史の謎に迫る。
1990年に打ち上げられた実験衛星“ひてん”。世界初の「2重スイングバイ」や「エアロブレーキ」に挑戦!探査機「はやぶさ」につながる伝説のプロジェクトに迫る。
物質を構成する最小単位・素粒子の一つ、ニュートリノ。捕えることが極めて難しいため「幽霊粒子」とも言われている。その正体は何なのか?研究の最前線に迫る。
アインシュタインが予言した謎の現象「重力レンズ」。今、天文学に革命をおこしている。まるでタイムマシーンのように観測したり、宇宙の果てに迫るなど、最前線に迫る!
宇宙を埋め尽くす星は、どのように生まれるのか?最新の観測機器や高度なコンピューター・シミュレーションによって明らかになってきた、星誕生・奇跡の物語に迫る。
ブラックホール研究に大きく貢献した3人が、ノーベル物理学賞に選ばれた。未公開インタビューや膨大なCGから、ブラックホールの全貌と残された謎に迫っていく。
初回放送日: 2021年4月29日 地球をいろどる絶景はどのように生まれたのか? そのカギとなるのは、太陽系で地球にしかない表面を覆う「海」の存在だった。大地創造のヒミツとは!? 語り:萩原聖人
初回放送日: 2021年4月8日 8億年前に“無数の隕石”が地球と月にシャワーのように降り注いだという大胆な説が注目を集めている。何が起きたのか?地球にどんな影響があったのか?迫っていく。
初回放送日: 2021年5月27日 完成から20年が経過した日本の大型望遠鏡「すばる」。そして10年を迎えた世界最大の望遠鏡「アルマ」。その建設の裏話から最新研究までを一挙紹介。語り:坂井真紀
初回放送日: 2022年6月30日 太陽系の謎を解き明かしてきた科学者たちの貴重な証言で迫る大冒険の舞台裏を紹介するシリーズ。今回は、太陽と水星のヒミツに挑んできた探査機や研究をくまなく見ていく。
初回放送日: 2021年7月1日 街明かりで星空を失った大都市・東京。しかし、江戸時代の浮世絵の多くに満天の星が描かれている。東京の明かりが消えたら、いったいどんな光景が広がるのか?東京・星物語
初回放送日: 2022年7月9日 太陽系の謎を解き明かしてきた科学者たちの貴重な証言で迫る大冒険の舞台裏を紹介するシリーズ。今回は、金星のヒミツに挑んできた探査機や研究をくまなく見ていく。
初回放送日: 2021年4月15日 火星人はいるのか? 火星に生命はいるのか? 人類を魅了してきた赤い惑星。次々と探査機を送り込み、その結果に一喜一憂してきた科学者たちの冒険の記録。語り:坂井真紀
今、世界中の科学者の目が太陽系の小さな天体に注がれている。直径210kmのメタルワールド「小惑星プシケ」だ。巨大な鉄の塊でできている謎の天体プシケの正体に迫る!
初回放送日: 2021年6月10日 地球の水や生命はどこから来たのか? その謎を解くカギ、小惑星とすい星の探査の舞台裏に迫る。歴史的なミッションから最新の科学的成果までを一挙公開。語り:萩原聖人
初回放送日: 2021年5月13日 太陽系の謎を解き明かしてきた科学者たちの貴重な証言で迫る大冒険の舞台裏を紹介するシリーズ。今回は、木星のヒミツに挑んできた探査機や研究をくまなく見ていく。
初回放送日: 2021年7月15日 太陽系の謎を解き明かしてきた科学者たちの貴重な証言で迫る大冒険の舞台裏を紹介するシリーズ。今回は、土星のヒミツに挑んできた探査機や研究をくまなく見ていく。
南フランスの地中海の海底にコスケール洞窟の入り口がある。岩のトンネルを進んだ先には広大な空間があり、壁には旧石器時代の人類が描いた壁画が残る。この調査に密着。
「この世界は全てホログラムのような幻影だ」という信じがたい宇宙像が、物理学者たちの間で議論されている。ブラックホール研究に端を発した理論物理学の大激論に迫る。
地球が生命の惑星となった理由の一つは、大気中に酸素があるから。ところが46億年前の誕生時には存在していなかったという。一体、いつ、どうして酸素ができたのか?
初回放送日: 2021年9月2日 太陽系の謎を解き明かしてきた科学者たちの貴重な証言で迫る大冒険の舞台裏を紹介するシリーズ。最終回は、冥王星のヒミツに挑んできた探査機や研究をくまなく見ていく。
初回放送日: 2022年1月6日 どこでも一定に流れるように思う「時間」。しかしその本質に迫る研究では「時間の流れが場所により異なる」ことが語られる。天文学、物理学、脳科学での時間研究の最前線!
初回放送日: 2021年10月21日 地球の7割を覆う海。この海の起源が、地球形成時にすでにあったのか、宇宙から後から来たのか揺れ動く中、長年の謎が日本人研究者の活躍でようやく解明されつつある。
初回放送日: 2021年11月18日 空気銃や望遠鏡の製作、そして飛行機の設計まで!江戸時代後期、驚きのアイデアと技術で人々を驚かせた鉄砲鍛冶・国友一貫斎。日本の近代科学技術の礎を築いた生涯に迫る。
初回放送日: 2021年12月23日 日本の中でもひときわ異彩な星文化を持つのが、北海道と沖縄県「八重山地方」だ。アイヌの民と八重山の民は星に何を重ねていたのか。受け継がれる星の記憶をたどる。
初回放送日: 2021年12月16日 地球温暖化や核実験による放射能汚染など、深刻な環境問題に取り組んだ女性科学者の草分け・猿橋勝子。戦後すぐから活躍し、世界的な研究成果を残した激動の生涯に迫る。
小惑星に探査機を衝突させて軌道を変える。まるで映画のようなNASAの大実験に密着!天体衝突の脅威から地球を守ることはできるのか?地球防衛の最前線に迫る。
祖先が洞窟に描いた壁画はよく知られるが、実は一見しただけでは意味が分からない記号も数多く描かれていることが最近の研究で明らかになってきた。どんな意味があるのか?
「この宇宙に、地球のように生命を育む惑星は存在するのか?」30年ほど前までは夢物語に過ぎなかった太陽系外惑星探査の最前線を伝える。
今、火星が生命探査や人類移住の分野で熱い注目をあびている。その第一歩として火星の砂や岩石を地球に持ち帰る「サンプルリターン」計画が欧米、日本で進められている。
今、海は大気中の二酸化炭素を吸収し、水が酸性に傾く「海洋酸性化」が進んでいる。北極海では微生物の体が溶け、将来はカニや魚にも影響が出る可能性があるという。
宇宙から受信した謎の信号が地球外知的生命のものだとしたら、世界はどうなるのか?科学者たちの証言と過去に実際にあった出来事を交え、緊迫の日々をドラマで描き出す。
2022年に観測を開始したジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は、人類が目にしたことのない宇宙の姿を続々と映し出している。それを可能にした技術と最新画像を読み解く。
2022年11月、日本の若手研究者が中心となって開発した、超小型探査機が月に向かって出発した。夢と不安が入り混じった現場に密着。果たして月にたどり着けるのか?
最新観測から、太陽の驚きの歴史が明らかになってきた。太陽は銀河中心部のバリアを抜け、外側へ大移動していた。生命の絶滅・進化と繋がる太陽・奇跡の旅路に迫る!
太陽よりはるかに重い星が最後に起こす大爆発・超新星爆発。その残骸は花火のように美しいことで知られるが、その爆発の瞬間が、2020年9月に世界で初めて観測された。
30年ぶりの新規開発となった国産大型ロケット・H3。およそ2年の延期の末、打ちあげられたが無念の失敗。その時いったい何がおきたのか?現場に密着した1か月半の記録
観測、理論につぐ第3の天文学として今、急速な発展を遂げているシミュレーション天文学。コンピューターを使い、望遠鏡で観測できない宇宙の謎を解き明かす。
「ジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡」が観測を始めて1年。初期宇宙の謎の解明に迫る新発見が相次いでいる。天文学に革命を起こすと言われる望遠鏡の最新成果をお届けする。
2022年1月、南太平洋のトンガ王国で海底火山が噴火。8000キロ近く離れた日本でも1mを超える潮位上昇が記録された。謎の「津波」の発生メカニズムを紐解いていく
われこそは、宇宙に行きたい!熱い思いを胸に4127人が挑んだJAXA宇宙飛行士選抜試験に密着。人類がふたたび月を目指す時代にふさわしい宇宙飛行士の資質とは?
人類にとって最後の秘境は私たちの足元、地底だと言われている。地球中心までの深さは6400kmだが、人類が掘り進めたのは12km。ほとんど分かっていないのだ。
地球規模での天体衝突の証拠があるにもかかわらず、これまで見つかっていないクレーターがある。失われたクレーターを探す科学者に密着した地球史発掘ドキュメント。
「丸く弧を描く青い地球と漆黒の空」。宇宙飛行士さながらの壮大な光景を目にすることができるのが、気球による成層圏飛行だ。開発の最前線を1年半にわたって密着した。
2011年は、宇宙探求の最前線=コズミックフロントが大きく広がった一年でした。ノーベル物理学賞は、宇宙の未来を決める『ダークエネルギー』を発見した3博士が受賞しまた。また、NASAのケプラー宇宙望遠鏡が、太陽系外にある"地球に似たに惑星"など、様々な新発見が伝えられました。そんな2011年の宇宙ニュースを振り返りながら、誰もが抱く宇宙への5つ疑問「宇宙はどうやって始まったのか?」「宇宙の未来は?」「宇宙は何でできているのか?」「その法則は?」「我々はなぜ宇宙に存在するのか?」を軸に、驚異にみちた大宇宙を3時間スペシャルでお伝えしました。 (出演) 解 説:村山 斉(むらやま ひとし)東京大学・数物連携宇宙研究機構(IPMU)機構長 聞き手:山田五郎(やまだ ごろう)