江戸幕府が開かれた頃、ヨーロッパではガリレオが木星の衛星を発見するなど近代天文学の夜明けを迎えていた。鎖国により遅れをとっていた日本。しかし、後世に残る偉業を成し遂げた3人の俊才によって日本の天文学は大きな飛躍を遂げる。古き伝統を破り、暦づくりにまい進した「渋川春海」、天文将軍と呼ばれた「徳川吉宗」、日本全国を測量して精密な地図を作った「伊能忠敬」。3人の業績と舞台裏に再現ドラマとともに迫る。