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「ハッブル宇宙望遠鏡 銀河の泡の謎に挑む」

人類の宇宙観に革命を起こし続けている『ハッブル宇宙望遠鏡』。地上600キロの大気圏外にあり、大気の影響の受けないため、ゆらぎないクリアな映像で、彼方にある数千億個の星々が集まる"銀河"すら鮮烈に映し出すことができます。  これまでの地上観測により、地球の近くの銀河は、石けんの泡のような形に集っていることがわかってきました。泡の膜の部分に銀河が群れ集まり、泡の中は銀河がなく空っぽになっています。この銀河が作り出す泡構造は、地球の近くだけのことなのか、それとも遙か彼方まで続く構造なのかは、ながく謎に包まれていました。これを解くため、世界中から100名をこえる科学者が集まり、ハッブル史上最大の観測が行われました。そして、近くの宇宙だけではなく、はるか100億光年先まで、銀河が泡のように連なっていることが観測によって初めて解き明かされました。  理論シミュレーションから、銀河の泡が出来るには、見えない謎の重力源「ダークマター」が必要だと考えられています。ダークマターがあると、その重力により光が曲げられます。この現象は、あたかもレンズのような働きをするため"重力レンズ"とよばれます。ごくわずか銀河の光の変化でさえ、ハッブルならくっきりと捉えることが可能です。そこで、これ測定することでダークマターの分布が調べられました。結果、泡のような銀河の分布とダークマターの分布がピタリと一致しました。銀河はダークマターの重力により、泡構造を作っていたのです。  2010年春、1個の天体で銀河系の半分(5万光年)もの大きさがある不思議な巨大天体が東京大学の大

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  • Originally Aired April 5, 2011
  • Runtime 55 minutes
  • Content Rating United States of America TV-Y
  • Network NHK
  • Created February 14, 2018 by
    Administrator admin
  • Modified February 14, 2018 by
    Administrator admin