中世のイスラムの人々は礼拝に必要な時間と方角を知るために天文学を学んでいた。そして航海や砂漠での旅に必要な情報取得のために平面アストロラーベと呼ばれた、古代の天文学者や占星術者が用いた天体観測用の機器が発明された。現在、残されている様々な資料を元にイスラム天文学について解説する。