非日常に憧れを抱く少年・竜ヶ峰帝人は、親友である紀田正臣の誘いもあり、高校入学を機に池袋で一人暮らしをすることに。 初めての東京。今まで知らなかった世界に目を奪われる帝人に、正臣は一つの忠告をする。 「この街で平穏に暮らしたければ、平和島静雄、折原臨也、詳細不明のカラーギャング“ダラーズ”には絶対に関わらない方がいい——」 そんな忠告を受けた矢先、帝人の耳に届いた馬の嘶きのような音。その音に導かれ駆けつけた帝人と正臣の前に現れたのは、 漆黒のバイクに跨がり駆ける、都市伝説“首なしライダー”だった——。 さらには連続通り魔事件や池袋に根付くカラーギャング“ 黄巾賊”の存在まで浮上し、池袋の街が壊れてゆく——。