1年以上続くコロナ禍で人々の生活が激変している。これまでスーパーマーケットで買うのが一般的だった生鮮食品でさえも、ネット通販で購入する人が増えた。そうした中、急速に会員数を増やしているのが、産地直送のネット通販サイト「食べチョク」だ。「食べチョク」は農家や漁師と一般家庭を直接つなぐ、いわば"オンライン直売所"。消費者だけでなく、飲食店の時短営業やイベントの中止によって卸先を失った生産者からも歓迎されているという。「食べチョク」を運営するのは、ビビッドガーデンというスタートアップ企業。率いるのは、毎日同じデザインのTシャツを着る30歳の社長、秋元里奈だ。果たして、"Tシャツ起業家"は苦しむ生産者を救えるのか!?
『どうしても解決することが出来なかった問題』...そんな企業や社会の困りごとを、独自の発明で解決し、注目を集める人物がいる。それが、ネジロウの社長を努める道脇裕(みちわき・ひろし)だ。そんな道脇の代表作は「緩まないネジ」。橋や飛行機、建物など・・・あらゆる場所で使われる「ネジ」は、これまで、どんな工夫をしても「緩んでしまう」のが常識。世の中に「緩まないネジ」は存在しなかったという。そもそも、この「緩み」の問題は、ネジが生まれて2000年以上、誰も解決できなかった人類にとっての超難題だったのだ。しかし、そんな難問に対して道脇は、「ネジ山の螺旋構造をやめる」という常識外れの発想で解決。世界初の「緩まないネジ」を生み出した。小学5年の時に学校を自主休学し、以来ほとんど義務教育を受けずに育った道脇裕とは・・・いったい、どんな人物なのか?常識を打ち破る発想を続々と生み出す、道脇の発想法の秘密に迫る!
日本の工芸がいま窮地に立たされている。伝統工芸品の出荷額は、1983年をピークに5分の1にまで減少。さらに、高い技術を持つ職人たちの高齢化と後継者不足は深刻な社会問題となっている。そんな暗いニュースが漂う工芸品業界にあって、いま旋風を巻き起こしているのが生活雑貨の人気店「中川政七商店」。安価な海外製品が台頭する業界にあって、日本独自の伝統的な技法を生かした便利で高品質な商品を作り上げ、客からの絶大な信頼を集めている。日本各地に眠る質の高い工芸技術を発掘し、各地域を代表する人気ブランドに生まれ変わらせてきた中川政七商店。工芸大国ニッポンを取り戻すために奮闘する13代目が取り組む新たな挑戦を追った!
コロナ禍で景気が低迷する中、今、注目されているのが中古品を扱うリユース市場。フリマアプリの登場もあり、市場規模は、25年には3兆円規模になるという。そんなリユース業界のトップに立つのが、全国に700店舗以上展開する「セカンドストリート」だ。その強さは、「売ってよし、買ってよし、環境によし」の独自の三方よしの精神だ。客から中古品や不用品を高額で買い取る「売ってよし」。品数豊富な中古品を格安価格で買うことができる「買ってよし」。さらに、客が持ち込んだ商品の大半を買い取るので、ゴミを出さないという「環境によし」。セカンドストリートの親会社はDVDレンタルで知られる「ゲオ」。レンタル市場が下火になるや、いち早くリユース業に活路を見出し、業界トップに躍り出た。急成長を遂げるゲオの変幻自在な独自戦略に迫る。
通販大手ジャパネットの業績が好調だ。コロナ禍の巣篭もり需要も追い風になり、2020年12月期には過去最高売り上げ(連結)を達成した。ジャパネットと聞いてまず思い浮かぶのは、創業者の髙田明だろう。自ら通販番組のMCを担って佐世保弁の独特な口上で人気を博し、ジャパネットを巨大企業に成長させた"カリスマ"経営者だ。そのカリスマは2015年に社長を退任し、翌年にはMCも引退した。当時、ジャパネットの行く末を不安視する声も上がったが、蓋を開けてみれば、その後も毎年増収を続けている。髙田明から社長の座を引き継いだのは、長男の旭人だ。父親とは違い、通販番組には出演しないという方針を貫く。圧倒的な存在だったカリスマから承継した2代目は、いかにして会社を成長させ続けているのか?驚きの大改革を徹底取材した!
日本人に長く愛され続ける漬物。食生活の多様化などもあり、食卓にあがる機会が減り、漬物需要は年々減り続けている。その漬物業界で、注目を浴びるのが、創業から81年の老舗、京都に本拠地を構える「西利」だ。京の三大漬物と言われる「しば漬け」「千枚漬」「すぐき」をはじめ約80種類の商品を展開し、どれも人気を呼んでいる。右肩下がりの漬物業界にあって西利は"あるモノ"の発見を機に大きな変貌を遂げる。それは、ある研究所が京野菜の一つ「すぐき」から発見した「ラブレ乳酸菌」。この菌は整腸作用が高く、免疫力を上げる乳酸菌で、西利はこの乳酸菌を使った体にやさしい漬物を開発し、業績を伸ばす。さらに、このラブレ乳酸菌を使った食パンやチョコレートなどのスイーツも開発し、新たな顧客層も開拓した。漬物だけでなく、絶品パンやスイーツ作りにも挑戦する、京都老舗食品メーカーの生き残り戦略に迫る!
冬の鍋料理に活躍するのがカセットこんろ。カセットガスを差し込むだけで着火できる手軽さから、食卓に普及している。煙の出ない焼肉専用やたこ焼き専用など、今では商品の種類も豊富。コロナ禍でブームになっているキャンプでも、風に強いタイプや、コンパクトに折り畳めるタイプが人気となっている。そのカセットこんろ関連市場で圧倒的なシェアを誇るのが、大阪に本社を構える岩谷産業だ。実は、カセットこんろ関連は売り上げ全体のごく一部にすぎない。都市ガスが整備されていない地域へのプロパンガスの供給や、企業向けの産業用ガスなど、巨大なエネルギー事業を行っている。カセットこんろからロケット燃料まで、次々とエネルギー革命を起こしてきたイワタニ。新時代に向けたプロジェクトの全貌に迫る。
コメの消費量が減り続ける...いわゆる「コメ離れ」が進んでいる!そんな業界にありながら、コメ商品だけを扱い右肩上がりの成長を実現する食品メーカーがある。それこそ「サトウのごはん&切り餅」で知られるサトウ食品だ!新潟に本社を置く、従業員900人ほどの地方メーカーだが、実は、コメと餅だけで年間460億円以上を売り上げ、いまも成長を続けているという。なぜ、地方メーカーに過ぎないサトウは、逆風の中でも成長を続けられるのか?その秘密こそ、、、「現状に満足せず、常に改善・革新に挑んで、品質を高める」"サトウのDNA"にあった。時代のニーズを敏感に読み取り、ライバルと一線を画す"オンリーワン商品"を次々と生み出す"餅とパックごはんの王者"「サトウ食品」の知られざる強さの秘密に迫る!
東京・自由が丘に最近話題の店がある。販売しているのは、カレー、パスタソース、リゾット、かけご飯など、全てレトルト食品だ。特にカレーの種類が充実していて、ビーフカレーなどの定番だけでなく、ケララフィッシュ、ゆずキーマカレーなど、珍しい味が並ぶ。本格的な味とこだわりの素材が人気の秘密だ。店を運営しているのは、「にしき食品」というレトルト食品メーカー。コロナ禍で食事を自宅でする機会が増えたことも追い風に、直近の売上高は69億円にも上る。実は自社オリジナル商品は売り上げのごく一部に過ぎない。名だたる大手ブランドのPB商品の製造がメインだ。にしき食品は元々、宮城県の小さな佃煮店。なぜレトルトに進出して業績を拡大できたのか?"縁の下の力持ち"企業の、知られざる商品開発力を徹底解剖する。
今、低価格の雑貨チェーンが、激しい戦いを繰り広げている。「ダイソー」や「セリア」に代表される100円ショップを始め、デンマークから上陸した「フライングタイガー」のような外資系ショップなど、コロナのおうち需要も影響してか、低価格雑貨チェーンは軒並み好調となっている。その中で、最近特に話題の雑貨チェーンが「オーサムストア」だ。2014年に表参道に1号店を出店して以来、幅広い世代から支持を集め、今や全国に62店舗。人気の秘密は「低価格」に加え、見るものをワクワクさせる遊び心あるデザイン性。「なんだこれ?」と思わず手にとってしまう商品やインパクトのあるネーミングやパッケージの数々。それらを仕掛ける社長も実に独特。かつては公園での野宿生活や米国のスラム街でバイトの日々を送ってきたという波乱万丈の人生。どんな困難にも常に前を向き続けるモーレツ社長のポジティブな信念の経営術に迫る!
和食のファミレス『和食さと』をはじめ、グルメ寿司の『にぎり長次郎』、定食の『宮本むなし』など、"和食だけに特化"した異色の外食チェーンを展開する、SRSホールディングス。そもそも和食の店は、職人技が必要なため、効率的なチェーン化が難しいと言われていた。しかし、SRSのトップを努める重里は、独自の店舗運営の仕組みを作り上げ、効率的なチェーン化を実現。『和食さと』を店舗数日本一の和食ファミレスブランドに成長させたのだ。そして、和食の進化を生み出す改革を突き詰め...売上高約430億円にまで伸ばしてみせたという。関西発!巨大和食ファミレスが挑む"新発想のチェーン理論"とは...これまで明かされてこなかった、その全貌に迫る!
コロナ禍で激変したものの1つに、冷凍食品の需要がある。コンビニやスーパでは、冷凍食品売り場の拡充が進み、デパ地下で行われた"冷凍食品のみを扱う催事"は、連日行列が出来る盛況ぶりを見せたという。実は、この冷凍食品ブームの陰には、知られざる仕掛け人の存在が!それが横浜にある冷凍機メーカー『テクニカン』の創業者・山田義夫だ。山田が作り上げた凍結機「凍眠」は、冷凍機の常識を覆す「液体凍結」という方法で食品を凍らせる。使えば、魚や肉などの食材はもちろん、高級レストランの料理や新鮮なフルーツ、そして銘酒『獺祭』も、独自の液体に漬け込むだけで、あっという間に凍らせることができるのだ。しかも、この凍結機で凍らせた食品は、解凍しても..."出来たての味"がキープできるという。これまでの常識を覆した驚きの液体凍結の技術を、たった1人で生み出した山田だが、実は、冷凍技術や機械の知識がゼロというズブの素人。しかし、その素人が生み出した「凍眠」は、食のプロを驚かせるオンリーワンの凍結機に成長し、今では業界を超えて相談に来る人が後を絶たないという。冷凍技術の素人だった山田は、なぜ食のプロが大絶賛する冷凍機を作り上げることが出来たのか?知られざる冷凍革命の舞台裏に迫る!
コインランドリーの数がこの25年間で2倍に増えている。共働きの増加で平日は自宅で洗濯ができず、週末にまとめて大型の洗濯乾燥機が揃うコインランドリーに持ち込む家庭が増えたことが一因だ。そんな中、劇的に進化しているコインランドリーとして話題なのが「バルコ ランドリープレイス」。洗練され内外装だけでなく、洗濯機や乾燥機、洗剤への徹底的なこだわりが多くの利用者を惹きつけている。運営する「OKULAB」という会社は、創業からわずか6年で全国140店舗以上に展開、売り上げ21億円と急成長。創業したのは、元々三洋電機で業務用洗濯機のエンジニアだった人物。「洗濯で世界を変えたい」と言う、革命児の挑戦を追った。
コロナ禍でも過去最高益を叩き出し、18年間連続で売り上げを伸ばし続けている企業がある。それが、自動車の洗車とコーティングを手掛けるキーパー技研という会社だ。実は、キーパーが提供するコーティングはこれまでのものとは全く違う。これまで丸一日かかっていた所要時間が...なんと2時間程度で済み、価格も従来の半額以下!なのに...キレイが長続きするという、まさに夢のようなコーティングなのだ。この独自のコーティングに客が殺到し、いまや熱烈ファンが全国に拡大しているという。そんなキーパー技研を生み出した人物こそ...ガソリンスタンドのアルバイトから転身し、たった一代で東証1部(現・プライム市場)に上場する会社に育て上げた、創業者の谷好通氏だ。これまでとは違うコンセプトと方法で、自動車の洗車&コーティングの仕組みを作り上げた谷氏は、なぜイノベーションを起こすことができたのか?これまで語られることがなかった成功の秘訣を徹底解剖する!
ステンレス魔法瓶の国内トップメーカー「サーモス」が...最近、魔法瓶だけでなく、調理器具や家電などの分野でもヒット商品を生み出し、業績が絶好調だという。実はサーモス、もとは産業ガスの大手「日本酸素(現在の大陽日酸)」の新規事業を開発する部署。それまで主流だったガラス製の魔法瓶の概念を覆し、1978年に断熱性に優れた"世界初となるステンレス魔法瓶"を開発、世を驚かせた。しかし、ステンレス製魔法瓶の製造に後から参入した大手の「象印」や「タイガー」に、瞬く間に国内シェアを奪われてしまう。その後、ガラス魔法瓶を世界で初めて製品化した、ドイツ生まれのサーモスを買収し、反転攻勢を仕掛けるが、、、日本での知名度が低く「万年3位のメーカー」に甘んじてきたという。事業の存続が危ぶまれる崖っぷちに立たされたサーモスは、どうやって業界トップメーカーにまで登り詰めていったのか?大逆転を実現させたサーモスの、知られざる復活劇に迫る!
高齢化が進むニッポンの状況は、深刻さを増している。2020年の調査で65歳以上の高齢者は...3555万人。その高齢者の5人に1人が介護を必要とする状況に陥っている。そんな深刻な事態に直面する業界で注目を集めている"リハビリ用の車いす"がある!それが足こぎ車いすの「コギー」だ。普通、車いすと言えば...腕のチカラでタイヤを回して進むものだが、コギーは、自転車に乗るように、足で漕ぐ車いす。しかも...脳卒中や事故などで下半身に麻痺が残っていても、自力で漕げるという。この常識を打ち破る、魔法の車いす"コギー"を完成させた人物こそ、小学校の教師だった鈴木堅之氏。開発資金も製造手段も、販路も持たなかった男が、たった1人で現在の形に進化させたという。「魔法の車いす・コギー」とは、どんな仕掛けの車いすなのか?「諦めない心」でコギーを世に広める男の苦難に満ちた開発の舞台裏に迫る!
ここ数年、成長し続けるサブスク(サブスクリプションサービス)市場。サブスクとは利用期間に対価を払う定額制のサービスだが、今や雑誌、音楽・動画配信だけでなく、ファッションや食品、自動車、住居などサブスクに参入する業界も多岐にわたる。その国内市場は今年度1兆円を超えるという試算もある。そんな中、日本初の"おやつ"サブスクを展開する「スナックミー」が好調だ。2016年のサービス開始以来、登録者数は月平均で5%増と安定して伸び、利用者は15万人ほど。その強さは小さな菓子メーカーと強力なタッグを組み、客を飽きさせない商品開発力にある。スナックミーのおかげで、廃業の危機から復活を果たした地方メーカーもある。自らも成長し、地方のメーカーも潤う、スナックミーのウィンウィン経営術に迫る。
原油価格の高騰や円安の影響で、食品価格が相次ぎ高騰している。そんな中にあって、大手メーカーの食品を「最大97%オフ」という激安価格で販売し、急成長を遂げている企業がある。それが「クラダシ」というベンチャー企業だ。この激安を実現させる秘密が、独自に生み出した「流通の仕組み」にあった。実は、クラダシが扱っている商品の多くは...賞味期限がまだ残っているにも関わらず、店頭で販売できなくなった"もったいない商品"。例えば、賞味期限の3分の1が過ぎたことで小売店に納品できず、問屋からメーカーに返品されてきた商品だ。クラダシは、こうした日本独自の商習慣「3分の1ルール」によって返品された商品を買い上げて消費者に安く販売する、フードロス削減の仕組みを構築させたのだ。激安価格とフードロス削減の両立を実現させる新しい仕組みを生み出したクラダシ!その躍進の秘密に迫る!
『100年に一度の大変革期』と言われる自動車業界。脱炭素というキーワードと共に、世界各国でガソリン車の販売規制が相次ぎ、速やかな"電動化への転換"が迫られている。そんな激動の時代に国内2位の自動車メーカー・本田技研工業のトップになったのが、技術畑出身の三部(みべ)敏宏社長だ。三部は去年行われた社長交代会見の場で「電気自動車、燃料電池車の販売比率を2040年までに100%にする」と公言、世間を驚かせた。ホンダといえば、創業者の本田宗一郎がエンジン付きの自転車を作ったことに始まり、「エンジンのホンダ」として知られる自動車メーカー。日本メーカーとして初めてF1に参戦、3度の優勝を勝ち取る一方で、1972年に、アメリカの厳しい排ガス規制をクリアする新型エンジンの開発を世界で初めて成功させるなど、エンジンの技術力で世界を圧倒してきたメーカーだ。そんな「エンジンのホンダ」は、いかにして「脱・ガソリンエンジン」を目指すのか?大変革の時代を迎えた自動車業界で生き残りをかけるホンダの挑戦を追った!
新型コロナの影響で内食需要が増え、好調な業績をたたき出すスーパーマーケット業界。しかし、その一方で、エネルギーコストの増加や円安などで、見通しは厳しさを増している。そんな業界にありながら「買い物に行くことが楽しくなる食の専門店」として、料理好きの間で話題になっているチェ―ンがある。それこそ最近、続々と改装オープンしている『生鮮市場 トップ!』だ。実はこの店...埼玉や千葉を中心に展開する中堅スーパー『マミーマート』が運営する新業態だが、リニューアルすれば「売り上げ2倍!」が実現できる驚きの新業態だという。激しい競争が繰り広げられる小売業界で右肩上がりの快進撃を続ける岩崎社長の大改革の全貌に迫る!
他者の利益を大切にする「利他の心」を会社のモットーに掲げながら、いま業績が絶好調の企業がある。それが、京都に本社を置く「京セラ」だ。去年発表された売上高は1兆8389億円と過去最高を記録!今期は売り上げ2兆円を突破する見通しだという。その好業績を生み出した人物こそ、10代目社長の谷本秀夫だ。実は谷本、京セラの根幹でもある"ファインセラミックス"の製造ラインの改革を成功させ、生産効率を倍増させた元エンジニア。創業者であり"経営の神様"と呼ばれる稲盛和夫が生み出した、最強の技術屋集団・京セラを、谷本は、どこへ導こうとしているのか?そして、谷本が目指す「新生アメーバ経営」とは、どんな経営なのか?進化を遂げる「京セラ」の舞台裏に迫る!
外食不況を尻目に売り上げを伸ばしている、とんかつ専門店「かつや」。チルドの豚肉を使用し、剣立ちが良くなるオリジナルのパン粉を使い、一枚一枚"手仕込み"をする、こだわりのとんかつ専門店だ。しかも、驚くべきは...その価格にある!『カツ丼(梅)』であれば572円、『ロースカツ定食』でも792円と...まさに、お手頃価格なのだ。この「美味しいのに、安い!」というコンセプトが支持を集め、いまや、500店舗以上を展開しているという。しかし、本当に驚くべきは、その親会社にある。実は、「かつや」を生み出したのは...意外なことに新潟でホームセンター『ムサシ』を展開する「アークランズ」という会社だという。しかも、ホームセンター事業では、2020年にホームセンター大手の『ビバホーム』を買収し、業界5位に躍進を遂げた。外食でも、ホームセンターでも成功するアークランズは、いったい、どんな会社なのか?売れない時代に売りまくる、ちょっと変わったアークランズの経営戦略に迫る!
長崎県北部にある人口1万4千人の波佐見町で作られる「波佐見焼」。日用食器の第2位のシェアを誇り、400年以上の歴史を持つ伝統産業として知られるが、実は20年前まで、その名は存在せず、有田焼の下請け産業にすぎなかった。そんな「波佐見」の名を世に知らしめたのが西海陶器。元々、陶器の卸商社だったが、2代目の児玉が波佐見焼を全国的に有名な焼き物とし、3代目の賢太郎が自社ブランドを立ち上げると、生産が追いつかない程の大ヒットとなる。その名は海外にも広がりAppleの公式グッズに採用されるほどに。長年、下請け産業だった波佐見はなぜ国内最高峰のブランドの一つとして名を馳せるようになったのか。親子2代にわたる地方再生ストーリーに迫る!
昨年から牛肉の高騰により、経営が厳しいステーキ業界。そんな中で、快進撃を続けている店が「やっぱりステーキ」。その名を聞けば誰しもが思い浮かべるのが「いきなりステーキ」。パクリ!?と揶揄されながらも、創業年の1億円から7年間で50億円に売上を伸ばしている。さらに、コロナ禍の3年間で店舗数を29店舗増やし、今年中には100店に迫る勢いだ。さらに他店が軒並み値上げをする中で、主力の「ミスジステーキ」を値下げし、大きな話題を呼んだ。「ステーキを日常食にしたい」をコンセプトに、安くて美味いステーキを提供し、リピーターを確実に増やしてきた。なぜやっぱりステーキは人々に受け入れられているのか?その裏側には型破りな戦略があった。
パナソニック、日立などの大手をはじめ、アイリスオーヤマやシロカなど強豪メーカーがひしめく家電業界。そんな中、一風変わった尖った商品で人気なのが、あまり聞かない「コイズミ」というブランド。どこにも負けない風量で速乾させるドライヤー『モンスター』や、卵6個を一気にゆで卵にすることができる『エッグスチーマー』など、他とは一線を画した家電で人気だという。中でもドライヤーの売上はパナソニックに次ぐ2位というから驚きだ。この「コイズミ」ブランドを手掛けるのは大阪に本社を構える小泉成器という会社。実は小泉成器、メーカーとしてだけでなく、国内外の有名ブランドの販売代行としての卸の顔も持つ。まだ日本市場に出回っていなかったノンフライヤーやソーダストリームなどを世に送り出し、ヒットさせてきた。この業界に類をみない"メーカーと卸"の二刀流を強みに、数々のヒットを生み出している小泉成器の生き残りをかけた戦略を紐解く。
全国に6千以上もある、"第三セクター"。地方の活性化に繋がるとの期待も大きいが、その反面、経営破綻が相次ぐなど問題も多い。そんな"第三セクター"にも関わらず、絶好調の企業がある。90%以上が山林だという過疎の町、岩手県岩泉町にある、岩泉ホールディングスだ。町と地域の酪農家が出資して作られたこの会社は、乳製品を中心に、地元の観光名所である鍾乳洞『龍泉洞』の水を使ったスキンケア用品の販売、道の駅やホテル運営も行う、第三セクターだ。そんな岩泉ホールディングスが、全国にファンを持つ『岩泉ヨーグルト』を筆頭に、バカ売れ商品を連発し、グループの売り上げを30億円近くにまで伸ばす躍進を続けている。しかし、2009年に山下が社長に就任する前までは...赤字続きで、累積赤字が3億円近くあったという。山下は、どうやって赤字の第三セクターを儲かる体質に変えたのか?地方の山奥から次々とヒットを生み出す、第三セクターの舞台裏に迫る。
青と白の縞々が印象的な「佐川急便」のユニフォーム。実はこれ、荷物を運ぶ際の筋肉や関節の動きを解析し、動きやすさや快適性を追求した特注品だ。作っているのは大手スポーツ用品メーカー「ミズノ」。スポーツ用品の開発で培った技術を武器に、近年"ワークビジネス"を強化。「竹中工務店」「セブン-イレブン・ジャパン」「ミスタードーナツ」など、これまで700社以上にユニフォームを納入している。さらにゴルフクラブなどに使う炭素繊維は「トヨタ」の水素自動車にも採用。今年6月には寝具にも参入した。国内のスポーツ用品市場が縮小する中、2022年度には売り上げ、利益とも過去最高を記録。率いるのは創業家4代目の水野明人。新分野を次々と切り開く、驚きの手法とは!?
コロナ禍で増えたネット宅配スーパー。サミットやライフなど大手スーパーも参入し急拡大している。だが、その収益化は難しく多くのネットスーパーが苦しんでいる。そんな中、2年前に参入し、独自のシステムや戦略で黒字化を果たしているのが「オニゴー」。最大のウリは配達時間。大手の宅配スーパーでは、どんなに早くても1時間、翌日配送も多い中、オニゴーは独自のシステムを開発し、注文から最短10分、平均で20分という配達時間を実現。更に店によってはコストコの商品やヨークマートの人気総菜まで買える、多種多様な品揃えも大きな魅力。そして、黒字化の秘密の一つが、大手スーパーとの協業。そこにはオニゴーの緻密な戦略が...急拡大している新進気鋭ネットスーパーの秘密に迫る。
近年、都心の商業施設などに次々とオープンしているバーベキュー施設。バーベキューといえば、郊外の公園や河原で軍手にタオル、ススまみれになって肉や野菜を焼くイメージだが、いま話題となっている都市型バーベキューは、屋根付きのゆったりとしたソファに、各種調味料、ソフトドリンクの飲み放題がついて2500円前後の手頃な価格で楽しめるというもの。この"都市型バーベキュー"を仕掛けているのがITベンチャーの「デジサーフ」だ。全国4800軒のバーベキュー施設を検索できるサイト「デジキュー」を運営し、集客から予約までをワンストップで行える画期的なシステムを構築。さらに自社の店だけでなく、地方のバーベキュー場をプロデュースし、賑わいを作り出す事業で年間23億円を稼ぎ出している。BBQのイメージを一新させた異色のIT企業の秘密に迫る!
石屋製菓『白い恋人』、六花亭『マルセイバターサンド』など、誰もが知る人気菓子で溢れる"スイーツ王国・北海道"で、最近、新たなヒット商品が続々と誕生している。そんなスイーツを生み出しているのが、オープン前からデパ地下に行列が出来る『生ノースマン』や、冷凍チーズケーキ『チーズワンダー』を手掛ける、北海道コンフェクトグループだ。実はこの会社の原点は、札幌市民に長年愛され続けてきた洋菓子の「きのとや」グループだという。100年以上の歴史を持つ和菓子店「千秋庵」や、小樽の人が愛してやまない『中野のかりんとう』を製造する「北の食品」をグループに入れると、そこでもまた新たなヒット商品を生み出しているという。この躍進の立役者こそ、社長の長沼真太郎だ。「きのとや」創業者の長男でもある長沼だが、実は、東京などで"焼きチーズタルト専門店"としてメディアでも話題となった、あの「ベイク」を起業した人物でもある。しかし人気絶頂の中で、長沼は「ベイク」を売却し、北海道へと戻ったという。一体、長沼に何があったのか?理想の菓子を作るべく動き出した、若き菓子業界の革命児の挑戦を追った。
今年3月、WBCで日本代表を世界一へと導いた栗山英樹。歴代の日本代表監督に比べるとプロ野球の選手生活は7年と短く、実績面でも目立った結果を残さなかった。そんな中、優勝の要因として注目されたのが栗山流「マネジメント力」と「人材活用術」だ。選手との対話、コミュニケーションを重視し、「信じる」気持ちで選手を鼓舞し続けた。そのリーダーシップぶりは、今や行政や企業、教育の現場から熱い視線を注がれている。栗山はどのようにして選手個々の力を最大限にまで引き出したのか?密着取材を通して栗山英樹という男を探り出しながら、栗山流「人材育成術・組織活性論」に迫る!
中部地方を地盤に138店舗を展開する「和食麺処サガミ」。実はサガミ、ファミレスなのに...ファミレスらしくない料理で家族連れの心をつかみ、快進撃を続けている!多くの熱烈ファンを持つレストランとして、いま業績も好調だが、かつては、多額の赤字を抱え、経営危機に陥っていたという。それを復活させたのが、会長の鎌田敏行だ。安さを売りにした店が勢力を伸ばしていた時代...サガミも価格競争の波に巻き込まれ、苦戦を強いられてきた。しかし、鎌田は、その価格競争からの脱却を打ち出し、業績をV字回復させたという。いったい、鎌田はどんなマジックを使ったのか?"本当のお客様目線"を徹底し、ファミレスなのに、ファミレスっぽくない店として躍進する異色の外食チェーン復活の舞台裏に迫る!
これまで打開策が見つからなかった課題を、独自の発明で続々と解決することで"天才発明家"と呼ばれるネジロウの社長、道脇裕氏。橋や建築物、飛行機など...あらゆる場所で使われる「ネジ」が抱える「どうしても、緩んでしまう」という難題を、いとも簡単に解決し、世界を驚かせた人物だ。番組では2021年に道脇を取材し、企業のお困りごとを常識破りの発想で解決する姿を目の当たりにした。その道脇が...また、新たな課題解決に動き出していた!今年に入りコロナウイルス感染者が拡大するなど、いまだ効果的な対策が見つけられない状況下で、道脇は『新型コロナウイルスを"99.999%"不活化させる』という、前代未聞の装置を完成させたのだ。ウイルスの脅威、人口減少、インフラの老朽化など...ニッポンが抱える社会課題に立ち向かう道脇が目指すものとは、一体、何なのか?世の中の"不可能を可能に変える"、天才発明家・道脇の挑戦に再び密着した。
山形県・庄内平野の田んぼ道に車を走らせていると、ひと際目立つ大きな建物が現れる。「スイデンテラス」は、その名の通り水田の風景を活かしたホテル。館内には水田に囲まれた露天風呂があり、夜にはレストランで山形牛など地元の食材をふんだんに使ったディナーも味わえる。年間6万人を呼び込む人気ホテルを仕掛けているのが"街づくり会社"の「SHONAI」だ。人口減少や高齢化といった庄内地域の抱える課題を解決するため、観光・農業・教育・人材の各カテゴリーで事業を創出し、地域が儲かる仕組みを作り出している。さらに事業で培った街づくりのノウハウを、同じ課題を抱える全国の地方都市に展開する取り組みも始めた。地方創生のありかたを一新させる異色ベンチャーの全貌に迫る!
"森伊蔵""魔王""村尾"...誰もが聞いたことのある人気の焼酎だが、実は、これらにはある共通点がある。実は、使っている麹菌が全て同じ「河内菌」だという。その河内菌を作っているのが、鹿児島にある『河内源一郎商店』という種麹メーカーだ。この「河内菌」は、創業者である河内源一郎が見つけ出したもので、気温が高くても腐敗しない、これまでとは違う性質の麹菌。今では全国の焼酎メーカーの8割が、この「河内菌」を使っているという。その「河内菌」を今も守り続けている人こそ、河内源一郎商店の3代目・山元正博だ。山元は『河内菌の力はこんなもんじゃない』と言った祖父の言葉を胸に、焼酎だけでなく、"食・観光・環境"とあらゆる面で使える麹菌の研究を進め、独自商品を次々に生み出していた!麹の可能性を追求し、ビジネスを無限に広げようと奮闘する、老舗メーカーの挑戦に迫る。
記録的な円安が続く日本。海外旅行が割高となる一方、この夏旅行を予定している人の85%が、国内での旅行を計画していて、日本の国内観光は活気に満ちている。そんな中、話題のホテルを次々と運営し注目を集めているのが、『温故知新』という会社だ。元星野リゾート出身の松山知樹が立ち上げたこの会社は、2015年に愛媛・松山の安藤忠雄氏が建築した美術館を、1室12万円ほどのラグジュアリーホテル「瀬戸内リトリート青凪」として生まれ変わらせ、その後コロナ禍にも関わらず、たった6年で全国14施設を運営するまでに事業を拡大させた。なぜ、この短期間で成長を遂げることができたのか?お客の心を満足させる、独自のビジネス戦略に迫る。
原材料の値上がりや物流問題...数々の課題に直面している小売り業界。これまで以上に独自性が求められている。そんな中、1日の来店者数は全国で約100万人を誇り、イオンやイトーヨーカードなどの大型総合スーパーを除く、食品スーパーの中で、売り上げ日本一のスーパーマーケット「ライフ」が元気だ。首都圏と近畿圏を中心とした出店戦略で、8000億円以上の売り上げを誇っている。かつては"特徴がないことが特徴"と揶揄されたこともあったが、客の多様なニーズに応える3種のPB商品を中心とするオリジナル商品や健康に特化した専門店を出店など客の支持を得ている。"価格競争"や、他店の真似る"同質化競争"から脱却し、ライフの"ファン"を増やそうとする戦略に迫る。
愛知県蒲郡市。人口8万人に満たない小さな港町に、連日行列を作る大人気スポット「竹島水族館」がある。客を魅了するのは、水中に吊るした土管にひしめく大量のウツボや、「生きた化石」と呼ばれるカブトガニ、甲冑をまとったように見えるオオグソクムシなどの"キモカワ生物"たち。客は「気持ち悪い」と言いながらも、食い入るように水槽を見つめている。さらに、水槽の脇には飼育員の手書きのポップが大量に貼られているが、そこには、「食べるとおいしい」など、他の水族館ではまず見ることのないユニークな情報が満載だ。こうした独自の展示が話題となり、今では、年間30万人が訪れる人気施設となっているが、過去には、来館者が減り続けて廃館が検討されていたことも。弱小水族館を大人気スポットに蘇らせた館長・小林の大改革の全貌に迫る!
今、空前のカフェブームが巻き起こっている。休日には、どこも満席で入れない「カフェ難民」が続出するほどだ。そんなブームをけん引するのが、2006年に台湾で誕生し世界で2000店舗以上を展開するティーカフェのゴンチャ。お茶にフルーツやタピオカなどのトッピングを加えたアジアで定番の甘いティーが人気を呼んでいる。日本には2015年に上陸した。店舗は年々増え続け、現在約160店舗。国内で1000店舗の出店を目指し快進撃を続けている。2018年にタピオカブームが到来し連日大行列ができるほど人気を集めたが、2年ほどでブームが終焉。さらに、同じタイミングで新型コロナ禍も直撃し経営に大きな打撃を受けた。そうした中、2021年に就任したのが角田淳社長。過去に日本サブウェイを立て直した実績を持つ。タピオカブームの終焉や新型コロナ禍など逆風に打ち勝ち、成長を続ける角田流経営術に迫る。
閑散とした"真夏のスキー場"を一大リゾートに変えた男がいる。東大出身、農水省の元キャリア官僚という経歴を持つ、和田寛(ゆたか)48歳。和田によって大変貌を遂げたのは、98年の冬季オリンピックも開催された長野県白馬村。ウィンタースポーツを目当てに国内外から観光客が訪れる屈指のスキーリゾートだが、シーズンが終わると一気に客が減ってしまうのが長年の課題だった。しかし2016年頃から放ってきた数々の仕掛けによって、グリーンシーズンも活性化。ついに"夏"の来訪者数が冬の1.5倍となり、「冬よりも夏に稼ぐ」リゾート地となった。目指すのは、田舎の観光業を"アップデート"して地方全体の底上げを図ること。どのようにして"客を呼ぶリゾート"に変貌させたのか取材し、地方の観光業を豊かにするヒントを探る。
企業では"働き方"や"職場の在り方"を見直す動きが広がり、出社したくなる生産性を上げるオフィスを作りたい会社が増えている。そんな中、年間4万件ものオフィス手掛け、利益を大幅にアップさせているのがオフィス家具のイトーキだ。1890年創業のイトーキは、日本で初めてホチキスを輸入し、国産初のレジをヒットさせた老舗企業。オフィス家具メーカーの大手へと成長をとげたが、バブル崩壊以降、価格競争に巻き込まれる。そして2019年から2期連続の赤字に。その窮地を救ったのが、外資系の日本オラクル出身の湊宏司社長だ。2022年に社長就任すると、たった2年で利益を5倍に増やし、売上高は1329億円と過去最高を叩き出した。湊はいかにしてイトーキを立て直すことが出来たのか。老舗企業の常識を壊す改革の舞台裏に迫る。
物価高騰や世界的な政情不安...先を見通せなくなってきた昨今、企業にとっては手探りのかじ取りが続いている。国内にある約400万社の企業のうち、100年以上続く企業は実に1%程度。そんな老舗企業は幾多の困難を乗り越えながら、事業を継続・発展させてきた。そこで、今回、注目したのが東京・亀戸にある創業から119年の「升本フーズ」。飲食店や社員食堂を運営している会社だが、ここ数年で売り上げを伸ばしているのが、割烹料理店の技を使い、一から職人が手作りをする弁当だ。拘束時間が長く給料も少ないと言われてきた飲食業の中で、升本フーズは環境や時間に配慮した従業員満足度にも、積極的に取り組んでいる。老舗企業が歩んできた"これまでの100年"から、"これからの100年"を見ていく。
日本のリユース業界における市場規模は、約3兆円を超える。その中で、今、急成長している"異色の買い取りサービス"がある、「買いクル」。出張専門で、"無店舗型リユースチェーン"だ。「何でも査定、何でも引き取り」が売り。家具や家電、紙袋、釜飯弁当の容器まで、捨てようと思っていた物を無料で引き取ってくれる。「粗大ゴミに出せば、お金がかかるので、とても助かる」と、リピート客も急増。社長の大堀のモットーは、「客の困りごとを解決する」。買い取る商品は、貴金属やブランド物よりも、家で片付けられない不用品に重点を置いている。そのため、日本で売れない商品の行き先として独自に海外ルートを開拓した。それでも売れなかった商品は、物流の行き届かない農村や施設に寄付している。最後の一つまで残さず、必要な人へ届けている、それが、大堀の掲げる「究極のリユース」。なぜ、この様な仕組みを思いついたのか?その真相に迫る!
世界20カ国、約100社の遊具・玩具メーカーと独占契約し、様々な知育玩具を販売する「ボーネルンド」。彼らが運営する「子供の遊び場」に今、オファーが殺到している。あるカーディーラーでは、店内の大部分を遊び場に改装したところ、売り上げが50%増加。ユニクロやTSUTAYAなどの企業も集客のため、子供の遊び場を導入している。他にも全国の自治体70カ所以上の遊び場を開発。少子高齢化や過疎化対策にも一役買っている。そんな「ボーネルンド」を率いるのが、専業主婦から経営者へと異例の転身を遂げた中西弘子。中西が仕掛ける新戦略の全貌に迫る。