長崎から鎌倉へと引っ越して来た「舞春 ひろみ」は 南鎌倉高校の入学式に出席するために自転車で家を 出たが、何故か自転車に乗れなくなっていることに 気がつく。 そんな中、偶然出会った「秋月 巴」と自転車に乗る 練習を始めたのだが……。
自転車に乗れるようになった「ひろみ」は、「巴」と一緒に鎌倉の町を自転車で案内してもらうことに。そこに合流した「森 四季」先生と共に観光していたが、休憩時間に練習をしていた「ひろみ」が迷子になってしまい……。
南鎌倉高校では必ず部に入らなければならないという規則があるため、部活の見学をして行く「ひろみ」達は保健室で一緒になった「神倉 冬音」と祖母で校長の「神倉 龍子」を訪問する。そこで、昔存在したサイクリング部の話を聞き、自転車部を作ろうという提案をする「ひろみ」だったが……。
自転車部を作ることにした「ひろみ」達は メンバーの確定と顧問の先生を頼まなければ ならないことになる。顧問は「四季」先生が 引き受けてくれることになったが、メンバー として入れていた「比嘉 夏海」が水泳部から の強硬な勧誘を受けてしまう。 「夏海」をかけて自転車勝負になったが……。
自転車部発足にあたって校長先生から 「三か月以内に何らかの実績を出すこと。 そうでないと部として認めない」 という課題が出てしまう。 実績をあげるために何をするか? と考える「ひろみ」達。まずは自転車を知り、 手に入れることから始めることにするが……。
四季先生から提案された実績作りの第1弾は 「ナイタークリテリウム」というレースイベント。 南鎌倉高校の敷地に設置された1周1㎞のコースを 10周する初級者クラスのレースだが、スポーツ クラブも参加する為かなり過酷な内容に。 はたして実績を作ることが出来るだろうか……。
「ナイタークリテリウム」も中盤に差し掛かる中、 先頭の「クマ」さんになかなか追いつけずに苦戦 している所で2年生、3年生が追ってくる。 ところが、「冬音」と「巴」が体力の限界目前に なりつつあり、「夏海」も肩が痛み出し厳しい状況 になってしまい……。
「ナイタークリテリウム」もとうとう終盤。 巴の作戦で先頭の「クマ」さんに追い着いた 「ひろみ」と「夏海」。 しかし、肩の痛みが激しくなり「夏海」が離脱。 すると、ここで「東」先輩が猛攻をしかけ追い着き、 レースは「クマ」さん、「ひろみ」、「東」先輩の 三つ巴の戦いに。果たして優勝は誰の手に……。
学校行事で1年生の部活対抗オリエンテーリング が始まった。 鎌倉を探検する内容に一同が楽しみながら散策して いると、「クマ」さんが「ひろみ」達の前に姿を 現し挑戦状を「ひろみ」に突きつけ勝負を挑まれる ことに……。
「ナイタークリテリウム」の賞品で「ころね」が 「ひろみ」のロードを作ってくれた。「ころね」と 自転車部のみんなに感謝する「ひろみ」。 そして、これからの自転車部の話になり、みんなで 輪行という方法で三浦半島にツーリングに行こうと なったのだが……。
自転車部のみんなで三浦半島の国道をツーリング中 にロードに乗った女性三人組に追い抜かれる。 それに火がついた「サンディ」が追い着こうと 「ひろみ」を誘い「巴」、「夏海」、「冬音」を おいて二人で、三人組に追い着こうとするが……。
校長の「龍子」に部活動としての三浦半島での ツーリング報告書を提出し、正式な部として認めて もらおうと迫るみんな。だが、報告書を見た「龍子」 からは「まだ認められない」と言われ、何が足りない か考える「ひろみ」達。そんな中、「四季」先生から 「サンディ」がアメリカに帰ると聞いてしまい……。
校長の「龍子」から修学旅行先を台湾にしようと 思っていることを告げられ、同時に台湾は自転車 先進国としても有数の国なので、修学旅行の下見 がてらに、台湾に行ってくるよう言われた自転車部。 台湾に着いて早々、 「ひろみ」と「サンディ」がはぐれてしまい……。