神様の過ちで異世界に転生した茅野タクミは、森の中で幼い男女の双子に出会う。怯える二人にアレンとエレナという名前をつけたタクミは共に街まで連れていくことに。そこへ魔物が現れた！咄嗟に二人を庇おうとするタクミだが、双子はメチャクチャ強くて……。
街のパン屋で、異世界にはない菓子パンの作り方を教授するタクミ。アレンとエレナも楽しい菓子パン作りを介して次第に心を許していく。異世界に来て魔法能力が備わったタクミは冒険者となり迷宮探検へ。アレンとエレナと共に次々と魔物を退治していくが……。
契約獣のジュール、フィート、ボルトが仲間になって嬉しい、アレンとエレナ。街の手芸店でも動物の耳がついたフードマントを着せてもらい大喜び。その後一同は、ヴァルト率いる魔物討伐隊に参加し再びガヤの森へ。だがタクミはふと気になる視線を感じて……。
突如、大蛇のような魔物に襲われた魔物討伐隊。即座に応戦するも苦戦を強いられる。そんな中、例の視線に一瞬気を取られたアレンとエレナが大蛇の攻撃を食らってしまった。 上級魔法で大蛇を倒したタクミは、視線の正体に怒りの刃を向ける。その人物とは……。
お金の計算を覚え買い物ができるようになったアレンとエレナ。店の人から褒められる二人を見て、自分の育て方は間違ってなかったんだと喜ぶタクミ。さらにギルドからの依頼で迷子の猫を探しだした３人は、次なる依頼でとある村にゴブリン退治に向かうが……。
シーリンの街を出て港町ベイリーへと向かうタクミたち。タクミは、夜空に浮かぶ２つの月を見て改めて異世界に来たんだと実感する。アレンとエレナは、初めて見る海に驚き、しゃべれるようになった契約獣たちと遊んでいると、意外な人物から声をかけられ……。
人魚族の問題を解決したことで大歓迎を受け、巫女姫から報酬を受け取ってくれと言われ戸惑うタクミだったが、それは人魚族にとってはゴミ同然の真珠だった。さらにタクミは苦手な水魔法を教えてもらうことに。すると突然巨大な〝何か〟が海中から現れて……。
海中で新たな迷宮を見つけ探索を始めるタクミたち、次々と魔物を倒しアイテムをゲットするアレンとエレナのレベルは今やタクミとほぼ変わらないほどに。その後、タクミたちはベイリーの港町にやってくる。するとどこからか美味しそうな匂いが漂ってきて……。
アレンとエレナが海岸で契約獣たちと遊んでいると、巨大なライオンの姿をした新たな契約獣ベクトルが現れる。さっそく仲間に入れて一緒に遊ぶ、アレンとエレナ。だが、ボールを追いかけていったベクトルが咥えてきたのはなんと、メイド服姿の若い女性で……。
新たな迷宮を見つけたタクミたちは、領主セドリック・リスナーの家に招かれる。そこで領主の息子テオドールとラティスを紹介されるアレンとエレナ。だが、歳の近い子供と話すのは初めての二人は思わず人見知りし、モジモジとタクミの背後に隠れてしまい……。
カレー作りやパン作りを通して、アレンとエレナは徐々にテオドールとラティスに心を開いていく。それを見て二人に歳の近いお友達が出来たと喜ぶ、タクミ。そんなある日、契約獣たちと山へ薬草探しに出かけたタクミたちは、そこでトラブルに巻き込まれて……。
新たな迷宮を発見したことを国王に報告するため、街を出ていくことになるタクミたち。だがそれはアレンとエレナが、せっかく友達になったテオドールとラティスと別れることを意味する。タクミはそのことを二人に言い出せないまま出発の時を迎えてしまい……。
