地球に帰還したロディたち11人は、一躍英雄として知られることになった。人気者となった子どもたちの日常は、常に人々の視線にさらされることとなり、彼らの多くはそんな生活にストレスを感じていた。そんなある日、ククト星に残ったカチュアとジミーから手紙が届いた。子どもたちは手紙に同封されていたビデオを観るため、人目を避けるように映画館に集まった。元気そうなカチュアとジミーの姿に続いてスクリーンに映し出されたものは、子どもたちの冒険の記録を編集した映像だった。懐かしい映像に当時を思い出しながら、話を弾ませる子どもたち。やがて上映が終了し、明るくなった映画館の中には、なぜか歳をとったロディたちの姿があった……!
ククト星に残ったはずのカチュアとジミーが、地球にやってきた。他の子どもたちとともに、ビデオを観るためだ。だが、カチュアやジミーもまた、11人と同じようになぜか成長した姿である。しかし、そんなことを気にすることもなく、子どもたちはビデオの後半を鑑賞する。ビデオを観ながら、さらに盛り上がるロディたち。ところが、上映が終了した映画館に、口笛の音が響いた。生きていたミューラァが現れたのだ。だが、“老化”してボケてしまったロディには、ミューラァがわからない。怒ったミューラァは、いずこかへ去ってしまう。やがて自分たちを見つめる“視聴者”の視線に気づいたロディたちは、変装をといて、いつも通りの子どもの姿に戻るのだった
タウト星を目指すジェイナス号のある夜。 ドアに隙間が空いていた女の子の部屋の前に居合わせたことから、スコットはクレアたちに痴漢扱いされてしまう。すっかり腹をたてたスコットは、小型艇でジェイナスを飛び出すが、ボギーが敵の襲来を告げた。ロディたちがスコットの救助に向かったが、敵の姿は見当たらない。どうやらボギーの誤作動が原因だったらしい。ジェイナスに帰艦する途中、敵の監視衛星を発見したロディは内部に潜入。無人の管制室を破壊して脱出したが、何者かがバイファムに乗り込んでいたことに、まったく気づいていなかった。
ジェダたちリベラリストは地球軍の協力で政府軍を打倒、臨時新政府を樹立していた。一触即発の状態に変わりないものの、平和が訪れたことは間違いない。地球とククトの友好をアピールする式典が開催されることになり、招待されたロディたちは、ふたたびククト星を訪れた。ククト星の空港ロビーで、カチュア、ジミーと再会し、喜ぶ子どもたち。そして、歓迎の午餐会のさなか、ロディは見知らぬ女性から呼び出しを受ける。ネラと名乗った女性は、ミューラァがロディに会いたがっていると告げた。