幼稚園にモンスターが出現! 東京CITY(シティ)の市長メイヤーから連絡を受けて、ユートニウム博士はパワパフZに出動指令を出しました。授業を抜け出して変身する3人。今日の相手は猿のモンスター、モジョ。園児たちを鳥かごにとじこめて、お菓子を取り上げてしまいます。そこへ助けに現れたパワパフZ。逃げ出したモジョを追いかけながら戦うパワパ フZですが、はげしい攻撃につかれ果ててしまいます。今がチャンスとばかりに攻め立てるモジョ。しかしパワパフZはおいしいと評判の店のアイスクリームを食べてスタミナ補給。モジョが呼び出した巨大メカ、モジョロボを必殺技で倒して、みんなを無事に助け出しました。こうして今日もみんな救われました。ありがとうパワパフガールズZ! 東京湾に氷山が出現! 北沢ケンが、父親のユートニウム博士の研究していた謎の化学物質ケミカルZの力を使用したところ、氷山が消えた代わりにいくつもの白い光と黒い光があらわれて飛んでいきました。不思議なことに、白い光を浴びた赤堤ももこはハイパー・ブロッサムに変身、博士の作ったデジタル犬ピーチは言葉が話せるようになったのです。一方、黒い光を浴びた動物園の猿は、悪いことを考えるモンスター、モジョ・ジョジョに変身して世界征服を決意します。そして公園で出会ったブロッサムとモジョは、正義のヒロインと悪役モンスターの運命として戦いを始めました。その力を見た博士とケンは、彼女を調べようと考えます。この事件がパワパフガールズZの始まりとなったのでした。
ブロッサムは、自分がなぜスーパーヒロインに変身できるようになったかを調べるために研究所へ行くというユートニウム博士たちの言葉を信じて、行動を共にすることにしました。その途中でピーチがケミカルZによって変身した青い服の女の子、豪徳寺みやこことローリング・バブルスを発見、彼女も調べようとみんなで追いかけることにします。一方、仕返ししようとブロッサムを探していたモジョもバブルスと出会い、戦おうとしますが、そのマイペースさに振り回されてうまくいきません。そこにブロッサムが追いついて、モジョと戦いを始めました。とまどっていたバブルスも、モジョが悪者とわかったので一緒に戦うことにします。彼女の力によってモジョを捕まえることができたのでした。 研究室で身体検査を受けたブロッサムとバブルスは、二人の体にケミカルZの力が宿っていることを知らされます。さらにピーチを調べた博士は、ケミカル素粒子光線を使用して二人を元の姿に戻すことに成功しました。二人の腰に巻かれていたベルトに付いているコンパクトは、ピーチの吠える声に反応する変身アイテムだったのです。正義のスーパーヒロイン、パワパフガールズZの誕生に喜ぶブロッサム。ところが、バブルスがロッドのパワーを試している隙に、モジョが縄を解いてしまいました。二人の攻撃をかわして、なんとか研究所の外に逃げ出したモジョでしたが、目の前にあらわれた緑の服を着た女の子に空高くふっとばされてしまいます。はたしてその子の正体は?
緑色の服の少女、松原かおることパワード・バターカップ。彼女は、ももこ、みやこと同じ中学に通っていました。メイヤー市長から東京CITYの平和を守ってほしいと頼まれた3人でしたが、バターカップだけは変身後のスカート姿が大嫌いな上に、みんなのノリについていけないので断ります。そして変身の掛け声をかけるピーチに腹を立てて追い掛け回し、研究所をメチャクチャにしてしまいました。ひと暴れしてすっきりしたバターカップは、そのすごいパワーを気に入って、変身するのも悪くないと思い直します。3人は改めて東京CITYを守るスーパーヒロイン、パワパフガールズZとして活躍することになりまし た。でもそのことは他の人たちには秘密にすると約束したのでした。 3人が学校へ行くと、突然クラス替えがおこなわれて、みんな同じクラスになりました。市長の秘書ミス・ベラムが、校長先生に頼んで手配したのです。キーン先生が担任となった新しいクラスでは、昨日の動物園の事件を謎のスーパーヒロインが解決したといううわさで持ちきりでした。お昼になって3人がお弁当を食べようとした時、変身ベルトが光りだします。モジョがレストランを襲っているとの知らせに出動するパワパフガールズZ。モジョが操るクレーンに苦戦するパワパフZでしたが、おなかが空いた怒りで気持ちをひとつにしてモジョを倒します。逃げ出したモジョが発射したミサイルも、必殺技を使って街に落ちることを防ぎ、みごとな活躍ぶりを見せたのでした。
昼休みにケンの部屋に入りこんで、TVを見たり、お菓子を食べたり、ファッションをチェックする3人。東京CITYを守る交換条件とはいえ、あまりに好き放題な彼女たちにケンは切れてしまいます。ユートニウム博士に抗議しようとしますが、3人は嘘泣きで逆にケンが悪いと訴えます。母親がいないせいで甘やかしてしまったと謝る博士。それを聞いて、ケンには母親の存在が必要だと考えたガールズは、交代でママになってあげることにしました。次の日から順番に母親代わりを務めようとするガールズでしたが、家事がろくにできなかったり、食事の支度に時間がかかりすぎたりと、失敗ばかり。押しかけ母親の駄目っぷりにがまんできなくなったケンは、とうとう家出してしまいました。 モジョは幸せな家族にモジョメットをかぶせて猿にしてしまう作戦を実行中、公園で家族の団らんをさみしく見ていたケンにモジョメットスーパーをかぶせて、チビモジョにしてしまいます。言葉が話せなくなった上に電撃のお仕置きを受け、やむを得ずモジョの家来になるケン。一方、ケンを探していたガールズは、モジョが出たとの連絡を受けて遊園地に向かいました。戦いの中、モジョロボに捕まったバブルスをケンは自らを犠牲にして助けます。ピーチのおかげでチビモジョの正体がケンだとわかり、怒りに燃えた3人はモジョを倒しました。元に戻った家族が喜び合う姿を見て、家族っていいものだと感じるケン。ガールズもママは無理だけどお姉さんになってあげることにして仲直りしたのでした。
モジョは黒い光を浴びて変身する前の記憶を思い出そうとして、頭にオレンジが浮かんだのでフルーツ店に向かいました。パワパフガールズZも出動します。オレンジを食べてモジョは自分が東京CITY動物園の猿山の猿だったことを思い出しました。そこでエサを見せびらかすだけであげないといういじわるをされて、人間を恨むようになってしまったのです。実はいじわるをしていたのはフルーツ店の店長でした。人間を生け捕りにして仕返しをしようとするモジョに、店長はおわびとしてフルーツをプレゼントします。これで事件は終わるはずだったのですが、モジョはお腹が空いたガールズにフルーツを見せびらかすいじわるをして3人を怒らせてしまい、空のかなたに吹き飛ばされてしまいました。 ガールズは宿題マシンをケンに作ってもらう代わりに、建設中のタワーへスパイダーシューズを届けることになりました。ケミカルZで強化した磁石を利用して簡単に壁を登ることができる発明品です。ところが、タワーをアジトにしようと考えたモジョがシューズを奪ってタワーに上り、クレーンを占拠してしまいます。変身したガールズはモジョに近付くためにシューズをはいて柱を登っていきますが、市長や博士の乗ったエレベーターのケーブルが切れてしまいます。ヨーヨーでささえるブロッサム。その隙を狙ってモジョが攻撃してきますが、磁石の反発を利用してモジョのキックをかわし、バブル・ねばねばで市長たちを救ったガールズはモジョに反撃を開始して、やっつけることができたのでした。
山へ調査に出かけたみんなの前にファジー・ラムキンスと名乗るモンスターがあらわれました。縄張りに入らなければ襲ってこないと判断した博士は、ピクニックを楽しもうとしますが、ファジーは山も湖も自分の縄張りだと言い張ってみんなの邪魔をします。仕方なく街に戻ると、いろんな場所にファジーの縄張りを示す手形が押されていました。変身して公園で戦うパワパフZ。しかしその怪力に歯が立たず、逃げられてしまいます。そしてファジーは市長を襲って東京 CITYも自分の縄張りにしようとしました。正面から戦ってはかなわないので悩む3人でしたが、そこにあらわれたミス・ベラムにファジーは見とれてしまい、その隙をついてパワパフZはファジーを山へ追い返すことができたのでした。 * お金持ちの娘、白金姫子は注目されるのが大好きなのですが、学校ではパワパフガールスZの話題で持ちきりで全然目立てません。好きなドラマもパワパフZの特別番組で無くなり、怒りのあまりプリンセスに変身してしまいます。彼女は以前、ペットの白猫サファイアと一緒にケミカルZの黒い光を浴びていたのでした。自分が操る巨大ロボットで街を壊し、それを倒して正義の味方として目立とうと考えたプリンセスでしたが、出動したパワパフZに計画がばれてしまいます。巨大ロボットを山へ調査に出かけたみんなの前にファジー・ラムキンスと名乗るモンスターがあらわれました。縄張りに入らなければ襲ってこないと判断した博士は、ピクニックを楽しもうとしますが、ファジーは山も湖も自分の縄張りだと言い張ってみんなの邪魔をします。仕方なく
ヒーロー番組ミラクルファイティングAの主役ヒロに恋しているももこは、研究所でもビデオを見てばかり。つき合わされているみんなはうんざりしていました。そこに東京CITYの一日市長を務めるヒロの護衛の依頼が来て大喜び。実は怖がりで、情けない姿を見せるヒロでしたが、ももこは勘違いしてますます恋心をつのらせるのでした。街に出たヒロはモジョの人質にされてしまいます。番組で似た状況があったことを思い出したももこは、ヒロがわざと捕まったのだと思って攻撃、モジョを撃退することができました。しかしヒロが結婚すると知ってももこは失恋してしまいます。ですが、今度はお天気お兄さんに一目ぼれ。天気予報のビデオを延々見せられて、みんなは更にうんざりするのでした。 ケミカルZの黒い光と犬の唾液の化学反応でモンスターになってしまったらしいアメーバ3人組のアメーバボーイズ、シルクハット、ポンチョ、レディ。犬に飲み込まれそうなところを逃れて、大悪党になるために街にやってきました。銀行強盗をしようと押し入りますが、警備員に軽くあしらわれてしまいます。そこにパワパフZがやってきますが、あまりに弱そうな姿にやる気が出ません。子供にからかわれて外へ放り出されてしまったアメーバボーイズでしたが、分裂して合体、巨大化します。危うしパワパフZ! しかし車を踏みつぶそうとしてすべって転んでしまい、更に犬におびえて元にもどり、逃げ出してしまいます。それでも立派な大悪党を目指すと誓うアメーバボーイズなのでした。
和菓子の店、きんとき堂で働いている桜子も、ケミカルZの黒い光を浴びていました。桜子はお店の常連の壮一郎のことが好きなのですが、男はみんなミス・ベラムのようなセクシーで大人っぽい女性が好きなのだと思い込んで、地味な自分では駄目だと、告白できないでいるのでした。それを知ったももことみやこは、かおるを巻き込んで、恋の手助けをしようと考えます。和菓子に匂いがうつってしまうのでお化粧ができない桜子でしたが、あきらめきれずに口紅を塗ってみました。すると桜子はモンスターのセデューサに変身してしまいます。セクシーになるために、誰にでも変装できる能力を使って、化粧品、高級婦人靴、宝石やアクセサリーを次々と盗んでいくのでした。 セデューサは荘一郎をデートにさそおうとしますが、断られてしまいます。もっとセクシーにならないと駄目だと思い込んだセデューサは、今度はドレスを盗もうと考えました。一方、謎の盗難事件はモンスターの仕業だということでパワパフZに出動指令が出ます。みやこの推理で次に狙われる店の見当をつけてを警備するパワパフZ。バブルスやバターカップに変装してドレスを盗もうとしたセデューサでしたが、正体を見破られ、捕まってしまいます。研究所でセデューサが桜子だとわかって驚く3人でしたが、本人は記憶を失っていました。次の日、店に来た壮一郎は桜子に告白します。実は彼も桜子のことが好きなのでした。両思いなことがわかって、ラブラブなカップルになった2人でした。
モジョを追っていたパワパフZは、サッカーの練習をしていた少年、伸一に出会います。おじいさんの形見のシューズをはいて試合で活躍したいのでコーチを頼まれたバターカップは、自分の昔のことを思い出して、特訓を引き受けることにしました。一方、ユートニウム博士はピーチの力が無くても自分で変身できるように変身ベルトを改造しました。試合の当日、特訓の成果でサッカーが上達したものの出番が無い伸一。そこへモジョロボがあらわれて暴れ始めます。一緒にいたかおるも変身して戦いますが捕まって大ピンチに。伸一は特訓のおかげで、モジョに立ち向かってブロッサムとバブルスが来るまでの時間を稼ぐことに成功します。それを見ていた監督は伸一を試合に出すことにしたのでした。 ミス・ベラムのことが忘れられないファジー・ラムキンスは、思い余って彼女を誘拐してしまいました。パワパフZが出動しますが、ファジーが恋していることを知り、手助けをすることにしました。気絶しているミス・ベラムに愛の歌を奏でても意味が無いとアドバイスしますが、ファジーは石をぶつけて彼女を起こそうとします。あわてて止める3人。なんとか目を覚ましたミス・ベラムでしたが、お腹をすかせていました。そこで森のランチを差し出すファジー。しかしそれはゲテモノ料理だったのでミス・ベラムはまた気絶してしまいました。アドバイスを逆恨みしたファジーは暴れだし、力ずくでミス・ベラムを縄張りにしようとしますが、パワパフZに遠くの雪山まで放り出されてしまうのでした。
自分のことを天才だとおもいこんでいる見習い美容師ミッシェルは、お客さんをとんでもなくセンスのわるいヘアスタイルにして、いつもおこられてばかりいます。ところがケミカルZの黒い光をあびてグレートミッシェルに変身、催眠術をつかってみんなをあやつり、超カリスマ美容師になることができました。街でモンスターの調査をしていたケンとピーチとユートニウム博士は、グレートミッシェルに関しては、しばらくようすを見ることにします。そこにモジョロボがあらわれましたが、パワパフZにすぐにやられてしまいました。TVのニュースでそれを見て、パワパフZがカリスマヒロインとよばれたことに対抗心をもやしたグレートミッシェルは、彼女たちにおそいかかります。 ハードジェルで武器をふうじられ、バターカップまであやつられますが、なんとかグレーとミッシェルをつかまえて、もとにもどすことができました。すると、みんなの催眠術がとけて、いままでカットしてきた人たちがおこっておしかけてきました。みんなにボコボコにされたミッシェルは、またモンスターに変身してしまいます。あやつられることをふせぐためにサングラスをかけたパワパフZにたいして、グレートミッシェルは巨大化しておそいかかります。街を切りきざんでいくモンスターに、パワパフZは苦戦しますが、ハードジェルをつかって、うごきをとめることをおもいつき、たおすことができました。ミッシェルはもとの見習いにもどってタダばたらきすることになったのでした。
白金姫子は、だれよりいちばん目立ちたいと、いつもおもっていました。授業中、おやじモンスターがあらわれたというれんらくが入り、3人はいつものようにいろんないいわけで授業をぬけだそうとします。姫子は、3人がじぶんより目立とうとしているのだと思いこんで、行く先についてまわりますが、まったくあいてにされないので、くやしさのあまりにモンスタープリンセスに変身してしまいました。学校にいん石をふらせば目立てるとかんがえたプリンセスは、宇宙人に地球クッキーをプレゼントして、いん石をふらせてもらいます。なんとかいん石をこわして、おやじモンスターのところにむかうパワパフZでしたが、じつはおやじモンスターはパワパフZのサインがほしいだけだったのでした。 ブロッサムは、ケンがたのしみにしていた特大ケーキを、学校にもっていってしまいました。たべようとしたときに、街にモジョロボがあらわて、ケーキ屋をおそいはじめました。ケーキをぬすんでいたモジョに、ブロッサムはじぶんのことはたなに上げて、はげしくこうげきします。モジョはまけたふりをして、ケーキの入った冷凍庫に3人をとじこめて、こおらせてしまいました。ブロッサムがかき氷にされてしまいそうになり、ケンとピーチはバターカップをおこらせて氷をわろうとおもいつきます。モジョはやっつけられ、ケーキもとりもどすことができました。市長は街のみんなにケーキをあげることにしました。しかしバチがあたって、ブロッサムの分のケーキはのこっていませんでした。
みやこは学校でモテモテなのですが、だれともおつきあいをしようとしませんでした。そのわけは、ちいさいころにすきになった、初恋の人がいたからなのです。その人は、6才のころ、公園であそんでいたみやこたちを、イジワルな男の子たちからたすけてくれた、タカアキという少年でした。タカアキはシャボン玉をふくのがうまくて、いろんなふきかたをみせてくれました。家にかえるときに、みやこはタカアキとまたあうことをやくそくしたのですが、それっきりあうことができませんでした。じつはタカアキはおもいびょうきにかかっていて、ずうっと病院でくらしていたのです。そして、ケミカルZのくろいひかりをあびていたのでした。 ずうっと自由になりたいとおもっていたタカアキは、ケミカルZのパワーでモンスターになってしまいました。病院からぬけだして街中をとびまわるモンスター。みやこたちはパワパフガールズZに変身してモンスターをつかまえようとしますが、すごいパワーとスピードのため、にげられてしまいました。おいかけていったパワパフZは、公園でモンスターがシャボン玉であそんでいるのをみつけます。こうげきするブロッサムとバターカップでしたが、バブルスはモンスターをかばいます。バブルスはシャボン玉のふきかたをみて、モンスターがタカアキだときづいたのでした。モンスターはにげてしまいましたが、つぎにあらわれたら、ぜったいにもとにもどしてあげると、みんなでちかいました。
アメーバボーイズがまたあらわれました。しかし、どんなわるいことをすればよいかがわからないので、パワパフZにあいてにしてもらえません。そこにモジョがあらわれて、わるいことをおしえる先生になってあげるといいました。じつはアメーバボーイズをりようしてパワパフZをさそいだし、やっつけるさくせんなのです。さくせんはうまくいってパワパフZは宇宙にとばされてしまいました。街では、むしあつい天気のせいでげんきなアメーバボーイズが合体して、モジョロボといっしょに大あばれしています。もどってきたパワパフZは、バブルスのシャボンをレンズにして、お日さまの光をあつめて、モジョロボをもやしてしまいました。こうして東京CITYの平和はまもられたのでした。 メイヤー市長のからだの色がなくなってしまいました。モンスターのせいにちがいないと、パワパフZがしらべているところにあらわれたのはカメラモンスターでした。ところがカメラモンスターは、まだつかえるのにすてられた白黒カメラが、ケミカルZのくろい光をあびて変身したすがただったのです。ものをたいせつにしない人がいるとはけしからんと、おこるメイヤー市長でしたが、じつはカメラをすてたのはメイヤー市長でした。おこったカメラモンスターは巨大化してあばれまわります。しかし大きなかがみで、こうげきをはねかえされて、たおされてしまいました。はんせいしたメイヤー市長は、元にもどった白黒カメラでみんなの記念写真をとることにしたのでした。
パワパフZの3人は、ユートニウム博士、ケン、ピーチとレストランで食事をたのしんでいました。そこに、見るからにあやしい5人がやってきました。モンスターのギャングリーンギャングです。ギャングリーンギャングはわざとサラダに虫をいれて、ただで食事をしようとしました。それを見たパワパフZは5人をこらしめることにします。カードをなげてこうげきするリーダーのエース、ちからもちのビッグ・ビリー、すばしっこいリトル・アートロ、マッサージであいてをうごけなくしてしまうスネーク、だれにでも変身できるグラバー、しかしパワパフZにはかないませんでした。ギャングリーンギャングは3人にはかなわないので、バターカップ1人だけをねらうことにしました。 バターカップは、サッカーの決勝戦で、メイヤー市長のかわりにトロフィーをわたすことになりました。そこをねらって、ギャングリーンギャングはいろんな作戦でバターカップをおそいます。しかし、どれもこれもタイミングがわるく、すべてうまくいかなかったので、とうとうグランドに乱入して、試合のじゃまをしてあばれまくり、バターカップをおびきだすことにしました。こんどはうまくいって、バターカップはつかまってしまいます。さらにスネークのマッサージでうごけなくしようとしたのですが、バターカップは体をきたえていたので、マッサージがききません。はんげきするバターカップのグラビトンドライブ5れんぱつで、ギャングリーンギャングはふっとばされてしまいました。
みやことももこは、有名デザイナーのシリノジャンコのファッションショーのモデルにスカウトされました。でも、かおるはいやがってひきうけません。すてきな服がきられることによろこぶ、みやことももこでしたが、そのためには変身ベルトをはずさなくてはいけませんでした。ところがファッションショーにはモジョがモデルにへんそうして、しのびこんでおり、カッコいい服をぬすもうとしていました。みやことももこは、モジョを見つけて変身しようとしますが、ベルトがないので、ほかのモデルといっしょにつかまってしまいました。そこへバターカップがかけつけて、みんなをたすけだします。変身したブロッサムとバブルスもいっしょに、力を合わせてモジョをやっつけたのでした。 50年間しょうゆラーメンひとすじにこだわってきたおやっさんは、食べる前から、やくみをたくさんいれて味をかえてしまうお客さんにかなしいおもいをしていました。するとそのラーメンがモンスター、ヌードラーとなってしまいました。ヌードラーは、おやっさんにおんがえしをするため、ラーメンの正しい食べかたをおしえようと、みんなに、むりやりラーメンを食べさせます。やめさせようとパワパフZがたちむかいますが、かないません。そこへおやっさんがあらわれてヌードラーをとめました。ラーメンはお客さんがよろこぶためにつくるもので、おしつけるものではないということに気づいたのです。そして、ヌードラーといっしょに、店をはじめからやりなおすことにしたのでした。
よなかにプリンセスがあらわれて、チアガールのようなかっこうでさわぎはじめたので、パワパフZが出動して、つかまえて研究所でもとの白金姫子のすがたにもどしました。つぎの日のよるも、プリンセスがあらわれて、もくばにのってまちをさわがせたので、パワパフZが出動して、つかまえて研究所でもとのすがたにもどしました。またつぎの日のよるも、プリンセスがあらわれて、バイオリンをひいてさわいだので、パワパフZが出動して、つかまえて研究所でもとのすがたにもどしました。何回も変身するのはおかしいので、そのきっかけをさがすために、姫子をしらべることにしました。学校では、とくにおかしなところはなかったので、3人は家にしのびこむことにしました。 姫子の家はおおきなやしきで3人はまよってしまいますが、ぐうぜんにビデオがいっぱいおいてあるへやをみつけました。そこには姫子のおねえさんの神子(みこ)のビデオばかりあって、姫子のものはすこししかありませんでした。じつは姫子はおねえさんよりも目立って、お父さんやお母さんにみとめてほしかったのです。そして3人は姫子がペットのネコのサファイアのなきごえでへんしんすることをつきとめました。ユートニウム博士とケンはサファイアに、なきごえをかえるくびわをはめますが、かえってプリンセスをパワーアップさせてしまうだけでした。プリンセスのきもちをしったパワパフZは、みんなでプリンセスをほめることにし、まんぞくしたプリンセスは、おとなしくなったのでした。
しんぶん部のジェシー・木戸は、パワパフZのきじをかいたしんぶんをくばっていますが、みんなにみてもらえません。パワパフZがモンスターとたたかって、まちをまもっているしゃしんがなく、どれもちいさくうつっているものばかりだからです。モジョは、そのしんぶんのしゃしんをみて、パワパフZをとおくからねらいうちしてたおすことを、おもいつきます。そのためにタワーのてんぼうだいでまちぶせることにしました。じけんをさがしにタワーにきていたジェシーは、モジョにつかまってしまいますが、ゆうきをだしてパワパフZがくるまでのじかんをかせぎます。そのおかげでパワパフZのかつやくするしゃしんはとれたのですが、こんどはちかすぎて、ちゃんとうつっていなかったのでした。 メイヤー市長と校長先生はふだんはなかのよい兄弟ですが、おやつのショートケーキとみつ豆のどちらがおいしいかを、けいたいでんわではなしているうちに、けんかになってしまいます。そのけいたいでんわのでんぱから、電波モンスターがあらわれました。電波モンスターは、まちじゅうのけいたいでんわをあやつって、おおあばれします。電波モンスターのスピードにパワパフZもおいつけません。パワパフZは、でんぱのとどかないちかてつに電波モンスターをさそいこんで、パワーをなくさせることにしました。うまく電波モンスターをつかまえることができましたが、電波モンスターがうまれたげんいんである兄弟げんかはおさまりません。これには電波モンスターもあきれはててしまいました。
ギャングリーンギャングのみんなは、やたいでパワパフZにやられたグチをこぼしていました。そこにモジョとファジーもやってきます。おたがい、パワパフZにかんたんにまけてしまったことをグチりあって、じぶんたちがすっかり、まけイヌになってしまったことにきがつき、7人でちからをあわせてパワパフZとたたかうことにしました。いっぽう、パワパフZはさいきんだらけていて、モンスターがでたというのに、しゅつどうをめんどうくさがって、やるきがありません。しかも、ちょっとしたことでけんかになってしまいます。チームワークをみだしたパワパフZは、モジョのさくせんにひっかかってしまい、ロケットにとじこめられて、つきまでとばされてしまいました。 さくせんがうまくいって、東京CITYでやりたいほうだいのモジョ、ファジー、ギャングリーンギャングでしたが、だれがリーダーなのかでもめていました。そのころ、うちゅうにとばされたパワパフZの3人は、はんせいしてなかなおりしていました。そして東京CITYのへいわをまもるために、こころをいれかえてたたかうことをちかいます。もどってきたパワパフZとたたかうモジョたちでしたが、だれがめいれいするのかでなかたがいしてしまい、けっきょく、まけてしまいました。ギャングリーンギャングとファジーは、モジョがリーダーということにしてせきにんをのがれようとしますが、そうはいきません。みんなまとめてパワパフZのひっさつわざで、つきまでとばされてしまいました。
モジョはもっときょうようをつけようと、ピアノきょうしつにおしいって、ピアノをひきはじめました。しかし、そのあまりのへたさに、ピアノがおこってモンスターになってしまいます。ピアノモンスターはおんぷばくだんをはっしゃして、まちであばれまわり、ピアノがうまいひとをみつけると、からだのなかにのみこんで、おおきくなっていきました。パワパフZがしゅつどうしますが、つかまっているひとたちがいるので、てがだせません。バブルスはピアノをじょうずにひいて、わざとなかにのみこまれます。そして、きれいなえんそうで、おんぷとともにみんなをだっしゅつさせました。ちいさくなったピアノモンスターはけんきゅうじょでもとにもどされ、ひきとられることになりました。 モンスターがあらわれるたびに3人はいいわけをかんがえて、しゅつどうしています。キーン先生は3人がじゅぎょうをぬけだすことがおおいので、べんきょうがおくれてはいけないとかんがえました。モジョがあらわれたので3人はじゅぎょうをぬけだそうとしますが、キーン先生は、ほけんしつにいかなくてもすむように、くすりやいろんなものをよういして、そとへださせてくれません。モジョロボが学校にせまります。キーン先生がモジョとはなしているすきにへんしんしてモジョをたおせましたが、これからぬけだせなくなるとこまるので、3人はキーン先生にじぶんたちがパワパフZだということをこくはくします。ところが3人はおかしくなったとおもわれて、ほけんしつにいくことができたのでした。
モジョはパワパフZに勝てるモンスターをつくりだすために、研究所にしのびこんでケミカルZを盗みだしました。そのとき、ももこがジュースを飲むのにつかったストロー、みやこがみみそうじにつかった綿棒、かおるがはいていたくつした、もいっしょにとっていきました。パワパフZのにおいがしたため、より強力なモンスターをつくるための材料にしようと考えたのです。それらとモジョのヒゲ、わきげ、すねげ、はなげ、をまぜてモンスターせいぞうマシーンにいれると、ブリック、ブーマー、ブッチ、3人の男の子、ラウディラフボーイズがたんじょうしたのでした。しかし、モジョのいうことをぜんぜんきかずに、外へとびだしていってしまいます。 町にでていったラウディラフボーイズは、いろんなところで、いろんなイタズラをくり広げました。出動したパワパフZですが、ツバとばしストロー、みみあか綿棒、においつきくつしたブーメランなど、汚い技わざをうけ、あげくにス追いかけますが、ラウディラフボーイズはモジョをけしかけて、モジョロボを発進させました。パワパフZとのたたかいで、町が壊されていきます。ラウディラフボーイズは、じぶんたちがしかけたとおりになったのをみておおよろこびです。パワパフZはそうこうげきでモジョロボをたおしますが、ラウディラフボーイズにはにげられてしまいました。
ピーチは河原で、おもちゃのアヒルのモンスターにであいます。でもふしぎなことに黒いオーラのにおいをかんじません。ピーチについて研究所まできてしまったので、プヨと名前をつけて、ともだちになり、いっしょにあそんでたのしい日々をすごしました。しかしプヨは入浴剤を食べてどんどんおおきくなっていき、超巨大化して東京CITYのビルにひっかかってうごけなくなってしまいます。パワパフZのかつやくでちいさくなることができ、もとのもちぬしがむかえにきたおかげで、黒い光がぬけて、プヨはおもちゃにもどってしまいました。自分がかわいがられていたことをおぼえていたので、わるいモンスターにならなかったのです。ピーチは、さびしいけれど、うれしくおもうのでした。 ももこはセロリが、みやこはピーマンが、かおるはニンジンがきらいです。ケンも八宝菜にはいっている野菜がたべられないので、よけていたら、それらがモンスターとなってあばれだしました。人間にきらわれているのなら自分たちも人間をきらってやるとかんがえたモンスターたちは、世界中のセロリ、ピーマン、ニンジンをつれて地球をでていってしまいます。このままではみんなの栄養バランスがくずれてしまうので、パワパフZがおいかけますが、苦手な野菜にたいして本気をだせません。しかし、ドレッシングをかければたべられることをおもいだして、ロケットでフレンチドレッシングをうちあげてもらい、たべることで苦手いしきをこくふくし、モンスターをたおすことができたのでした。
ケミカルZのパワーで氷山をこわした時にでた黒い光によって、モンスターは生みだされました。その中でも、ひときわ大きな黒い光が、石棺にふうじこめられていた最凶最悪のモンスターであるカレをめざめさせてしまったのです。カレは自分がふうじこめられている石棺をあけるためにミイラ男をつくりだしました。石棺をあけるためには白い光のパワーが必要です。ミイラ男は国際科学研究所に向かって、東京CITYをさまよいはじめました。次の日、バブルスとバターカップは、とてもおいしいタコヤキを買いに公園にいきますが、モジョにうばわれてしまいます。モジョをおいかけてやっつけますが、そのときにおとしたタコヤキが、ぐうぜんミイラ男の口にはいってしまいました。 ミイラ男は、タコヤキ屋をおそいはじめました。そのことをメイヤー市長からきいたパワパフZは、それをモジョのしわざだとかんちがいして、公園でタコヤキをたべていたモジョをやっつけてしまいます。そこにミイラ男があらわれました。白い光をかんじたミイラ男はモジョをあっさりとたおして、パワパフZをおそい、パワーをすいとってしまいます。ピーチのはげましの声でパワーをとりもどしたパワパフZは、トリプルサイエンスアタックでミイラ男をたおしますが、白い光のパワーはカレの手にはいってしまいました。ふっかつしたカレは、黒いコナをまきちらして、わるいことをたくらみます。しかし、寒かったのであたたかくなるまで、しばらくねていることにしたのでした。
落語家がアイスクリーム屋の娘に恋をしたのですが、娘のお父さんにつきあうことをゆるしてもらえません。人にわらわれる落語のような古典芸能はダメで、人を感動させる歌舞伎ならよいというのです。落語家は、カレがまきちらした黒いコナのパワーで、歌舞伎モンスターになってしまいます。歌舞伎ビームでみんなに感動の涙をながさせ、東京CITYは洪水になってしまいました。パワパフZが出動しますが、歌舞伎ビームをよけきれません。歌舞伎モンスターの気をそらすため、落語家のかっこうをして落語をきかせます。作戦はうまくいって、歌舞伎モンスターをたおすことができました。元にもどった落語家はおぼれている娘をたすけ、お父さんにつきあうことをみとめてもらったのでした。 カブトムシをたたかわせるインセクターバトルの大会で勝つためには、ケンとカブトムシのコウヘイの心がひとつにならないといけないと、かおるはケンに特訓をします。前回優勝のロッドは、勝つことにこだわってルールいはんも気にしなくなっていました。そしてカレの黒いコナがコーカサスをモンスターにしてしまいますが、強さがすべてだというロッドは気にしません。決勝戦でコーカサスと戦ったコウヘイは、ケンとの友情の必殺技で勝利します。コーカサスは巨大化してあばれだし、ロッドまでおそおうとしますが、パワパフZによって、たおされました。コウヘイがケンをまもる姿をみて、ロッドはカブトムシは勝つための道具ではなく、友達だということを思い出すことができたのでした。
ももこたちは多すぎる宿題でくるしんでいました。ケンは大学院を卒業して博士号までもっているので、学校にいく必要はありません。そのかわり友達はいませんでした。学校とは勉強するだけのところではなく、友達をつくって、たのしくあそんだり、はげましあったり、ぶつかりあったりして、ともに成長しあうところだという3人のはなしをきいたケンは、友達をつくるために小学校へはいりなおすことにしました。ケンのはいったクラスには、ももこの妹の赤堤くりこがいました。そして丈というクラスメイトが、なにかとつかかったり、ちょっかいをかけてきます。そのころ、モジョは知性と教養をつけて世界を征服しようと、ケンのかよう私立東京CITY学園にしのびこもうとしていたのでした。 サッカーの試合ではりあうケンと丈、丈ががんばるほど、ケンはがんばりたくなるのでした。そこへモジョがあらわれます。モジョは、みんなにバカにされていかり、モジョロボをよびだしました。あばれるモジョロボにふみつぶされそうになったケンを丈がたすけ、友情がめばえます。ケンと丈とくりこは協力して、なぞなぞでモジョと勝負することにしました。変身して出動しようとするパワパフZでしたが、くりこに正体をしられてしまうかもしれないので、たすけにいけません。しかし、ケンたちはなぞなぞ勝負に勝ち、こたえられなかったモジョは自爆してしまいます。次の日、学校へいかなかったケンでしたが、かわりに友達が研究所まであそびにきてくれるようになったのでした。
カレがはなった黒いコナのせいで、みやこのつかっていたペンと消しゴムがモンスターになってしまいました。ペンのモンスターのペンナはイタズラ好きで、消しゴムのモンスターのゴンマをつれて東京CITY中をラクガキしてまわります。それを追いかけるみやこ。しかし、ペンナのラクガキを消すゴンマにペンナはおこり、ケンカしてしまいます。ペンナとゴンマを仲直りさせようと、みやこはいろいろ世話をやくのでした。やっと仲直りできたペンナとゴンマに、ほっとするみやこでしたが、ペンナとゴンマはいつのまにか元の文房具にもどってしまっていました。研究所でももことかおるがケンカしているのを見て、みやこはケンカするほど仲がよいと、ほほえましくおもいかえすのでした。 クリスマス前でうかれている東京CITYのかたすみで、一本だけさみしく咲いているクリスマスローズがありました。カレのはなった黒いコナで、クリスマスローズはモンスターとなり、さみしさをなくすために仲間をふやそうと、たくさんの種をはなって東京CITY中を花だらけにしてしまいます。クリスマスローズモンスターとたたかうために出動するパワパフZでしたが、ももこは鼻とベルトに花が咲いてしまい変身できないので、魔竜戦士マカイダーのマスクをかぶってやってきました。モンスターはてごわく、パワパフZもピンチになります。そこにとおりがかった、きんとき堂の桜子がモンスターのさみしい心を理解したおかげで、モンスターは元のクリスマスローズにもどるのでした。
東京CITYはクリスマスでにぎわっています。たのしそうな家族連れをみて、買出し中のケンはさみしそうでした。研究所ではユートニウム博士と、ももこたちがクリスマスパーティのかざりつけをしていますが、ケンはサンタなんていないから手伝わないといいます。実は、ケンは3年前からクリスマスプレゼントをもらっていなかったのでした。家にかえって、それぞれクリスマスの用意をするももこたちでしたが、ケンのことが気になってしまいます。それで、変身して研究所へ行き、ケンにサンタさんへの手紙を書かせたのでした。そのころモジョは世界征服の資金をためるためのアルバイトをしていましたが、しあわせそうな親子連れを見て、クリスマスをぶっつぶしてやろうと考えます。 ケンのママは宇宙飛行士として宇宙ステーションではたらいており、ずっと地球にいません。しかも衛星通信の調子がわるくて、顔もみえず、声もとぎれとぎれでしか、きくことができませんでした。今年もかえれないという通信に、ケンはやっぱりサンタさんはいないと、がっくりします。ケンはサンタさんへの手紙に、ママと会いたいとかいていたのでした。その夜、モジョはプレゼントを横取りしようと、サンタさんをつかまえます。しかしパワパフZの活躍によってサンタさんはたすけだされ、子供たちにプレゼントをくばることができました。そしてケンを宇宙につれていき、ママとあわせてあげます。サンタを信じることができたケンは、みんなでクリスマスパーティをたのしんだのでした。
回転寿司屋に寿司モンスターがあらわれ、どのネタが一番なのかをめぐって争いをはじめました。食べてもらおうとして人々にせまり、東京CITYはパニックになってしまいます。パワパフZは寿司モンスターたちをたおそうとしますが、数がおおくてきりがありません。ケンは寿司製造機にカレの黒い粉がとりついて、モンスターがつくりだされていることに気付きます。バターカップは寿司製造機を宇宙にほうりだして、これ以上モンスターがふえないようにしました。ブロッサムは、しょうゆをつかって寿司モンスターをおびきだすことを思いつきます。公園の噴水にケミカル素粒子光線をあびせたしょうゆをみたして、あつまってきた寿司モンスターたちを、元のお寿司にもどすことができたのでした。 パワパフZは東京CITYでさわぎをおこしていたプリンセスをつかまえます。研究所につれていき、ケミカル素粒子光線で白金姫子にもどして家にかえすついでに、博士たちとディナーをたべることにしました。留守番することになったピーチの前に、姫子のペットの猫のサファイアがあらわれます。プリンセスのカーリーヘアの中にはいったままつれてこられていたのでした。性格がわるい猫だときかされていたピーチは、はじめは警戒していたのですが、いっしょにあそんでいるうちにサファイアに恋してしまいます。幸せな時間をすごすピーチ。しかし実はサファイアにからかわれていたのです。おちこんだピーチでしたが、近所の犬たちが遊びにきてくれたことによって、たちなおるのでした。
東京CITYでは黄金のパワパフZ像が寄付されるという話でもりあがっているのをおもしろく思わない白金姫子は、きんとき堂に特製イチゴ大福姫子スペシャルを注文してうさをはらすことにしました。一方、アメーバボーイズがあらわれたとの知らせに出動したパワパフZは、レディをふっとばしてしまいます。レディは姫子の部屋にとんできてサファイアにぶつかり、鳴き声で姫子はプリンセスに変身してしまいます。そこへ桜子がイチゴ大福をとどけにきますが、プリンセスに口紅でイタズラされてセデューサに変身してしまいます。戦いになる3人のモンスターでしたが、もとはといえばパワパフZがわるいということで、意見があい、協力して黄金のパワパフZ像をぬすみだすことにしたのでした。 除幕式がおこなわれる中央公園に、三方向からロボットがせめてきたので、パワパフZは手分けしてむかえうちます。ロボットをたおして黄金のパワパフZ像をまもれたと思われたのですが、実はそのすきにレディースモンスターズの像にすりかえられていたのです。レディースモンスターズは、みんなの人気をえようと、空から迷惑なプレゼントをまいた後、野球場でゲリラライブをおこなおうとしました。そこへパワパフZがかけつけます。巨大化したレディにプリンセスとセデューサが合体、ヌルヌルした体のために攻撃がすべってしまい、苦戦するパワパフZでしたが、すべり止めのロージンバッグをつかうことによって、たおすことができ、黄金のパワパフZ像をとりもどすことができたのでした。
赤堤ももこは甘いものが大好きです。街中のお菓子をとりよせて、たべまくっていたら、虫歯になってしまいました。歯医者へいくと、おなじようにお菓子をたべすぎて虫歯になってしまったモジョが、変装してきていました。おなじ理由で歯医者にきたということで意気投合した2人は、治療のいたみにたえるために協力することにします。ところがモジョは、いたみにたえきれずにあばれたため、歯がボロボロになってしまいました。お菓子がたべられなくなったモジョは、さかうらみで街中のお菓子屋をこわしはじめます。ももこはブロッサムに変身して、モジョをやっつけます。無事に虫歯をなおして、またお菓子をたべはじめたももこでしたが、今度はおなかをこわしてしまうのでした。 会社員の寅坊竜太は休日出勤で、唯一の楽しみであるディスコへおどりにいくことができずに、ストレスがたまっていました。そこにカレの黒い粉がしのびよります。パワパフZは、東京CITY主催のダンスイベントのゲストとして、ディスコでおどることになりました。上司につれられてディスコにきた寅坊竜太は、モンスターフィーバーマンに変身してしまいます。フィーバーマンの怪光線をあびた人は、アフロヘアーになって強制的にダンスをおどらされてしまうのです。上司も、メイヤー市長も、ミスベラムも、ユートニウム博士も、パワパフZも、怪光線をあびてあやつられてしまいました。しかしケンのおかげで、フィーバーマンのすきをつくことができ、たおすことができたのでした。
石棺からひさしぶりにめざめたカレは、東京CITYを見て、自分が知っているものとすっかりかわってしまっていることにおどろきます。白い光の気配を感じたので、以前まきちらした黒い粉をよびあつめてききだすことにしました。そのころユートニウム博士は、あたらしいタイプのモンスターのなぞをさぐるべく、黒い粉をしらべていました。黒い粉がカレのよびかけでうごきだしたので、パワパフZがおいかけますが見失ってしまい、近くの博物館でやっている世界美術展をみていくことにしました。カレは黒い粉から白い光から生まれたパワパフZのことを知ります。昔、白い光によって封印された復讐をするために、絵画から羊飼幽霊をよびだして、パワパフZをおそわせることにしたのでした。 / 国際科学研究所のもとになった大江戸蘭学所をつくった平賀ケン内は、大江戸にあらわれたモンスターをたおすためにケンナイニウムへをつくりだして三人の女の子にあたえ、大江戸チャキチャキ娘をうみだしました。つかまったカレの黒い光をケンナイニウムへをぬりこめた箱に封印して海にすて、肉体は石棺にいれて上野神社の地下に封印したのでした。ユートニウム博士が上野神社にいってみると、神社は昔に焼けて、博物館ができていました。パワパフZは羊飼幽霊をたおしますが、そこに白い光をかんじたカレがあらわれます。ものすごい黒いオーラの力にパワパフZは圧倒されますが、寒さによわいカレは、あたたかくなるまで勝負はおあずけにしてひきあげ、パワパフZはたすかったのでした。
フンコロガシのフン太は黒い光をあびてから、フンをころがすことをやめ、旅にでます。冬、たべものがなくなってさまよっていたフン太は、国際科学研究所にまよいこみ、つかまって東京CITY昆虫園にいれられることになりました。そこでメスのフンコロガシのコロ子にであいます。コロ子とともに昆虫園をぬけだしたフン太は、プロポーズするために大きなフンのかたまりをつくろうとして、街をこわしていきます。パワパフZが出動しますが、とめられません。しかし、寒さによってコロ子がこごえてしにそうになってしまったのをみたフン太は、泣きながらふつうのフンコロガシにもどろうと決意します。涙とともに黒いオーラがぬけ、フン太とコロ子はなかよく昆虫園でくらすことになったのでした。 / 失恋して、きんとき堂でヤケ食いしようとしたももこでしたが、桜子のようすが変です。和菓子の味もいつもとちがいます。桜子は荘一郎が最近、店にこないので、きらわれたのではないかとなやんでいたのでした。それをみたケンは、恋愛には駆け引きが必要だとアドバイスします。なやんだ桜子は、荘一郎がプレゼントしてくれた口紅をひき、セデューサに変身してしまいます。セデューサは荘一郎の気をひこうと、あの手この手でせまりますが、全然あいてにされません。おもいあまって荘一郎におそいかかりますが、パワパフZにやられてしまいます。実は荘一郎は、桜子のために和菓子の材料をさがしまわっていて、店にこられなかったということがわかって、安心する桜子だったのでした。
恋多き乙女、赤堤ももこは、今日も先輩や生徒会長、バスケ部のキャプテンのイケメンにときめいていましたが、おなじクラスにはいい男がいないことをなげいていました。特に坂本は、クラスの女の子みんなにイタズラをしかけては、そのお馬鹿笑いで気持ち悪がられており、豪徳寺みやこ、松原かおるはおろか、白金姫子までも被害にあっていました。しかし、ももこだけは坂本の被害にあっていませんでした。自分だけイジワルの被害にあっていないももこは、きらわれているとおもい、自分にもイジワルをしろと坂本にせまります。ところが、坂本は実はももこが好きだからイジワルをしないと告白したのでした。ももこは坂本を意識してしまい、たたかいに集中できなくなってしまいます。 / ももこが坂本に恋をしているとしって、みやことかおるはとまどいます。ももこは坂本に積極的にアプローチして、デートしている自分たちのすがたをもうそうしていました。いっしょにかえろうとしたところに、モジョがあばれているので出動の指令がきます。ももこの気持ちがはっきりわかったので、昨日までの自分とはちがう、いつまでもまっているという坂本の言葉をしんじて、ももこは出動しました。モジョをおいかえして、たかかいをおわらせて校門にもどったももこに、坂本は、好きなキミだけにイジワルできない自分から、好きなキミにだけイジワルしたい自分になったと告白します。ももこはイジワルをされて、やっぱりクラスの男子はどうしようもないと、おもいしるのでした。
喫茶店のスパゲッティナポリタンに、カレの黒い粉がとりつき、モンスターナポレターノになってしまいました。ナポレターノは自分がイタリア料理でなかったことになやみ、他のイタリア料理にやつあたりします。そして自分がリーダーであることを誰もみとめてくれないことに怒って家出したももこに出会いました。自分の居場所はここにはない、どこか別のところへいくというナポレターノに、ももこは共感して、自分もついていくことにします。モンスターをおってきたバブルスやバターカップから逃げ出して、2人は船にのろうとしました。しかしナポレターノは、心配したりケンカできる友達がいるのだから、ももこの居場所はここだと言って、1人で旅立っていくことにしたのでした。 / モジョは、自分にやさしくしてくれたキーン先生をデートにさそおうと、おしゃれして学校の前に車でのりつけます。キーン先生がモジョの車にのっていくところを見たももこたちは、キーン先生がモジョにさらわれたとかんちがいして、変身して後をおいます。モジョは映画や海辺、高級レストランで、キーン先生といい雰囲気になろうと必死でした。その様子をみた人たちに話をきいて、パワパフZはますますキーン先生がひどい目にあっていると誤解します。最後に東京 CITYの夜景を見せながらラブレターをわたすモジョでしたが、キーン先生に字が書けるなんてすごいとほめられ、自分があくまでお猿さんと思われて、恋愛の相手にされていないことを知り、がっくりするのでした。
赤堤ももこと松原かおるは、豪徳寺みやこの家におよばれされました。みやこの家は和風の大きなお屋敷です。みやこは、ももことかおるに大掃除のお手伝いをたのみました。みやこのおばあちゃんに、家にも感情があるので、やさしくていねいにと教えられたももことかおるは、それでは時間がたりなくなってしまうので、変身して掃除をすることにします。しかし2階の奥の部屋に気が付かなかったので、そこは掃除しませんでした。豪華な夕食を食べ、いっしょにお風呂にはいり、みやこの部屋であそんだり、楽しい時間をすごしたあと、3人はそろって1階の大広間で寝ることになりました。しかし、ももことかおるは、お化けが出そうな雰囲気に、こわくてなかなか寝付けないのでした。 / あやしい音にビクビクして、ねむれないももことかおるを、とうとうホウキやバケツ、ハタキがおそってきました。3人は逃げ出して2階に上がりますが、奥の部屋にとじこめられてしまいます。窓から脱出した3人は、家の2階がモンスターになっているのを発見します。パワパフZに変身して戦いますが、掃除用具においかけられ、苦戦します。ブロッサムはモンスターがせきこんでいるのを見て、奥の部屋を掃除していなかったことに気が付きました。家にも感情があるというおばあちゃんの教えを思い出して、ブロッサムはバターカップとバブルスに、奥の部屋を掃除しようとよびかけます。奥の部屋がきれいになるにつれて、モンスターはおとなしくなり、無事に元の家に戻ったのでした。
公園で撮影しているモデルたちに、雑草とバカにされてモンスター化した雑草モンスターは、自分たちにも名前があるので、ちゃんとよんでほしいとうったえます。雑草モンスターの気持ちがわかったパワパフZは、モデルたちに名前をよんであげてほしいとたのみますが、モデルたちは自分たちが名前を知らなくてよばないからではなく、美しいからおそわれたと思いこんでいました。おそわれることこそ美しさの証明だといって、雑草モンスターに自分たちをおそって、とせまります。それをきいた街の女性たちも、おそってもらおうと雑草モンスターをおいかけます。保護されて、研究所でもとにもどしてもらった雑草たちを、ももこたちは名前をよんであげながら公園にうえてあげたのでした。 / カレはバカンスをたのしみながら時代劇をみていました。5代将軍徳川綱吉の「生類憐みの令」にヒントをえて、綱吉の霊をよびだしてメイヤー市長にのりうつらせ「モンスター憐れみの令」をださせます。東京CITYはモンスターの楽園となり、今までどこにかくれていたのかというくらいのたくさんのモンスターがあらわれ、好き放題にあばれはじめました。モンスターに抵抗する人は逮捕されてしまい、パワパフZもつかまりそうになります。ユートニウム博士は、市長に綱吉の霊がとりついていることを推理し、サイエンス除霊ショックとパワパフZの活躍で、綱吉の霊をおいはらうことができました。元に戻った市長が「モンスター憐れみの令」を撤回したため、モンスターは逃げていったのでした。
南の島でバカンスをたのしんでいたカレは、大江戸チャキチャキ娘にやられた時のことをおもいだして不愉快でした。そこに東京CITYにのこしてきた黒い粉から、パワパフZの正体についての情報がもたらされます。3人の様子をみたカレは、パワパフZをたおすため、豪徳寺みやこの大事にしているタコのぬいぐるみ、オクティに黒い粉をのりうつらせました。オクティは、みやことともに学校へいき、赤堤ももこの体操服にいたずらして恥をかかせ、みやこがやったようにみせかけます。また、ももことみやこのお弁当をたべてしまい、松原かおるに疑いがむくようにしむけ、3人を仲たがいさせてしまいました。そこに、カレにそそのかされたモジョがあらわれ、パワパフZは出動します。 / 出動したパワパフZでしたが、チームワークがとれず、モジョロボにやられてしまいます。間一髪でユートニウム博士がたすけだしますが、モジョはパワパフZをたおしたとおもいこみ、メイヤー市長をおそって、自分が市長になり、国際科学研究所を閉鎖してしまいました。オクティは正体をあらわし、パワパフZをたおして用済みになったモジョを、お払い箱にして、巨大化してあばれだします。今までのことが、カレのあやつるオクティのせいだとわかって戦おうとしますが、バブルスはオクティを攻撃できずにつかまってしまいます。元のかわいいぬいぐるみにもどってほしいという、バブルスの願いの涙で、黒い粉はオクティから分離し、カレのたくらみは失敗。3人は仲直りしたのでした。
少女漫画家を目指す手津数ムサオは、アシスタント先や原稿を持ち込んだ出版社でバカにされ、くやしい思いをスケッチブックにラクガキして、はらしていました。そこにカレの黒い粉があらわれ、スケッチブックに描いたものを現実化させる力を与えます。東京CITYに怪獣があらわれ、パワパフZが出動しますが、いつもとはちがう迫力におどろきます。ムサオはパワパフZをモデルにした迫力いっぱいの怪力発泡少女隊Zを出現させますが、キャラ設定の隙をつかれて、やられてしまいます。スケッチブックに気がついたパワパフZは事件を解決することができました。そしてムサオは、スケッチブックを見たブロッサムに少年漫画の方が向いているとアドバイスされ、人気漫画家になったのでした。 / 期末試験をちゃんとうけないと落第してしまうと校長にいわれた、ももこ、みやこ、かおるは、試験中はパワパフZに変身しないことを約束しました。その間は、ユートニウム博士とケンとピーチが東京CITYの平和を守るとはりきっています。モジョがあばれているとの連絡をうけたユートニウム博士は、こんなこともあろうかと準備していた強化服を着て、ユートニムZとして、合流したファジーとアメーバボーイズを相手に戦い、偶然ながら勝利をおさめます。研究所をおそってきたギャングリーンギャングは、ケンがピーチと協力してやっつけることができました。もどってきたももこたちに、ユートニウム博士、ケン、ピーチは、パワパフボーイズZとして東京CITYを守るとノリノリで話すのでした。
白金姫子の取り巻き、中目黒華代と碑文谷文佳は、今日も姫子のとんでもないファッションをほめちぎっています。屋上での優雅で豪勢なセレブランチを楽しむ姫子、華代と文佳もいっしょに食べさせてもらっていましたが、パワパフZを見て、姫子をほうってはしゃいでしまいました。姫子は自分がほうっておかれたことに腹をたて、2人を取り巻きにすることをやめてしまいます。自分たちのせいで姫子たちがうまくいかなくなったと心配するみやこは、3人を仲直りさせようとしますが、姫子はかわりの取り巻きとして、ももこたちを有名人がくるセレブなパーティにさそいます。パーティにいきたいと願う華代と文佳は、カレの黒い粉によって、モンスタートリマキーズになってしまいました。 / 姫子といっしょにパーティにきたももこたち3人でしたが、黒いオーラの反応があるとの連絡をうけ、パワパフZに変身します。市長をおだててパーティにつれてきてもらったトリマキーズは、強い者の取り巻きになるべく、パワパフZをおだてはじめました。自分が注目されないことに腹をたてた姫子はプリンセスに変身してしまいます。最終的にプリンセスの取り巻きになることにしたトリマキーズの応援でパワーアップしたプリンセスは、パワパフZをおいつめます。しかし、応援するだけで手伝わないトリマキーズに文句をいっているすきをつかれて、やられてしましました。3人は研究所でもとにもどされます。結局、姫子と華代と文佳は仲直りし、取り巻きにもどることになったのでした。
ももこたちと遊園地へあそびにいったケンは、背がひくかったのでジェットコースターにのることができませんでした。その晩、ママからおしえてもらったおまじないを思い出し、流れ星に「大きくなれますように」とお願いしました。ところがその流れ星は黒い粉だったのです。モンスター化して巨大になってしまったケンは、おなかがすいて東京CITYをさまよい、街はパニックになります。ケミカル素粒子光線銃でも元にもどせません。パワパフZは、ケンのママを宇宙船にのせて流れ星になってもらい、それにお願いさせることで、黒い粉の力をなくすことができました。そして元にもどったケンを、ジェットコースターにのれなかったかわりに、いっしょに空を飛んでたのしませてあげたのでした。 / 月まで競争して、いきおいあまって月を真っ二つに割ってしまったパワパフZは、飛行することを禁止されてしまいました。それを知ったモジョは、ギャングリーンギャングを千葉CITYに、アメーバボーイズを名古屋CITYに、ファジーを北海道CITYに向かわせます。パワパフZが出動しますが、飛ぶことができないので、電車や船で移動するしかなく、ふりまわされてしまいます。そのすきにモジョは東京CITYをおそいました。やっともどってきたパワパフZですが、空中にいるモジョロボを攻撃することができません。しかし市民たちの声援で飛行禁止は解除され、モジョをやっつけることができました。そしてパワパフZは、ユートニウム博士の発明した接着剤で、月を元にもどしにいくのでした。
メイヤー市長の依頼でテレビドラマに出演することになったパワパフZは、テレビ局へむかいます。そこには、クイズ番組にでて自分の知識と教養をアピールしようとするモジョの姿がありました。しかし、モジョは1問目でミスして、失格してしまいます。罰ゲームでフラフラになったモジョは、階段からおちて倉庫にころがりこんだはずみに、子供番組のマスコットキャラクター、ウッキーのきぐるみにはいってしまいます。ウッキーになりきって子供たちとあそぶモジョでしたが、イタズラ好きな子供にふりまわされて、自分がモジョであることをおもいだし、モジョロボであばれだします。パワパフZが出動したものの、イタズラっ子の活躍によって、ほとんど出る幕がなかったのでした。 / パワパフZが出演したテレビドラマは、実は白金グループの提供で、白金姫子が主役なのでした。メイヤー市長と校長が扮する老夫婦がひろった大きなメロンからうまれた姫子は、本当の親をさがすために旅にでます。パワパフZは、その途中で家来になる役でした。村人役のキーン先生や保健の先生の話をきいて、一行は王子様のいる城に向かいます。アメーバボーイズやファジーも出演していました。城には王子役のヒロをおしのけて、モジョがまっていましたが、あっけなくやられてしまいます。王子と結婚した姫子は城を売り払ったお金でブランドを立ち上げ、世界一ゴージャスでセレブになりました。これは白金姫子のパパ、白金義雄が、姫子の誕生日プレゼントとして作った番組だったのでした。
白金姫子が目をさますと、屋敷中が大さわぎになっていました。イギリスに留学していた姉の神子が一時帰国するというのです。姫子にパワパフZの人気ぶりをきいた神子は、パワパフZをぎゃふんといわせる方法を考えました。モジョと手を組んで、パワパフZと戦わせ、その能力を分析したデータを白金科学研究所で開発したスーツに組み込みます。スーツを着用した神子はシロガネーZと名乗り、パワパフZに勝負をいどみました。スーツの性能におされるパワパフZでしたが、神子はとどめをささずにさっていきます。実はシロガネーZの戦いは編集されて白金グループのイメージCMとしてつかわれていたのでした。モジョやパワパフZを利用して目立つ姉を、姫子はほこらしく思うのでした。 / 下校時に、豪徳寺みやこは妹がいたら、赤堤ももこは兄がいたら、松原かおるは一人っ子だったらと、話がはずみます。そこに出動要請がきて、ファジーと戦うパワパフZでしたが、ふっとばされて強く頭をうってしまい、みやこはももこに、ももこはかおるに、かおるはみやこに、心と体が入れ替わってしまいます。こまってしまう3人でしたが、お互いになりたかった家族構成になったことに気付き、この状況を楽しむことにしました。しばらくは理想の環境と思ったのですが、いろいろと苦労がわかってきます。一晩明けて、やっぱり元にもどりたいと思った3人は、再びファジーにふっとばされますが、今度は、みやこがかおるに、かおるがももこに、ももこがみやこに、入れ替わってしまったのでした。
パワパフZは、東京CITYのマナー向上キャンペーンのキャンペーンガールとして、CMにでていました。メイヤー市長といっしょにイベントにでることになったのですが、服がよごれていたので、ユートニウム博士に服をあらってもらうことにしす。博士はパワパフZのパワーの秘密を研究するために、いろいろしらべます。あらいおわって、ほされている服を見つけたラウディラフボーイズは、服をぬすんで自分たちできてしまいます。それをみつけたパワパフZでしたが、服のせいで攻撃がきかず、武器までうばわれてしまいました。パワパフZは、博士がいざという時のために開発しておいたスペアのコスチューム、スーパーグレートアメージング忍者服をきて、出動することになったのでした。 / ラウディラフボーイズはパワパフZとして、市長といっしょにイベントにでることになりました。そこへパワパフZがあらわれて、自分たちのほうが本物だとアピールしますが、服がちがうので、観客は全然しんじてくれません。さんざん下品なことをして、ラウディラフボーイズはパワパフZの評判をさげようとします。にげるラウディラフボーイズをおうパワパフZでしたが、空中戦でもかなわず、忍者服のすべての武器を使っても通用しません。しかし、服がにあっているといわれたラウディラフボーイズは、女の子みたいだといわれるのがイヤで服をぬいでしまい、パワパフZにやっつけられてしまいました。服をとりもどしたパワパフZでしたが、イベントはTVで放映されてしまっていたのでした。
自称天才美容師ミッシェルのことを知ったカレは、自分の計画に利用しようとかんがえました。みやこたちは、研究室がちらかって誰もいなくなっているのを発見します。そこにカレから通信がはいり、同時にモニターにユートニウム博士とケンとピーチがうつしだされました。カレは時間内に3つのものを用意しろと命令します。パワパフZはラッコとの貝割り競争で北極のダイヤモンドを、ウサギとのかけっこで月の真珠を、ミノタウロスとのたたかいで地底のサンゴを手にいれ、カレにわたします。しかし博士たちはミッシェルにタダでカットモデルをしてもらいに行っていただけで、カレに誘拐されたわけではなかったのです。パワパフZは、カレのおやつの入手にまんまと利用されていたのでした。 / みやことかおるがラブレターをもらっているのをみて、うらやましがるももこでしたが、姫子に自分一人だけモテないと指摘されてくやしくなり、実はモテまくりだとウソをつきます。更にウソをかさねて、彼氏をみんなに紹介しなくてはならなくなってしまいました。とうとう、彼氏は宇宙人で先方の両親に交際に反対されてつれていかれたという、とんでもないウソをつきますが、偶然にも宇宙人が地球にきており、みんなはそれをももこの彼氏だとおもいこんで、抗議運動をおこします。世界中でももこの恋を支援する運動がひろがり大騒ぎになってしまいました。ももこは正直にいえばゆるしてもらえると、すべてウソだったと告白しますが、今更おそく、おこったみんなに追いかけまわされるのでした。
松原かおるの父は覆面レスラーのマスク・ド・トキオで、いつもマスクをはずしません。ですので、かおるは父親の素顔をわすれてしまっていました。かおるは登校中に出会った、筋肉のたくましい先輩、成島ナルオに一目ぼれしてしまいます。ももことみやこは、かおるの恋をみのらせようと、いろいろ手伝います。成島の好きなタイプは、おしとやかな大和なでしこだったので、かわいい洋服を着せて、言葉づかいをあらためさせ、かわいい女の子に変身させます。そのかいあって、かおるは成島といっしょにジャイアントパンダマスクの試合を見にいくことになりました。しかしその試合は、父親と覆面をかけたコントラマッチだったのです。それをしったカレは、このことを利用しようと考えるのでした。 / 試合の日、いつもと様子がちがう父親を不思議におもうかおるに、母親は試合に負けたら引退するつもりなのだと話します。父親のマスクは、メキシコに修行にいった時の恩人の思いがこめられた、男のプライドそのものなのでした。話をきいたかおるは、ますます父親が好きになります。カレはジャイアントパンダマスクに黒い粉をのりうつらせます。凶暴になって反則攻撃をするジャイアントパンダマスクに、ガマンできなくなって父親を応援するかおる。黒いオーラに気付いて出動するブロッサムとバブルス。しかし、モンスター化したジャイアントパンダマスクに、マスク・ド・トキオはみごと勝利します。かおるは、男は筋肉よりもプライドと熱いハートだといって成島と付き合うのをやめるのでした。
いきなり空からカエルのモンスターがふってきて、女の人たちにキスをせがみまくりました。パワパフZが出動して研究所につれてきますが、ケミカル素粒子光線をあびせても、もとにもどりません。カエルモンスターは、自分はカエル王子で、愛する人のキスによってもとの姿にもどれるのだと歌いだします。それをきいたブロッサムは、昔よんだ絵本におなじような話があったことをおもいだし、王女様になれるとおもいこんで、カエル王子とファーストキスをしました。しかしカエル王子はもとの姿にもどりません。そこにあらわれたメスのカエルとキスしたカエル王子は、もとのカエルの姿にもどります。王子の話はカエルの思い込みだったのです。ももこは歯をみがいてうがいをしまくるのでした。 / 荘一郎に会うために大学をおとずれた桜子でしたが、場違いな自分にゆううつになります。たまたまきいてしまった城崎先生と荘一郎の会話を誤解して、自分もさっそうとした知的美人になれたらとおもい、口紅をつかってセデューサに変身してしまいました。それを目撃した荘一郎は、桜子がモンスターだったことにショックをうけ、逃げ出します。城崎先生に変身して、荘一郎をさがしてあばれまわるセデューサ。パワパフZが出動しますが、荘一郎はセデューサをかばい、桜子がモンスターでもかまわないと断言します。世界一の小豆を開発したらプロポーズすると告白する荘一郎に、愛を確信する桜子でしたが、かわいい女の子を見ると、やっぱり嫉妬心がおきて、つい口紅に手がのびてしまうのでした。
カレが東京CITYにもどってきました。パワパフZをやっつけるために、黒い粉に命じて変身前の3人をおそわせます。下校途中でイケメンをみつけたももこをねらって、信号機を操作して交通事故をおこしたり、警察にしらせにいったかおるをねらって、マンホールのふたをはずして落とそうとしたり、みやこをねらって、工事現場のクレーンをあやつって鉄骨の下敷きにしようとしたりしますが、ことごとく失敗してしまいました。しかしカレは、次は精神的なダメージを与えようと、オクティのぬいぐるみにのりうつってみやこの服を汚したり、父親のマスクにのりうつってかおるにスカートをはかせたりしますが、ユートニウム博士の開発した携帯用ケミカル素粒子照射器で、黒い粉をうちやぶります。 / カレは研究所をおそってケミカルZをうばっていきました。出動したパワパフZは、カレをおって八本木ヒルズにたどりつきます。黒い粉の攻撃をしりぞけ、カレと直にたたかいますが、武器をうばわれてしまいます。カレはうばった武器でエネルギーボールをつくりだし、パワパフZ以上の技をくりだして攻撃してきました。絶体絶命のピンチに、ブロッサムは自分のリボンをつかうことを思いつき、リボンブーメランで反撃して武器をとりもどします。そしてカレの攻撃を参考にしたあたらしい必殺技ウエディングケーキスピニッシュで、カレに大きなダメージをあたえました。ユートニウム博士たちもかけつけ、援護してくれたおかげで、にがしはしたもののカレを撃退することができたのでした。
モジョは毎回毎回パワパフZにたおされて、すっかりやる気をうしない、世界征服をあきらめてやけになってしまいます。心をいやすために旅に出ようと思い立ち、旅行会社のパンフレットを見ていたところ、地底人の上野君にふられておちこんでいるキーン先生と出会い、いっしょに日光の温泉へいくことになりました。パワパフZはこっそり後をつけます。日光の猿の間ではモジョはスーパースターでした。猿たちの協力をえて、キーン先生といい雰囲気になりますが、そこに上野君があらわれてキーン先生とよりをもどしてしまいます。怒りのあまりあばれるモジョでしたが、パワパフZにやられてしまいました。しかしモジョは、やはり自分には世界征服しかないと、やる気をとりもどしたのでした。 / モジョが幼児からペロペロキャンディーをうばいながら、パワパフZもあれくらい小さければ勝てるのにとつぶやくのをきいたカレは、キャンディーに黒い粉でしかけをします。それをなめたパワパフZは幼児になってしまいました。これで勝てると思ったモジョでしたが、加減をしらないパワーにやられてしまいます。遊園地であそんで油断させようと考えますが、逆にふりまわされてしまいます。つかれてねむってしまったパワパフZを基地につれかえってたおそうとしますが、目がさめた彼女たちに手をやいてしまいます。アイスクリームをたべさせて頭がいたくなるところをねらおうとしますが、アイスの冷たさに黒い粉がにげだし、もとにもどったパワパフZに、モジョはたおされてしまうのでした。
学校で話題になっているドーナツを買いにいくももこにつれられて、公園へいったみやこは、モンスターとなってしまったタカアキのことをおもいだします。ユートニウム博士からタカアキの情報をきいた3人は、彼が入院していた病院へいって看護士さんに話をきき、治療にながい時間がかかる病気で、なかよくしていた子供たちが次々と退院していき、ひとりきりになって絶望していたことをしります。そのころ、モンスターは森で子供たちと遊ぼうとしますが、その姿を見て、みんなはおそれにげだします。唯一、自分をおそれなかったバブルスの姿をもとめ、公園へさまよいでるモンスター。出動するパワパフZですが、バブルスはモンスターの前で変身をといて、自分がみやこであることをあかすのでした。 / みやこはモンスターに、元の姿にもどれる方法があると説得しました。しかしモンスターは、また入院生活にもどるくらいなら、このままでよいといってあばれはじめます。ブロッサムとバターカップは、モンスターの動きをとめてつかまえようとしますが、たおされてしまいました。みやこはバブルスに変身してモンスターに立ち向かいます。かなわなくても絶対に逃げないその姿に、モンスターは人間の心をとりもどします。バブルスがシャボン玉でモンスターをつつみこみ、シャボンフリーダムをはなつと、モンスターから黒いオーラがぬけだして、タカアキの姿にもどりました。ふたたび入院生活にもどり、今度こそ病気とたたかうとちかったタカアキを、みやこ、ももこ、かおるがお見舞いにいくのでした。
パワパフZとケンは、カレとのたたかいを分析して、まだまだパワーがたりないという結論にたっしました。そこでユートニウム博士は、あたらしい必殺技をかんがえつきます。なづけてラブラブビーム。愛の力で黒いオーラをつつみこむ技です。パワパフZは訓練を始めました。目をハート型にする訓練、歌をうたって3人の波長をあわせる訓練、おどりの訓練、それで高めた愛の力を、ベルトのバックルを合わせることによって放出するのです。訓練の結果、パワパフZが出すことに成功したラブラブビームは、モジョの秘密基地にあたりました。しかしモジョには効果がなく、ゴキブリがラブラブビームのパワーで巨大化して、パワパフZを好きになってしまい、研究所にせまってきてしまったのでした。 / モジョはキーン先生にふられて、おちこんでいました。テレビで、ちょい悪とサル顔がもてるというのをみて、超悪でサルの自分ならもっともてると思い込みます。パワパフZはメイヤー市長から、モジョロボの下敷きになって入院したモジョをみはるように連絡をうけます。モジョはナースのナナコを気に入り、さらにサルが好きだというので、すっかりその気になっていました。しかし、パワパフZがかわりにナースとしてモジョの世話係りになります。パワパフZのいいかげんな世話にたまりかねて、モジョは病院をとびだしますが、そこでナナコがデートしている場面にでくわします。抗議するモジョに、本物のサルではなくサル顔が好きなのだと答えるナナコ。モジョはまた失恋してしまったのでした。
カレは今までの戦いを思い出して、白い光の力をもつピーチがやっかいであることに気がつきます。そこで、ちらばってモンスターとなっていた黒い光のパワーを自分にあつめますが、モジョ、ファジー、プリンセス、ギャングリーンギャング、セデューサ、アメーバボーイズからは、黒い光のパワーがもどってきません。スシパーティの招待状によって、プリンセスとセデューサ以外のモンスターが八本木ヒルズにあつまり、カレは、打倒パワパフガールズZ協同組合の設立をよびかけます。モジョがあばれているという連絡をうけてパワパフZは出動しました。逃げるモジョを追うパワパフZの前に、まちぶせしていたモンスターたちがあらわれます。更にピーチがさらわれたという連絡が入ったのでした。 / カレから与えられたタイツをはいたモンスターはパワーアップしており、パワパフZは苦戦します。だれがとどめをさすかをゆずりあっているすきにパワパフZは逃げだしますが、モンスターたちの背後にだれかがいるとかんがえて、あとをつけます。カレはモジョにピーチを始末させることにして、他のモンスターとジャグジーに行きました。パワパフZはひとりになったモジョをつかまえ、ピーチを助け出します。モジョの話からカレのたくらみを知ったユートニウム博士は、カレを封印するために開発したメカ、ダイナモZをパワパフZに公開しました。しかしメカの説明をする前に、3人はかってにのりこんで発進してしまいます。そして合体して巨大ロボとなって、カレをたおしに向かったのでした。
ダイナモZは戦闘能力がないタイムマシンでした。江戸時代にいって、ケンナイニウムへのつくりかたをきいて、カレを封印するためにユートニウム博士が開発していたのです。モジョからの連絡でそのことを知ったカレは、黒い粉にあとをおわせました。江戸時代で平賀ケン内と大江戸ちゃきちゃき娘にであったパワパフZは、ケンナイニウムへは偶然できたもので残っていないが、氷山からあらわれた白い光がかわりになると知らされます。パワパフZとピーチに宿ったのこりの3つの白い光は、べつの時代にちらばってしまっていました。白い光をいれる袋とエレキテルをもらったパワパフZは、まずは原始時代で白い光を回収しようとしますが、その前にカレにおくりこまれたファジーがあらわれます。 / ファジーをバターカップフィニッシュでたおして白い光を回収したパワパフZは、次に紀元前31年のエジプトにむかいます。そこにはラウディラフボーイズがまちかまえており、スフィンクスで攻撃してきましたが、バブルスフィニッシュでたおしました。1506年のイタリアで最後の白い光を回収したパワパフZの前に、モジョロボにのったモジョがたちはだかります。おいつめられたパワパフZを、白い光のパワーで動きだしたダイナモZがたすけました。ウエディングケーキブロッサムフィニッシュでモジョをたおして、現代にもどってきたパワパフZ。一方、カレはモンスターたちを強くしてやるとだまして、黒い光をとりあげてパワーアップします。そして富士山が噴火をはじめてしまいました。
黒い光の力をあつめてパワーアップしたカレは、富士山を噴火させて、東京CITYを火の海にしようとします。カレを封印するためには、カレの身体と黒い光を分離させ、白い光のパワーがで黒い光をおさえこまなくてはなりません。そのためには、パワパフZとピーチの白い光も必要でした。そうすると二度とパワパフZに変身できなくなり、ピーチもしゃべれないただのデジタル犬にもどってしまいます。ケンは悲しみをこらえて、ピーチの白い光をぬきだします。いたたまれなくなってとびだしたパワパフZでしたが、東京CITYの人たちが火山弾におそわれているのを見て、自分たちはみんなを守りたいという気持ちによって、パワパフZにえらばれたのだと気付き、白い光を使うことを決心するのでした。 / 溶岩の熱を吸収して身体を大きくしたカレは、富士山の噴火で水芸をはじめます。そのパワーにパワパフZは歯が立ちません。ケンとユートニウム博士は、カレが寒さに弱いことをつきとめます。おりしも富士山の噴火の影響で、世界各地で異常気象がおこり、東京CITY湾に氷山がながれつきました。パワパフZは氷山をくだいて、カレの背中にいれることに成功します。その冷たさで小さくなったカレは、エレキテルで黒い光と分離されます。そして黒い光は白い光によって封印され、宇宙にとんでいきました。すべてがおわり、元にもどった3人でしたが、変身コンパクトは失われていませんでした。ピーチもしゃべれます。モンスターもあいかわらずで、何もかわらない日常がまたはじまるのでした。