姉・供恵に薦められ、バイトで市民プールの監視員を勤める奉太郎。省エネ主義の奉太郎が働くところを見てみようと、里志・える・摩耶花もプールに遊びにやってくるが、直前の自主制作映画の一件もあってか奉太郎はいつも以上に浮かない様子を浮かべていた。そんな中、えるは子連れの女性の耳についていた白いものが無くなっていることに気付き、奉太郎に相談する。それがピアスやイヤリングの類であれば、子供などが踏めば怪我に繋がりかねないものの、女性のことで客に恫喝する夫が傍にいるため、直に訪ねるのは憚れるものがあった。古典部は、自分達でその白いものを見つけようと捜索を開始、その過程の中で奉太郎は事の真相に気付くと同時に本調子を取り戻していく。