霊媒体質で引きこもっていた螢多朗。幼馴染の詠子に励まされ、社会復帰を決意し、家庭教師のバイトを始める。そこで受け持つ事になった生徒が、螢多朗を超える霊媒体質の天才少女・夜宵だった。
霊障を抑えるため、螢多朗、夜宵、詠子の3人で『淡宮神社』へお祓いに行く事に。お祓いを終えて疲れきった螢多朗は、曰く付きの人形達が祀られている宝物殿へ導かれてしまう──。
夜宵と出会ってからの心霊体験や、夜宵の言動に恐怖を感じた螢多朗は、心霊スポットへの同行を拒絶する。曰く付きの人形を集め、爪を要求してくる夜宵の真意とは…。
元凶の霊を殺せば呪いは消える。かつて霊障に巻き込んでしまった詠子を救えると知った螢多朗。オカルトから離れ社会復帰に努めるのか、あるいは── 。
螢多朗は旅行サークルの新歓に参加するも、友達を作れずにいた。より深く交流できるようにと、長山会長の誘いを受けて二次会へ向かうが──旅行サークルには、恐るべき真実が隠されていた。
夜宵と詠子に誘われ、螢多朗は気分転換にキャンプ場を訪れていた。いつも螢多朗を支えてくれていた詠子は、左手の呪いをどう感じているのか。初めて語られる詠子の夢とは…。決断の刻、迫る。
想いを伝え合った螢多朗と詠子。螢多朗は大切な詠子を守るため、夜宵と一緒に悪霊集めを始める事を決意する。その後、最初に訪れたのは、心霊スポットの定番。都内最恐の『Sトンネル』だった。
家庭教師のバイト先で、螢多朗は新しい生徒・神代愛依を受け持つ事になった。愛依は昔から不幸体質で、霊に憑かれやすいと話す。それはとある因縁によって引き起こされていて…。
〝神の花嫁〟として死ぬ運命にある愛依。その呪縛は重く、夜宵が捕縛したはずの神は再び愛依の体へ…。復活した神の力により引き寄せられた霊達は、霊媒体質である螢多朗に襲い掛かり──。