「あの時、先生が届けてくれた言葉は──」 かつて大也が通っていた学童を訪問するブンブンジャーの面々。 そこで児童たちにギター演奏を披露する大也。 そんな大也を見た職員が、ふと彼の淡い初恋の話を始める。 初恋の相手はまひろ先生。 独りを好んだ大也少年にギターを教えたのも まひろ先生だったと目を細める職員。 しかし彼女はもうそこにはおらず…。 大也の過去の話に花を咲かせている中、苦魔獣が来襲。 咄嗟に児童を守ろうとした大也と先斗が攻撃を受け、 昏い夢の中へと誘われてしまった。 懸命に起こそうとする玄蕃たちだったが、微動だにしない大也と先斗。 外界と遮断された夢の中。 大也の前に現れたのは、もう会えないはずのまひろ先生だった──。
「落ちこぼれ下っ端三人、一緒に走ってみねーか?」 スピンドーの地球到着を控え掃除に励むサンシーター。 過去一番の大仕事と張り切ってハタキを振るっている。 すると突如空中に開くハイウェイ空間からのゲート。 ゲートから飛び出してきたのはトサカのついたヤルカー、 その名もウェイウェイ・ヤルカーだった。 自身をヤルカー族のエリートと自称するウェイウェイは、 地球で活躍するヤイヤイ・ヤルカーを エリート街道へとスカウトしにきたという。 舞い降りたチャンスに心惹かれるヤイヤイ。 そんなヤイヤイ・ヤルカーを見つめるデコトラーデとイターシャが取る選択は…。 一方苦魔獣と戦う大也たち。 何かを感じた大也が空を見上げると、黒炎を纏う謎の物体が接近。 爆発と共に着地し煙が晴れるとそこに立っていたのは ハシリヤンナンバー2のグランツ・リスクだった──。