プロデューサー七口から新たな冒険番組の制作が発表された。今回のターゲットは伝説の大だこ“クラーケン”。禁漁中のイカ釣り漁船に乗り込んだ探検隊は、危険な海域“バナーナトライアングル”に向かう。
イカ釣り漁船は、安い代わりにとんでもなくオンボロな船だった。しかし、泥酔したアル中船長の予測不能な舵さばきで、サメや障害物を巧みにかわしてゆく。
クジラの体内で座礁してしまったイカ釣り漁船。そこでは元テレビ局のディレクターが、クジラからの脱出を諦めて優雅な生活を送っていた。クジラの中は想像以上の快適な空間だったのだ。
ロケを放り出して、クジラの中で一日中サウナを楽しむ取材班。しかし、プロデューサー七口の顔が七岡の脳裏に浮かびあがり、鬼の形相でロケに行くよう指示される。
クジラの体内でようやく出口を見つけるが、漁船がエンジンの不調で肛門に向かって流され始めてしまった。しかし、七岡はサウナから着想を得たある秘策を使って、クジラからの脱出を図る
漁船は洋上で立ち往生。さらに経費節約のあおりを受けて会社からスマホを没収されてしまったので救援が呼べない。しかし、昔ながらのある通信手段を使って、プロデューサーと連絡を取る。
依然としてエンジンの不調を抱える漁船。取材班はあらゆる手段を使って救援を求め、ようやく一隻の船が助けに来てくれた。しかしそれは、周辺の海域で恐れられている、大金稼ぎの海賊団の船だった。
たいした身代金が期待できない小さなテレビ局は、口封じのため海に沈められることになった。必死に「キー局」ということをアピールする取材班。果たして彼らの主張は聞き入れてもらえるのか。