水ポケモンマスターのカスミは、ハナダジムのジムリーダー。るすの多いお姉さんたちをたすけ、ジムをまもっている。 そんなカスミのもとに、ナナコがやって来た。どうやらナナコは、愛する野球チーム・エレブーズのおうえんのために、ハナダマリンスタジアムにむかうらしい。たまたまいあわせたケンジもくわえ、ひさしぶりの再会によろこぶ一同だった。 ところがそのすぐあと、カスミあてにナゾの男から挑戦状(ちょうせんじょう)がとどく。そこには、命をかけたバトルをしたいと書いてあった。もちろん、ジムリーダーのカスミはにげるはずもなく、その男に会いに行くことにする。 そして、ようやく「命をかけた」バトルのスタート。しかしそこへ、ロケット団のヤマトとコサブロウがあらわれた。ナナコもくわわり、バトルは大さわぎに…。
ポケモンマスターをめざすヒロシと相棒(あいぼう)のピカチュウ・レオンは、旅のとちゅうでマリオンシティという大きなまちにやってきた。ヒロシが古びたポケモンセンターにつくと、そこはちょうど、さぎょういんたちによって強引(ごういん)にとりこわされそうになっていた。ヒロシは必死(ひっし)に、とりこわしを止めようとするジョーイを助ける。 ヒロシがジョーイに聞くところによると、このポケモンセンターはとりこわす必要がないうえ、若くして命をうしなった友達“ニック”との大事な思い出がつまった場所なのだと言う。むちゃなとりこわしを何とか止められないかとなやむヒロシ。その目の前にとつぜん、緑色につつまれたポケモンがあらわれた。
ムサシとコジロウ、そしてニャースの出会いは、ロケット団員の養成訓練所(ようせいくんれんじょ)である。そのころのムサシは、かなりの天才ぶりをはっきしていたのだが、せいかくにちょっともんだいがあり、いっしょに組むチームメートはすべて彼女についていけずリタイヤしてばかりだった。そしてそんな彼女の最後のパートナーとしてえらばれたのがコジロウである。「どんなコトからもにげたことがない!」と言い切る男前のコジロウは、なんとかムサシの足をひっぱることもなく、課題(かだい)をクリアしていく。 いっぽう、そのころすでにしゃべることができるポケモンとしてまわりをおどろかせていたニャースは、幹部(かんぶ)のサカキ様からのとくべつなめいれいをうけ、ムサシ・コジロウチームといっしょに行動することになるが…。
サトシのライバルであるシゲルがポケモン研究者(けんきゅうしゃ)になるためのたびに出てから、ずいぶんの月日がたった。そんなある日、彼のおじいさんでもあるオーキド博士とケンジのもとへ、一通の手紙がとどく。それは、シゲルからふたりへの招待状(しょうたいじょう)だった。げんざい自分が研究をおこなっているサイダ研究所で見てほしいものがあるというのだ。 さっそくサイダ研究所のあるサイダ島にむかうオーキド博士とケンジに、かせきポケモンのプテラがおそいかかってきた。シゲルの研究とかんけいがあるらしいこのプテラは、だいぶ気むずかしいようす。そしてそこに、すっかりせいちょうしたシゲルがむかえにやって来た。だが、さらにロケット団のヤマトとコサブロウがプテラをつかまえるためにあらわれて…。