ケイは堂嶋とのコンビで代打ちに臨む。相手側の代打ちは関と、変わり果てた姿になった畑山だった。破滅という名のギャンブルを楽しむために人間を辞めたという畑山の異様さに、自分の覚悟はぬるかったと自虐的な笑みを浮かべる堂嶋。1回戦をチョンボで負けて終わらせた後、2回戦に突入する前に彼は驚愕の宣言をする。この勝負に負けたら自分は麻雀をやめる。それどころか二度と牌を握れないように両腕を丸々切り落とすと――!!
高津はこの麻雀の黒幕が関であること、そしてケイが裏切り者であることを確信する。関にわざと振り込もうと牌を手に取るケイを見て、高津は銃の引き金に指を掛けるが……。
関を裏切り、けじめをつけるために切腹したケイ。そのまま麻雀を続けるケイの姿に自らのアイデンティティを取り戻した畑山。今や関は完全に孤立していた。しかし、出血が止まらないケイに残された時間はあとわずか。ホチキスで傷口を止める高津の荒療治を受けてオーラスに臨むものの、限界は迫っていた。そんなケイを見て時間稼ぎをする関をその場にいた誰もが許しはしない。彼らはケイの命を張った大勝負を見届けようとしていたのだ。
高津組による佐々山組麻雀賭博場への荒らしは、高津の予想以上に時間がかかっていた。戦場と化したマンションに現れた高津組「一軍」の松本は二日間ぶっ通しで打ち続けるケイに学校に行くように促し、その間は自分が引き受けると言う。翌日、学校から佐々山組のマンションに向かったケイを松本が穏やかな顔で迎えるが、その姿を見てケイは愕然とする。松本は両手の指をすべて切断されていたのだ。松本を負かしたのはアイという女だった。
すべてを読むことができるアイの瞳に追い詰められ、ついにケイは自分の指すべてをかけた勝負を受けさせられる。負ける恐怖におびえるケイに「逃げるな」と声を掛ける松本。その言葉にハッとさせられ、ケイの顔つきが変わっていく。それでもアイは余裕の構えを見せていたが、自分の手牌をオープンすることから始まったケイの不可解な行動に、次第にケイのことが読めなくなっていく。初めて焦りを募らせるアイを、ケイは見逃さなかった。
昇心会との縄張りを賭けた勝負で相手側の代打ちとして現れたのはケイのクラスメイトの上野と幼なじみの優だった。昇心会は優を人質としてケイの動揺を誘おうとするが……。
TBA
TBA
TBA
TBA
TBA
TBA
TBA
TBA
TBA
TBA
TBA
TBA