行方不明となった子どもを助けるため、吸血鬼退治人ロナルドはドラルク城へ向かう。そこに住むのは、 真祖にして無敵と恐れられる高等吸血鬼ドラルク。しかしその実態はドアに挟まれただけで塵と化す史上最弱の吸血鬼だった。
オータム書店の担当編集フクマから電話がかかってくる。ロナルドが執筆する人気小説『ロナルドウォー戦記』2巻の原稿締切は今日だったのだ。忘れていたロナルドとなぜか巻き込まれたドラルクは逃走を図るが、フクマは原稿回収を迫る。
ロナルドはドラルクを連れて退治人組合を訪れる。 同じ退治人のシーニャがドラルクを気に入ったことで急遽ロナルドVSシーニャの『ドラルク争奪戦』が開催される。わざと負けようとするロナルドだが、途中、絶対に負けられない理由ができる。
吸血鬼対策課の半田が、ロナルドの事務所を訪ねてくる。視察のためと言いつつ、真の目的はロナルドの弱みを掴むことにあった。何かを隠したがっている様子のロナルド。好奇心をくすぐられたドラルクは半田を手伝うことにする。
辻斬りナギリは不死の肉体を持ち、己の血液を刃にする強力な吸血鬼。ロナルドたちは吸血鬼対策課と協力して行方を追う。一方、ドラルクとジョンは散歩の途中で謎の人形を拾う。それは辻斬りナギリの魂が閉じ込められた人形だった。
ドラルクに誘われたロナルドは、ドラルク一族の新年会に行くことになった。目的は吸血鬼退治人として監督するためである。ドラルクの父をはじめ多くの吸血鬼たちが集うなか、正体がバレないよう、ロナルドは監視を続ける。
Y談しか話せなくなる強力な催眠術『Y談波』を操る恐るべき高等吸血鬼・Y談おじさん。『Y談波』を浴びたロナルドやヒナイチをはじめ、新横浜中が下ネタワンダーランドになってしまった。Y談おじさんを止めるべくドラルクやロナルドは町を奔走する。
新横浜で連続児童誘拐事件が発生し、ロナルドたちは事件にあたる。 一方、町内フットサル大会に参加したジョン。夕方までに帰る約束が時間を過ぎても帰ってこない。 ドラルクとロナルドはジョンが事件に巻き込まれたのではと心配する。
ロナルドの不注意でゲーム機のコンセントを抜かれてしまい、拗ねたドラルクは事務所を出ていった。 帰ってこないドラルクにイライラするロナルドと心配するジョン。 一方ドラルクは泊めてくれる人を探して退治人ギルドを訪れていた。
東京で活躍する若き吸血鬼退治人・籠目原ミカヅキが新横浜にやってきた。 ロナルドたちは滅多に来ない後輩を歓迎するが、ミカヅキは冷めた態度を崩さない。 討伐要請が入り、ロナルドらに実力を見せつけようとするが……?
オータム書店の編集者サンズは、ロナルドウォー戦記の大ファン。 担当交代をかけて何度もフクマに決闘を申し込むが一度も勝てず、直接交渉しようと事務所を訪れる。 しかし憧れのロナルドを前に、緊張のあまり暴走してしまう。
幼い頃のドラルクは仕事で多忙な母・ミラとあまり会えなかった。 そんな在りし日の夢を見たドラルクが目を覚ますと、体が子どもになっていた。 ロナルドが事務所に帰ってきたため、咄嗟にドラルクの弟を名乗ることにする。
電車で出掛けた帰り、ロナルド、ショット、武々夫、マナー違反の4人は、吸血鬼による結界・裏新横浜駅に降りてしまう。 出口がなく無人で電波も届かない隔絶された空間に絶望――すると思いきや、4人は状況を楽しみ始める。
ロナ戦3巻の締め切りが迫るなか、原稿に悩むロナルドに、 フクマは編集部にある特別執筆室での缶詰作業を提案する。 大作家のようだと期待して了承するロナルドだったが、そこにはベルトコンベアに乗った机とタイマーがあり……?
無差別に吸血鬼の靴下を狙う、人間・靴下コレクション。 ドラルクいわく、吸血鬼は己の所有物に執着するため靴下を片方取られただけで衰弱死してしまうという。 ドラルクを皮切りに新横浜の吸血鬼たちが次々に靴下を奪われてしまう。
コゼンラニウムが巨大化し、新横浜を歩き回る事件が発生。 なんとか動きを止めようと試みるロナルドたちだが、攻撃を受けると防衛本能により尻がさらに巨大化してしまう。 窮地に陥るロナルドたちの前にゼンラニウムが現れ……?
下等吸血鬼の夢吸いにより、昏睡状態になってしまった武々夫を助けるため、 ロナルドとドラルク、ジョンは武々夫の夢の世界に入り、中から起こすことにする。 だが現実とはかけ離れた夢の世界にロナルドたちは困惑する。
新横浜を覆う怪しい霧。その夜、ドラルクは誰かに叩き起こされる。 棺桶から出るとそこにいたのは子供になったロナルドだった。 ヒナイチに助けを求めるが、こちらも赤ちゃんに。慌てて退治人ギルドへ駆け込むがそこも子供だらけで……?
ロナルド、ヒヨシ、ミカヅキは吸血鬼退治に向かうも雪山で遭難してしまう。 山小屋に避難するがそこにはマイクロビキニたちもいる。 寒さが増すなか、残された手段は裸で温めあうことだが、各々の思いや意地が錯綜し誰も言い出せない。
商店街のくじ引きで温泉旅行を当てたドラルクとジョン。 だがそこには吸血鬼対策課、退治人ギルドの面々、そしてなぜか吸血鬼たちも。 奇跡的にスケジュールが重なり、新横浜の新しい名所・百和温泉に全員勢ぞろいしてしまう。