無性に肉を食べたくなったマイケルは、家族としゃぶしゃぶを食べに。見事な霜降りの和牛の肉を眺めているうち日本の牛は、ビールを飲み、クラシック音楽を聞き、マッサージされて育てられている、という話を思い出す。すると自分の手で牛をもんでみたいという欲望が抑えられなくなった。一家は牛の産地として有名な、三重県・松阪へ。果たして“牛をモミモミ”というおかしな願いをまともにとりあってくれる牧場は見つかるのか?
四国にやってきたマイケルたち。旅の目的は香川名物の「うどん」…ではなく日本の調味料の代名詞ともいえる「しょうゆ」だった。立派な武家屋敷の老舗しょうゆ蔵で一家を出迎えてくれたのは、武士の末えいだという男。こだわりの製法や新商品の説明をしていたが…。
鼻毛に白いものが混じっているのを見つけたマイケルは、忍び寄る老いが急に恐ろしくなってしまう。長生きをして世界中のおいしいものを食べつくしたいと切に願うマイケルは、家族を連れて沖縄へ飛ぶ。伝統的な沖縄料理が長寿にいいらしいという話を聞き、自らの舌でその真偽を確かめるためだった。マイケルが見た長寿のヒケツとは!?
帰国を前に「温泉」にやってきたマイケルたち。最初は戸惑っていたリスンたちも、その解放感に、すっかり温泉が気に入ってしまう。そして旅館の夕食に、北海道で食べそびれてしまったカニが供されてマイケルは幸せの絶頂に達する。そこへ例によって、トシから突然の電話がかかってくるが…。
マイケルは、日本での最後の1日を、子どもたちの願いを聞き入れてテーマパークで過ごすことにした。アスガーとエミルは大はしゃぎだったが、マイケルは全く楽しくない。そして、あろうことか子どもたちとの約束をほごにしてアンコウ料理を食べに行こうと言い出してしまう…果たして感動のフィナーレを迎えることができるのか?そして英国一家は、最後に何を食べるのか?
家族4人での100日に渡る日本食べ歩きの旅を終え、ロンドンに戻ったマイケルは、その体験を綴った本を上梓して一躍時の人に。ある日、出版記念のトークショーで「僕は、いまや日本料理の第一人者さ」と得意になって語っていると、目の前に日本料理界の重鎮・鬼塚が現れて「おせち」についてたずねられる。しかし、マイケルは答えられず、プライドをズタズタに傷つけられてしまう。その様子を見ていた親友のトシに「おせちの意味を知りたいなら、まずは稲刈だ!」と電話で言われたマイケルは、いてもたってもいられず、米作りの名人に会うため単身、秋の福島・郡山へと向かう。そして、そこで“何か”をつかみ、今度は、家族を連れて正月の日本を再び訪れる。英国一家の正月体験やいかに? 今回のスペシャルでは、実写の“マイケル”が登場。「おせち」「餅」「とそ」など正月料理の神髄にアニメーションのマイケルともに迫る。