Plato は設立以来、業界のリーダーであり続けています。しかし、その経営は悪化の一途をたどっていた。一方、三枝克明（ディーン・フジオカ）は、オーナーの大原麻衣子（草笛光子）からプラトンの総支配人に就任するよう誘われる。ホテル経営のプロフェッショナルで「ホテルの怪人」として知られ、経営不振のホテルの立て直しや売却に一役買うと噂されている。社員たちが戸惑う中、三枝が最初に目をつけたのはコンシェルジュの木下かすみだった。
三枝は「ホテルの顔」ともいえるレストラン部門の改革に着手する。ブッフェの価格設定や食材調達などに工夫を凝らし、着実に成果を上げ始めるが、総料理長・中条（益岡徹）が旗艦改革の前に立ちはだかる。 レストラン。マ・メゾン。ナカロ・スタティフがサエドゥサを拒絶したため、サエドゥサはナカロに“ある提案”をするが… 一方、サエドゥサとマルコはコンタチレストラン「マ・メゾン」にいる。中条が三枝を頑なに拒否するため、三枝は中条に“ある提案”をするが… 一方、三枝と舞子は接触していた。 大手ホテルチェーンを経営するシンガポールの実業家、チョウ・ハオラン・カトウ・マサヴァル氏と。大手ホテルを建設中のシンガポール人実業家、チョウ・ハオラン（加藤雅也）と
プラトンの売却に向けて舞子が周との駆け引きを進める中、三枝は退職を間近に控えるベテランのハウスキーパー・大山幸代（根岸季衣）の慰留に心血を注いでいた。しかし頑として首を縦に振らない幸代。三枝は幸代との会話の中でプラトン初代総支配人・東堂克生（村上弘明）の理念に触れ、改革に向けたヒントを得るが......。一方、客室係の外国人スタッフが一斉に辞めると言い始め、三枝は苦境に立たされる
三枝は、かつての恋人・小百合（矢田亜希子）と無然の再会を果たす。婚約者とプラトンで挙式する予定だと話す小百合。一方の三枝は感傷に浸ることもなく、粛々と宴会部門の改革に着手する。巨額の損失を生む悪質なキャンセルへの対応では周の力を借り、難を乗り越えるが......。そんなある日、小百合が挙式をキャンセルしたいとプラトンを訪れる。三枝との再会がキャンセルを招いたのでは、と気をもむかすみは、ある行動に出る。
プラトンの買収交渉が本格化する中、周が来日。迎えた三枝と舞子は、プラトンの売却が、後には引けない状況にあることを覚悟する。混乱を避けるためにスタッフにはホテル全体の改修工事をすると通達し、水面下で売却に向けた準備を進める三枝。しかし、駐車場の一本松の問題が立ちはだかる。売却に当たって松を撤去する必要があったが、松の所有者である立花源治（石橋蓮司）には、その松に並々ならぬ思い入れがあったのだ
プラトンの買収計画が明らかとなり、混乱の渦にのまれるプラトン。三枝は従業員を集め、計画が事実であり、プラトンが解体予定であることを伝える。従業員たちが抱き始めていた三枝への頼は反発と失望へと一転してしまう。一方、三枝は周へのある提案に一縷の望みを託す。そして近づく、プラトン最後の日。明らかになったのは、三枝が総支配人を引き受けた真の理由だった。果たしてプラトンを待ち受ける運命とは......