体内に最凶の妖夢・境界の彼方を宿す半妖の少年・神原秋人と、その妖夢・境界の彼方を唯一倒せる存在の少女・栗山未来。二人は出会うべくして出会い次第に惹かれ合っていった。戦いも終わり、二人で生きることを選んだ秋人と未来。普通の日常が続くはずだった・・・未来は秋人を救う代わりに全ての力を使い切ってしまい消滅してしまう。しかし未来を諦めきれない秋人。秋人は「境界の彼方」から奇跡的に未来を取り戻すことができたが、喜んだのも束の間。その代償から未来は記憶を失っていた。春になり新学期が始まっても未来の記憶が戻ることはなかった。高校3年になった二人。未来の幸せを願う秋人は次第に未来を避け始める。しかし、そんな秋人の思いも知らず、惹かれるままに秋人に近づく未来。そんな二人のもとへ未来を知る人影が・・・秋人の思いとはうらはらに、未来はまた自分自身と向き合う戦いへと赴くこととなる。