母の日が近づいた夜、健は多恵の病室にこっそりバラの花を届ける。浩志にとって母の日にプレゼントするのはカーネーションではなく、多恵の好きなバラだった。 生きる気力を失う多恵を元気づけたい直の提案で、健が浩志の曲「赤の月」を多恵の前で演奏することになる…。