新米弁魔士のセシルは、バタフライ法律事務所へ初出勤の途中に銀行強盗の現場に遭遇してしまう。偶然、現場に居合わせた男・小向日が「ノーフェイス」と呼ばれる強盗団の一味を殺害してしまい、その場の勢いで彼の弁護を引き受けることになったセシル。「正当防衛」を主張する小向日を信じて戦うことを決めるセシルだが、その理由には殺人犯として服役しているセシルの母、芽美の過去が関係していた。
小日向の「正当防衛」を主張するセシルは、この事件は強盗間でおこった仲間割れによる殺害事件と主張する検察と公判で衝突する。セシルは、彼の無実を証明するため証拠探しを始める。
バタフライ法律事務所の弁魔士・蜂谷の前に、爆破致死事件を起こした容疑者の真夕があらわれ、自分の弁護を依頼する。
今回、バタフライ法律事務所に舞い込んだ依頼は、猟奇的な連続殺人容疑者、ツグジという男の弁護だった。ツグジは、これまでに魔術使いばかりを15人も殺害している。そんな凶悪な人間を弁護することに疑問を持ったセシルは、自分の仕事内容に葛藤してゆく。
ライバル法律事務所シャークナイトの工白の魔禁法違反と殺人容疑を弁護する依頼を受けることになったセシル。セシルのパートナーには、バタフライ事務所内でもスローでマイペースなことで有名な年寄りの鎌霧が任命されるが、噛み合わない二人は事件解決への憂慮気な情報をつかめずにいた。
セシルの魔禁法違反により多額の罰金を請求されるバタフライ法律事務所。いっそ魔術の力なんて使えなければいいのに、と悩み落ち込むセシルを事務所の先輩の甲原が元気づけようとコスプレイベントに誘う。
バタフライ法律事務所の一行は研修のためボストンへ向かう。研修が予定より早く終わり帰国までの空いた一日休暇をセシルは、お目付役の穂樽と一緒に事務所の車で故郷カナダへ帰り父に会うことを決意する。
故郷オンタリオで久しぶりに写真家の父デビットとの再会を果たしたセシル。同行した穂樽にも母が収監されている経緯を語る。セシルの母親の事件を知った穂樽は、再審請求のためにセシルに協力することを自ら申し出る。
東京に戻ったセシルは、母・芽美の6年前の事件を再検証し始める。楓の言葉から、母の事件とカナダの襲撃事件に何か関係があることを知る。事件は誰かによって仕組まれたのではないか?そんな思いで、昔の事件を蒸し返しはじめるセシルに当時の関係者達は不快感を見せる。
実はセシルの身柄をずっと狙っていた静夢。静夢の魔の手に落ちそうなセシルを寸前で救ったのは、シャークナイト法律事務所の鮫岡だった。静夢と鮫岡の魔術対決が始まる…!
マカル派によって、セシルはついに捕らえられてしまう。ルシフェル召喚の儀式がいよいよ始まり、都内各所に突如現れる巨大な魔法陣。セシルの運命は…。
逮捕され起訴されたマカル派のボス、麻楠がセシルに弁護を依頼する。6年前の母の事件を明らかにすることを約束し、いざ法廷へ向かうセシルだったが…。