主人公は、"着飾る女"真柴くるみ(川口春奈)。インターネット通信販売で若者から支持を集めるインテリアメーカー「el Arco Iris」(エル・アルコ・イリス=スペイン語で"虹"の意)の広報として、プレスリリースやメルマガ作成などの広告宣伝を担当。会社に貢献したいと宣伝を兼ねて始めたSNSでは10万人近くのフォロワーを持ち、インフルエンサーとしても活躍。会社のため、フォロワーのため、そして密かに想いを寄せる社長・葉山祥吾(向井理)のため、「憧れの存在」であり続けようと背伸びし努力する日々…。そんな真柴だが、日々の業務に追われ、マンションの契約更新を忘れていたせいで部屋を追い出されてしまう。真柴の唯一の女友達であり、「姉御」と慕う人気フードスタイリスト・早乙女香子(夏川結衣)の計らいで、真柴が行き着いた先は、表参道の一等地に建つマンション。表参道の高級マンションで優雅な1人暮らし!と思いきや…そこにいたのは既成概念を覆す、カオスなメンバーたち。キッチンカーでバルを営業する料理人で超マイペースなミニマリスト・藤野駿(横浜流星)、駿のはとこでオンラインカウンセラーとして悩み相談を請け負っている関西人・寺井陽人(丸山隆平)、近所の高級スーパーでバイトをする傍ら、現代アートの絵画やオブジェを作るアーティストの卵・羽瀬彩夏(中村アン)。この3人に真柴と香子という、縁もゆかりもない、年齢も職種もバラバラの5人でルームシェアがスタートするのだった。
駿(横浜流星)が部屋で目を覚ますと、隣で祥吾(向井理)が気持ちよさそうに寝ていた。このシェアハウスの珍客に1番反対すると思った駿だったが、意外にも祥吾を受け入れる。自分がかつて好きだった人のことを快く受け入れる駿のことが、ますますわからなくなる真柴(川口春奈)。祥吾と思わぬ再会を果たしたことで、真柴はいつかバイヤーになるという夢をより一層強める。祥吾はその夢を全面的に応援すると伝え、次第に2人の距離が近づいていく。その一方で真柴と駿の心は離れていき…。そんな中、陽人(丸山隆平)は妊娠騒動以来、羽瀬(中村アン)が自分を避けているのでは?と気にしていた。羽瀬の"塩対応"に惑わされる陽人は関係を改善させようと奔走するも、2人の間に思わぬアクシデントが。シェアハウスには新たに祥吾が加わり、奇妙な6人の共同生活が始まる。
真柴(川口春奈)は「やりたいことは、やれ」という駿(横浜流星)のアドバイス通り、以前から気になっていたランプの買い付けをするため、生まれ育った故郷・初島へ向かう。しかしランプ工房の主人に提案を拒否され、真柴は落胆する。そんな中、なぜか祥吾(向井理)が真柴を訪ねて初島にやってくる。対応に追われる真柴だったが、真柴の母・すみれ(工藤夕貴)は、真柴と祥吾の仲を疑い…。一方、2年前に自分のせいで閉店したはずの店が、場所を変えて営業をしていることを知った駿は、抱えきれない後悔にさいなまれる。さらに、羽瀬(中村アン)の依頼でデッサンのモデルになってから、モヤモヤとした気持ちを抱いて接していた陽人(丸山隆平)は、ある時思い切って羽瀬の気持ちを尋ねてみることにしたが…。真柴は祥吾と共に初島での時間を過ごすも、とんでもない状況に発展してしまうことになる!
元彼女で、以前勤めていた店「オルテンシア」のオーナーの娘でもある福本葉菜(山本千尋)と再会した駿(横浜流星)は、店に来るよう言われ、動揺する。真柴(川口春奈)は駿の元気のない様子が気になり声をかけるが、はぐらかされるばかり。そんな中、真柴と駿の関係を知った香子(夏川結衣)は、2人にフレンチレストランの大人デートをプレゼントする。デートを楽しみに過ごす真柴と、以前の店に戻るか苦悩する駿。すれ違う日々が続き、真柴の不安は増すばかり…。そんな真柴の様子を見かねた祥吾(向井理)が動き出し、真柴と駿の関係に大きな変化をもたらすことに。一方、酔い潰れた羽瀬(中村アン)を部屋へ運んだ陽人(丸山隆平)は、羽瀬に自分の正直な想いを伝える。