新右衛門(堺雅人)は、奥津源三郎(榎木孝明)がかつて無双の剣豪だったと知り、手合わせを願う。しかし奥津は、「もう剣は捨てた」と取り合わない。剣客が立て続けに斬殺され、奥津が犯人と分かる。新右衛門を挑発するため、奥津が仕組んだのだ。奥津を許せない新右衛門が挑むが、奥津は圧倒的に強い。偶然に新右衛門が勝ちを拾うが、奥津は「人の血に染まった身は、無明の闇に沈む。お前も同じ」と言い残して死んでゆく。