景虎(後の上杉謙信)は、越後の国主として采(さい)配を振るう一方、自らを毘沙門天の生まれ変わりと信じていました。一方、晴信(後の信玄)は戦わずして景虎の力を弱めようと画策します。そんな折り、春日城では、景虎失跡の騒動が起きました。比叡山に登り僧侶になると言う景虎を、直江実綱は「誰が越後の国を守るのか」と諭します…。