マキ(谷村美月)は新たな依頼が入った事を松平(段田安則)から告げられる。依頼人の斉藤あやめ(高岡早紀)は俳優陣のファイルを見て、マキの事を気に入ったという。今回、マキが演じるのは新しく出来た稲荷社の御言葉のお告げ役だった。あやめは悩みを改善すると理由を付け、女性に守り石を500万円で売りつけようとする。マキは詐欺の片棒を担ぐ事は出来ないと訴えるが、あやめは飽くまでもヒーリングビジネスだと主張し、お告げ役をしっかり演じる事を要求。マキの契約期間は3ヵ月だった。
翌日、あやめはマキのために野菜一杯のインスタントラーメンを作る。その姿に田舎の母をダブらせたマキは、自分を選んだ理由を訊ねる。あやめは魚座の自分と相性が良い蠍座のマキを選んだと説明。あやめはこの間まで占い師だったと明かし、その時に相棒だった親友、鍋島篤子について語り始める。夫は暴力亭主で、全て捨てて別の男と逃げ出した篤子。その男にも捨てられた彼女と占いの学校であやめは知り合ったという。
篤子は不治の病で入院中らしく、あやめはお守りから幼い女の子を抱いた篤子の古い写真を取り出してもっともらしくマキに説明する。子供は篤子が20年前に捨てた娘だという。篤子の病室からスカイツリーが見えるらしく、あやめは完成するまで生きていて欲しいと願う。篤子の医療費に500万円かかると明かすあやめの表情から、その資金を稼ぐために詐欺まがいの事をしているとマキは納得する。その時、何者かが玄関に石を投げ込んでくる。あやめは一緒に投げ込まれた串刺しのナース人形を見て顔面蒼白になる。
マキがあやめ