雪の降る季節。卒業を前にした川名みさき。盲目の彼女は、さまざまな思い出の錯綜する学校の屋上で、一人想いをめぐらせていた。一方、演劇部に所属する上月澪は、卒業生を送る会で演じる舞台の練習に励んでいた。そんな二人の記憶の中にはある少年との約束があった。みさきと澪との約束は果たして守られるのだろうか…。