満開の桜並木の中、自転車を押しながら進む瑞佳。そして瑞佳は、桜の木のたもとで一人うずくまって泣いている少女を見かける。少女の名前は椎名繭。飼っていたフェレットが死んでしまい、悲しんでいるのだった。ある朝、瑞佳は学校でチェロの音色を聞く。鳴り響くチェロの音色が、瑞佳の記憶の中の何かを呼び起こす…。