田舎駅のプラットホームに希望と不安を持った少女、七瀬留美が降りた。学校へと続く道にある踏切へ元気に向かう留美。一方、手に「K・M」のイニシャルが刻まれているバイオリンを持った、どこか悲しげな少女、長森瑞佳が踏み切りを待っていた。そして一年後、二人は親友になっていた。少年をめぐる留美と瑞佳の物語…。