自分を人魚だと信じて疑わない記憶喪失の八方斎(はっぽうさい)。置き去りにして逃げ出した第三協栄丸(だいさんきょうえいまる)さん。その後を追う山田(やまだ)先生、土井(どい)先生。ところが、途中の小川で学園長がおぼれていたのだ。