兄・清十郎(榎木孝明)の仇を取ろうとする伝七郎(光石研)を、武蔵(市川新之助)は三十三間堂で討ち果たす。危機感を募らせる藤次(阿部寛)は一門を集めていきり立ち、小次郎(松岡昌宏)にも協力を依頼。再ぴ戦いに身を投じようとする武蔵を太夫(小泉今日子)らは悲しい思いで見守る。一乗寺の下見に行った武蔵の前に、小次郎が現れる。小次郎は、藤次が総大将として清十郎の甥である10歳の少年を立てると告げて去る。