護(阿部サダヲ)は友樹(鈴木福)の風邪がうつったのか熱を出す。学校へ出かける薫(芦田愛菜)と友樹が、階下の居酒屋「クジラ」の彩(比嘉愛未)に「マルモ、よろしくおねがいします」と伝えると、陽介(世良公則)は護の部屋を心配して訪ねてくる。すると、陽介は護のほっぺたが腫れていることに気が付いて「まさか、おたふくとかじゃないよな?」と指摘する。心配になった護は実家の母・節子(真野響子)に自分が子供のころおたふく風邪にかかったことがあったかどうかを尋ねるが、節子は「忘れちゃったわよ。あはは」と笑い飛ばす。 一方、小学校に入学した双子だが、給食のクリームシチューに入っているにんじんを残す友樹。担任の杉下(六角慎司)に好き嫌いはだめだといわれて困る友樹を見て、薫はそっと友樹のにんじんを食べてやる。護は病院でおたふく風邪と診断され、さっそく双子から隔離される。 その頃、護を心配した母親の節子がアパートを訪れる。双子から隔離されて押入れにいる護にかわって、玄関を開けたのは薫と友樹。節子は状況がつかめず驚くが、双子が護の親友、笹倉(葛山信吾)の遺した子供をひきとったと知って驚く。そんな節子に護は、2、3日ゆっくりしていけば、と話して双子の面倒を節子がみることに。節子は双子が亡くなったパパに会いたいとさみしがる姿を見て、護に「あんたにお嫁さんでも来てくれれば別だけど、このままじゃあの子たちにさみしい思いをさせるだけ」と反対する。護は彩に、節子から男手ひとつであの子たちを育てることに反対されたと話す。 一方、護が体調を崩して大変だと、真島(小柳友)から聞いたかな(滝沢沙織)は、先日の出張でお世話になったお礼もしたいからと、お見舞いに行きたいと連絡をしてくる。最初はかなの申し出を断った護だが、かなにとあるお願いをする。そのころ、高木家には彩が差し入れを持って来ていた。彩は、節子から男手ひとつで双子を育てることに反対されている護を心配して、「私、護さんとお付き合いしてるんです」と節子に切り出す。驚く節子、双子、ムック。すると、そこへかながお見舞いに現れて・・・?