護(阿部サダヲ)にキャッチボールを教わる薫(芦田愛菜)と友樹(鈴木福)。そこへ、薫と友樹のクラスメートである隼人(貴島康成)が通りがかる。薫は隼人の両親が忙しく、いつも1人で遊んでいるので一緒にキャッチボールしようと声をかけようとするが、隼人はそそくさとその場を離れてしまう。翌朝、薫が隼人に今度は一緒にキャッチボールをしようと話すと、隼人は明るい表情を見せるが、周りの男子生徒から「女とキャッチボールか」とからかわれて、隼人は思わず薫にきつい言葉をかけてしまう。 一方、護はかな(滝沢沙織)が先日、護のおたふく風邪を見舞ってくれたお礼に食事に誘うと、かなは快諾。浮かれて帰宅した護は、かなとデートをすると双子に自慢するが、すぐに薫の様子がおかしいことに気がつく。訳を聞いてみると、隼人にからかわれて傷ついたことを薫は護に話す。しかし、女の子の気持ちがわからない護はからかっているだけなんだから無視すればいいと軽く受け流してしまう。一方、薫は両親が忙しく孤独を感じている隼人から「マルモは本当のパパじゃないから、いつか捨てられる」と言われて、不安を募らせていく。 ある日、護は、あけぼの文具の鮫島(伊武雅刀)と共に伊達(吉田鋼太郎)という男のところへ会いに行く。伊達は、鮫島がクレーム対応しているうちに仲良くなった男で、今ではさまざまな相談を鮫島がしているという。そこへ、薫がけんかをしたと学校から連絡があり、急いで護は学校にかけつけるが、怪我をしたのは隼人。謝らない!とむくれる薫に護は「面倒見切れない」とくちばしってしまって・・・。