時多駿太郎(松本潤)は、最近、探偵社に姿を見せない新田輝(瑛太)とが、ある料亭の女将の浮気調査中だと聞く。依頼主は林原(正名僕蔵)という男性で、林原の愛人である女将を調べてほしいとのことだった。愛人の浮気調査という依頼に、旭淳平(大泉洋)や水野飛鳥(仲里依紗)はしらけてしまう。
新田は料亭向かいのアパート2階を借り、女将が送り出す客を見張っていた。そこへ、駿太郎が差し入れと週刊誌を持ってくる。その表紙には、警視庁幹部の収賄事件についての見出しがあった。
同じ頃、桐原由貴(吹石一恵)と後藤将司(金田明夫)は、警視庁幹部の峰永賢一(近江谷太朗)の自宅で盗聴器を見つけた。うなだれた峰永の傍には、あの週刊誌があった。そこに載った峰永と男の写真は、新田がアパートから撮ったものだった。
そんな折、何気なく週刊誌をめくった駿太郎は、新田が撮った写真に気づく。そこには、峰永が企業から受け取った裏金についての記事があった。浮気調査中に撮った写真がなぜ雑誌に載っているのか、新田が雑誌社に売ったのか。探偵たちに緊張が走るなか、探偵社のドアが開き、由貴と後藤が捜査員を引き連れて入って来た。新田に住居侵入の容疑がかかり、探偵社に差し押さえ令状が出ているという。そこへ、藤崎瞳子(松嶋菜々子)が戻ってくる。瞳子が事情説明を求めると、由貴は峰永宅から盗聴器が発見され、週刊誌の記事が盗聴した内容に一致することから、新田に容疑がかかっているのだと明かした。
捜査員たちによって、ほとんどすべての機材や荷物が押収され、探偵社は開店休業を余儀なくされる