妻の陶子(石田ゆり子)と正式に別居することになったハジメ(ユースケ・サンタマリア)は、ひとり息子の力(加藤翼)とふたりだけの生活を始める。ハジメは、陶子が旅行に行ったと力に説明し、炊事や洗濯はもちろん、保育園の送り迎えなどを懸命にこなす。 ある朝、保育園が振替休日であることを知らなかったハジメは、仕方なく力を編集部に連れて行く。それを見た編集長の小町(江波杏子)は、事情を察し、ハジメを励ます。実は小町は、妻に浮気されたQ&Aサイトの相談者がハジメであることも見抜いていた。 心配した轟(沢村一樹)は、いつまでも陶子のことを力に言わないわけにはいかないのではないか、とハジメに尋ねた。ハジメは、そんな轟に、陶子のことを許すつもりだったがQ&Aサイトに書かれたある質問が頭から離れない、と告げる。それは、「あなたは、妻の他の男に抱かれたことを忘れることができるのですか?」という質問だった。 そんな中、ハジメは、大学時代の後輩でもあるカメラマン・恵介(鈴木浩介)から、ハジメと陶子の仲人も務めた大学時代の恩師が亡くなったことを教えられる。ハジメは、陶子に連絡を取ると、力の世話を轟に任せて、通夜と告別式の手伝いをするために恩師が住んでいた八ヶ岳へと向かった。 ハジメと陶子は、天文部時代の仲間であるノッチ(石井正則)たちと再会する。ハジメと陶子が別居していることなど知らないノッチたちは、ふたりとの再会を喜び、昔のようにハジメのことをからかったりしていた。 同じころ、轟は、力を連れてハジメの家に戻る。するとそこに、玉子(ともさか