一豊(上川隆也)は長浜城へ入城、ついに二万石の城持ち大名となる。「婚礼の晩のお約束、お守りくださいましたね」と歓喜する千代(仲間由紀恵)。一豊は吉晴(生瀬勝久)、一氏(田村淳)と共に、いずれ豊臣家の継嗣となろう秀次(成宮寛貴)の宿老にも命じられる。吉事は続いた。本能寺の後、行方知れずとなっていた康豊(玉木宏)が訪ねて来たのだ。康豊が味土野で幽閉中の玉(長谷川京子)に助けられたと聞き、千代は驚く。秀吉(柄本明)の取りなしで玉が細川家に戻ったことも初耳であり、大きな喜びだった。しかし宮津城に戻った玉は夫・忠興(猪野学)に側室がいる事を知り所在なさを覚える。その頃、大坂城では茶々(永作博美)が三成(中村橋之助)をさらに取り込もうとしていた…。