貫井(堤真一)は、苦しい立場である現状を受け入れ、今までと変わらずに頑張っていくことを籐子(深津絵里)、壮吾(坂口憲二)、吉武(西村雅彦)らと確認しあった。籐子も、任された楠木文具の仕事に打ち込んでいこうと気持ちを切り替える。そんな籐子に、楠木文具の社長(志賀廣太郎)は、百周年を迎えるにあたり、今一度文房具にスポット当てたいという。「そのために大きな広告をうって話題を集めたい」というのだ。
籐子は、社長のためになんとか力になりたいと思った。
壮吾は、人の心配をしている暇はないとたしなめるのだが・・・。だが、この籐子の思いに貫井が協力したいと言い出す。大手化粧品メーカーが「ぜひに貫井ともう一度組みたい」とオファーしてきたにもかかわらず・・・。
貫井の性格をよく知る吉武は、渋々と貫井が楠木の仕事をすることを認めるのだった。
貫井と籐子、はじめて二人はコンビを組んで仕事をすることになった。
そして貫井は、ささやかな仕事ではあるが初心にかえったような生き生きとした仕事ぶりを見せるのだった。その様子をみて、壮吾は、「なんだか二人はいい感じですね」などと吉武に耳打ちするのだった。
一方、春菜(矢田亜希子)は、貫井の気持ちがどうしても掴みきれず、籐子との仲も気に掛かり、苛立ちを深めていた。籐子のこともなんとなくさけるようになり、気遣う籐子にも冷たくあたり、またそんな自分に嫌悪感を抱くようになっていたのだ。
籐子は、そんな状態を感じとっていた。そして、これ以上このままの状態を続けておくことは、互いにとっていいことでは