楠木文具から新たな仕事の依頼がきた。貫井(堤真一)は迷うことなく当初から付き合いをしていた籐子(深津絵里)のクライアントだとして、創立記念の会社案内制作という仕事を籐子に任せることを決める。小さな仕事とはいえ、仕事を一任されたことを喜ぶ籐子。
だが、そんな籐子に春菜(矢田亜希子)が思いがけないことを告げた。なんと、兄・勇祐(谷原章介)が仕事で滞在していたミラノから帰国しているというのだ。
籐子は動揺する気持ちを押さえながら、3年振りとなる勇祐との再会にときめき、その日に備えてのダイエットを開始するのだった。
事務所でもあれほど食べていたおやつを一切口にしなくなった。貫井は春菜から事情を聞いて、籐子の急な絶食の意味を知った。だが、貫井の中には、「振られた人には2度と会いたくないものなのに・・・そこまで努力してるということはまだお兄ちゃんのこと好きなのかも知れないし、兄も籐子さんのこと気になってるみたい・・・」という春菜の言葉が妙に気に掛かってしまうのだった。
数日後、籐子は勇祐と久し振りに食事をした。「昔とかわらないね」の言葉に思わずガッツポーズする籐子。そして、そんな籐子に勇祐は続けて言った。「もう一度始めないか?・・・結婚して欲しい」と・・・。
勇祐は、付き合っていた彼女と別れ1人になってみてようやく籐子の大切さを気付いたという。「ほどなく東京を離れミラノに戻るが、一緒に行ってほしい!」。籐子は、その時までに答えを出すことになった。
以来、仕事も満足に手がつかいような状態になってしまった籐子。だが、