貫井(堤真一)とまた食事ができたことがよほど嬉しかったのか、春菜(矢田亜希子)は帰ってきてもそのことばかり。籐子(深津絵里)に、「今度事務所の方に遊びにいってもいいですか?」といい出す始末。まさか、製薬会社の宣伝部長である父親とのコネが欲しくて食事をセッティングしたのが始まりだったとは、さすがの籐子も言い出せなかった。
一方、壮吾(坂口憲二)は、一度はダメになったと思った食事会が思いがけない方向に転び大喜び。貫井は、「言われた通りにしたまで・・・」と素っ気なく言うが、壮吾は、これまで女性に対してあれほどの応対をした貫井を見たことがないと指摘し、貫井が春菜に対して好印象を持ったことを確信していた。数日後、籐子の仕切りで再び四人が食事をすることになった。
真季(猫背椿)からは、「春菜には『父親とのコネを作るため』ということは内緒。そして貫井には、『春菜と貫井の2人をくっつけるため』ということは内緒、そんなウザいこと辞めておけ」と言われたのだが・・・。食事会は、和やかなムードで進んでいた。壮吾が二人に気を使って携帯の番号の交換をしてあげたりしながら。だが、そこに、春菜に今日のことを聞いたという長谷川郁子(菅原禄弥)が姿を現したのだ。この前のフォローもしてなかったと慌てた壮吾は、別の所で話しをしようと郁子を促したが、怒りに震える郁子は、その場で春菜と食事をしたのは父親とコネを作るためだったことを暴露してしまったのだ。
その夜マンションに帰ってから、籐子はすべてを内緒にしていたことを何度も何度も謝った。そして壮吾は