ことごとく得意先に手を回し、仕事を妨害しているのは事実なのか?と貫井(堤真一)は信頼していた元上司の吉武(西村雅彦)に迫るが、「当然のことだし、お前のような人間が大嫌いなんだ!」と吉武に言い返され愕然となる。
だが、「まだ何もはじまってない!」という籐子(深津絵里)のことばに貫井は、いま一度得意先を回ってみることから始める。
一方、籐子と木村(坂口憲二)は貫井が鼻にもかけない小さな仕事を一つずつでもやっていこうと決め、動いていた。途中、事務所に置くためのソファーなどを物色しながら、それでも楽しそうに。
そんな中、木村がある製薬会社とのツテを持ってきたと報告する。聞けば、その会社の宣伝契約の一切を取り仕切る部長の娘とのお食事会だという。「冗談だろ?バカバカしいっ」ビジネスに対しては真っ向勝負の貫井は相手にしない。だが、木村はどんなきっかけも大事にしたいとその娘と会うことにするのだった。一石二鳥のオイシさもあって。
だが・・・その当日、木村があるアクシデントに巻き込まれ約束の場所にいけなくなったと連絡をよこしてきた。急遽、木村の代役を勤めることになる貫井。しかし、やってきた相手・長谷川郁子(菅原禄弥)はその場にいるのが木村でなく、“オヤジ”の貫井であることにあからさまに不満の表情を浮かべている。
とそこに郁子の友人という女性が現れた。なんとそれは春菜(矢田亜希子)。だがこの時二人はまだ、お互い籐子という共通の知人がいることなど知るはずもなく、その後、郁子が仮病を装い帰ってしまったことで二人きりの楽しい時を過