とある島の中学校、隣の席の女の子・高木さん(月島琉衣)に、何かとからかわれる男の子・西片(黒川想矢)。今日こそは高木さんをからかい返してやると奮闘するも、高木さんはいつも西片の上をいくからかい上手だった。 ある日、高木さんをからかい返そうと筆箱をびっくり箱に改造する西片だが、高木さんに見透かされ、逆にからかわれてしまうのだった。次こそはと悔しがる西片に消しゴムを貸して欲しいとお願いする高木さん。すると、高木さんは“消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切ると両想いになれる”という、小学生の頃に流行ったおまじないの話を持ち出す。子どもっぽいと相手にしない西片だったが、消しゴムと西片を交互に見てニヤニヤする高木さんの反応に焦り「返してほしい」と懇願する。ようやく消しゴムを取り返し、確認する西片だったが……
学校までの道を歩いている西片(黒川想矢)の前に現れた高木さん(月島琉衣)。自転車に乗っていない理由を聞いた西片に、高木さんは「西片と手を繋いで学校に行きたいから自転車を置いてきた」と朝からからかって嬉しそう。西片はタジタジになりながらも、「高木さんが自転車じゃない理由を当てたらオレの勝ちっていうのはどう?」と勝負を持ちかけるのだった。 休み時間。クラスの男子たちと腕相撲をしている西片がなかなか勝てずにいると、「一番弱い人と勝負したい」とやってくる高木さん。流石に西片が優勢と思われたが、高木さんのひと言で勝負は思わぬ方向へ・・。さらに、高木さんに一矢報いようと、ある秘策を思いついた西片だったが‥!?
2学期の終業式当日。今年最後くらいは、高木さん(月島琉衣)に勝利したいと目論む西片(黒川想矢)の隣で、高木さんは編み物をしている。15歳の男の子にあげるプレゼントだという高木さんに、西片は動揺を隠せず…⁉ 帰り道、高木さんと西片は、今年最後の勝負をすることに。すると、高木さんから“相手を喜ばせた方が勝ち”という勝負を提案される。何をあげようか悩む西片が駄菓子屋に行くと、そこには高木さんの姿が・・・。果たして勝負の行方は・・・? そして迎えた新年。“今年こそは高木さんにからかわれないように”と神社でお参りする西片、その矢先、またしても高木さんに突然声を掛けられ、からかわれてしまう!「あけましておめでとうございます!」新年一発目の勝負の行方は・・・!?