放送終了後もとどまらない圧倒的な人気にこたえ、仮面ライダー鎧武がVシネマで帰ってくる! 今度の主役は斬月とバロン!! ヘルヘイムの真実を知り人類滅亡へのカウントダウンが始まったことを知ったアーマードライダーたち。突きつけられた現実を前に、それぞれの信念に基づいて行動を開始する。強さを求め続ける戒斗と、人類救済のため「プロジェクト・アーク」の実行へ覚悟を決めた貴虎――。TVシリーズ20話後相当を舞台に、描かれることのなかった斬月、バロンのそれぞれの知られざる真実が明らかになる! 鎧武外伝、ここからはこいつらのステージだ!
ここは、サッカーが勝敗を決する世界―。 大歓声に包まれた、沢芽市のスタジアム。 間もなく、葛葉紘汰たちチーム鎧武と、駆紋戒斗たちチームバロンの戦いが始まろうとしていたが、その戦いはインベスゲームではなかった。彼らが勝敗を決するのは、サッカー。「オールライダーカップ」が、いよいよクライマックスへとさしかかっていたのだった。 チーム鎧武には、すでに死んだはずの角居裕也もいた。そして両チームの試合を見守るのは、チームシャルモンの凰蓮、城乃内、初瀬。さらにチームゲネシスの貴虎、シド、耀子…。各チームが目指しているのは、勝ち残った者だけが手に入れることができる、あらゆる願いを叶えるといわれている「黄金の果実」であった。 「何かがおかしい」。紘汰は気づいていた。ヘルヘイムの植物に浸食されているはずの沢芽市がなぜ?裕也や初瀬は、なぜ生きているのか?そして、紘汰の前に度々現れる、謎の少年ラピスの正体は!? そんな紘汰の不安をよそに「異変」は始まりつつあった。「黄金の果実」を得て究極の力を手に入れた新たなライダーによって次々と倒されるアーマードライダーたち。果たして、すべての陰謀のカギを握っていたのは!?そして紘汰にも、かつて経験したことのない、大いなる危機が迫っていた――!
シリーズの舞台である“沢芽市”を再開発した、巨大企業ユグドラシル・コーポレーション。 その研究部門のリーダーである呉島貴虎(くれしまたかとら)が変身するのが仮面ライダー斬月(ざんげつ)である。 メロンの鎧をまとった純白のライダー。「子供」である鎧武たちに対し「大人」として立ちふさがり、目的のためには手段を選ばない冷酷なリアリスト。 仮面ライダー龍玄(りゅうげん)に変身する弟、光実(みつざね)にはつい甘くなりがちで目が曇る。 進む貧困と止まない紛争によって衰退の一途を辿ることとなったトルキア共和国。かつてそこは巨大企業ユグドラシル・コーポレーションによるプロジェクト・アークの実験場となっていた。すでに役目を終えたはずのその地で異変が起きているとの情報を得た呉島貴虎は、約8年ぶりにトルキア共和国に足を踏み入れるが、予期せぬ襲撃を受け、巨大な穴の底に広がる地下世界・アンダーグラウンドシティに落下してしまう。 トルキア共和国で最も危険な場所、アンダーグラウンドシティ。多くの少年、青年が生き残るための殺し合いが行われていた。そして、そこでは戦極ドライバーにロックシードを装着し、アーマードライダーに変身した者たちもいた。血の流れる殺し合いの場にボロボロの姿で倒れこんだ貴虎は、落下の衝撃で記憶喪失となり、自分の名前すら思い出せない状態になっていた。チーム“オレンジ・ライド”のリーダー、アイムによって助けられる貴虎。そんな中、突如現れる見知らぬアーマードライダー。その驚異的なパワーにざわつくアイムたち。貴虎は朦朧とする記憶の中で、そのアーマードライダーが「斬月」であることを思い出していた。 アイムたちに協力を仰ぎ、失った記憶を取り戻す手掛かりであるアーマードライダー斬月をおびき出す計画を立てる貴虎。だが同じ頃、貴虎の行動や抗争の様子を街中に仕掛けたカメラで監視し続ける男がいた。その男は、ある理由から貴虎に復讐を遂げようとしていた…。
沢芽市からヘルヘイムの脅威が去って数年後―。今、新たな危機が、沢芽市に迫っていたー。 今や世界的パティシエとして人気絶頂の城乃内。秘書の鈴鹿を従え、テレビ出演やサイン会など芸能活動に精を出していた。 その様子を見て心中穏やかでない凰蓮の元に、貴虎から傭兵としての任務の依頼が入る。 その内容は「城乃内を始末しろ」というものだった―!
凰蓮が変身した“仮面ライダーブラーボ キングドリアンアームズ”に襲われた城乃内を助けた“仮面ライダーグリドン”。 その正体は意外な人物だった―! そして再び戦極ドライバーを手にした城之内は、絶体絶命の中、新たな力を手に入れるー! 「仮面ライダーグリドンVS仮面ライダーブラーボ」堂々完結!!