私たちは、お茶などの清涼飲料水を、毎日ペットボトルで1本分、年間で186リットル以上も購入して飲んでいる。しかし、現代の消費者は、味や価格以外にも、機能性や安全性、環境への配慮など様々な基準で飲料を選ぶため、メーカーもその対応を迫られているのが現実だ。お茶飲料でトップシェアの「伊藤園」は、北米やアジアに続いて、欧州市場を狙う。だが、ヨーロッパは特に環境規制が厳しく、また無糖の緑茶を飲む習慣がないため、浸透させるためには様々な課題があった。一方、コーヒーチェーンのスターバックスは、「コーヒーの豆かす」を使った、ある試みを始めていた。地域も巻き込んだスターバックスの戦略とは?SDGsを武器に仕掛けるビジネスの最前線を見つめる。