深刻化する人手不足。どの業界も働き手を求める中、急成長している労働市場がある。面接も履歴書も必要なしで、スマホのアプリから、単発で「スキマバイト」をするスポットワークだ。企業の副業解禁などの中、その手軽さから、空いた時間に様々な仕事を請け負い、報酬を得るスポットワーカーたちが急増している。若者世代だけでなく、シニア世代にも広がり、登録者はのべ2500万人に拡大。人手不足が深刻な飲食業界・ホテル・運送業・介護業界など様々な業界で、スポットワーカーが欠かせない存在となっている。雇用主とスポットワーカーを繋げるアプリを開発し、スポットワークという新たな市場を開拓した業界の先駆者タイミー。現在、900万人のスポットワーカー登録者を抱え、スキマバイト利用率No.1を誇っている。今年、この急拡大するスポットワーク市場にメルカリ、LINEヤフーなど大手IT企業も続々と参戦、市場競争が激化している。業界No.1を守るために、タイミーが打ち出した新たな戦略は、スポットワーカーたちの能力に応じた「賃上げ」。深刻な人手不足の中、即戦力の人材が欲しい企業に、タイミーが抱える優秀なスポットワーカーたちをマッチング、高時給で雇ってもらうというプロジェクトだ。さらにキャリアアップしたいスポットワーカーたちに正社員化への道筋をつけていくというチームも立ち上がった。急拡大するスポットワーク市場の最前線に密着。待遇改善への挑戦を追った。